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日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

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毎日更新! GetUpEnglish Updates Every Day! Since April 1, 2006 (c) 2006-2025 Uesugi Hayato(上杉隼人)

WHAMMY

2010-04-16 00:08:38 | W

 これはアメリカの俗語で、「(吉・不吉をもたらすための)まじない、縁起の悪いもの、不吉をもたらすもの (jinx)、(にらまれると災いが来るという)凶眼 (evil eye)」(『リーダーズ英和辞典』より)といった意味で使われる。 

 どこからこの表現が出てきたのか、ずっとわからなかったが、どうやらAl Capp (1909-79)の漫画Li’l Abner (1935)から生まれたようである。

 この漫画には、Evil-Eye Fleegleというキャラクターが登場する。彼はおそろしい能力を備えていて、"Wammy!"と言って片目で人をぬらむと、その人を気絶させてしまう。そして"Double wammy!"と言って両目で高層ビルをにらんだりすると、おそろしいことにそれを倒してしまう。

 ここからwhammyは、「 不吉をもたらすもの、縁起の悪いもの」、double whommyは「二重の打撃、踏んだりけったり」といった意味で使われるようになったようである。

○Practical Example

  "The man says, 'Evil eye on this place. A double whammy for all of you.'"

 "How gruesome he is!"  

 「あの男は、『この地は呪われてしまえ。おまえたちみんな呪われろ』と言っている」 

 「なんて気味の悪い男だ!」 

 evil eyeは、「凶眼、悪意の目つき、悪魔の目」。「にらまれると災難が来るという目」のこと。

●Extra Point

 to put the whammy on…(……に呪いをかける)という言い方もよくする。

◎Extra Example

 "The star player was badly injured."

 "Somebody must have put the whammy won him."

 「あのスター選手がひどい怪我をした」

 「誰かが呪いをかけたに違いない」  

 なお、Li’l Abnerについては、こちらのサイトを参照。 

 http://www.lil-abner.com/

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