GetUpEnglish

日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

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毎日更新! GetUpEnglish Updates Every Day! Since April 1, 2006 (c) 2006-2024 Uesugi Hayato(上杉隼人)

FACING THE CHAIR

2020-05-28 08:05:56 | F

 昨日のGetUpEnglishはこの本から紹介した。

 NEVER TIRE OF THE ROAD
 旅に倦(う)むことなし
 アンディ・アーヴァインうたの世界
 アンディ・アーヴァイン(著)
 柴田元幸(訳)
 エイモン・オドハティ(挿画)
 https://himaar.com/main/?p=2416

 アイルランド伝統音楽のミュージシャン、アンディ・アーヴァインが、ライヴコンサートで演奏する楽曲から21曲(オリジナル11曲、トラディショナル10曲)を選び、歌詞を対訳で紹介している。アーヴァイン自身の解説もついている。 翻訳は、近現代のみならず古典英米文学作品を数多くの手がける国民的翻訳者、柴田元幸。
これが大変すばらしい1冊なので、今日のGetUpEnglishもこの本から"Facing the Chair"(椅子を前にして)歌の一節を紹介したい。

○Practical Example
The department of justice was rounding up reds
 And one day on the sidewalk below
 Salsedo was found lying crushed on the ground
 And they said he fell out of a high storey window
 Two payroll guards were shot down and killed 
 At the height of this anti red scare
 And the powers that be arrested Sacco and me 
 And now we are facing the chair
 司法省は共産主義者を一斉検挙していた 
 そしてある日 階下の歩道で
 転落して死んでいるサルセードの死体が発見される
 上の方の階の窓から墜ちたのだという
 給料輸送の護衛二名が射殺された
 世間では共産主義憎悪が最高潮
 当局はサッコと私を逮捕し
 そしていま私たちは 椅子を前にしている。

 storeyはイギリス英語でstory(階)のつづりの変形。

●Extra Point
  これは1920年に実際にあった話だ。二コラ・サッコとバルトトメオ・ヴァンゼッティは1908年、アメリカに移住してきたイタリア系の無政府主義者。1920年、マサチューセッツのサウスプレイントゥリーで起こった給料輸送中の護衛ら2名を殺した廉で彼らに下された有罪判決は大きな物議をかもした。

◎Extra Example
We believe you must struggle for freedom
 Before our freedom you’ll gain 
 Freedom from fear and greed
 And freedom from shackles and chains 
 We walk down this corridor to death sir
 As many have walked it before
 But we’ll fight in our working class struggle
 If we live a thousand lives more
 私たちは信じる 自由のための戦わねば
 自由を得る前に人は
 恐怖と強欲から自由になる
 そして足枷と鎖からも自由に
 死に向かうこの廊下を 私たちは歩いていく
 これまでも多くの人が歩いた廊下を
 けれど私たちは 労働階級の戦いを続ける
 あと千回 人生を生きようとも

 『NEVER TIRE OF THE ROAD 旅に倦むことなし』、ぜひ読んでみてほしい。

 NEVER TIRE OF THE ROAD
 旅に倦(う)むことなし
 アンディ・アーヴァインうたの世界
 アンディ・アーヴァイン(著)
 柴田元幸(訳)
 エイモン・オドハティ(挿画)
 https://himaar.com/main/?p=2416

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