季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

原初の命の力

2015-01-15 21:17:20 | 講習 PrivateClass
ひらり助産院のはぐくむ手にて。

久しぶりの参加が叶った人も含めて、新年初のはぐくむ手。
今日は待合を使うので2階で活動しました。

まずはそれぞれのお子さんのスカートと上着の型紙を作って、布に写して裁断して縫いはじめ。
上着は結局裁断の途中まで。
洋服はボトムスよりトップスやアウターの方が複雑で手間も時間もかかります。

その間にどちらも1歳になったばかりの子どもたちは気持ち良く遊ぶ。お母さんに絡みついたり、おやつを食べたりおもちゃで遊んだり。好きに過ごす。
その合間を狙ってお母さん達は手仕事を進めます。

来た時は小さな赤ちゃんだったのに、もう1歳なんて。早いなあと。
お二人ともそろそろ仕事の復帰が念頭にあるらしく、いろいろ思う事もあるところ。

裁縫のめどがついたら、用意してたモビールを作ります。
好きな色の羊毛を使って、いろいろな球を作る。それを枝に下げる。これがなかなか可愛い。素敵です。

       

私がひらりのために作ったのが小鳥のモビール。
簡単ですぐに出来るのに、これがなかなか。長持ちするし、とても良い具合なのです。

       

どちらも小さな赤ちゃんや子どもが下から観て楽しいものとなっています。
今度幼稚園の講習でもこれを作ります。
はぐくむ手でも来月も用意します。

そんなこんなをしているとき、院長先生が「ちょっと手伝って!」と声をかける。
参加してる一人のお母さんは助産師さん。それで。
娘さんを私たちで観てて、その間にお産のお手伝いに行きました。娘さんは小さいのに楽しく和やかに過ごしています。すごい!
彼女を観てると穏やかに育った娘さんの力強さを感じます。落ち着いてる、焦ってるところや不安な所がないです。1歳にして大物!

そしてしばらくしたら、お母さんが帰ってきた。「もう産まれたの?」「はい!良いお産で、感動しました!」
産婦さんは3人目のお子さん。穏やかな良いお産だったそうです。助産師さんでもそんなお産に立ち会う事は珍しいと言ってました。
手仕事してて、途中でお産を手伝って、また手仕事に戻る。その自然さがすごいと。作りながら彼女が言う。
普通の病院ではこうは行かないと。助産院ならでは。

はぐくむ手の活動が終わって下に降りて行ったら赤ちゃんが産湯を使ってくるまれたところ。見せて貰いました。
さっきまでお腹に入ってた赤ちゃん。

それがなんと。もう柔らかく薔薇色!綺麗!原初の命の力強さ。美しさそのもの。
こんなに生まれたての赤ちゃんが綺麗とは。産まれてすぐにおっぱいをたくさん飲んで、目も開けて手も動かして元気そう。
その様子に心を大きく動かされた。
これって言葉でうまく言えないけど、ものすごく美しい光景です。めったに観られない。

その美しさに思ったのは、穏やかな良いお産がどれだけ素敵かという事。
赤ちゃんの姿がそれを何より現している。

いつも院長先生が話しているお産の話が一目でわかった。
お母さんになる人が元気で、そのお腹ではぐくまれて産まれると言う事。
しっかりとした食事や睡眠を毎日行う事で築き上げられた最上のコンディションが何を意味するのか。

そのお母さんは女の子として産まれて、しっかりと心と体がはぐくまれて、しっかりと食べて寝て働いて。命の力にあふれた体に宿った命が育って、そしてこんな風な赤ちゃんが産まれるのだろうなあと思った。そう思うくらい素晴らしい赤ちゃんだった。
そう思うと女の子が自分を大事にして健康で命の力にあふれて生きて行くって大切な事だと思える。

お兄ちゃんもものすごく嬉しそう!小さなお姉ちゃんもお父さんも一緒に迎える新しい命。その輝き!

良いもの観た~!寿命伸びた気ぃする~!

あんまり感動したのでお腹が空いた。帰りにアイスクリームを食べた。ちょうどチョコレートのアイスがたくさん出ていたので二つ。
右のザッハートルテのアイスが直球ど真ん中!すごく美味しかったです。

       

ひらりに行く度に奇跡みたいな体験が待っている。すごい仕事だなあと。
私もそこに関われて本当に嬉しい。一回一回大切にこれからも臨もう。




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