夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『TANG タング』

2022年08月13日 10時14分20秒 | Weblog

TANG タング

原作はイギリスの小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」。2016年ベルリン国際映画祭で

「映画化したい一冊」に選ばれ、2020年より劇団四季のミュージカルとして舞台化されている。

この作品は、原作に日本の要素を取り入れて映像化している。

 

ある事情から無職となり、ゲーム三昧の日々を送る春日井 健(二宮和也)。それが原因で

夫婦仲は、良くない。

ある日、妻の絵美(満島ひかり)に裏庭にロボットが置いてあるので、何とかしてほしいと

言われ、いやいや探しに出てみることに。そこには、古いロボットが。新しくて先進的なロ

ボットが街にいるのが普通になっている時代にあって、それはかなりのポンコツだった。名

前は「タング」だという。廃品として捨てようとするものの、健についてくるタングを家に

入れようとすると、妻は、家を追い出されてしまう。

タングから大手ロボットメーカーのラベルを見つけた健は、旧型のロボットを買い取ってく

れることを知り本社のある福岡まで行くが、メーカーの本部品ではないという。そこから、

健とタングの旅が始まる。記憶も感情もないはずのロボットのはずなのに、「ともだち」や

「やさしい気持ち」を理解していくタング。

タングに隠された秘密。タングを救おうとする健は、徐々に自分のやるべきことに気づいていく。

 

VFXプロダクション「白組」の技術。ここもCGなのだろうとは思う画面の連続だが、実際の背景

とはわからないぐらいだ。近未来的な映像にも驚かされる。

前半部分の回収がうまい。「TANG」の意味もわからせる表現にも納得できる。

ほぼCG技術の中で演技をしたであろう二宮和也も、二宮和也の出演部分は想像で演技をするし

かなかったであろう満島ひかるの演技も素晴らしかった。

他の出演者は、市川実日子、小手伸也、奈緒、京本大我(SixTONES)、山内健司・濱家隆一

(かまいたち)、武田鉄矢など。

 

追記をしていいなら、エンドロールを観ながらドラマ「マイファミリー」が頭をかすめた。

しかし、それ込みで楽しめると思う。