←パブロ・ピカソ
↑ クロード・モネ
「黄色いアイリス」 「小さな丸帽子を被って座る女性」
1883年にジヴェルニーに居 <初展示作品>
を定めてからモネが描くモ ピカソの当時の愛人ドラ・マールの肖像。
ティーフは次第にその庭園 ナチスドイツの占領下ナのパリで1942年
の内部に限られていった。 4月21日に描かれとされる。帽子をかぶ 今作もその一つ。植物を描 って肘掛け椅子に座る女性の胸 像は、画
いた作品の中でもとりわけ 家が彼女をモデルに繰り返し取り組んだ
装飾性の強いもの。黄色い 構図だが本作はそれらの中でも完成度の
アイリスが蝶のごとくアイ 高い1点。
リスの花が浮遊し、そのさ デフォルメは最小限に留められ、比較的調
まは華麗な効果とともに躍 和のとれた正面観の頭部と、大きく描かれ
動感を生み出している。襖 た両手が目を引く。寒色を基調とした色彩
絵を思わせる縦長の大画面 や、ドラ・マールがこちらに向けるまっす
に加え、花鳥画のように画 ぐな視線も相まって、厳粛で力強い印象を
家が自ら近づくことで生け 与える作品。
る自然がクローズアップさ
れる描き方からは、日本美
術に対するモネの強い関心
と独自の理解がうかがえる。
☆ともに、美術館の案内版を意訳した。
ピカソのこの作品は初展示ということで珍しいので、撮影した。
確かに、デフォルメ控え目。が、ピカソということは遠目で確認できた。
モネは、この作品が展示されているのを当方は初めて観た気がしたので
撮影した。ピカソ作品は何作か撮影したが、どう観たらそう描かれるの
か当方のような凡人には理解は難しい。ただ、楽しさは感じる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます