季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

夢だけど 夢じゃなかった~!

2012-05-17 08:36:04 | 心と体 Mind&Body
昨日のたんぽぽの後、駅前のTSUTAYAで見つけたのがこれ。熊野に行ったので手に取ってパラパラと見てみたらいろいろ興味深かったので。

一個人別冊 日本の神様入門 (ベストムックシリーズ・50)
ベストセラーズ
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本を読んでたら発見した。熊野三山の記述の所で。
あの速玉神社を出た所の不思議店で聞いた数々の不思議人による不思議話がそのまま本に書いてある。
聞いているときは「インドから来た神様が到着なさったのが神倉神社の山頂」ってなんのこと?????って感じだったけど、それも書いてあった。

神仏習合の性質が強いため、山岳信仰とも結びついて熊野本宮大社の本地仏は阿弥陀如来、速玉神社は薬師如来、那智大社は千手観音って言うのもめし屋のお兄ちゃんの話通り。彼によるとこれによって熊野三山にお参りすることで先祖代々の穢れや罪、現世の救い、極楽浄土へに向けての準備というパスト・プレゼント・フューチャー(過去・現在・未来)全体に功徳があるらしい。
彼は薬師如来さまのお手伝いとして美味しい健康に良い料理を作って提供しているのだそうだ。そして彼の作っているヨモギ茶がとても美味しかったので毎日飲んでいる。水に一つまみ入れて沸いたら30秒で出来上がり。好きな味。
これも「私しか作れないのです。」って言ってた。なんでも干して手で揉むらしい。「この手のひらの48億の細胞を使って作っています。」ってインテリ。やっている事は超アナログ。
「私はたくさんお酒を飲むのでこのヨモギ茶がないと持たないんです。」ってダメじゃん!っていう落ちも付いて。「薬師如来さま、まず酒やめなさいって言ってるよ!」と突っ込みを入れたくなる。

       

あと、絵巻物の説明をしてくれた尼僧の事も本に載っていた。平安中期以降に勧請活動をして全国に熊野信仰を広めた熊野比丘尼の一人らしい。あの絵は「熊野那智参詣曼荼羅」と言うらしい。彼女は「私はガイドです。」って言ってた。不思議な空間と人と話だったけど昔からあるれっきとした人々と考え方なんだなあ。確かに彼女に貰った梛(ナギ)の小枝はまだ水に差して活き活きとしている。

夢だけど 夢じゃなかった~!  って平たい顔族の風呂文化見聞から帰ってきて傍らの牛乳瓶を見るルシウスの気分。(その元ネタはとなりのトトロ)

行く前に読んでおいたら良かったと思うほど詳しく載っています。
この前知り合いから聞いた「次に行きたい所リスト」に入れた奈良の三輪山の事も載っている。

いろいろ動くと繋がるなあ。この流れ、しばらく楽しもう。

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