■パノラマカー12月6日臨時電車
白帯パノラマカーにより12月6日に運行された臨時電車『いなり』号の写真を掲載したい。今月末のダイヤ改正に伴うパノラマカー定期運行終了により、いよいよ愛好家の間では焦燥感が高まる今日この頃。
いなり号は、豊明駅を始発として、豊川稲荷駅まで一往復する。乗車には、乗車整理券と一日乗車券が必要ということだが、一日乗車券は、この区間だけを利用するにはあまりにも高価であり、更にパノラマカーの代名詞的な座席である展望車は、混雑しているため、沿線での撮影をおこなうことにした。豊明駅1146→豊川稲荷駅1237・豊川稲荷駅1243→豊明駅1348という予定での運行だ。
沿線である程度人が集中せず、かつ、撮影環境が良好な場所、ということで、いろいろ考えた結果、知立駅にて撮影することとした。ホームが湾曲しており、ホームの端でなくとも撮影は容易、という考えであったのだが、実際には、通過時間を逆算して、沿線からでもほかの電車と重なる心配は少なかったので、駅を出て少し歩いていったところにある撮影ポイントを選んだ。
やはり、7000形パノラマカーの人気は絶大だ。展望車の混雑はものすごいが、それ以上に驚くのは沿線の活気だ。有名な撮影ポイントではない、かなり駅から離れているこの場所でも、配置についている方が多かったということだ。邪魔にならないか了解を得て撮影。恐らく、有名なカーブの撮影ポイントは、この日、物凄い人出となっているのだろう。
パノラマカーであるが、定期運行は、今月末のダイヤ改正により終了となるものの、名鉄HPによれば、“平成21年度中には引退”、という表現が用いられている。これは、言い換えれば、イベント列車などの予定で、当分は運行する、という意味でもとることができる。他方で、現在、二輌編成化して保存するという方策を名鉄はとるようだが、四輌編成の中間車を流用して六輌編成化し、動態保存したとしても、記念運転などの収入でなんとか維持できるのでは?と考えたりもする。付け加えれば、四輌一編成を、可児に保存している8800形のシートを組み込み、団体専用車、としてみるのも面白いのでは、と考える次第。
HARUNA
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