今年は珍しく大河ドラマを見ているので
ついでにこの時代のことをお勉強してみた
しかし、より興味深かったのは
ドラマティックな政権闘争より
貴族の生活などについての事柄
---------------------------------------------------------------------------------------
貴族は起きると、属星を七回唱え、鏡で顔を見、具注暦を見て
その日の吉凶を判断する。ついで楊枝で歯を掃除して口をすすぎ
手を洗う。仏の名を唱えて、帰依している神社を心のなかで念じ
昨日のことを日記につけた。
貴族の食事は1日2回で、1回目は巳の刻(午前10時頃)
2回目は申の刻(午後4時頃)であった。
食事(朝ごはん)のあとは、髪をすき(ただし3日に1度)
手足の爪を切る。しかも丑の日には手、寅の日には足と決まっていた
古く日本では寅の刻(午前4時頃)出仕し、午の刻(正午頃)退出することになっていた
しかし、次第に政務・儀式の開始時刻が遅れるようになった。
その理由は公卿達が時間通りに参内しなくなり、最低限の人数を確保するために
時間をずらしたことが慣例化した。
小学館 日本の歴史 平安時代 揺れ動く貴族社会から抜粋
-----------------------------------------------------------------------------------------
人ってどの時代も変わらないな!
それが実感
政権闘争もわが子をトップにしたい親のエゴと
周辺の関係者の利権確保のため
そういえばこの本の別のページには
税の取り立ての難しさが書かれていたし
監視が届かないところでやりたい放題の
連中の存在も書かれていた
また最澄と空海のちょっとした揉め事も、、
歴史は人間の織りなす出来事
そしてその人間のいい加減さは
困ったものだが
それでも、だからこそ安心・ほっとするのは何故だろう
真面目すぎる話にどこか嘘を感じてしまうのは
斜に構え過ぎか?