パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

ブルックナーの交響曲をオルガンで演奏したCD

2022年11月17日 14時09分38秒 | 音楽

2020年はベートーヴェンの生誕250年で、コロナ騒動がなかったら
きっと彼に関するコンサートなどが多く開催されただろう
それが無くなったのは残念だった

2024年はマニアしかウケない(?)ブルックナーの生誕200年だ
やはりいろんな企画が計画されていて
その中には2024年までに交響曲全曲をオルガンで演奏する試みがあり
その一部がCD化されている

ブルックナーはずっと長い間、教会のオルガニストを勤めており
音楽の発想自体がオルガン的ともいわれているから
実際にどんな響きになるのか興味深い

そこで手始めに大好きな2番の交響曲のオルガン演奏のCDを手に入れた


交響曲とは別の曲も入っており、6つのトラックに分かれていたが
まず聴き始めたのは8番のアダージョと同じくらい好きな第2楽章
この楽章は田舎の風景を思わせる柔らかな音楽で
オルガンでもその雰囲気は再現されている
というよりオーケストラよりもっと柔らかい音色で
オルガンのストップの選択が曲とマッチして、オーケストラよりもいい感じ

オルガンのことはよく分からないが、ストップの選択と言うよりは
オルガン自体の音色だったかもしれない
とにかく柔らかな音色で、バッハのトッカータとフーガニ短調で
イメージされる音とはぜんぜん違う

この楽章は気に入ったが他の楽章はイマイチの印象だった
それはオルガン音楽の録音の難しさにあるかもしれない
オルガンのフォルテは凄まじい音量なので
それを基準に録音レベルを決めると、ピアノの部分は極めてか細い音になる
つまりは大音量と小音量の振れ幅が大きすぎるので
丁度いいレベルの録音ができなかったのではないか、、と思ってしまった

それ思うと、オルガンの音楽は現場で聴くしかないのかもしれない
オルガン演奏で聴きたい彼の交響曲は5番、7番、8番、9番だ
4番も6番も面白いかもしれない
名古屋栄の芸術劇場コンサートホールにはオルガンがあるので
この企画をやってほしいと思うが、、、聴衆の数を想像すると無理かな




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