パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

2024年02月05日 08時57分40秒 | 妹のこと

妹が闘病中、夢に出てきた
妹は小声で「〇〇(夫の名前)さんは3年だって」と告げた
その数字は、すぐに彼の余命と思われた
病気でもなんでも無い彼には縁のない(根拠のない)数字だが
それは次のような妹の願いのように思われた
〇〇さんを大事にしてあげて、彼が私にしてくれたように、、

義理の弟は、少しばかり運のいい育ち方をしていなかった
ストレスの多い、報われることのない時間が多かった
だが、徐々に生活が妹のペースになっていき
お互いが「お父さん」「お母さん」と呼び合う
穏やかな暮らしができるようになった

妹がホスピスで眠っている時、一緒に部屋にいた〇〇さんに
「夢に妹が出てきて、妹は〇〇さんをよろしくおねがいします
 と言ったから、これからは困ったことがあったら、、」
と夢とは少し違ったニュアンスで告げた

いつかは忘れてしまうこうした小さなこと
それを少しでも妹のために残そうと思う

時間は少しづつ、仕方なかった、、
と思えるようにしてきている


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 受け継がれた優しさ | トップ | 怒り »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

妹のこと」カテゴリの最新記事