Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

7月のポトラッチ・カウント(9)

2024年07月28日 06時30分00秒 | Weblog
② 山崎街道の場
 舞台転換の場つなぎのため、花道で光秀の家臣たちが三法師とお通の行方を詮議。
③ 姫路秀吉陣所の場
 秀吉の陣所に、主君の命により秀吉に仕えることになった孫市が控えている。
 孫市は、父の首と引き換えに命を長らえたばかりか、新しい就職先を得たのである。
 喜多頭は、何という子供思いの親であったことか!
 いずれにせよ、こういう社会が根本的におかしいということは間違いないだろう。
 そこへ三法師を背負ったお通が現れ、秀吉の庇護を請い、秀吉もこれを応諾する。
④ 姫路海上の場
 海路、堺へ向かった秀吉一行を、突然の嵐が襲う。
 お通は懐剣を抜き、我が身に突き立て、自らの命を海神に捧げると告げて、海に身を投げる。
 何と、神代の昔のヤマトタケルの妃:弟橘姫の故事に倣った人身供犠である。
 これは明らかポトラッチなので、5.0ポイント:★★★★★を計上。
 すると大綿津見の神が現れ、お通の人身供犠を嘉納して、海を鎮めさせた上、船を天駆ける天の鳥船へと変じさせる。
 なんと、大綿津見の神に対しては、人身供犠が奏功したのである。
⑤ 道中の場
 このタイミングで但馬守が出陣するが、早い展開の中でいったいこの人はいつ登場した人物だったのか、相当数の観客が忘れてしまっていたように思う。
 間が空くとこういうことが起こるのである。
⑥ 大滝の場
 大量の水を使った滝での対決で、迫力で言えば今年一番のレベルである。
 残念ながら私はみることができなかった「雨に唄えば」では12トンの水を使うというが、今回は何トンくらい使ったのだろうか?

(3)大詰め
 ほぼ舞踊なので、社会学的・法学的分析の対象から除外。

 以上をまとめると、「裏表太閤記」のポトラッチ・ポイントは、20.0:★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★。
コメント
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