明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



圓朝は寄席引退直前、一部の弟子を連れて大阪に口演に出かける。圓朝はじっくりと語るタイプなのだが広い寄席の後ろにまで聴こえるので弟子達も舌を巻いたらしい。それに引き換え六代目の菊五郎は聴こえず、坪内逍遥はその点、シャリアピンは小さな声でも会場の後ろにまで届いた、といっている。 どうしてこういうことが起きるのか私にはわからない。ついでにいえば『巨人の星』の主人公、星飛雄馬は身体が小さく、その豪速球の球質が軽いのが致命的で、その後、変化球の大リーグボールを開発していくわけだが、放たれたボールに体重が乗る、ということが私には理解ができない。さらについでにいえば、鮫は何キロ先からも血の匂いを嗅ぎ付ける、というが、数キロ先まで血液が拡散するには時間がかかるだろう。嗅ぎ付けるには、なんらかの血の成分が、鮫の鼻先まで到達していなければならないはずではないか、と思うのだが。圓朝ついでに小学校生時代からの解けない疑問二題。
HP

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