季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

新年 明けまして おめでとうございます!

2015-01-01 19:33:28 | 季節 Season
Alles Gute im Neuen Jahr!

      今年もよろしくお願いします。

       

このブログは昨年もたくさんの方々に訪れて頂き、観て頂きました。
定期的にチェックして下さる方もたくさんいらっしゃると思います。
あと1年ちょっとでこのブログも10周年になります。気軽に始めたブログですが、長く続いていろいろな方々に観て貰っていると思うと感慨深いです。

一昨年にたくさんの人たちとの出会いがあって、昨年はその人たちの協力でいろいろな新しい事が始まりました。

一番は工房が出来た事です。私と夫の共通の友達が使っていないマンションの部屋を貸してくれると申し出てくれて、片づけをして工房として使い始めました。
阪急十三駅から徒歩15分。都会の真ん中ですが淀川も近く、窓からの眺めも素晴らしく。風が通り、夏はクーラーいらず。そして冬も寒さが柔らかい。
キッチンも素敵なベランダもある工房です。
立地から言うととても高くて借りられるようなところではないのですが、私の活動の歩みに応じてで良いと言ってくれたのでまだ使い続けられています。
彼も徳島での農業も始まったばかり。余裕があるわけではないのに、私を応援してくれています。その気持ちに答えて、少しでもお返しできるように今年はしっかりと地面に根をおろして活動を深めて高めて行きたいと思っています。

その工房で私の料理を食べたいと言ってくれる人たちに、料理を提供できる集まりも何回か出来ました。
私が偶然出会って繋がりを深めて来た外国の友達にご馳走になった料理の数々を紹介できるいい機会になりました。
今年もまだまだ紹介しきれていない料理があるので続けて行きたいと思います。

そして面白い事に、その工房と同時に同じ十三に高校の友達がコミュニティーカフェを作ると言うので、その改築から立ち上げ、いろいろなイベントにも関わることになりました。
工房と言う活動拠点があるのに、またここにフェルトの講座をする場所が出来ると言う重なりが不思議でした。
それがここにも何度か書いているRAKURASU Lab&cafeです。
始まってみると二つが同時に近くに存在する事の便利さと意味が分かってきました。
工房で地道に活動をするとともに、カフェのオーナーと講座を企画したり、フェルト製品を販売したり。彼が提案するフェルト作品を作ってそれを家具と合わせることでそれが評価されたり。いろいろな社会との関わりを学べる機会が与えられました。

その中で昔から付き合いのあるイタリアンシェフ。ヌマッチと協力してイタリアン料理教室も開催することも出来ました。

もう一つ、友達の助産師さんの提案で、彼女の助産院で手仕事の教室を月に一回開催する事にもなりました。
小さい赤ちゃんを連れての手仕事講座、まだまだ手探りですが、喜んで貰っています。こちらもこれからまだまだ可能性があります。


一昨年に地面を耕して、昨年は種を蒔いてその芽が出て来たという感じです。
今年はその芽を大切に育てて実りある一年にしたいと思っています。
それぞれの芽をそれぞれの形でなりたいように育てて行きたい。

          


工房をChico-labo wool craftsと名付けました。これは私の(Chico)羊仕事(wool crafts)をする研究室または作業場(labo)と言う意味です。
その工房で羊仕事を教えるだけではなくて、作品を作って行こうと活動も始めました。
ちょうど甥っ子を聴覚支援学校に送って行くので定期がある妹がその送迎の合間に時間があると言う事で一緒に作業してくれています。
もう一人、長年私の元で羊仕事を辛抱強く続けてくれている生徒さんが手伝ってくれることになっています。彼は今、持病の治療のために仕事を持っていませんが、この活動で自立の支援が出来ればと言う目的もあります。何より羊の手仕事を大切にしてくれる気持ちと、フェルトを縮める能力の高さを買っています。
この羊毛製品を作るグループおよび出来る製品のブランド名をAlles Guteと名付けました。
ドイツ語で人に幸運と健康を祈るときに挨拶として使われる言葉です。別れの時、誕生日の時、新年の時。Guteに限って言えば旅立ちの無事を祈る時にも使われます。
そんな心を込めて作品を作って世に送り出して行きたい。

工房では積極的に私が毛刈りでお世話になったところの羊毛を使いたいと思っています。そして少しでも利益を還元できたらと。
ヒツジを育てて村を良くする。地域を良くする。
その毛刈りをして地域の子どもたちや人々を良くする。
その毛を使って作品を作ることで作る人たちの楽しみと生きがいも作りだす。
その作品を手に入れた人たちの喜びと暮らしの快適さを生み出す。
作品を適正な値段で売ることで、ここに関わる人たちと場所にその利益が配分されて、次の活動やその人たちの暮らしや人生にエネルギーを与える。

そんな風にして私は物とエネルギーを動かして回すことで社会を良くしたいと思っています。
Alles Guteで私が目指すところはそう言う事です。

ほんの小さな、蟻の歩みのような、蝶の羽ばたきのような動きですが、そんな小さなことから始めて行くことにも意味があるのではと思っています。

そのために私はこの一年惜しまず努力し、考え、行動して行きたいと思っています。
私たちの歩みは少しずつですが、たくさんの人たちに支えられて温かい空気の中で前に進んで行く事でしょう。

そんなこんなを心にしっかりと留めながら、日々暮らして行きたいと思っています。
今年もそんな歩みをブログに記して行きたいと思っていますので、皆様よろしくお願いします。

読んで下さるみなさまの一年の歩みも輝かしくありますように!

今年も良い一年にしましょう!しっかりと人生を生きましょう!

よろしくお願いします。










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