妹が闘病中、夢に出てきた
妹は小声で「〇〇(夫の名前)さんは3年だって」と告げた
その数字は、すぐに彼の余命と思われた
病気でもなんでも無い彼には縁のない(根拠のない)数字だが
それは次のような妹の願いのように思われた
〇〇さんを大事にしてあげて、彼が私にしてくれたように、、
義理の弟は、少しばかり運のいい育ち方をしていなかった
ストレスの多い、報われることのない時間が多かった
だが、徐々に生活が妹のペースになっていき
お互いが「お父さん」「お母さん」と呼び合う
穏やかな暮らしができるようになった
妹がホスピスで眠っている時、一緒に部屋にいた〇〇さんに
「夢に妹が出てきて、妹は〇〇さんをよろしくおねがいします
と言ったから、これからは困ったことがあったら、、」
と夢とは少し違ったニュアンスで告げた
いつかは忘れてしまうこうした小さなこと
それを少しでも妹のために残そうと思う
時間は少しづつ、仕方なかった、、
と思えるようにしてきている