夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』

2023年06月01日 21時25分13秒 | Weblog

映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」特報完成 本ビジュアル&キャラクタービジュアル披露

シリーズ累計発行部数1億2千万部を誇る荒木飛呂彦の大人気コミック「ジョジョ

の奇妙な冒険」から生まれたスピンオフ「岸辺露伴は動かない」。

20年にNHKで高橋一生で実写ドラマ化され、話題を呼んだ。そのチームでの映画化

となる。

 

特殊能力を持つ漫画家・岸辺露伴(高橋一生)は、青年時代の露伴(長尾謙杜)が淡

い思いを抱いた女性(木村文乃)から「この世で最も黒く、邪悪な絵」の噂を聞く。

時が経ち、露伴は新作執筆の過程でその絵がルーヴル美術館に所蔵されていることを

知る。取材とかつての淡い思いを抱いて担当編集者の泉(飯豊まりえ)と共にフラン

スを訪れる。しかし、職員でさえその絵の存在を知らないという。だがデータベース

に出たその保管場所は今は使われていないはず「Zー倉庫」だった。

露伴は、“黒い絵”が引き起こしてきた出来事を知ることになっていく。隠されていた

真実とは。

 

国を超えて、時空も超えて進んでいく壮大で奇想天外な物語。高橋一生が八面六臂の

活躍を見せる。ドラマでもいい…という場面はあるのだが、何といってもルーヴル美

術館の映像は見ごたえあり。スクリーンの大画面に貴重なモナリザの絵が映る。巨大

で美しい建物も見逃せない。

撮影許可が下りたのが凄いが、撮影そのものは何時に行ったのだろうか?早朝か、深

夜か?そんなことも頭をよぎりながらの鑑賞ともなった。物語の世界観はドラマ同様

に楽しめるものとなっている。

出演は他に、ルーブル美術館のキュレーター辰巳隆之介を安藤政信、文化メディエー

ション職員を美波が演じる。

 

★閑話休題

原田マハの小説に「美しき愚かものたちのタブロー」という本があるのだが、いわゆ

る“松方コレクション”について書いてあるもの。松方幸次郎が私財を投じて買った絵

画は、戦争中ひそかにフランスに預けられていた。戦後、戦勝国フランスと敗戦国の

日本が返還を求めて交渉する。その一筋縄ではいかない交渉。そして、どのようにし

て守られてきたのか、壮大な話となっている。フランスにある日本の隠された絵画、

という一つのポイントに反応してしまった当方である。