Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

ロースクール批判

2006年08月27日 06時56分36秒 | Weblog
 ある会でたまたま同じテーブルに座ったある高名な法学者(「A先生」と呼ぶ。)は、同時にロースクール批判の急先鋒としても知られている。ふだんどのような批判をされているかは知らぬが、そのときは、以下のような批判をされたのが聞こえた。
1 ロースクール制度は、そもそもアメリカの押し付けである。特に、アメリカ系企業の法務部に、日本の弁護士資格を持った社員を手っ取り養成するために押し付けたものである。
2 ロースクール制度は、日本の財界、特にM内氏が、弁護士資格を持った自社の社員を大量に確保したいがために推進したものである。
3 ロースクールは既に教育の体をなしていない。まともにやろうとすれば、司法試験の予備校とならざるをえない。
4 ロースクールを出ても就職できない人の方が多いと思われる。
5 実務会も本音ではロースクール生を歓迎していない。弁護士も本当は危なっかしくて採用したくないと思っている人の方が多い。
 ・・・バーディーは、上の批判は正しい(側面を有する)と思う。また、このような批判が、ロースクール内部ではしにくくなっている(傾向にある)ことも憂慮している。
 にもかかわらず、重要なのは、従前の法学教育のままでよかったのかどうかということなのである。これについては、ほぼ疑いなく、「ノー」と言えると思う。
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田舎の結婚式

2006年08月26日 20時02分07秒 | Weblog
 いろいろな結婚式に出たが、地方都市の結婚式は面白い。なぜなら、田舎と都会の両方のやり方をみることができるからだ。
 バーディーの二人の兄は、いずれも田舎で結婚式を挙げた。田舎の結婚式というものは、体験した人しかわからないかもしれないが、各テーブルがてんでんバラバラに世間話を初めて勝手に盛り上がるというもので、無秩序社会の縮図といえる。これに対して、ドラマタイズされた都会の結婚式は、折り目正しく進行するが、下手すると盛り上がりに欠ける。
 ・・・どちらも確かにいえることは、結婚式(披露宴)は、新郎にとっては苦痛にほかならないということである。
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実刑と執行猶予の間

2006年08月26日 14時39分54秒 | Weblog
 刑事裁判で悩ましいのは、実刑か執行猶予かで判断が微妙な事件である。研修所の教官は、同一事例であっても、「懲役6月」と「執行猶予5年」いずれの判断もありうるという。
 だが、考えてみれば、そのような事件は、既に被告人がある程度の期間身柄拘束をされている場合が多い。そして、このような身柄拘束期間の一部は、刑の執行にあたり控除されうるのである(「未決勾留日数の算入)。そうすると、例えば、懲役6月でうち4ヶ月は控除されるため、実質懲役2月というケースもありうる。そして、短期自由刑は、「あまり効果がなく、初犯者に対してはむしろ有害でさえありうる」と指摘されているのである。
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世界が完成する日

2006年08月25日 07時56分21秒 | Weblog
 以前、エマーソンのいわゆる「世界が完成する日」は、良く晴れた5月の一日が想定されていると書いた。だが、私見では、このような日は、一年のうち少なくとも3~4日はあると思う。
 そのうちの一つが、よく晴れた晩夏の夕刻であると思う。東京の街中でもよいが、田舎でもよい。夕暮れ時、山小屋からライステラスを眺めていると、ツクツクボウシの蝉時雨が始まる・・・という感じであろうか。
 そろそろそんな日がやってきてもいいような・・・。
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オーストリア版少女監禁事件?

2006年08月25日 07時33分01秒 | Weblog
 Police may have ID'd girl missing for 8 years
 8年間行方不明になっていた18歳の少女が発見された模様。犯人は、少女を密室に閉じ込めていたが、列車に投身自殺していた。少女は密室から自力で脱出。今のところ、医師の診断では傷害などは発見されなかったが、警察は性的虐待を疑っている。
 ・・・世界中にこんな少女がもっといるに違いない。そういえば昔「コレクター」?とかいう映画もあったし・・・。
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格差社会を考える(その6)

2006年08月24日 22時09分38秒 | Weblog
 格差社会を支えているのが一般大衆であるという証左に、最近発生した事件を挙げることができる。それは、ライブドアの堀江社長らによる証取法違反事件である。
 検察の言うとおりであるとすれば、確かに、堀江社長らのやったことは、犯罪にあたる。だが、仮にそうだとしても、それは本当に大きな罪なのだろうか、というのがここでの問題意識である。
 「関連会社間の利益の付け替え」など、バーディーの金融機関での営業経験からしても、もはや「日常茶飯事」といってよい。もちろん、これに対しては、LDのような上場企業と中小企業とを同列に論じてはいけないという反論もあろう。だが、日本の証券市場・証券会社・金融当局が、そもそも一般大衆から信頼されているだろうか?ここに私は、アメリカの金融市場との最大の相違があると思うのである。
 おそらく、将来、日本で直接金融が飛躍的に拡大することはないだろう。それは、国民性の問題もあるし、英米流のディスクロージャーが日本型経営になじまないからでもあるが、そもそも証券会社(ひいては直接金融という仕組み)が、一般庶民にとって信頼できないからでもある。
 正直な話、相当多くの上場企業が、LDと似たようなことをやっているだろう。にもかかわらず、ホリエモンがスケイプ・ゴートにされた背景には、「成り上がり」を許さない一般大衆のセンチメントがあると思われる。そして、これこそが、格差社会を支えているものなのである。
 
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テロ未遂?・・・12人逮捕

2006年08月24日 07時34分58秒 | Weblog
 12 passengers on Dutch flight arrested
 AP通信の速報。記事から詳細は分からない。こないだテロのあったインドのムンバイ行きの便のようである。
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音楽の功罪

2006年08月24日 00時01分26秒 | Weblog
 朝、通勤途中の地下鉄駅で「サウンド・オブ・ミュージック」のBGMが流れ、心の安らぎを覚える。だが、他方、法廷では、「ノリのいい曲」を聴いているうちに気分が高揚し、車を超スピードで走らせたあげく数人の死傷者を出したという事件を傍聴する。
 ・・・人間を破滅へと誘う音楽の魔力は、「カーメルンの笛吹き」に見るとおりである。「モーツアルトは胎教にいい」だの、「バロック音楽はα波を促進する」だのといった、音楽の効用は強調されているのに対して、音楽の弊害・危険性は、今のところ十分研究されているわけではない。
 
 
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格差社会を考える(その5)

2006年08月23日 07時24分29秒 | Weblog
 安倍・谷垣・麻生3氏が初対決
 ここで、三候補に加え、立候補の意向あるも20名の推薦人を集めきれず出馬を断念した鳩山邦夫、河野太郎の5人は、いずれも2世・3世であることに気付いた。もはや政治家の子供でなければ政治家にはなれないといっても過言ではない。その一方で、政治家は、「改革」「憲法改正」「再生」などという言葉を好んで用い、大衆に訴えかける。言葉だけが空しく飛び交う時代である。
 ところが、大衆の側も、現状にそこそこ満足しており、変化を恐れている、というよりも、格差社会を支えているのは、実はこのような大衆の精神構造であるとみる。
 ところで、社会が急速に発展しているところでは、若者が社会の表舞台で活躍するとともに、社会的地位の変動も著しい。明治維新期の日本がそうである。貧しい地方の農家出身の青年が、いきなり政界・財界で活躍する、その一方で旧来の名家は没落する、などなど・・・そのような時代は、「成熟した」日本には二度とやってこないだろう。
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上がり始めた出生率

2006年08月22日 22時03分48秒 | Weblog
 なぜかBBCの記事;
Japan birth rate begins to rise
 原因は、経済成長と雇用情勢の好転によるという。どうも幻想っぽい。やはり、専門家によると、この傾向が継続するかどうかは、楽観を許さないらしい。
 ・・・そういえば、橋本内閣時代も、「景気反転気配!」などという時期もあったし・・・。
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