パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

安物買いの銭失い

2014年09月01日 20時28分45秒 | 徒然なるままに
何度も繰り返し失敗するものに
「安物買いの銭失い」がある

結局のところ低価格のものは
品質もそれだけの商品で、
ほとんど満足感を感じることはない
好意的に考えても満足というよりは
我慢ができる範囲に収まっている

最近薄型テレビが映らなくなって
家電屋に出かけた
別に特に安いものを求めたわけではないが
7年前に購入した時よりは安く求められるかな
と思いつつ、特に余分な機能も必要ないので
求めやすい(低価格の)商品を購入することにした
それで充分と思っていた

ところが、家に設置してみると
いきなりガッカリと言う印象
まず綺麗に写る視野角が狭い
左右から見ると薄ぼんやり
それにデザイン的に、あるいはコストを抑えるために
スピーカーを犠牲にしているので音が貧弱というかパワーが無い
それから質感が随分チープ
樹脂の品のないテカテカした感じで安っぽい
最後にリモコンもサイズが以前のものより随分小さくなって
これもまたチープな感じで愛情を持つことは難しい

ということで、「しまった、ミスった」が正直なところ
充分調べて行かなかったこちらが悪いのだろうが
それにしても最近はなんで全てこうなのだろう?

価格が安い商品
それと極めて高額な商品
その両極化している
特に安い商品は冒頭にも上げたように
ただ安いだけ!の商品群が圧倒的に多い

日本の得意とするところはお値打ち感
松竹梅の竹の部分(上中下の中)
このクラスの価格で盛りだくさん、
似非豪華みたいなところが得意だったはずなのに
いつの間にか価格が全てを優先し
結局は失望させる商品しか作っていない

製品は大量生産が可能なもので
十分検討されて望まれて生まれた子ではなく
直ぐに忘れられるような商品ばかり

この価格ならこの品質でも
どうにか我慢できる!と言う製品ばかりでは
結局大量生産大量消費の世界となって
トータルでは無駄が多くなりそう

進歩が激しい電子機器の商品でも
使えるのは数年間と割りきって安い商品にしてみると
その商品にたいする愛情は全然わかず
何年間も付き合うには多少忍耐が必要とさえ思う

どうせ付き合うなら気持ちよく付き合いたい
それはそれなりの品質が必要
つまりそれなりの価格も必要ということ

最近の反省と、今後に活かしたいこと
無闇に安いものは購入しない
それはそれなりの価値でしかないから

つまり、もうこれ以上「安物買いの銭失い」はしない

さて、これがずっと実行できるか?


コメント
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