季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

シェアラー参上

2014-05-05 21:46:27 | ウールクラフト WoolCraft
一年をこの日のために過ごしていると言っても過言ではない。
少しぐらい疲れてても階段を使い。重いものでも持つようにして体力づくりを地味にしている。
たまにyoutubeで観たりしてシュミレーションも欠かさない。
その日がやって来た。
毛刈り。

滋賀県マキノピックランドにて。

       

あいにくの雨模様だけど、大きな倉庫があるのでそこで毛刈りをすることになっている。それが却って涼しくて快適だった。
雨もそんなに降らなかったし。

師匠が刈って、その後私たち弟子が刈って行く。

       

私と友達は鋏で。今年の羊はとても状態が良かったので、刈りやすかった。雨で濡れてちょっと手こずったけどそれでも大丈夫。師匠にわからない所は聞きながら刈って行く。
まず始めにお腹の方から刈っていくんだけど、それが刈りにくい。特に下腹部になったら毛も固まってるし遠いし微妙な所なので気を遣う。皮を切らないように気を付けながら難関を制して行く。このスリルと臨場感、どんなゲームより楽しいかも。
羊の顔を傾ける向きの癖があるので、反対にするのに手こずる。それでも体幹を揺らすことでなんとか思う方に持って行く。今年の羊たちは穏やかに過ごしたようで頭のてっぺんの毛が結構残っています。去年は喧嘩しすぎて毛がなくなってるのが多かった。痩せてたし毛も悪かった。
今年はみんな丸々ふくふくとしていて毛も長くて良い感じ。
こういうのは刈りやすい。見てても気持ち良い。
そうやって羊と心を合わせながら一生懸命刈った。

刈り上げたフリース。これ、貰ったので何か作ろうと思う。

       

この歌、友達が教えてくれた。今日の日にぴったり。オーストラリア民謡らしい。



毛刈り友達が連れて来た青年。背も大きくないし細いし、始めは羊より細くて大丈夫かな?ってみんなで見てた。それが刈り始めると繊細で力強い毛刈りを展開して一日で3頭も刈ってしまいました。なかなか出来る事じゃない。いらない力が入ってないように見える。すごいなあと感心する。

       

お昼休みにお弁当。昨日作ったチリコンカンとご飯の大盛りをがっつり食べる。お腹が空いてるし美味しい!力が出る。

毛刈りされた羊。ちょっと寒そう。

       

これから毛刈りに連れて行かれる羊。嫌がってる。

       

小さな赤ちゃんもいます。これは白い両親から生まれた黒い子。随分前にサフォークが入っていて、その遺伝子を持ってる両親の間にたまたま偶然こういう子が生まれる事があると言う。不思議!
そして可愛い。群れに黒い羊が一頭いると群れが栄えると言うから良いと思う。

             

さあ、午後も毛刈り。と思ったら私は刈る羊が居なかった。残念。また今度。刈りたい。せっかく慣れて来たので。

毛刈り友達のは丁寧に綺麗に。刈った毛がショールのように美しく体の脇で丸まっている。

       

刈った毛は、台の上に乗せて汚れている使えない所を取り除いて丸めます。
良いものから順に並べて、良いものはコンクールに出す。

       

刈り取ったフリース。キラキラ!

       

なんと、毛刈りを初めて3年か4年くらいと思うけど、初めて体があまり疲れないで痛くなかった。
涼しかったのと羊が良かったのもあると思うけど、自分も成長してるかもと思って嬉しくなった。
羊の扱いも慣れて来たと思う。もっとうまくなりたいなあと思う。
楽しかった。羊の毛刈り。またこの日のために一年準備。       

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