1960年にキム・ギヨン(故人)監督によって上映された『下女』は、海外でもファンが多い。ひところ、韓国映画と言えば、エロティックだった。その布石を敷いた第一人者といえるかもしれない。この『ハウスメイド』は、キム監督を敬愛する『なつかしの庭』のイム・サンス監督がリメイクしたもの。
資産家の豪邸で家政婦をすることになったウニ。掃除や洗濯、食事の準備だけでなく、双子を出産する予定の家主の妻・ヘラと6歳の娘・ナミの面倒を見るのもウニの担当である。ウニは、長年そこで働いている先輩家政婦の指導を受けながら、ハードな仕事をこなしていく。そんなとき、家の主であるフンがウニの部屋にやってくる。ウニは、求められるままフンに従う。たった一夜の出来事、のはずだった。
やがて、ウニよりも先に先輩家政婦がウニの妊娠に気づく。そして、そのことをフンの妻の母・ミヒに伝えてしまう。そこから、子どもを産みたいウニと子どもを産ませたくないフンの妻とその母との緊張関係が続いていき…。妻は無事に双子を出産。ウニのお腹の子は?どう決着を付けるかが注目点。
ウニを演じるチョン・ドヨンは、『ハッピーエンド』以来の潔いよい脱っぷりで、きわどいベッドシーンを披露。2009年に娘を出産したとは思えない、大胆な演技を見せる。また、演技力は相変わらず安定感があり、揺るぎない。豪邸の主人フンには、イ・ジョンジェ。『情事』で見せたエロの演技を持ってすれば、この役は大したものではなかったか?
フンの妻・ヘラを演じるのは『パジュ』のソウ。ウニの謎の先輩家政婦を演じるのは大ベテランのユン・ヨジョン。ヘラの母には、「恋愛マニュアル まだ結婚したい女」のパク・チヨン。ウニを慕うナミにはアン・ソヒョンという演技派が揃った。
だが正直なところ、復讐するならもっとちゃんとしてほしかった。映画だし、もっと思い切ったラストでもよかった。意外なラストでそれはそれで驚愕するが、結局、お金持ちはお金持ちのままで、反省の色なしということではないか。それに、ウニが可愛がっていたナミの心に深い傷を残してしまったことは罪つくりだ。
さて、この作品は最初はR-18だったが、字幕を変更することでR-15指定になった。韓国語がわかる人は、変更部分がわかり、密かに楽しめるかも!?
(2010年、韓国公開作品)
資産家の豪邸で家政婦をすることになったウニ。掃除や洗濯、食事の準備だけでなく、双子を出産する予定の家主の妻・ヘラと6歳の娘・ナミの面倒を見るのもウニの担当である。ウニは、長年そこで働いている先輩家政婦の指導を受けながら、ハードな仕事をこなしていく。そんなとき、家の主であるフンがウニの部屋にやってくる。ウニは、求められるままフンに従う。たった一夜の出来事、のはずだった。
やがて、ウニよりも先に先輩家政婦がウニの妊娠に気づく。そして、そのことをフンの妻の母・ミヒに伝えてしまう。そこから、子どもを産みたいウニと子どもを産ませたくないフンの妻とその母との緊張関係が続いていき…。妻は無事に双子を出産。ウニのお腹の子は?どう決着を付けるかが注目点。
ウニを演じるチョン・ドヨンは、『ハッピーエンド』以来の潔いよい脱っぷりで、きわどいベッドシーンを披露。2009年に娘を出産したとは思えない、大胆な演技を見せる。また、演技力は相変わらず安定感があり、揺るぎない。豪邸の主人フンには、イ・ジョンジェ。『情事』で見せたエロの演技を持ってすれば、この役は大したものではなかったか?
フンの妻・ヘラを演じるのは『パジュ』のソウ。ウニの謎の先輩家政婦を演じるのは大ベテランのユン・ヨジョン。ヘラの母には、「恋愛マニュアル まだ結婚したい女」のパク・チヨン。ウニを慕うナミにはアン・ソヒョンという演技派が揃った。
だが正直なところ、復讐するならもっとちゃんとしてほしかった。映画だし、もっと思い切ったラストでもよかった。意外なラストでそれはそれで驚愕するが、結局、お金持ちはお金持ちのままで、反省の色なしということではないか。それに、ウニが可愛がっていたナミの心に深い傷を残してしまったことは罪つくりだ。
さて、この作品は最初はR-18だったが、字幕を変更することでR-15指定になった。韓国語がわかる人は、変更部分がわかり、密かに楽しめるかも!?
(2010年、韓国公開作品)