明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



芭蕉をに着彩。先日、こんな色を塗ろうと、滑り込みで絵具を買いに行ったが結局使わず。陰影をなくす手法は、先に背景を用意し、そこに個々に撮影したものを配するのだが、この背景というより下地と合わなくなってしまった。楽譜がないアドリブである…仕方がない。その代わり主役の撮影は撮る向きは決まっているから迷うことなく、たまに上下左右、数度動かしてみる程度である。どうせ切り抜くのであるから画面が傾いていても問題はない。 昨日、パンフレットとは別に壁に掲げるキャプションをふげん社に送信した。配られるパンフレットを見ながらごく簡単なキャプションを読んでもらおうということである。会場でのこれは何ですか?という空気は慣れっこではあるものの、今回はさすがに飾りっぱなしでは不親切であろう。緊急事態期間と会期がまるかぶりである。正直いうと、絶対来いよ、と声をかけられたのは、毎日自転車でふげん社の前を通り自分の工房に通う友人だけである。三島だけに決行が似合う、といったものの、確かにモチーフが例えば室生犀星だった場合とはやはり心持ちが違う。よりによって三島とは。これは何かの縁だろうと、思う。一つ間違いないのは、この機会がなかったら生まれなかった作品があることである。寺山は正確ではないが、フットボールを観た後は赤い色が違って見えるとかいった。ちょっとしたことで作品が一変してしまうから、私は作りかけの首をポケットに、外出先で度々確認する。気が気でない。良いが悪いかは別にして、今だからこその作品がある。 飯沢耕太郎さんにお付き合いいただくトークショーは無観客で、ということになったが。つい最近気がついたが、普段見ているユーチューブと違って編集はない訳である。うっかりしたことは言えないということである。
https://youtu.be/eiGxJ6OXJxQ



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