パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

現代音楽としてのモーツァルト

2011年10月05日 19時20分04秒 | 音楽

大げさな話ではなく、毎日通勤の車の中でiPodに収めたモーツァルトを聞いている時

何気なく感じたこと

 

昨日レコードで聞いたリーリー・クラウスのK331は

明るい音色でサラっとしていて良かったな!

などとハイドン・セットの1曲を聞きながら回想していると

不意に、自分にとってはこれらモーツァルトの音楽は

全然昔の音楽じゃない、それどころか楽器間や声部感のやり取り

心理的なニュアンスなんかはとても楽しめるし

全く現代の音楽(ポピュラー音楽)そのものだ!

と言う思いに襲われた

 

何が古い音楽で、何が新しい音楽か?

 

音楽史上からすればモーツァルトは確かにウイーン古典派の音楽

そして残念ながら頭ごなしの音楽教育のせいで

楽しむより先に勉強の要素が大きくなってしまい

ちょっと避けて通りたい人の多い音楽の分野に属するかもしれない

 

しかし、慣れてしまうと本当に豊かな世界がそこにある

つまりは慣れて楽しめるコツ、瞬間を一旦知ってしまえばこちらのもの

音楽は決して古いものではなく

今でも楽しむことに充分通用する

 

同じ事はバッハでもそうかも知れない

シャコンヌなんかはホント現代音楽だ

とチョン・キョンファの実演の時に感じたことも思いだした

 

そういえば演歌?にしたって

「影を慕いて」なんかは

グリーンスリーブスや庭の千草並の音楽として

充分対抗できそうな気がする

(もっとも何をもって対抗するかは問題だけれど)

 

古い音楽、新しい音楽

それを決めているのは一体何か?

生まれた時点だけで決められない!

とつくづく思うこの頃

 

それにしても相変わらず話がまとまらないなあ

ま、いいかっ!

 

 

 

コメント
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