もはや自分にできることは祈ることしかない
といったような状況に追い込まれた人は
祈りが現実的に効果があるかどうかといった考え方はしない
(末期がんの治療の最後にできることといったら祈ることしかないように)
未来がどのようになるか全くわからない状態に追い込まれている人が
少しでも今を忘れるような明るく見える行動(歌うとか冗談を言い合うとか)
をするのはありそうなことだ
(従軍慰安婦の女性たちが歌を歌って楽しそうにしていたという話など)
その場に立ってみないと分からないことはあるもので
人はすべてを経験できる訳ではないのでこういう場合は想像するしかない
想像力とか共感力、、そういうものが人の社会には必要だと感じるこの頃
短期的かつ数字に現れる効果だけでなく、自然と心に染み入るような内的な経験を及ぼすもの
そうしたものこそが必要不可欠と思えて仕方ない
「涙とともにパンを食べたことのないものに人生の味はわからない」
ゲーテの「ウィルヘルム・マイスターの修行時代」の中の詩にでてくる有名なフレーズ
だが、この意味が実感として理解できるようになるには時間を要するだろう
年齢を重ねると涙腺がゆるくなると言われるが、これも想像力の為せる技
人に真に必要なものは何か?
を考えるこの頃
相変わらずストレスが溜まりがちのようだ