明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



隔月の『タウン誌深川』の連載第2回は昨年の『深川の人形作家石塚公昭の世界』で紹介するのははばかれた、30年以上前にアルバイトで作った江東区内にある銅像について書いた。 今年岡山県で、桃太郎の銅像に帽子が被せられ、作品に失礼だ、と役人がはずしているニュースを観たが、かつて私のアルバイト像は、帽子は被るはマフラーを巻くは、お菓子は備えられるは、でそこを通る度着替えていた。 実は良い思い出とはいい難い作品だったのだが、場所柄水子地蔵扱いで愛されているではないか。こんなことなら、と機嫌回復。土地にかかわった人達もすでに死に絶えたのであろう。ここ10年程、裸のままである。そこで20年程前に撮ったマフラーその他をまとった写真が面白いだろうと、昔のネガを引っ張り出し、昨日原稿入稿の前に何枚かプリントしてみたら、マジックで黒目と眉毛がイタズラ描きされていた。さすがにこれは使えないと、本日銅像を撮影に行ってきた。まっ裸でちょっと寂しかったが。

HP

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