季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

ビル街と写真とパンク修理

2011-09-14 21:11:17 | 暮らし Daily life
外出たら蒸発しそうや!って感じですが、本町に行ってきました。
手芸用品の問屋での買い出しと知人の写真展を観に。

大阪の本町は船場。繊維関係の会社がひしめく地域です。
しばらく歩いたけどすごく面白かった。神戸の高架下みたいなところがあって、そこがまたいろいろ安い。それからマニアック!危うい所で旅館用のらくらく浴衣買いそうになりました。荷物になるから断念したけど、だって2000円って安いと思わへん?

写真展はいつも刺激を受ける。もうずいぶん長い間、観に行っている。一年に1~2回だけど毎年行ってたら結構な回数。この頃本当に面白くなってきました。
いつも行くのが八ッセルブラッドと言う特別な旧式のカメラの展覧会。今回は普通のカメラ。
年齢層も若いのか、面白い写真が多いです。
いろんな人がいろんなところに行って、その時の心を打つ素敵な風景や人々を写してくれている。
それを観れるのってすごく贅沢だな~、と思った。千載一遇の場面が並んでいるのですから。
きっと千枚くらい撮ってそのうちの一枚だと思う。傑作揃い。

隣の会場には祭りの写真の入選作を展示してあった。日本中のお祭りの名場面ばかり。
それも良かった。
地震のあった東北地方のお祭りも撮ってあった。今年は出来ないかもしれないと思うとしんみりしたり。

祭りって申し分ないハレの日。無茶やったり頑張ったり着飾ったり。
昔からの衣装や作法で行う行事。
それを並べて見ると、祭りが出来ることがある事がとても大切で幸せなことだなあと思えた。

いつも人が多いから祭りにはあんまり行かないけど、ちょっと行ってみようかと言う気になった。
私は携帯かデジカメだけど、気になる風景や人の暮らしを撮ってみたら面白いかなあと思った。やってみよう。

         

帰ってやることがある。自転車の修理。
前輪のタイヤがパンクしたらしい。数日前に気付いた。早く治して乗りたい。
息子が帰ってなかったので自分でやろうと道具と前に息子に貰った「サイクルスポーツ」を持って降りる。「いまさら聞けないパンクの修理」って言う記事が載ってるのだ。

自転車をひっくり返しておもむろにタイヤを外す道具をはめて行った。すごく堅い。
奮闘していたら息子がシューッと帰ってきた。(あの人、チャリに乗ってたらやたらと優雅)
「いやいや、タイヤ外さな、まず。」って硬くて動かせなくて諦めてたレバーをキュッと捻って開けてクルクルねじを回してタイヤを外す。(一万回はこれやってました、って手つき。華麗。)

私が続けようとすると「自分で出来る?やるの見た方が覚えるんちゃう?」と言ってさっさかキュッキュッとタイヤを外す。魔法のようにするりと外れた。神業か?
チューブを外して空気を入れてどこがパンクしてるか見る。なかなか見つからない。っていうかパンクしてないかも。単に空気抜けてただけかも。
戻す。戻し方も教えてくれた。さっさか手際が良い。そして私が出来そうなところは私に任せて覚えられるようにしてくれる。
自転車を一通り見て後ろのブレーキの不具合も見つけてくれた。なんだか重いと思ってたんだ。引っかかっていつも少しブレーキがかかった状態になってたらしい。これで何十キロも走ったんだからそれはしんどいはずだ。他にもいくつか不具合を見つけて調整してくれた。
「これやったらもし明日空気抜けてても自分でチューブ交換できるやろ。」とか「タイヤを外して持って上がって、チューブを外したり嵌めたりする練習をしたら良いわ。」とか計器の使い方とかいろいろ教えてくれた。「とにかく自分でパンクくらい直せへんかったら遠くまで行けへんからな。覚えーや。」らしい。頑張ろう。

って言うか、この才能なんで使わへんの?すごいよ!
自転車のメカニックの詳しさ、教え方のうまさ、尋常じゃない。
なんでずっと家におるんやろ~。まじでわからない。

早くサナギ時代過ぎたらいいのに…って秘かに思っています。

Comments (2)
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