北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

ヘリコプター護衛艦はるな 舞鶴基地に顕在! 舞鶴撮影紀行

2009-02-03 23:21:43 | 海上自衛隊 催事

◆舞鶴基地の日常風景

 海上自衛隊舞鶴基地の写真を特集。ちょうど時間ができたので、前から見たかった舞鶴城[田辺城]と、久しぶりに、はるな、を見ようと足を運んだしだい。

Img_6728  昨夜お伝えした、“HARUNAらしい記事”といえば、群馬県の榛名山に行くか、舞鶴の護衛艦はるな、の特集でしょう。ということになったのだけれども、榛名山は、近くの浅間山が噴火を始めたので断念。ということで、舞鶴基地に行ってきました。とりあえず、2041時に二条駅を出る特急タンゴディスカバリー号で東舞鶴へ、そして2月10日に閉店のカプセルホテル赤レンガを利用して一泊。サウナでひと汗流す。

Img_6584  新造砕氷艦しらせ、建造は最終段階である。兆と一年前には上部構造物が完成しつつある段階でったのが、公試を行うまでに建造は進んでいる。こうやってみると、先代の砕氷艦しらせ、とイメージは非常によくにている。大きさもほぼ同じだし、もちろん、例えば煙突部分とか細部はずいぶんと違うのだけど。よくみると、機関は動いている模様。

Img_6614  舞鶴基地を見学する定番、小樽行きのフェリーが接岸し、海釣りの名所である前島埠頭から舞鶴基地の北吸桟橋を撮影。この日も数人の釣り人が釣り糸を垂らしていた。さて、舞鶴基地には、ヘリコプター搭載護衛艦はるな、護衛艦あぶくま、ミサイル護衛艦みょうこう、そして霞んでいてみえにくいが、護衛艦はまゆき、が停泊しているのがみえた。

Img_6609  海上自衛隊舞鶴教育隊の隊員がカッターによる訓練を行っていた。これは、カッター5162号型の一隻で、正式にはカッター5211号。海上自衛隊に59隻が配備されている。FRP製で基準排水量1.5㌧、全長9.0㍍、幅2.5㍍。動力は手動、つまりオールを漕いで機動するものだ。

Img_6499  前島埠頭の目の前の海域では、運貨船14号が作業中であった。この船は、運貨船9号型の一隻で、同型船は7隻が海上自衛隊に配備されている。載貨重量50㌧、全長27㍍で、速力は9ノット。貨物の輸送用にクレーンが搭載されている。船体は、前部にランプドアを有する交通船と同じかたちだ。

Img_6530  こんなところで何をしていたかというと、近くに国土交通省の人がいたので聞いてみたら、戦時中の爆雷が10個ほどみつかったとのことで、その回収作業をおこなっているとのこと。一瞬驚いたが、爆雷の中はヘドロ化していて危険はないとのこと、新聞にも出てたよ、と散歩中の老人からも教えてもらった。しかし、爆雷の回収作業を目前にしても、釣り人は何事もないように自らの釣果に注視している。

Img_6641  舞鶴市役所駐車場からみえる掃海艇桟橋。そろそろ退役が近い掃海艇あわしま[MSC-670]がみえる。もう一隻は、掃海艇とびしま。二隻の掃海艇はともに舞鶴地方隊第44掃海隊に所属している掃海艇だ。その背景に、舞鶴基地の旗艦ともいうべき、海上自衛隊最古参のヘリコプター護衛艦はるな。

Img_6770  文庫山に上る。山頂は福祉施設になっていて、早朝は市内バスも到着する。そこから、はるなを望見。自衛艦旗が掲げられ、舷門に隊員が待機している。満載排水量6800㌧、1973年に就役し、海上自衛隊最古参、海上自衛隊最初のヘリコプター搭載護衛艦は、いまなお現役である。

Img_6662  護衛艦あぶくま。後部にクレーンがみえているが、これは魚雷を好感しているところで、魚雷はこのあと、民間の輸送車両にて運ばれて行った。あぶくま、は地方隊用小型護衛艦として整備された最後のクラスで、現在の所属は護衛艦隊。満載排水量2900㌧で、護衛艦隊用に建造された護衛艦に準じる性能を有する護衛艦だ。

Img_6914  自衛隊桟橋前バス停にてバスを待つ最中、もう少しバスが来るまでに時間があったので、歩道橋に上ってみる。イージス艦みょうこう、車道を行く自動車と比べると、満載排水量9500㌧の護衛艦の大きさがよくわかる一枚だ。このあと、バスにて移動、舞鶴城[田辺城]などを見学した。

HARUNA

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コメント (8)
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