季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

故郷に錦を飾るものたち

2016-06-25 20:44:07 | 旅 Journey
今日も神戸。
神戸市立博物館に国芳と国貞展に行った。
入口に壁面をめいっぱいに使っての看板。とっても素敵だ。これ欲しいって人いるだろうな。

       

アメリカの人の審美眼に驚く。良いもの集めてるなあ。日本がその価値に気付く前に。素晴らしい。
国芳の浮世絵のほとんどは歌舞伎のものだった。3階は男前のオンパレード。2回は国貞のも加わって美女であふれる。
私は歌舞伎は観た事がないし、内容もあまり知らないのでそれが残念だなと思うくらいたくさんあった。

今回の展覧会でびっくりしたのは写真撮影OKと言う事だ。フラッシュや三脚は禁止だけど、普通に取るのは大丈夫だって。
それで参考になるものと好きなものをいくつか撮影した。さすがにここに載せるのはやめよう。

着物の柄や色、着方。体の線でその人のその役の年齢や性質、ストーリーまで感じられるほどの細かい演出。
大きな鯉が泳ぐ音が聴こえそうな迫力。
キメのここぞと言う瞬間をとらえた力のほとばしるような構図。
日本人の器用さと美的センスがあふれている。
江戸、すばらしい時代だったんだな。

いくら観ても飽きない。どんどん面白くなる。浮世絵。これからも観て行きたい。


そして楽しみにしていた、見逃せないもの。
神戸市立森林植物園のアジサイ。

たくさんの種類のたくさんのアジサイを味わいに訪れた。
やっぱり好きだなあと、色も形も心躍る。

       

一面のアナベルの見事さ

       

ハートのアジサイを見つける楽しみ。

       

他にも原種のものも品種改良されたものもたくさんありました。ため息が出るよう。極楽かと思うようなこの時期の森林植物園。

これもいつも楽しみにしている。ラクウショウの気根。小人や仏像みたいに見える。

       

少し雨が降って、それもアジサイの色を美しくさせている。
今年も行けてよかった。

浮世絵とアジサイ。
どちらも日本が原産。それが海外に渡って価値を認められて大きくなって帰って来ているところが共通しています。故郷に錦を飾るものたち。
良いもの観た。今日も楽しかった。神戸ありがとう!
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