北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

日米対潜特別訓練 沖縄周辺海域にて12月4日から6日まで実施

2008-12-02 22:25:10 | 防衛・安全保障

■日米艦艇10隻が参加

 海上自衛隊ニュースリリース11月28日付によれば、海上自衛隊は、アメリカ海軍との間で日米大戦特別訓練を実施するとのことだ。

Img_0739  日米対潜特別訓練は、明後日12月4日(木曜日)から6日(土曜日)まで、沖縄周辺海域において実施される。訓練統制官は、海上自衛隊から第8護衛隊司令五島浩司一等海佐、アメリカ海軍からは第15駆逐隊司令マークC.モンゴメリー(Mark C.montgomery)海軍大佐が、その任にあたるとの発表だ。

Img_2726  参加部隊は、海上自衛隊から護衛艦2隻と航空機数機。米海軍からは駆逐艦4隻、フリゲート1隻、潜水艦1隻、補給艦1隻、音響測定艦1隻と航空機数機が参加するとのこと。主要訓練項目は、対潜戦。対潜特別訓練は、1957年から実施されており、今回で114回目となる、とのことだ。

Img_1410 海上自衛隊は、一個護衛隊の半分に当たる護衛艦二隻を参加させるとのことだが、米海軍の参加艦艇のうち、現在対潜用のスプルーアンス級駆逐艦はすべて退役し現役にないため、イージス艦であるアーレイバーク級ミサイル駆逐艦が参加するものと思われる。潜水艦(ロサンゼルス級攻撃型原潜?)や補給艦、音響測定艦を参加させるなど、参加規模としては、米海軍の部隊の方が規模が大きいようだ。

Img_2582  対潜戦闘に関する技術向上は、特に西太平洋地域における潜水艦脅威は、北東アジア地域においては潜水艦戦力を急激に増強している国がいくつかある事から、冷戦後の一時期と比して増大傾向にあり、米海軍としても一時期軽視されていたともとれる対潜戦闘に関する戦技向上は、大きな課題となっている。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文および写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする