◆旧舞鶴地方隊所属の護衛艦
舞鶴基地を撮影し、ヘリコプター護衛艦はるな、の姿を写真に記録したが本日はもうひとつ珍しい写真を掲載したい。
舞鶴基地の沖に停泊する海上自衛隊の護衛艦みねゆき。12隻が量産された、はつゆき型護衛艦の三番艦として1984年に就役、護衛艦隊用の汎用護衛艦として活躍したのち、舞鶴地方隊第24護衛隊に編入されたが、昨年度末の護衛艦隊改編により、第14護衛隊として護衛艦隊に編入され、今日に至る。
みねゆき、は最後まで護衛艦隊に配属され、最後に地方隊に配属されたのだが、地方隊への移管とともに、哨戒ヘリコプターの運用に関わる装備を一時取り外していた。ガスタービン推進を採用し、国産のFCSとともに対空対潜対水上の各種誘導弾を搭載、ヘリコプターの運用能力を満載排水量4000㌧に収めたのが、本型の特色である。
地方隊に移管するとともに、航空機運用能力を省き、着艦や整備関係の設備を一時取り外していたのだが、護衛艦隊に復帰して以降、ヘリコプターを搭載するようになった。そのヘリコプターんぼ搭載が行われている様子を写したのが本日の写真である。これにより、対潜戦闘や哨戒任務で大きく能力が向上することになる。
他方で、ヘリコプターを搭載するということは航空機の整備要員などを乗せる必要があり、同じ型式の護衛艦であっても護衛艦隊での運用時よりも少ない人員で護衛艦を運用する地方隊[実際、パンフレットを見ると定員の数字が異なる]には難しく、ヘリコプターを有さない地方隊もある中では難しかったのだが、改編により、このように搭載することが可能となったようだ。
HARUNA
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