季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

北インドの風

2014-08-02 22:15:19 | 食べ物 Eat
朝から、また羊毛を洗って、プルーンシュトゥルーデルを焼く。
プルーンが少なかったので、昨日草津の道の駅で買ったブラックベリーを入れる事にした。

       

クリームに果物を入れて、薄い皮で包んで焼く。
この時気付いてなかったけど、ナッツパウダーを入れるの忘れてた。包んでオーブンに入れてから気付いた。
もうあとのまつりとはこの事。ガックリ

       

私が落ち込んでるうちに焼きあがった。

       

仕方ないからナッツの粉は上にかけて食べる事にした。そうしたらきな粉みたいで美味しかった。中に入れた方が美味しいに決まってるけど、これでも十分美味しいから良い事にしよう。この食べ物のイメージは「苺もちにきな粉」って感じです。

       

夕方から京都宇治に向かう。素敵なイベントに参加しに。
黄檗にインド刺繍の先生がいて、そのお宅で音楽と食べ物のイベント。築100年の古民家でとっても雰囲気が良い。
まずネパールのカレーを頂く。作っているラムさんのお人柄があらわれてる温かくてやさしい、野菜たっぷりのカレーでした。

       

それとビーガンスウィーツの喫茶もあった。それがとても可愛い、そして玉子も乳製品も使ってないとは思えないほどの美味しさ。
木のヨモギ、馬のカカオ、ハスの花の紅イモ。どれも素材の味がしっかりと素直にしていて、それでいて一つ一つ別々の甘さ。
そのデザインと食材の繊細な使い方とに感心した。パクパク食べるんじゃなくて、ひとつひとつゆっくりと味わいながら食べた。
ケーキももっちりとしてうまい!本か何かで勉強したのかと聞いたら、「近くにビーガンでクッキーを焼いてるおばあさんがいて、その人に習ったのを自分でアレンジしたんです。」と言う。おばあちゃんってとこが良いなあ。これからもがんばってくださいと声をかける。


       

音楽が始まった。インド音楽。不思議な弦楽器とタブラーと言う太鼓。
弦は30本以上あるらしい。チューニングだけでも大変なことだ。
今日は湿気てるので時に大変そう。
この弦楽器、弾いて行くと私にはお香のような良い香りがふわ~っとしてきた。

       

それでもゆったりとインドの調べに身を浸して聞き入った。
北インドの調べがゆっくりと始まって歌うように広がってそしてだんだん早く力強くなっていくのが心地よい。
途中からさっきのラムさんがネパールの笛で参加して、ヒマラヤの山の風を吹かせてくれた。
やっぱりなあと思う。カレーを食べたらわかる。温かい愛情に満ちた人柄。いい気分で笛の音と弦楽器と太鼓、そして鈴の音に身を任せる。
気持ちの良い時間は終わって、車に乗ってスイ~っと帰った。結構近いな。
インド刺繍の先生の作品やインドのカッチ地方の染物の手ぬぐいなども展示してあって購入した。
もう一つ、私たちのツボだったのは演奏が始まる前のBGM。昭和の歌謡曲の選曲が絶妙。すごいなあと言いながら聴いていた。
誰が選曲したのかと聞いたら、このイベントを企画した若い彼女のご両親の曲を借りて彼女がしたらしい。それはすごい。
センスってこういう時わかるな。センスの良い人ってすることを観てると気持ち良い。昨日の博物館もそうだったけど。
そう言う人を見てると賢いなあ、能力あるなあと思う。

また彼女の刺繍教室があると言うので予約してきた。また行くのが楽しみ。あの素敵なお家、素敵な人たち。
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