NHKのドラマで、衝撃的な艶っぽいシーンとストーリー展開で人気があった「セカンドバージン」。バツイチのキャリアウーマン中村るいと、るいより17歳年下の金融庁エリートとの不倫がテーマ。映画では、シンガポールからマレーシアへ舞台を移し、その後の物語が描かれている。
突然の別れから5年。中村るいは、出張先のマレーシアで鈴木行を見つける。しかし、何者かに追われていた行は、彼女の目の前で銃弾に倒れてしまう。行は台湾人のヤンとして、闇の世界で生きていた。
マレーシアの密林にある病院で、生死をさまよう行。彼を必死に看病する、るい。しかし、行は記憶喪失を装い、一人で死んで行くことを望んでいた。そんな行をるいは遠い存在に感じるが、これまでの行との思い出が蘇り…。
地位も名誉もなくなって手に入れたのは真実の愛。それは命を捧げても惜しくないものだった。
だが、なぜ行はマレーシアに行かなくてはならなかったか、るいの元を離れるようになったかは、もう少し説明があってもよかったかもしれない。映画を観ているだけではわかりづらい。
問題は、ラストシーン。議論は噴出するだろう。
この試写会はプレミアム試写会。主演の鈴木京香と長谷川博己、黒崎監督の3人が登壇した。鈴木京香は長谷川博己について聞かれ「実は天然な人」、一方、長谷川は鈴木のことを「凛として見えるけど、かわいいところがある人」と答えていた。また長谷川は、今作について、「ムンムンとしてモンモンとする」と話していたが(登壇前の控え室でそういう話が出ていたようだ)、まさに、そんな印象である。
キャストは、テレビドラマと同じ。中村るいに鈴木京香、鈴木行に長谷川博己、行の妻・万理江に深田恭子。瀕死の状態の行も辛いが、それを見守るるいも辛い立場にある。しかも、妻・万理江も行とるいの深い愛を認めざるを得ず、かなり辛い。テンポ良く画面が切り替わってハラハラドキドキするとか、そういうことはなく、抑え目の感情で愛情をどう表現するかがポイントになっているのではないだろうか。
脚本はもちろんテレビと同じ、大石静である。
(なんばパークスにて試写会)
突然の別れから5年。中村るいは、出張先のマレーシアで鈴木行を見つける。しかし、何者かに追われていた行は、彼女の目の前で銃弾に倒れてしまう。行は台湾人のヤンとして、闇の世界で生きていた。
マレーシアの密林にある病院で、生死をさまよう行。彼を必死に看病する、るい。しかし、行は記憶喪失を装い、一人で死んで行くことを望んでいた。そんな行をるいは遠い存在に感じるが、これまでの行との思い出が蘇り…。
地位も名誉もなくなって手に入れたのは真実の愛。それは命を捧げても惜しくないものだった。
だが、なぜ行はマレーシアに行かなくてはならなかったか、るいの元を離れるようになったかは、もう少し説明があってもよかったかもしれない。映画を観ているだけではわかりづらい。
問題は、ラストシーン。議論は噴出するだろう。
この試写会はプレミアム試写会。主演の鈴木京香と長谷川博己、黒崎監督の3人が登壇した。鈴木京香は長谷川博己について聞かれ「実は天然な人」、一方、長谷川は鈴木のことを「凛として見えるけど、かわいいところがある人」と答えていた。また長谷川は、今作について、「ムンムンとしてモンモンとする」と話していたが(登壇前の控え室でそういう話が出ていたようだ)、まさに、そんな印象である。
キャストは、テレビドラマと同じ。中村るいに鈴木京香、鈴木行に長谷川博己、行の妻・万理江に深田恭子。瀕死の状態の行も辛いが、それを見守るるいも辛い立場にある。しかも、妻・万理江も行とるいの深い愛を認めざるを得ず、かなり辛い。テンポ良く画面が切り替わってハラハラドキドキするとか、そういうことはなく、抑え目の感情で愛情をどう表現するかがポイントになっているのではないだろうか。
脚本はもちろんテレビと同じ、大石静である。
(なんばパークスにて試写会)