明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



週末か来週初めより、無学祖元禅師、の身体を制作に入りたい。次に祖元師に刃を向けるモンゴル兵か、蘭渓道隆禅師の身体の予定である。 肖像画の顔が面白いからという理由で、臨済宗開祖臨済義玄を作ってしまった時とは、さすがに事情も違う、七百数十年前に、日本に禅が根付いていないと知り、南宋時代の中国からやって来た蘭渓道隆師。日本に初めて禅を持ち込んだとされる栄西が、密教と禅宗の合わさったものであったので、実質的に鎌倉の初の禅寺である『建長寺』開山の大覚禅師こと蘭渓道隆師が源流である、ということになる。肖像画を元にしたが、明らかに建長寺HPの木像とは別人である。 などとグズグスいっているが、その恐れ多さにかこつけ、創作上の快感を高める為、自分を焦らしているのではないか?首をポケットに入れて飲みに行くのもそうだが、昔からの私の奇癖の類であり、如何ともし難い。ただし出来が良い証拠ではある。



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