パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

物語の中の囲碁将棋、大相撲、猫と犬

2021年07月01日 10時14分07秒 | 徒然なるままに

愛知県人としては将棋の王位戦の戦いが、同郷出身者というのは少しばかり誇らしい
新しい才能が目立つようになると世間も注目し、それに関する報道も多くなり
将棋自体にも関心が高まる
(解説する棋士のキャラクターが一人ひとり面白いことにも驚いた)

最近は若い才能が不思議なくらいシンクロしてどの分野でも見られるようになっている
将棋は藤井聡太さん、囲碁は中邑菫ちゃん、菫ちゃんとほど若くないけど
それでも充分若い芝野虎丸さん、サッカーでは久保建英さんが新時代を感じさせる

ところで2・3年ほど前に読んだ源氏物語の中には囲碁のシーンが数回登場した
それを反映してか、宇治の源氏物語ミュージアムには囲碁をしている女性の人形がある
だが将棋をしているシーンは物語にはなかったような気がする
(少し歴史が違うのか、それとも将棋が宮廷では盛んでなかったのか)
囲碁将棋とは別の分野では、大相撲が書かれた部分は一回あったようなかすかな記憶がある
動物では猫が登場した
あの時代でもどうやら猫は愛玩動物だったらしいが、猫は物語の重要なきっかけを
つくることになってしまった(若菜の巻)
同時代の枕草子では犬(翁丸)のことが書かれた部分がある

病気平癒のための医学が進んでいなかった源氏物語の頃は、祈祷が大事な対処法だった
時々そのシーンは登場したが、今の感覚からすると馬鹿らしいが
それでもその必死さは現在の誰も責任を取らないような人たちよりもずっと切実感を覚える

昔の物語を読むとストーリー以外のこうした部分もなかなか興味深い
でも、今は少し心に余裕がなくて、、それを楽しめないような、、、


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