パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

101匹目の猿とFacebook

2011年10月06日 20時08分47秒 | Weblog

チュニジアのジャスミン革命は別名Facebook革命

この革命は瞬く間に隣国に飛び火

それどころか世界中の至る所で革命に至らずとも

デモは頻繁に起こっている

 

アメリカでもウォール街へのデモ

日本でも反原発のデモ

 

この一気の広がりがFacebookを通じて行われたことから

こうした名前がついているわけなのだが

確かに媒介としてはFacebookなのだけれど

ちょっと本質はもっと別のところにありはしないか?

というのが今日の独断

 

昔の「生命潮流」と言う本だったと思うけど

芋を洗う猿が、ある地区で何%以上の閾値を越えると

遠く離れた地域でも突然芋を洗う猿が出現する

と言う仮説を述べたと勝手に解釈し、思っているけれど

確かに不思議と同時期に遠く離れた所で同じような発想、

行動を起こすことはあるものだ

 

で、今回のこと

何が共通しているか?を考えると

共通するのは、「お上は当てにならない」ということ

お上、あるいは現在実質的に社会を支配している人々は

当てにならない!ということが

ほとんど全世界的に共通認識として人々の心に芽生えたような気がする

 

つまり、何かの閾値を超えて101匹目の猿が出現したというわけだ

 

今までなんとなく見逃していたようなことが

面倒でも一人ひとりがしっかりしないとダメなんだ

と言って急進的に何かする訳じゃない

柔らかな共通認識

それが今回の本質ではないのか

 

話は変わって、スティーブ・ジョブズ逝ってしまった

まだ56歳なのに

彼の考え方、こだわりが好きだった

デザイン、使い勝手、感触、質感、

そしてトータルなビジネスモデル、

それらはジョブズの価値観がしっかり反映されたもので

今後ここまで未来への洞察力があり美的センスのあるCEOは

生まれないだろうな!

少なくとも自分が生きている間は

 

Googleは賢いと思うけど

美的じゃない

Facebookはどうも商売的すぎるから好きじゃない

 

アップルのその先

見たかったな、残念

 

そしてジョブズさんには

お疲れ様!

の一言を

 

 

コメント
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