
和泉市久保惣記念美術館が所蔵するモネ、ルノワール、ピカソなどの作品が中
之島香雪美術館にて展示されている。会期は6月29日から9月8日までで、前
期は6月29日~7月15日、中期は7月17日~8月4日、後期は8月6日~9月8日
と、三回の展示替が行われる。一度の展示数はそれほど多くはないと感じた
が、これまで鑑賞したことがないものもあり、ゆっくり観ることができる。
第1章 近代絵画の黎明 ゴヤ、ミレー、コロー
第2章 「印象派」の時代 ゴッホ、ゴーギャン、ドガ、ルノワール
モネ、ロダン
第3章 20世紀前半 パリ モディリアーニ、ロートレック、藤田嗣治
第4章 夢の再生 ルオー、マティス、ミロ、ピカソ
シャガール
香雪美術館 修理作品報告
☆参考
「久保惣」は、明治時代からおよそ100年にわたり綿業を営み、泉州有数の企
業として発展。昭和52年の廃業を機に三代惣太郎氏が代表して、所縁の地であ
る大阪府和泉市の地域文化発展と地元への報恩の意を込め、美術品および美術
館の建物、敷地、基金が和泉市へ寄贈された。昭和57年10月に、寄贈者を顕
彰する館名をつけ、久保家旧宅跡地に開館されたのが「和泉市久保惣記念館」
とのこと。その後も、美術館・新館、音楽ホール、市民ギャラリー、市民創作
教室、研究棟などが久保家や関係者から追贈され、約5000坪の敷地を有すると
いう。
気になる人は少し足を伸ばしてみるのもいいかも。