明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



AIが写真のコンテストでグランプリを取った。何故か判らないが、世間は悠長に構えているように思える。外側にレンズを向ける写真の世界は大変な時代を迎えるのではないか?カメラなど持たず、かつての写真的世界を自由に表現する若者で溢れるかもしれない。 6年前から、反写真的リアリズム手法を始めていた私は、津波が来る前に高台に登っていたような心持ちである。そして私が蛇蝎の如く嫌い続けた〝まことを写す”写真という用語に代わり、いよいよ相応しいのは〝念写”であろう。 そして念写仲間?の若者に言われるのである。「この念写の時代にわざわざ粘土で人形作って。年寄りの偏屈には困ったものだ。」 先日、ガラケーで、未だにメールすらやろうとしない知り合いに「こちらが不便だから、せめてメールぐらいやれるようにして下さいよ。」苦言を呈した私であった。

 



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