職人不足

声優事務所「プロ・フィット」プロダクション業務を来年3月末に閉鎖へ　人気声優が多数所属…移籍・独立へ
　「「『プロ・フィット』は素晴らしい声優や スタッフに恵まれ、またファンの皆様の応援のお陰で本日までプロダクション業務を行うことが出来ました。ただ今後数年間、責任のあるマネジメントを行うには厳しい状況にマネジメント事業部が陥ってしまう事が確実になり、数年とはいえ未来ある声優の時間をプロダクションの都合で奪う事は出来ないと判断致しました」と説明した。」

　これはビックリ。
　所属声優はいわゆる「売れっ子」が多いので、経営難が理由とは思えない。
　あくまで推測であるが、ベテランマネージャーの退職などによる人員不足が理由ではないだろうか？
　聞くところによると、声優の場合、かなりの大物でもオーディションから案件を獲得することが多いらしく、そうなると、応募等の手続きが結構煩雑で、「職人」のような手腕が必要なのかもしれない。
　仕事はどんどん入ってくるが、これを上手く捌ける人が不足していれば、マネジメント業務が立ち行かなくなることは想像できる。
　そうだとすると、仮に、岡本信彦氏が、受け皿となる会社を設立したとしても、根本的な問題が解決されるわけではないだろう。
　ところで、業界は違うが、コロナ問題の影響だろうか、このところ介護関係者の離職が非常に増えているようだ。
　この仕事も、代わりになる人がすぐ育つわけではなさそうなので、不安を覚えてしまう。