北大路機関

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KC-767空中給油輸送機 待望の日本到着から一年

2009-02-22 21:47:40 | 航空自衛隊 装備名鑑

◆1131時岐阜基地到着

 本日多忙につき、コネタ。一年前、正確には2008年2月20日にKC-767空中給油輸送機が岐阜基地に到着してから、ざっと一年が経った、という記事。

Img_8911  1131時岐阜基地到着。予定通り岐阜基地に着陸するべく進入した一年前のあの日。空中給油輸送機の日本到着は、ほぼ一年遅れ、待望の到着という印象。この時点のKC-767には、到着した機体の垂直尾翼に民間機のNナンバーが記載されており、その後小牧基地に移動、飛行開発実験団のマークが書き込まれて試験が開始された。

Img_8923  そろそろ、運用試験が完了し、実任務における運用訓練に移行するとともに、部隊マークも運用部隊に移行するというところか。すると、飛行開発実験団のマークに代えて、部隊マークが垂直尾翼に書き込まれることになるので、はたしてどのような部隊マークになるのか、興味が湧くところである。

Img_9940  他方で、KC-767であるが、将来的に航空自衛隊は増備する可能性があるのか、そして何よりも現在航空自衛隊が運用している早期警戒管制機E-767と整備の互換性がある機体であるので、このもととなるボーイング767の生産ラインが維持されるのか、というところに興味の対象が移る。

Img_9944  このあたりは、アメリカのE-3やRC-135,そしてE-8の後継を一手に担うというボーイング767を基本とした次期早期警戒管制機E-10や、KC-135の後継となる次期空中給油機がKC-767となるのか、それともエアバスKC-45となるのか、興味が湧くところである。それによっては、航空自衛隊は増備を構想しても、肝心の生産ラインが閉鎖されている、ということも起こり得る訳だ。

HARUNA

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コメント (2)
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