■自衛隊関連行事
2008年から2009年へ、いよいよ今年も終わりである。来月、つまり2008年度1月期の自衛隊関連行事について掲載したい。
1月期に実施される行事は、公式には11日の第1空挺団降下はじめ、のひとつである。この行事は、防衛大臣視閲のもとで、第1空挺団が新年最初の空挺降下、そして戦闘訓練展示を実施するという行事である。これについては、第1空挺団の上級部隊である中央即応集団HP(※)などを参照して戴きたい。
また、部隊ごとに日にちは異なるが、陸海空自衛隊の航空機を運用する部隊では、飛行はじめ、年頭訓練として、編隊飛行を行う部隊がある。これも、新年において無事故のもとでの任務完遂を目指すための行事であり、原則として非公開の行事ではあるが、離陸した編隊は地上からもその雄姿を望むことが出来る。
さて、空挺降下初めであるが、これは習志野演習場において実施される公開行事である。第1空挺団は、日本唯一の空挺部隊として知られているが、この中から約300名の部隊が軽装甲機動車などとともに参加、C-1輸送機やCH-47ヘリコプター、多用途ヘリコプターの支援を受け降下及び空中機動を展示する。
降下した部隊は、富士教導団などが仮設敵として展開している地域に対し攻撃を行う戦闘訓練展示を実施、これがなかなかの迫力だという。空挺降下は、今日風などの状況では中止されることもあるが、その場合はヘリコプターによる空中機動により部隊は迅速に展開、状況にはいるとのこと。
戦闘訓練展示の終了後は、防衛大臣による訓示が行われる。この様子は、テレビニュースなどでも報じられ、マスコミを通しての知名度は富士総合火力演習とも並べられるものであるが、自力にて習志野演習場まで展開できる方は、自由に観覧することが出来るというのが特筆される点である。
第1空挺団は、中央即応連隊とともに、緊急時には即応して出動する精鋭部隊であり、装備の近代化も進められており、その装備などにも注目したい。なお、現段階では日程以上の情報は中央即応集団HPには出されていないので、追って公表時には本ブログもしくは第二北大路機関に掲載の予定である。
注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関