北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

特急はまかぜ 新型気動車でキハ181系気動車を代替へ

2009-02-19 19:14:00 | コラム

◆新型車両導入予定 日本海新聞が報じる

 2月18日付の日本海新聞によれば、山陰線と播但線の沿線自治体がJRの進める余部鉄橋の架け替え工事に伴う新型特急車両の導入と、これに伴う信号機の改修やホームのかさ上げなど周辺施設の改良へ費用分担を決定したとのこと。

Img_3112  現在、キハ181系気動車により大阪から神戸、姫路を経て豊岡、城崎温泉、余部と鳥取を結んでいる特急はまかぜ号は、余部鉄橋の架け替えとそれに伴う周辺自治体活性化による旅客需要の増加へのサービスに対応するため、新型車両に置き換えられる、というのが18日付の日本海新聞に記載されていた記事。

Img_3117  キハ181系気動車は、特急あさしお、まつかぜ、やくも等、旧海軍の艦名のような様々な列車として活躍したが、導入から既に30年以上が経過しており、今日では、はまかぜ号を最後の定期運用として今日に至っている。雷鳥の485系のように、歴史ある列車なのだが、車両の老朽化は如何ともしがたいとのこと。

Img_8937  京都から大阪、神戸を経て姫路より智頭急行が比較的新しいHOT7000系気動車による、特急スーパーはくと号を運行しており、旧式化が目立ち、速度でも限界のある、はまかぜ号に新型車両を導入することでテコ入れを行うことが今回の主眼と見られている。新型車の導入により、はまかぜ号のサービスを一新、同時に十分程度の所要時間の短縮を行うことが狙い。

Img_3122  カーブや傾斜の多い但馬の地形に適したタイプということを除けば、新型車両がどのような車両となるのかは、現在のところ未定で、気動車となるのか、ハイブリット方式の車両となるのかは、記事には記載されていない。他方、運用開始は、余部鉄橋架け替え工事の完了後に導入を目指す方針とのことで、キハ181系にもそろそろ列車としての終点が見えてきたということは、確かなことのようだ。

HARUNA

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コメント (4)
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