◆最高の寝台特急、最後尾は展望スイート/電源車
本日は、一月下旬並みに、急に多忙になったため、第二北大路機関(http://harunakurama.blog10.fc2.com/)京都駅カテゴリ用の写真を用いての記事を掲載。同じ際に撮影した京都駅の様々な電車は、後日2北にて掲載予定です。
京都駅に到着する豪華な寝台特急、トワイライトエクスプレス。日本最高の寝台特急は、全部A寝台二人用個室で構成されてるカシオペア、とはよく言われるが、近代的で機械的な味気ないカシオペアよりも、トワイライトエクスプレスの方が温かみがある、とは利用した方のお言葉。いわゆるB寝台もあるトワイライトエクスプレスは、敷居が高くなく、それでいて長距離特急の風格がある、とのこと。
トワイライトエクスプレスは、食堂車ダイナープレアデスと、サロンカーであるサロンデュノールを連結している。食堂車を連結した電車が、北斗星とカシオペア、そしてこのトワイライトエクスプレスだけであることを考えると貴重な一本である。この編成を青を基調としたものにして、九州と東京を結ぶブルートレイン富士、とすればまだまだ需要があるのではないかとは、先日記載した次第。
札幌行きトワイライトエクスプレスの最後尾は、一編成に一部屋しかない展望スイートとなっている。サービスは24系客車の最高峰、編成の最後尾をそのまま一つの個室にしたもので、シャワーやダブルベットなどなどを備え、寝台券は高価だが、入手困難な最も人気のある個室である。プライバシー保護のために、ご覧のとおり、マジックミラーとなっている。
トワイライトエクスプレス大阪行きの最後尾。こちらは、マジックミラーとなっていないが、それが電源車であるため。トワイライトエクスプレスの編成は3編成あり、電源車は故障に備え4両が確保されている。同じ寝台特急であっても、違うわけだが、わずかな間隔で上下の車両をみると違いがよくわかる。
わずかな間隔というのは、京都駅には、上下のトワイライトエクスプレスが20分ほどの間隔をおいて到着する。上下のトワイライトがすれ違うのは、山崎のカーブで撮影した時はほんの数分を置いて大阪方面から、そして京都方面から来たので、長岡京駅と山崎駅の間で上下が対面するようだ。
大阪と、札幌の距離はざっと1500km。正午に大阪駅を出た寝台特急は、京都から琵琶湖の湖畔を進み、日本海へ沈む夕日を眺めつつ一路北上、青函トンネルを通り、函館から苫小牧へ、そしてお昼前に札幌駅に到達する。札幌から大阪へは午後の昼食後に出発し、正午過ぎに大阪に到着する。
HARUNA
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