妹の棺に収められた「平和な世界」と書かれた習字
孫たちが書いたものだが、今思えば「平和な世界」は
妹が住むことになる世界がそうあって欲しい!
との願いを込めて収めたと想像できる
だがあの時、その言葉は妹のための言葉というより
妹が望んだ現世の世界の姿と自分は思い込んでしまった
妹は自分のことより他の人のことを思うような
優しい人だった
自分の思いは勘違いだったのかもしれない
とも思えるが、あの時の実感は間違いなく「世界平和」だった
最近、死にゆく人は話すことはできなくても、言葉は聞こえている
といったような話を目にした
これが本当かどうかはわからないが、そうあって欲しいと思う
妹にかけた最後の言葉は「ありがとう」だった
母も同じ言葉を伝えていた
それが妹に聞こえていたとすれば、、、
時間の魔法が寂しさを癒やしてくれることになるが
フト思い出すと熱いものが滲んできてしまう
今は平和な世界で暮らしていて欲しいと思う
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