パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

知ってる人と知らない人では、楽しむレベルが違う

2024年09月17日 08時13分23秒 | あれこれ考えること

大河ドラマ「光る君へ」ではいつの間にか道長はまひろを「お前」と
呼ぶようになっていると、少し前、女性の間では(SNSで)話題になっていた
言われてみればそうか!
と思ったが、気がつくところは男女差はあるものだ

昨年の大河ドラマと比べると、つくりの丁寧さ、上質感が違う今年「光る君へ」
女の最強の武器は涙!の言葉があるが、一条天皇もついに情が動かされた
道長にとってはやれやれという展開だが(史実もそうなっている)

ところで、このドラマではとてもいい人の道長が、史実では彰子が男の子を産んでから
定子の産んだ敦康親王を邪険に扱うようになるとあるが、その理由を想像して
SNSに投稿した人がいたが、それがとても面白かった

彼女の想像によれば、道長は光源氏と藤壺の不倫の物語を読んで
(ドラマでは不義の子の会話が二人の間に思わせぶりにあった)
現実世界の敦康親王と彰子との間にも
同じようなことが起きるのではないかと不安に思ったから
それを避けるためにそうしたのではないか、、としていた
(源氏物語では藤壺が光源氏の子供の頃は育てていたし
ドラマでは彰子が敦康親王を優しくかまっている)

これを読んでなるほど!
と納得したが、こうして想像を広げるのはなかなか楽しいものだ

もう少し想像を羽ばたかせると、定子と彰子の関係は(何かで読んだと記憶しているが)
親同士の関係とは違って結構仲が良かったらしい
年齢も定子のほうが上で、かわいいいとこをかまっていたとか、、
それは彰子と敦康親王の仲の良い関係に影響を与えている気がする
彰子は定子から優しくされていたことを覚えていて
今度は自分が甥っ子を優しくしようとした
そんなところではないか、、と想像する

ということで、ドラマはいろいろ想像することが楽しいが
今回のドラマは源氏物語を読んだことのある人とない人では
楽しむ質が違う気がする

何事も、よく知ることは、より楽しむ元になりうる
ホント、数年前に「源氏物語」を読んでおいて良かった




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