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日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

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毎日更新! GetUpEnglish Updates Every Day! Since April 1, 2006 (c) 2006-2024 Uesugi Hayato(上杉隼人)

CHANGE  

2008-01-13 00:10:00 | C

 今日はちょっとスタイルを変えて書いてみます。

 よくスーパーのレジなどに、こんなことが書かれている。

 両替はいたしません

 NO CHANGE GIVEN  

 ぼくは病的に熱心な英語教師なので、この英語表現は間違っているし、お客に対してちょっと失礼な言い方である、と3軒のスーパーで関係者に伝えた。

 もしアメリカのスーパーに行って、こんな日本語が書かれていたら、みなさんはどう思うだろうか?

 「おつりはいたしません!」

 おつりがもらえない店で買い物などしたくないし、そんなところで買いつづければならないとすれば、たちまち無一文になってしまう。 

 “NO CHANGE GIVEN”という言い方が誤解を招くのは、このchangeには「両替」のほかに、「釣り銭」の意味があるからだ。しかし、“NO CHANGE GIVEN”のchangeは、レジなどの近くに書かれているのであれば、「お釣り」の意味しか示さない。  

 では、「両替はお断りします」は、どんな英語にしたらいいだろうか? 英語では、「買い物をする」(purchase)ということが示されれば、意味がはっきりする。 

 「両替はいたしません」は、次のように訳せばいい。

 NO CHANGE GIVEN WITHOUT PURCHASE

 みなさんも、地元のスーパーやコンビニなどで、“NO CHANGE GIVEN”という言い方を見たら、それは正しい英語ではない、と教えてあげましょう。

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