北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

自衛隊、10万6000名を災害派遣!東北地方太平洋沖地震災害派遣部隊統合任務部隊

2011-03-19 22:43:53 | 防災・災害派遣

◆君塚栄治総監隷下に全部隊出動!

 防衛省によれば本日1100時時点で、自衛隊の災害派遣部隊は10万6000名に達したとのことです。

Img_8441  東日本全域が被災地となったマグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震ですが、政府は自衛隊の規模を考えれば非常識な大規模の10万名災害派遣を命令しました。この為防衛省は君塚東北方面総監を指揮官として統合任務部隊を設置、創設以来初めて予備自衛官の動員を開始、全国は北海道から沖縄まで全部隊を結集しました。10万名の派遣に対して防衛費以外に計上された予備費は54億円、部隊移動だけでも相当な労力を強いられていると思いますし、部隊稼働も限界を超えていると考えられるのですが10万名を集めた訳です。

Img_6814  災害派遣の規模としては空前の規模で、防衛出動がかけられた場合の動員に匹敵するのですが、この態勢は短期間しか継続できません。そういうのも問題は兵站です。端的な事例では燃料が無ければ航行できない艦船でしょう、海上自衛隊などは全艦同時に動員令が発令されましたので、艦の規模にもよりますが同時に燃料が枯渇することになる為、米軍の補給艦など十隻単位での支援でも受けられなければ早晩、一旦基地へ戻る必要が出てきます。無理を命令されれば遂行はするでしょうが、効率は低下し、結局のところ能力を最大限発揮できなくなる事は政府もしっかり認識すべきでしょう。

Img_4551  陸上自衛隊にしても装甲車まで掻き集めて動員していますから車両維持には燃料や整備部品が必要で、航空自衛隊としても航空自衛隊の基地が近傍に元々少ないことから整備支援は当然限界を超えています。現在の動員規模がピークですが、稼働できるうちに救助と復旧に目途をつけ、自治体が主体の復興に転換できるようにしなければ、本来被災者に向かうべき輸送能力を部隊維持の必要機材輸送に充てることになってしまいます。まさか政府は自衛隊なんだから燃料が無くても気合で車両を動かせ、とはいいませんでしょうし、後方支援は特に検討してほしいと考えます。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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東北地方太平洋沖地震に対する防衛省自衛隊の対応(3月19日1100)

2011-03-19 22:13:15 | 防災・災害派遣

◆防衛省発表

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震自衛隊の活動状況(11時00分現在)
平成23年3月19日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
※下線部は前回からの変更箇所

派遣規模人員約106,000名(陸:約69,000名、海:約16,000名、空:約21,000名)

・回転翼209機、固定翼321機
・艦船57隻
が活動中

※3月14日(月)東北方総監を長とする統合任務部隊を編成
・3月18日(金)東北地方太平洋沖地震による被災地域において、自衛隊の部隊が実施する救援活動等に係る予備費の使用を決定(約54億円)<18日閣議決定>

自衛隊による救助状況○大規模地震災害派遣による活動

・自衛隊による救助者数 約19,430名(現時点で確認されているもの)

  11日~17日 18日 計
救助者数
(名) 約19,400 約30 約19,430

○原子力災害派遣による活動

・原子力災害派遣に係る除染者数(民間人のみ)約2,850名

災害派遣要請元11日14時52分 岩手県知事
11日15時02分 宮城県知事
11日16時20分 茨城県知事
11日16時47分 福島県知事
11日16時54分 青森県知事
11日18時50分 北海道知事
12日01時00分 千葉県知事

連絡員の派遣北海道(根室振興局、日高振興局、釧路総合振興局、胆振総合振興局、えりも町)、宮城県(県庁、東松島市)、岩手県(県庁、山田町役場)、秋田県庁、青森県(県庁、八戸市役所)、福島県(県庁、田村市役所)、山形県庁、茨城県庁

自衛隊の実施事項(調整中含む)○大規模地震災害派遣による活動
11日14時50分 防衛省災害対策本部設置(本部長:防衛大臣)
11日18時00分 大規模震災災害派遣命令
11日19時30分 原子力災害派遣命令(12日09:20原子力災害派遣命令発出のため廃止)
12日09時20分 原子力災害派遣命令(17日03:00原子力災害派遣命令発出のため廃止)
16日11時58分 予備自衛官及び即応予備自衛官の災害等召集命令
17日03時00分 原子力災害派遣命令
17日22時00分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令
航空機による情報収集
被害者の救助
防衛大学校が周辺住民約190名を武道館に受け入れ
人員、物資等輸送
給食・給水支援
ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への提供

○原子力災害派遣による活動
避難支援、冷却水、給水支援、物資等輸送

○現地調査団等の輸送支援
政府調査団(第1陣:宮城県)の現地派遣
経済産業副大臣及び原子力安全・保安院職員等の現地派遣
総理大臣の現地視察(福島第1原発及び宮城県被災地上空等)
政府調査団(第2陣:岩手県及び福島県)の現地派遣
DMAT(災害派遣医療チーム)の輸送支援
防衛大臣現地視察(統合任務部隊編成)

自衛隊の活動○派遣部隊
陸 自  東北方面隊
第6師団(第20普通科連隊(神町)、第22普通科連隊(多賀城)、第44普通科連隊(福島)、第6特科連隊(郡山)、第6後方支援連隊(神町)、第6戦車大隊(大和)、第6高射特科大隊(郡山)、第6施設大隊(神町)、第6通信大隊(神町)、第6偵察隊(大和)、第6飛行隊(神町)、第6特殊武器防護隊(神町)、第6師団司令部付隊(神町))
第9師団(第5普通科連隊(青森)、第21普通科連隊(秋田)、第39普通科連隊(弘前)、第9特科連隊(岩手)、第9後方支援連隊(青森)、第9戦車大隊(岩手)、第9高射特科連隊(岩手)、第9施設大隊(八戸)、第9通信大隊(青森)、第9対戦車隊(八戸)、第9偵察隊(弘前)、第9飛行隊(八戸)、第9化学防護隊(青森)、第9師団司令部付隊(青森))
第4地対艦ミサイル連隊(八戸)、第2施設団(船岡)、東北方面特科隊(仙台)、第5高射特科群(八戸)、東北方面通信群(仙台)、東北方面航空隊(霞目)、東北方面後方支援隊(仙台)、東北方面衛生隊(仙台)、東北方面総監部付隊(仙台)

北部方面隊
第2師団(第3普通科連隊(名寄)、第25普通科連隊(遠軽)、第26普通科連隊(留萌)、第2特科連隊(旭川)、第2後方支援連隊(旭川)、第2施設大隊(旭川)、第2通信大隊(旭川)、第2偵察隊(旭川)、第2飛行隊(旭川)、第2化学防護隊(旭川)、第2師団司令部付隊(旭川))第5旅団(第4普通科連隊(帯広)、第6普通科連隊(美幌)、第5戦車隊(鹿追)第5特科隊(帯広)、第5後方支援連隊(帯広)、第5偵察隊(帯広)、第5飛行隊(鹿追)、第5高射特科中隊(帯広)、第5施設中隊(帯広)、第5通信中隊(帯広)、第5音楽隊(帯広)、第5旅団司令部付隊(帯広))
第7師団司令部(第11普通科連隊(東千歳)、第72戦車連隊(帯広)、第7後方支援連隊(東千歳)、第7施設大隊(東千歳)、第7通信大隊(東千歳)、第7飛行隊(丘珠)、第7師団司令部付隊(東千歳))
第11旅団(第18普通科連隊(真駒内)、第28普通科連隊(函館)、第11戦車隊(真駒内)、第11後方支援隊(真駒内)、第11旅団司令部付隊(真駒内))第1特科団(北千歳)、北部方面施設隊(南恵庭)、北部方面航空隊(丘珠)、北部方面後方支援隊(島松)、北部方面通信群(札幌)、北部方面会計隊(札幌)、北部方面補給処(島松)

東部方面隊
第1師団(第1普通科連隊(練馬)、第31普通科連隊(武宮)、第34普通科連隊(板妻)、第1特科隊(北富士)、第1後方支援連隊(練馬)、第1戦車大隊(駒門)、第1高射特科大隊(駒門)、第1施設大隊(朝霞)、第1通信大隊(練馬)、第1化学防護隊(練馬)、第1師団司令部付隊(練馬))
第12旅団(第2普通科連隊(高田)、第13普通科連隊(松本)、第30普通科連隊(新発田)、第12特科隊(宇都宮)、第12後方支援隊(新町)、第12ヘリコプター隊(相馬原)、第12偵察隊(相馬原)、第12対戦車中隊(新町)、第12高射特科中隊(相馬原)、第12施設中隊(新町)、第12通信中隊(相馬原)、第12科学防護隊(相馬原)、第12旅団司令部付隊(相馬原))
第1施設団(古河)、東部方面後方支援隊(朝霞)、東部方面航空隊(立川)、第2高射特科群(松戸)、東部方面通信群(朝霞)、東部方面会計隊(朝霞)、第1教育団(朝霞)、相馬原駐屯地業務隊(相馬原)、霞ヶ浦駐屯地業務隊(霞ヶ浦)、木更津駐屯地業務隊(木更津)、宇都宮駐屯地業務隊(宇都宮)、北宇都宮駐屯地業務隊(北宇都宮)

中部方面隊
第3師団(第7普通科連隊(福知山)、第36普通科連隊(伊丹)、第37普通科連隊(信太山)、第3特科隊(姫路)、第3後方支援連隊(千僧)、第3戦車大隊(今津)、第3高射特科大隊(姫路)、第3通信大隊(千僧)、第3飛行隊(八尾)、第3偵察隊(千僧)、第10師団(第14普通科連隊、第33普通科連隊(久居)、第35普通科連隊(守山)、第10特科連隊(豊川)、第10後方支援連隊(春日井)、第10戦車大隊(今津)、第10高射特科大隊(豊川)、第10施設大隊(春日井)、第10通信大隊(守山)、第49普通科連隊(豊川)、第10偵察隊(春日井)、第10化学防護隊(守山)、第10師団司令部付隊(守山))
第13旅団(第8普通科連隊(米子)、第17普通科連隊(山口)、第46普通科連隊(海田市)、第13特科隊(日本原)、第13後方支援隊(海田市)、第13偵察隊(出雲)、第13飛行隊(防府)、第13戦車中隊(日本原)、第13高射特科中隊(日本原)、第13施設中隊(海田市)、第13通信中隊(海田市)、第13師団司令部付隊(海田市))
第14旅団(第15普通科連隊(善通寺)、第50普通科連隊(高知)、第14特科隊(松山)、第14後方支援隊(善通寺)、第14偵察隊(善通寺)、第14飛行隊(北徳島)、第14戦車中隊(日本原)、第14施設中隊(高知)、第14通信中隊(善通寺)、第14旅団司令部付隊(善通寺))
第4施設団(大久保)、中部方面後方支援隊(桂)、中部方面通信群(伊丹)、中部方面航空隊(八尾)、中部方面衛生隊(伊丹)、中部方面会計隊(伊丹)、守山駐屯地業務隊(守山)、大久保駐屯地業務隊(大久保)、善通寺駐屯地業務隊(善通寺)、出雲駐屯地業務隊(出雲)、自衛隊阪神病院(川西)

西部方面隊
第4師団(第16普通科連隊(大村)、第40普通科連隊(小倉)、第41普通科連隊(別府)、第4特科連隊(久留米)、第4施設大隊(大村)、第4通信大隊(福岡)、第4偵察隊(福岡)、第4飛行隊(目達原)、第4後方支援連隊(福岡)、第4師団司令部付隊(福岡))
第8師団(第12普通科連隊(国分)、第42普通科連隊(北熊本)、第43普通科連隊(都城)、第8特科連隊(北熊本)、第8後方支援連隊(北熊本)、第8戦車大隊(玖珠)、第8施設大隊(川内)、第8高射特科大隊(北熊本)、第8通信大隊(北熊本)、第8偵察隊(北熊本)、第8化学防護隊(北熊本)、第8師団司令部付隊(北熊本))
第15旅団(第15後方支援隊(那覇)、第51普通科連隊(那覇)、第15通信隊(那覇)
第5施設団(小郡)、西部方面特科隊(湯布院)、第2高射特科団(飯塚)、西部方面後方支援隊(目達原)、西部方面通信群(健軍)、西部方面航空隊(目達原)、西部方面衛生隊(健軍)、西部方面会計隊(健軍)、自衛隊福岡病院(春日)、自衛隊熊本病院(熊本)

中央即応集団
第1空挺団(習志野)、第1ヘリコプター団(木更津)、中央即応連隊(宇都宮)、中央器特殊防護隊(大宮)、対特殊武器衛生隊(朝霞)、中央即応集団司令部付隊(朝霞)、国際活動教育隊(駒門)
通信団(市ヶ谷)、警務隊(市ヶ谷)、高射学校(下志津)、施設学校(勝田)、需品学校(松戸)、化学学校(大宮)、自衛隊中央病院(三宿)、武器学校(土浦)


海 自 指揮官:横須賀地方総監
航空集団(厚木)、教育航空集団(下総)、横須賀地方総監部(横須賀)、掃海隊群(横須賀)、第1護衛隊群(横須賀)、第2護衛隊群(佐世保)、第3護衛隊群(舞鶴)、第2潜水隊群(横須賀)、第1航空群(鹿屋)、第2航空群(八戸)、第4航空群(厚木)、第5航空群(那覇)、第21航空群(館山)、第22航空群(大村)、第31航空群(岩国)、下総教育航空群(下総)、第1護衛隊(横須賀)、第2護衛隊(佐世保)、第3護衛隊(舞鶴)、第4護衛隊(大湊)、第5護衛隊(横須賀)、第6護衛隊(佐世保)、第11護衛隊(横須賀)、第12護衛隊(呉)、第15護衛隊(大湊)、第1掃海隊(呉)、第2掃海隊(佐世保)、第51掃海隊(横須賀)、第101掃海隊(呉)、第41掃海隊(横須賀)、第42掃海隊(呉)、第43掃海隊(佐世保)、第44掃海隊(舞鶴)、第45掃海隊(大湊)、第46掃海隊(佐世保)、第203教育航空隊(下総)、第211教育航空隊(鹿屋)、第2潜水隊(横須賀)、第1海上訓練支援隊(呉)、横須賀警備隊(横須賀)、第2ミサイル艇隊(舞鶴)、横須賀衛生隊(横須賀)護衛艦「はるさめ」、護衛艦「たかなみ」、護衛艦「おおなみ」、護衛艦「さわゆき」、護衛艦「やまゆき」、護衛艦「しらね」、護衛艦「くらま」、護衛艦「ゆうぎり」、護衛艦「あまぎり」、護衛艦「せとぎり」、護衛艦「さわぎり」、護衛艦「きりしま」、護衛艦「ちょうかい」、護衛艦「あしがら」、護衛艦「ひゅうが」、護衛艦「あぶくま」、護衛艦「おおよど」、護衛艦「ちくま」、護衛艦「とね」、掃海艦「やえやま」、掃海艦「はちじょう」、掃海母艦「ぶんご」、輸送艦「くにさき」、輸送艦「ゆら」、輸送艦「のと」、訓練支援艦「くろべ」、訓練支援艦「てんりゅう」、多用途支援艦「ひうち」、多用途支援艦「すおう」、多用途支援艦「あまくさ」、海洋観測艦「すま」、海洋観測艦「わかさ」、海洋観測艦「にちなん」、潜水艦救難母艦「ちよだ」、試験艦「あすか」、補給艦「ときわ」、補給艦「はまな」、補給艦「おうみ」、補給艦「とわだ」、掃海艇「ひらしま」、掃海艇「たかしま」、掃海艇「つしきま」、掃海艇「まえじま」、掃海艇「くめじま」、掃海艇「まきしま」、掃海艇「ながしま」、掃海艇「ゆげしま」、掃海艇「つのしま」、掃海艇「なおしま」、掃海艇「とよしま」、掃海艇「あいしま」、掃海艇「あおしま」、掃海艇「みやじま」、掃海艇「ししじま」、掃海管制艇「さくしま」、特務艇「はしだて」、試験艦「くりはま」
空 自 第2航空団(千歳)、第3航空団(三沢)、北部航空警戒管制団(三沢)、第6高射群(三沢)、北部航空施設隊(三沢)、第4航空団(松島)、第6航空団(小松)、第7航空団(百里)、中部航空警戒管制団(入間)、第1高射群(入間)、第4高射群(岐阜)、中部航空施設隊(入間)、西部航空方面隊司令部支援飛行隊(春日)、第5航空団(新田原)、第8航空団(築城)、西部航空警戒管制団(春日)、第2高射群(春日)、西部航空施設隊(芦屋)、南西航空混成団司令部(那覇)、第83航空隊(那覇)、南西航空警戒管制隊(那覇)、第5高射群(那覇)、南西航空施設隊(那覇)、第1輸送航空隊(小牧)、第2輸送航空隊(入間)、第3輸送航空隊(美保)、三沢ヘリコプター空輸隊(三沢)、入間ヘリコプター空輸隊(入間)、千歳救難隊(千歳)、秋田救難隊(秋田)、新潟救難隊(新潟)、百里救難隊(百里)、浜松救難隊(浜松)、航空総隊司令部飛行隊(入間)、偵察航空隊(百里)、警戒航空隊(浜松)、警戒航空隊(三沢)、高射教導隊(浜松)、航空システム通信隊(市ヶ谷)、第1航空団(浜松)、第1術科学校、第2術科学校、北部航空音楽隊(三沢)、第4補給処東北支処長(東北町)、防空指揮群(府中)、プログラム管理隊(入間)、中部航空音楽隊(浜松)、教材整備隊(浜松)、第11飛行教育団(静浜)、幹部候補生学校(奈良)、第4術科学校(熊谷)、電子開発実験群(入間)、航空中央業務隊(市ヶ谷)、第1補給処(木更津)、第1補給処東京支処長(十条)、第2補給処(岐阜)、第3補給処(入間)、第4補給処(入間)、西部航空音楽隊(春日)、第12飛行教育団(防府北)、航空教育隊(防府南)、第3術科学校(芦屋)、西部航空施設隊(芦屋)、南西航空音楽隊(那覇)、作戦情報隊(府中)、航空保安管制群(入間)、航空気象群(府中)、飛行点検隊(入間)、航空開発実験団司令部(入間)、航空安全管理隊(立川)、航空警務隊(市ヶ谷)、航空機動衛生隊(小牧)、補給本部(十条)、基地防空教導隊(千歳)、第3高射群(千歳)、航空教育隊第2教育群(熊谷)、航空中央音楽隊(立川)、第1補給処立川支所(立川)、飛行開発実験団(岐阜)、第4補給処高蔵寺支処(高蔵寺)、飛行教導隊(新田原)、飛行教育航空隊(新田原)、第13飛行教育団(芦屋)、第5術科学校(小牧)、航空医学実験隊(入間)、幹部学校(目黒)、航空支援集団(府中)、航空救難団(入間)、航空教育集団(浜松)、岐阜病院(岐阜)

陸 自
(11日) 18時25分 東北方面特科隊(仙台)27名人員をもって保育所への救出のため出発し、救援活動を実施
18時45分 第2施設団、名取市(宮城県南部)家屋に取り残された10数名救助のため、初動小隊30名派遣
22時17分 仙台病院に患者20名を収容
23時48分 東北方面特科隊が仙台市内の避難所にストーブ約260台を搬送。
(12日) 05時15分 第1空挺団(習志野)の人員約40名、車両6両(水トレーラー4両含む)により、給水支援及び輸送支援を実施
20時00分頃、21時00分頃 第6師団が被災民に対する約5万食のパンの輸送を実施
(13日) 00時20分 第6後方支援連隊(東根)がDMAT64名を東北大学病院まで輸送。
06時46分 第9特科連隊第2中隊が野田村でがれきの除去を実施
07時51分 第20普通科連隊がヘリで志津川小学校から要救助者6名を救出
08時00分 第6師団が気仙沼等で捜索活動を実施
08時57分 第130大隊が26名を救出
18時30分 第6師団が石巻で125人を救助するとともに糧食及び毛布を配布
22時20分 第9特科連隊(滝沢村)が岩手県下閉伊郡山田町で消火活動を実施
(14日) 09時45分 第9師団第4地対艦ミサイル連隊が炊き出し800食作成完了
13時00分 札幌病院2コ医療チーム巡回診療のため宮古市避難所へ前進中
13時15分 英国レスキューチーム46名を三沢から大船渡に搬送
13時25分 第6師団が石巻で36名救助
15時00分 第12飛行隊が福島第1原発20km圏内の要救助者の空輸を再開
15時43分 石巻駅北側の住宅地の2階における要救助者については、現在6師団の隊員がボートで救出を実施中
17時40分 第2施設大隊 老木公園集結完了 同地にて展開
(15日) 07時10分 第5旅団司令部及び第5旅団司令部付部隊 苫小牧東港に到着
(16日) 17時09分 第4地対艦ミサイル連隊 物資輸送(米、毛布、りんご)
20時21分 第25普通科連隊 給水支援1t
23時32分 後方支援連隊 給水支援6t、物資輸送(ガソリンドラム缶×18樽)
他、細部確認中
(17日) 16時00分 第9飛行隊 UH915 新浜町へ食料毛布等650kg空輸、UH718 唐丹中学校へ食料毛布等650kg空輸
16時05分 第10師団司令部付隊 蔵王向山地区の給水支援(3t)、丸森町筆甫(ひっぽ)避難所での給食支援(460食)
17時30分 第26普通科連隊 給水支援3.4t、炊き出し(1220食)
(18日) 16時59分 第9飛行隊 UH915 青森空港、大船渡東高校へ食料品計600Kg空輸
17時57分 第1大隊が給水作業終了(給水量6.8t)
(19日) 00時19分 第40普通科連隊が志津川町で救援・捜索活動、物資輸送・瓦礫除去
他、細部確認中

海 自
(11日) 20時45分 八戸基地体育館に770名の避難者、私有車両140両を収容。
21時50分 大湊地方隊、毛布3000枚(青森県六ヶ所村500枚、風間浦500枚、三沢市500枚、八戸市500枚、むつ市1000枚)、缶詰1000個を搬出。
(12日) 12時40分 第2護衛群第6護衛隊「はるさめ」の回転翼が気仙沼で13名救助
13時04分 第111航空隊のMCHが陸前高田病院から花巻空港まで人員輸送
13時38分 第2護衛隊群第6護衛隊の「たかなみ」から内火艇×2隻が孤立した被災者27名を救助。別に、救助された5名をあわせた32名のうち、4名を搭載ヘリにより日赤病院に搬送。残りの28名は艦内で待機。
14時32分 第111航空隊(岩国)のMCH-101が陸前高田病院から花巻空港までの人員輸送
15時23分 第2航空群UH64が「ちきゅう」から80名を救助、八戸まで移送
16時45分 「はるさめ」搭載の回転翼機が浦島小学校から被災者12名を救助、気仙沼小学校へ搬送
16時30分 第4護衛隊群第8護衛隊「きりしま」の回転翼が鹿妻小学校への物品輸送
17時56分 「おおなみ」搭載の回転翼機が阿武隈川河口から被災者33名を救助、岩沼市陸上競技場へ搬送
(13日) 07時02分 73空 UH64号が大湊を離陸、尻屋から宮古にかけて孤立した住民の捜索救助を実施
07時36分 「おおなみ」搭載の回転翼機が亘理町立荒浜中学校から被災者31名を救助、岩沼市陸上競技場へ搬送
08時30分 さわぎりHS阿武隈川河口の要救助者10名を岩沼市に搬送
10時40分 第73航空 救助者11名を大槌から県立釜石病院搬送完了
10時55分 111航空隊が南三陸町に非常糧食を輸送
12時00分 ときわからMH53Eにより宮城県長沼市に応急糧食3,000食を輸送完了
15時43分 MH―53Eが遠野運動公園へ非常用糧食9000食、毛布500枚、水157箱を輸送
17時50分 UH78号が白浜小学校から被災者37名を救助、釜石市民体育館へ搬送
18時00分 横須賀警備隊が72トンの給水支援を実施
19時20分 UH66号が白浜小学校から被災者66名を救助、釜石市民体育館へ搬送
19時31分 SH00号が白浜小学校から被災者28名を救助、釜石市民体育館へ搬送
・ときわからMCH-101により気仙沼市及び長沼市に非常用糧食152箱を輸送

(14日) 13時13分 浦戸桂島(塩釜市)で「おおなみ」の内火艇及び作業艇により物資輸送(水140L、カンパン192個、パン174個)
14時14分 「ときわ」から発艦した回転翼機が2.5トンの非常用糧食を女川総合運動公園に輸送中
14時30分 「さわゆき」が引き渡した救援物資
14時37分 25空隊の回転翼機が孤立住民等の捜索・救助のため離陸
15時40分 「おおなみ」による物資輸送(乾電池単1単2単3各20、水170L、缶飯168缶、乾パン64食、乾パン用オレンジスプレッド72本、コーンドミート48缶)
午後 「たかなみ」艦内で待機していた28名を海自ヘリ(MCH-101)で石巻専修大学グランドに搬送
17時47分 「はるさめ」搭載の回転翼機が被災者8名を波伝谷地区から石巻赤十字病院へ搬送
(15日) 09時47分 UH-60Jにより厚木から長沼に飲料水1トンを輸送
10時18分 MCH-101により「はまな」から八戸に糧食15トンを輸送
13時51分 大湊地方総監部は海上保安庁と協力し、八戸港の入港に係る、港湾調査を実施
14時02分 「ぶんご」は牡鹿半島および田代島の被災者に対する救援物資(牡鹿半島:糧食1800食、水約1トン、田代島:糧食180食)を輸送
14時30分 SH-60Jにより三沢から久慈に糧食50食分を輸送
16時08分 2空群 八戸基地避難小中学生に対する登下校支援(根木小4名 多賀小1名 市川中3名)16日~19日基地隊車両で輸送
17時15分 「はしだて」 漁船からの救援物資の要請に対し、物品を提供 (ガソリン8リットル、米50キロ)
(16日) 08時55分 「くにさき」LCACにより3回目の救援物資陸揚げ(缶飯、缶詰、水等)。石巻市渡波周辺の被災民の安否確認実施。渡波公民館 500名(傷病者15名、重傷者なし、搬送の用なし)、渡波農協 55名、渡波保育園 55名、洞源院 300名、シクタ1区集会所 220名、シクタ2区集会所 60名、渡波小学校 1300名、タンノウラ中学校 2000名、ケヤキ水産 400名
14時57分 21空群 千葉県東方沖を震源とする地震の状況偵察を実施。異常なし
他、細部調査中
(17日) 09時13分 「にちなん」搭載艇により、志津川湾細濱漁港にて、白米125kg、トイレットペーパー4箱(400ロール)引渡し
11時08分 輸送艦「くにさき」渡波公民館に救援物資(おにぎり5000個、水)を輸送
11時41分 輸送艦「くにさき」渡波公民館にて医療支援を実施
14時24分 下総消防車及び給水車搭載の水全てを空自消防車MB-3に補給
(18日) 11時30分 MH-53Eが厚木から石巻運動公園へ毛布700枚及び医療品を輸送
13時02分 MH-53Eが厚木から石巻運動公園へ毛布400枚を輸送
15時00分 11時00分から「つきしま」が気仙沼東湾 神止地区に飲料水 168個、電池 150個、赤飯 168個、牛肉缶詰 144個、おにぎり 150個を輸送
15時45分 MH-53Eが霞目から大島へ飲料水6.5トンを輸送
16時36分 13時57分からUHJ-72により柱島に物資輸送
17時49分 「おおよど」が広田湾に投錨し、1208から、灯油ドラム缶 60本、軽油ポリタンク 15個、空ポリタンク 265個、海水ポリタンク 20個を合計18回に分けて広田地区に輸送

空 自
(11日) 18時10分 三沢ヘリ、陸前高田で11名を救助完了
18時48分 陸前高田の高台へ11名の救助者を御下
(12日) 08時41分 第1輸送航空隊(小牧)のC-130×1機がDMAT要員約65名を花巻へ輸送。
08時51分 第3輸送航空隊(美保)のC-1×1機がDMAT要員約40名を輸送。
09時30分 第1輸送航空隊(小牧)のC-130×1機がDMAT要員約65名を花巻へ輸送。
09時40分 三沢ヘリ空隊CH-47×1機が10回の空中消火及び要救助者30名を収容。
10時36分 三沢ヘリ空隊CH-47×1機が岩手県下閉伊郡山田町の43名を救助。
12時40分 第3輸送航空隊(美保)のC-1×1機がDMAT要員約30名を輸送。
23時33分 第2輸送航空隊(入間)がDMAT8名を羽田から福島まで輸送。
(13日) 06時07分 百里救難隊の回転翼3機が阿武隈川付近で計47名を救助
06時45分 新潟救難隊の回転翼が南気仙沼で10名を救助
06時50分 空教団が回転翼で要救助者20名を収容。阿武隈川で要救助者20名を移送完了。
07時32分 航空支援集団の回転翼が要救助者20名を収容
07時39分 航空支援集団の回転翼が要救助者84名を収容
08時20分 新潟救難隊の回転翼が救助者69名を気仙沼小学校に搬送
09時18分 航空支援集団の回転翼が要救助者66名を気仙沼へ移送完了
12時51分 空教団が回転翼が岩手県下閉伊郡山田町で要救助者18名救出完了
13時40分 秋田救難隊が回転翼が岩手県下閉伊郡山田町で要救助者12名救出完了
14時20分 航空支援集団の回転翼が36名搬送完了
(14日) 06時45分 百里救難隊の回転翼が12名救出
07時03分 回転翼が東浜小学校で高齢者2名救助
07時17分 回転翼が東浜小学校で8名救出
08時34分 秋田救難隊の回転翼が石巻郵便局要救助者10名収容
08時45分 三沢ヘリ隊が湊中学校で41名収容完了
08時55分 入間ヘリ隊が石巻第2小学校より17名を搬送
12時03分 百里救難隊がよりいそ小学校で要救助者11名(大人7名、子供4名)の収容完了
15時34分 第1輸送航空隊(小牧)が救援物資の毛布5000枚を福島空港に輸送
20時34分 第2輸送航空隊(入間)が救援物資の糧食600箱を新潟へ輸送
(15日) 07時00分 北空 大槌トンネル付近地上での消火活動開始
07時13分 CH-47J消火活動開始(大槌トンネル)
09時54分 北空第1派遣隊 折笠地区消火活動開始
13時57分 航空支援集団司令部(府中)が気仙沼での孤立者80名を空輸
16時20分 CH-47J×1機消火活動終了(天候悪化のため)
18時37分 原発給水部隊 福島県庁到着
22時06分 第2輸送航空隊C-1×1機(入間)が非常糧食(カップ麺)を花巻に4200個、福島に1500個輸送
22時19分 第2輸送航空隊C-1×1機(入間)が消火バケット輸送のため百里に向け名古屋発
22時57分 第1輸送航空隊KC-767×1機及びC-130×1機(小牧)、第3輸送航空隊C-1×1機(美保)が非常糧食(パン)18万2000食を花巻に空輸
※15日を通じて、航空支援集団(府中)の回転翼が石巻市で187名、東松島市で8名孤立者等を空輸
(16日) 07時00分 北空 大槌トンネル付近地上での消火活動開始
08時11分 UH-60J 捜索救難のため千歳離陸
08時17分 U-125A 捜索救難のため千歳離陸
08時22分 第1輸送航空隊C-130×1機が物資輸送のため入間離陸
第3輸送航空隊C-1×1機が糧食輸送のため広島到着
08時46分 第1輸送航空隊C-130H×1機が物資輸送のため百里到着
09時37分 第1輸送航空隊C-130H×1機が水輸送(10トン)のため花巻到着
10時04分 第3輸送航空隊C-1が水輸送(5.2トン)のため花巻到着
15時32分 第1空輸隊C-1×1機が物資輸送(カンテラライト及び糧食3.2トン)のため松島着陸
15時39分 第3輸送航空隊C-1×1機が糧食輸送のため入間離陸
16時17分 第3輸送航空隊C-1×1機が水輸送のため福島着陸
16時20分 北空:山田第1派派遣 毛布配布完了、豊間根生活改善センター200枚、豊間根中学校580枚、豊間根小学校350枚、自治交流センター40枚(合計:1170枚)
16時39分 第3輸送航空隊C-1×1機が救援物資(マドレーヌ3.2トン)空輸のため花巻到着
17時38分 第1輸送航空隊C-130Hが水輸送(13.4トン)のため福島到着
18時34分 第1輸送航空隊C-130Hが水輸送(10トン)のため福島到着
18時53分 第3輸送航空隊C-1が糧食30000食(3.3トン)を百里に輸送
19時13分 第3輸送航空隊C-1が救援物資(糧食3.6トン)空輸のため百里到着
19時30分 第1航空輸送隊C-1×1機(小牧)が糧食30000食を百里基地に輸送
23時00分 小牧空港から福島空港にKC-767×1機 糧食158000食を輸送
23時45分 第1輸送航空隊C-130Hが救援物資(毛布2000枚)空輸のため福島到着
他、細部確認中
(17日) 06時15分 大滝根炊き出し部隊が田村市船引高校にて炊き出し開始
07時04分 第3輸送航空隊C-1が救援用器材(防護セット)(1.3トン)を百里に輸送
07時10分 北空山田作業隊(人員9名、車両2台)山田漁港から国道45号線までのガレキ除去
07時11分 第1輸送航空隊C-130H×1機が救援物資(医療品16トン、糧食4トン)を福島空港に輸送
08時40分 山田第1派遣隊(カーゴ1台、人員30名)北浜地区の人命救助とガレキ除去
10時57分 第1輸送航空隊C-130H×1機が救援物資(8.5トン)を花巻空港に輸送
11時32分 第2輸送航空隊C-1×1機が救援物資(3.9トン)を花巻空港に輸送
11時47分 第1輸送航空隊C-130H×1機が救援物資(水)を花巻空港に輸送
12時57分 第3輸送航空隊C-1が救援物資(毛布、水、紙オムツ)空輸のため福島着陸
13時46分 第3輸送航空隊C-1が救援物資(防護マスク、防護衣、米)空輸のため福島着陸
14時33分 第2輸送航空隊C-1が救援物資(ビスケット)空輸のため福島着陸
15時31分 第1輸送航空隊C-130が救援物資(カーゴローダー、毛布)空輸のため松島着陸
16時15分 第1輸送航空隊C-130が救援物資空輸のため松島着陸
16時19分 第1輸送航空隊C-130が救援物資(水)空輸のため花巻着陸
16時36分 第1輸送航空隊C-130が救援物資空輸のため松島着陸
17時26分 第2輸送航空隊C-1が救援物資(防護マスク、ガスフィルタ)空輸のため花巻着陸
17時40分 第1輸送航空隊C-130が救援物資(水)空輸のため花巻着陸
(18日) 06時13分 第1輸送航空隊KC-767×1機が小牧から福島へ救援物資(おにぎり及びパン)を空輸
07時56分 第2輸送航空隊C-1が救援物資(カップ麺)空輸のため松島到着
07時56分 第1輸送航空隊C-130が救援物資(おにぎり、パン)空輸のため福島着陸
08時20分 第2輸送航空隊C-1×1機が入間から松島へ救援物資(カップ麺)を空輸
08時27分 第3輸送航空隊C-1が救援物資(パン)空輸のため花巻着陸
08時31分 第2輸送航空隊C-1が救援物資(カップ麺)空輸のため松島着陸
08時51分 那覇ヘリCH-47J×1機が入間から松島へ救援物資(カップ麺及び燃料)を空輸
09時00分 第3輸送航空隊C-1×1機が千歳から松島へ救援物資(水)を空輸
09時27分 第1輸送航空隊C-130が救援物資(水)空輸のため松島着陸
09時45分 第1輸送航空隊C-130が救援物資(水)空輸のため松島着陸
09時54分 那覇ヘリCH-47が救援物資(カップ麺)空輸のため松島着陸
他、細部確認中
11時07分 第2輸送航空隊C-1×1機が入間から松島へ救援物資(カップ麺)を空輸
11時52分 第3輸送航空隊C-1×1機が福岡から福島へ救援物資(毛布、水、紙おむつ)を空輸
12時36分 第3輸送航空隊C-1×1機が名古屋から花巻へ救援物資(パン)を空輸
13時02分 第3輸送航空隊C-1×1機が千歳から松島へ救援物資(水)を空輸
13時08分 第3輸送航空隊C-1×1機が名古屋から福島へ救援物資を空輸
13時21分 第1輸送航空隊C-130×1機が小牧から花巻へ救援物資(パン)を空輸
13時24分 入間ヘリCH-47J×1機が、患者等13名を庄内空港へ空輸
14時17分 第1輸送航空隊C-130×1機が千歳から松島へ救援物資(水)を空輸
14時32分 第1輸送航空隊C-130×1機が千歳から松島へ救援物資(水)を空輸
14時39分 第2輸送航空隊C-1×1機が入間から松島へ救援物資(カップ麺)を空輸
(19日) 05時57分 第1輸送航空隊KC-767×1機が名古屋から福島へ救援物資を空輸
08時59 第1輸送航空隊C-130H×1機が名古屋から松島へ救援物資を空輸
09時28分 第1輸送航空隊C-130H×1機が名古屋から花巻へ救援物資を空輸
10時03分 第3輸送航空隊C-1×1機が名古屋から花巻へ救援物資を空輸
10時47分 第2輸送航空隊C-1×1機が入間から花巻へ救援物資を空輸
10時50分 第3輸送航空隊C-1×1機が福岡から福島へ救援物資を空輸

○原子力災害派遣による活動
(11日) 21時20分 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)が駐屯地を出発。
(12日) 02時05分 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)が矢板ICへ到着。
02時25分 東京電力のケーブルを輸送するための第1ヘリコプター団のCH47×3機が霞ヶ浦飛行場へ到着。到着後、ケーブルを搭載し、福島第2原子力発電所へ輸送予定。
03時35分 中央特殊武器防護隊(大宮)の副隊長含む2名が福島第一原発付近のオフサイトセンターへ到着
04時50分 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)が白河ICへ到着。じ後、オフサイトセンターへ向け前進。
06時14分 航空支援集団(府中)が福島第1原発へバッテリーを空輸
06時48分 東北方面隊の人員約100名、車両50両がオフサイトセンターに向け福島駐屯地を出発。(活動場所は、確認中。)
08時30分 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)がオフサイトセンター到着。
20時00分 CH-47×3機、UH-1×3機をもって、双葉町老人福祉会館及び厚生年金病院の寝たきり・要介護老人等約200名を川俣町農村広場へ空輸。
20時34分 CRF(朝霞)のUH-3機、CH47×3機が福島第1原発周辺住民の避難輸送を終了。
22時07分 第1輸送航空隊(小牧)のC-130×1機が冷水ポンプ用のモーター3個を福島へ輸送。じ後、陸上自衛隊の車両で輸送。
(13日) 08時05分 原発冷却水支援のため、北部航空方面隊、中部航空方面隊、航空総隊直轄部隊の水タンク車9台が四倉町到着
10時50分 第12化学防護小隊が二本松で除染対象者40数名のうち約半数を除染完了
13時37分 CRFの回転翼が空中モニタリングのため木更津駐屯地を離陸
13時56分 CRFの回転翼が空中モニタリングのため大宮に着陸
14時00分 第12化学防護小隊が二本松の除染所において除染対象50名の除染
15時15分 CRFの回転翼が空中モニタリングのため大宮を離陸
15時55分 CRFの回転翼が空中モニタリング一時中止
17時57分 空自給水車両10両が福島第2原発に到着、作業開始
17時58分 CRFが福島第2原発での給水作業を開始
20時28分 空自による福島第2原発での給水作業終了
(14日) 01時00分 中央特殊武器防護隊(大宮)が川俣町体育館において住民100名に対して除染
01時30分 空自による福島第2原発での給水作業(第2回目)再開
05時00分 空自による福島第2原発での給水作業(第2回目)終了
06時45分 福島第2原発に対する給水活動継続実施中
12時34分 福島第2原発で人員50名が給水活動を実施中
15時00分 第12飛行隊が福島第1原発20km圏内の要救助者の空輸を再開
20時56分 福島第1原発2号機が危険な状態のため、オフサイトセンターから郡山駐屯地へ移動(但し、CRF副司令以下14名はオフサイトセンターに残留)
※福島第1原発3号機の爆発により自衛隊員が4名負傷
(15日) 08時15分 回転翼による空中モニタリング終了(女川原発付近)
15時52分 冷却水注入に必要なポンプ燃料の第2原発への輸送完了
16時30分 回転翼による空中モニタリング終了 (横須賀教育隊付近)
16時46分 福島県庁で中央特殊武器防護隊27名が除染終了
18時35分 除染部隊 県庁から郡山駐屯地へ撤収
22時20分 福島県立医大病院に、中央特殊武器防護隊15名で除染所を設置
(16日) 09時00分 大滝根山放射線測定値:5.8μSv/h(中性子検出せず)
10時00分 大滝根山放射線測定値:6.0μSv/h(中性子検出せず)
17時20分 本日はヘリによる放水作業を実施しない
22時36分 原発空中消火のための回転翼 霞目基地到着
23時20分 原発放水支援部隊 Jビレッジより郡山駐屯地に到着
他、細部確認中
(17日) 09時14分 モニタリング機(UH-60×1)、福島第1原発へ向けJ-ビレッジを離陸
09時48分 CH-47が福島第1原発3号機に散水(1回目)
09時53分 CH-47が福島第1原発3号機に散水(2回目)
09時56分 CH-47が福島第1原発3号機に散水(3回目)
10時00分 CH-47が福島第1原発3号機に散水(4回目)
16時14分 消防車Gp Jビレッジ出発 原発へ 消防車5、化防車2、小型1、マイクロ(東電)1 合計9両
17時37分 自衛隊の消防車×5及びその他の関係車両が第一原発正門に到着
19時35分 自衛隊の消防車による福島第1原発3号機への放水開始
20時07分 自衛隊の消防車による福島第1原発3号機への放水(5回)終了
(18日) 13時54分 モニタリング機(UH-60×1機)J-ビレッジに着陸
14時00分頃 自衛隊の消防車により福島第1原発3号機に放水開始
14時38分 自衛隊の消防車により福島第1原発3号機に放水終了
20時20分 第7化学防護隊主力が郡山駐屯地に到着
21時10分 第5化学防護隊が郡山駐屯地に到着
(19日) 06時47分 CH-47(サーモグラフィ・放射線測定機搭載)×1機による福島第1原発上空モニタリング終了

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福島第一原発(東北地方太平洋沖地震)に関する事実関係(2011.03.19.1630)

2011-03-19 17:23:07 | 防災・災害派遣

◆記事は全てNHK情報

 流言飛語を食い止め、無用な混乱を防止する観点から記事は全てNHKHPからの転載です。

◆出典:NHK

自衛隊 放水活動の映像を公開
自衛隊は、福島第一原子力発電所3号機を冷却するため18日に行った放水活動の映像を、19日、公開しました。
福島第一原子力発電所3号機は、使用済み核燃料を保管したプールが冷却できず、放射性物質が大量に漏れ出すおそれが出ており、自衛隊は17日と18日、ヘリコプターと消防車を使って上空と地上から放水活動を行いました。
公開されたのは、このうち18日午後2時前からおよそ40分間にわたって行われた地上からの放水活動の映像で、3号機付近の詳しい状況が撮影されています。
映像の長さは、およそ7分で、原子力災害などに対応する陸上自衛隊の中央特殊武器防護隊の隊員が撮影しました。
この活動では、全国の自衛隊の航空基地から集められた特殊な消防車6台と東京電力が在日アメリカ軍から借りた消防車1台が、あわせて50トンの水を3号機に向かって放水し、防衛省によりますと、水は3号機の建屋の中まで届いたということです。

3月19日 16:30更新

▲ページトップへ
放水を再開 連続7時間を計画
福島第一原子力発電所の3号機を冷却するため東京消防庁は、午後2時すぎから放水を再開しました。
離れた場所で海水をくみ上げて連続して放水する仕組みで放水車を一時的に無人にして7時間にわたって放水を行う計画です。
放水を再開したのは東京消防庁の部隊で、地上22メートルの高さから放水できる「屈折放水塔車」という消防車で福島第一原発3号機の使用済み燃料を保管するプールに高い位置から放水しています。
東京消防庁は、18日夜、現地に手作業で全長300メートルのホースを設置して、大型のポンプを備えた車両で離れた場所で海水をくみ上げて放水車に送りながら連続して放水する仕組みを作りました。
そして、19日午前0時半から20分間にわたって3号機に向けて送水し、連続して放水することができることを確認しました。
東京消防庁は、放水する車両や設備を現場に設置したままにし、午後2時すぎから新たな隊員を送り込んで放水を再開しました。
隊員は放水の距離や方向を調整したあと放水車を離れて待避し、放水は一時的に無人で行われることになっており、東京消防庁は、途中で車両の給油をしながら7時間にわたって放水を続けることにしています。
1分間に3トンの出力で7時間、放水を続けた場合、放水される海水は1260トンに上り、使用済み燃料を保管するプールの容量とほぼ同じになる計算です。

3月19日 14:40更新

▲ページトップへ保安院“一部 比較的高い値”
経済産業省の原子力安全・保安院は、午前11時前からの記者会見で、福島県内で、放射線量が比較的高い値が検出された地域について、「福島第一原子力発電所からおよそ30キロ離れた浪江町のある地点で18日、周辺より高い、1時間当たり140マイクロシーベルトを検出している」と述べました。そのうえで、「この地点は、風向きなどの影響で放射線の値が高く出る傾向にあるとみられる。この値は、直ちに体に影響は出ないが、ずっとさらされていると影響がある可能性があるので、そのことを考えて対応する必要がある」と説明しました。
そして、「浪江町のこの地点では住民が自主的に避難をしていると聞いている」と述べました。
また、浪江町の地点とは別に飯舘村のある地点で、1時間当たり60マイクロシーベルトと、比較的高い値を示していると説明しました。
これについて放射線医療が専門の東京大学医学部の中川恵一准教授は「屋外で1時間当たり140マイクロシーベルトという値は、1か月間、毎日浴び続けると健康への影響が指摘される10万マイクロシーベルトに達する値だ。ただし、これは、1か月の間、24時間、屋外で過ごした場合の計算で、屋内にいれば、浴びる放射線の量は少なくなり、実際には、健康への影響を心配する必要はない。今、心配されるのは、むしろ心理的なストレスで健康影響が出ることだ。ただ、こうした高い放射線量が長期間続くことは、決してよいことではなく、原発から放射性物質が出るのを一刻も早く収束させることが大切だ」と話しています。

3月19日 14:40更新

▲ページトップへ上空からプール温度など測定
防衛省は、福島第一原子力発電所で行った冷却作業の効果を調べるため、19日朝早く、自衛隊のヘリコプターで上空から使用済み燃料を保管するプールの温度などを測定し、今後、原子力安全・保安院などが測定結果を詳しく分析することにしています。
深刻な状態が続いている福島第一原子力発電所を巡って、防衛省は、17日から3号機の使用済み燃料を保管したプールに向けて地上からの放水作業を行っており、19日も午後には4号機に向けて放水を行う方向で調整しています。
これに先立って防衛省は、これまでの冷却作業の効果を調べるため、19日朝早く、自衛隊のヘリコプターに防衛省技術研究本部の職員を搭乗させ、福島第一原発の上空から、赤外線を使って原子炉や使用済み燃料を保管したプールの温度を測定しました。
測定されたデータは今後、原子力安全・保安院などが、詳しく分析することにしています。

3月19日 13:40更新

▲ページトップへ福島第一原発 外部電源の復旧工事急ぐ
冷却機能が失われ深刻な事態となっている福島第一原子力発電所では、地震のあと止まっていた外部からの電源を復旧させる工事を急いでいます。
発電所内にケーブルを引き込む作業を続けていて、東京電力は19日中に2号機に電気を流せる状態にしたいとしています。
福島第一原子力発電所では、原子炉や核燃料を保管するプールの水を冷やす機能が失われ、この状態が続くと、放射性物質が大量に漏れ出すおそれがあり深刻な事態が続いています。
18日から19日未明にかけても自衛隊や東京消防庁などの放水作業が行われましたが、こうした対策だけで失われた冷却機能を回復することはできません。
このため東京電力は、地震のあと止まっていた外部からの電源を使えるようにしようと、近くまできている電気を直接、発電所に引き込むための作業を本格化させています。
このうち、1号機と2号機では、東北電力の送電線から電気を受けるため、発電所内にケーブルを引き込む作業を続けていて、東京電力は19日中に2号機に電気を流せる状態にしたいとしています。
ただ、外部電源が復旧しても多くの機器が津波で海水につかっているため、点検をしたうえで、問題がないことが確認された機器から動かすことにしています。
東京電力では、外部電源の復旧を緊急事態を収拾する、いわば対策の切り札としており、原子炉などを冷やす本来の安全装置の回復に全力を挙げることにしています。

3月19日 12:30更新

▲ページトップへ
ピンポイント注水 車両投入へ
福島第一原子力発電所の冷却作業を行うため、政府の対策本部は、長いアームを持ち、離れた場所からピンポイントで大量の水を注入できる工事用の特殊な車両を使うことを決め、19日、現地に機材を運び込むことにしています。
この特殊車両は、ドイツ製で本来はビルの建設現場などでコンクリートを流し込むために使われますが、長いアームがついていて、離れた場所からピンポイントで大量の水を流し込むことができるということです。
特殊車両は19日午後、福島県のいわき市にある東京電力の施設で操作のテストを行ったあと、19日中に福島第一原発に運び込まれることになっています。

3月19日 12:20更新

▲ページトップへ保安院 外出時の注意呼びかけ
経済産業省の原子力安全・保安院は、午前11時前からの会見で、屋内退避が出ている半径20キロから30キロの範囲にいる住民に対し外出時に気をつけるべき点について初めて注意を呼びかけました。
これは住民の間に買い物などで外出するのが不安だという声があるのを受けたもので、保安院では「全く外出してはいけないということではない」としたうえで▽徒歩よりは車で移動すること▽マスクをすること▽肌を出さないように長袖のものを着ること▽雨にぬれないようにすることの注意点を呼びかけました。

3月19日 11:24更新

▲ページトップへ原子力安全・保安院の会見
放射線の影響について

外部電源の復旧作業について

▲ページトップへ5号機 朝からプールを冷却
原子力安全・保安院は、午前11時前からの記者会見で、福島第一原子力発電所のうち、使用済み核燃料のプールの水温が徐々に上昇し、非常用ディーゼル発電機1台で冷却に当たってきた5号機と6号機について、6号機では、もう1台、別の発電機が動くようになったほか、5号機では、冷却用のポンプ1台が新たに動くことが確認できたことを明らかにしました。このため5号機の使用済み核燃料のプールの冷却を19日朝5時ごろから始めたということです。
一方、福島第一原発の3号機から西におよそ1.1キロ離れた「西門」付近での放射線量が午前8時10分に1時間当たりで830.8マイクロシーベルトと比較的高い値を検出したということです。
その後、値は徐々に下がって、午前9時には1時間当たりで364.5マイクロシーベルトに下がったということです。
これについて原子力安全・保安院は「まだデータを入手したばかりで、今後、分析を急ぎたい」としています。

3月19日 11:45更新

▲ページトップへ放水の再開 午後1時半以降に
東京消防庁は福島第一原子力発電所の3号機を冷却するため、19日正午をメドに連続して放水する活動を再開する予定でしたが、東京電力の送電線の引き込み工事が長引いているため、放水の再開は午後1時半以降にずれ込む見通しです。
東京消防庁は、福島第一原子力発電所で19日午前0時半から、3号機の使用済み燃料を保管するプールに向けて20分間にわたって放水しました。
放水には、地上22メートルの高さから放水できる「屈折放水塔車」という消防車が使われ、別の車両が離れた場所でくみ上げた海水を300メートルのホースを使って、この車に送り、連続して放水が行われました。
3号機に放水された海水はおよそ60トンに上るとみられ、東京電力などがどれほど効果があったか分析しています。
放水に使われた消防車と海水をくみ上げる車両、それに送水用のホースは、現場に設置されたままになっていて、東京消防庁では19日正午をめどに連続して放水する活動を再開する予定でした。
しかし、現地で夜を徹して行われている東京電力の送電線の引き込み工事が長引いているということで、放水の再開は午後1時半以降にずれ込む見通しです。

3月19日 10:55更新

▲ページトップへ東京消防庁 2次部隊が現地へ
深刻な状態が続いている福島第一原子力発電所で放水作業を行う消防隊員の安全を考慮して東京消防庁は、交代要員として2次部隊を派遣することを決め、19日朝、およそ100人の消防隊員が14台の消防車で現地に向かいました。
福島第一原子力発電所3号機を冷却するため、東京消防庁は19日午前0時半から地上22メートルの高さから放水できる「屈折放水塔車」という消防車を使って3号機の使用済み燃料を保管するプールに向けて放水しました。
放水は、隊員が手作業で設置した全長300メートルのホースを使って、近くの海からくみ上げた海水を放水車に送りながら20分間にわたって連続して行われ、およそ60トンの海水が放水されたとみられています。
海水を送るためのホースは、現場に残したままで東京消防庁は19日正午をめどに、再び連続放水を行うことにしていますが、現場では放射線の量が高いとみられることから放水作業を行う消防隊員の安全を考慮して、交代要員として2次部隊を派遣することを決め、102人の消防隊員は19日朝、茨城県守谷市にある常磐自動車道の守谷サービスエリアに集結しました。
派遣隊の小室憲彦総隊長は「困難な活動になるが隊員の安全を考えたうえで人員や資機材を有効に活用し国民の期待に応えるべく頑張りたい」と述べました。
そして午前8時前隊員たちは14台の消防車に乗り込み、サイレンを鳴らしながら現地へ向けて出発しました。
2次部隊は午前中に現場近くに到着する予定です。

3月19日 9:59更新

▲ページトップへ東電 複数の作業員が基準超え
深刻な状況が続いている福島第一原子力発電所では、複数の作業員の放射線の被ばく量が、これまでの緊急時の限度とされてきた100ミリシーベルトの基準を超えたということで、東京電力では、過去にない緊急事態でやむをえないとして、被ばく量の限度を一部、引き上げて対応しています。
これは、東京電力が19日午前1時に行った記者会見で明らかにしたものです。
原発施設で働く作業員の放射線の被ばく量について、これまで、緊急時には1回の作業当たり100ミリシーベルトを限度としてきました。
しかし、今回の事故では、原子炉などが冷やせずに深刻な事態に陥っているなかで、原発施設の屋外で作業に当たっている複数の作業員の被ばく量が100ミリシーベルトを超えたということです。
これに対して、東京電力では、過去にない緊急事態であり、やむをえないとして、屋外で働く作業員など一部については、限度を150ミリシーベルトに引き上げて対応しているということです。
さらに、厚生労働省では、今回の事故対応にあたっては、原発施設での必要な作業時間を確保するため、250ミリシーベルトまで作業員の被ばく量の限度を引き上げることを認めています。
東京電力では、100ミリシーベルトを超えた人については、再び現場に行かせないなど、作業員の放射線管理に努力することにしています。

3月19日 5:35更新

▲ページトップへ東電社長 事態収束に向け全力
福島第一原子力発電所で相次いでいる事故について、原子力安全・保安院は、事態の深刻さを示す国際的な基準に照らして評価をした結果、32年前にアメリカで起きたスリーマイル島原発での事故と同じ「レベル5」に引き上げました。
これについて、東京電力の清水正孝社長は「極めて重く受け止めています。発電所の周辺地域の皆様や県民、社会の皆様に大変なご心配とご迷惑をおかけして、心より深くおわびします。大規模な地震に伴う津波という自然の脅威によるものとはいえ、このような事態に至ったことは痛恨の極みで、今後も政府や各省庁、自治体の支援と協力を仰ぎながら、事態の収束に向けて全力を挙げて取り組んでいきます」というコメントを出しました。

3月19日 5:10更新

▲ページトップへ警視庁 放水は目標に届いていた
福島第一原子力発電所の3号機に対して警視庁の機動隊が行った放水活動について、警視庁は「現場から戻った隊員から聞き取ったところ、44トンの水を放水し、東京電力の担当者が示した目標に届いていた」と説明し、活動の成果はあったという認識を示しました。
警視庁は、17日、福島第一原発に機動隊員11人を派遣して、「高圧放水車」を使って使用済み燃料を保管したプールに冷却のための水を注入する活動を行いました。警視庁は、17日の夜、「水は目標に届かなかった」と説明していましたが、18日夜、改めて会見を開き、「現場から戻った機動隊員から詳しく聞き取ったところ、44トンの水を10分近くかけて放水し、東京電力の担当者が示した3号機の目標の場所に届いていた」と説明しました。
機動隊の「高圧放水車」は、3号機に20メートルから30メートルの距離まで近づいて放水車のタンクの水4トンと現場の水槽にあった水40トンを放水し、東京電力の担当者が同行していたということです。
警視庁は、現場との通信が困難だったり無線の情報を取り違えたりして「当初、“水は目標に届かなかった”と誤った説明をしたが、放水の多くは目標に届いていて活動の成果がはあった」という認識を示しました。
また、17日は「隊員の線量計のアラームが鳴り危険だったため待避した」と説明していましたが、隊員が受けた放射線は7ミリシーベルトで、危険なレベルではなかったことも明らかにしました。

3月19日 5:10更新

▲ページトップへ東京消防庁 3号機に向け放水
福島第一原子力発電所の3号機を冷却するため、東京消防庁の部隊は、19日午前0時半から、離れた場所でくみ上げた海水をホースで放水車に送りながら20分間にわたって連続して放水しました。
放水された海水は推定で60トンに上るとみられ、東京消防庁は19日正午をめどに再び連続放水を行うことにしています。
福島第一原子力発電所の3号機と4号機は、使用済み燃料を保管したプールが冷却できなくなっていて、このままの状態が続くと放射性物質が大量に漏れ出すおそれがあります。
このうち3号機に対して、東京消防庁の部隊が19日午前0時半から、地上22メートルの高さから放水できる「屈折放水塔車」という消防車を使って放水作業を行いました。
放水は、隊員が手作業で設置した全長300メートルのホースを使って、別の車両が離れた場所でくみ上げた海水を放水車に送りながら20分間にわたって連続して行われました。
東京消防庁によりますと、「屈折放水塔車」は1分間に3トンの水を放水することができるため、今回、放水された海水は推定で60トンに上るとみられるということです。
現場では、このあと、東京電力が夜を徹して送電線の引き込み工事を行っていて、東京消防庁は海水を送るためのホースを残したままにして、東京電力の工事が終わる正午をめどに3号機に向けて再び連続放水を行うことにしています。

3月19日 4:35更新

▲ページトップへ原発への放水 大阪の消防車も
福島第一原子力発電所の冷却作業を行うため、新たに大阪市消防局の特殊な消防車が放水作業を行うことになり、近く、大阪を出発して福島の現地に向かうことになりました。
派遣されるのは、大阪市消防局の「特別高度救助隊」と呼ばれる特殊な機能を持った消防車などとみられています。
18日夜になって、片山総務大臣から大阪市の平松市長に対して、福島第一原子力発電所に消防車の派遣を求める要請があったもので、大阪市消防局は派遣する隊員や車両を選定したうえで、近く、大阪を出発し、現地に向かう予定です。
震災で深刻な状態が続いている福島第一原子力発電所を巡っては、すでに3号機に対して自衛隊のヘリコプターが上空から水の投下を行うとともに自衛隊の消防車が地上からの放水を行ったほか、東京消防庁のハイパーレスキュー部隊なども放水を行っています。

3月19日 4:35更新

▲ページトップへ外部電源 19日にも復旧へ
冷却機能が失われ深刻な事態となっている福島第一原子力発電所では、地震のあと止まっていた外部からの電源の一部が19日にも使えるようになる見込みです。
東京電力では、今の緊急事態を収拾するいわば対策の切り札としており、原子炉などを冷やす本来の安全装置の復旧に全力を挙げることにしています。
福島第一原子力発電所では、原子炉や核燃料を保管するプールの水を冷やす機能が失われ、このままの状態が続くと、放射性物質が大量に漏れ出すおそれがあり、深刻な事態が続いています。
18日から19日未明にかけても自衛隊や東京消防庁などの放水作業が行われましたが、こうした対策だけで失われた冷却機能を回復することはできません。
このため東京電力は、地震のあと止まっていた外部からの電源を使えるようにしようと、近くまできている電気を直接、発電所に引き込むための作業を本格化させています。
このうち、1号機と2号機では、東北電力の送電線から電気を受けるため、19日朝までに発電所内にケーブルを引き込む作業を終える予定で、19日にも電気が流せる状態になる見通しです。
一方、3号機と4号機は、本来、発電所から外に電気を送り出す電線を利用して逆に電気を受ける予定で、19日は、4号機の変圧器とケーブルをつないで電気を流せる状態にすることを目指すとしています。
ただ、外部電源が復旧しても多くの機器が津波で海水につかっているため、機器の確認や交換などが必要で、すぐには電気を流すことはできないということで、本格的に使えるようになるにはまだ時間がかかりそうです。
東京電力では今の緊急事態を収拾するいわば対策の切り札としており、原子炉などを冷やす本来の安全装置の復旧に全力を挙げることにしています。

3月19日 4:35更新

▲ページトップへ自衛隊 放水活動の全般を指揮
福島第一原子力発電所への放水について、自衛隊は、東京消防庁や東京電力など関係機関との連絡・調整を行う「現地調整所」を設け、活動全般の指揮に当たることになりました。
これは、福島第一原子力発電所への放水活動などについて、「自衛隊が全体の指揮を執る」とした政府の方針に基づくものです。
自衛隊は、18日午後、東京消防庁など関係機関との連絡・調整を行う「現地調整所」を、福島第一原子力発電所から20キロほど離れた、楢葉町の運動施設に臨時に設けました。
「現地調整所」のトップは、陸上自衛隊中央即応集団の田浦正人副司令官で、放水活動を前に東京消防庁や東京電力など関係機関の担当者と効果的な放水のための体制づくりや連携の在り方について、調整を図ったということです。
自衛隊は、「現地調整所」を19日以降、福島第一原子力発電所からおよそ40キロ離れ、交通の便もよい福島県いわき市の四倉パーキングエリアに移すとともに、活動に従事する人たちが宿泊できる設備を新たに整備することも検討しています。
自衛隊は、今後も放水活動全般を指揮しながら、深刻な状況にあるとされる3号機の冷却を当面、急ぐことにしています。

3月19日 0:20更新

▲ページトップへ東京消防庁 放水の準備続ける
福島第一原子力発電所の3号機を冷却するため、東京消防庁の部隊は、離れた場所でくみ上げた海水をホースを使って放水車に送りながら、長時間放水し続けることができる態勢を整えようとしています。
これまでの作業で、海水をくみ上げて放水車に送る「遠距離大量送水車」という車両を置く予定だった場所が、地震や津波で崩壊していることが分かり、置き場所を変更することにしました。
また、およそ300メートルに及ぶ放水用のホースは、「ホース延長車」という車両を使って設置する計画でしたが、がれきなどで足場が悪く、車両による設置は難しいということです。
このため東京消防庁では、隊員による手作業によってホースを設置する方針に切り替え、午後9時から新たな隊員を投入してホースの設置作業を行っているものとみられます。

tp://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/

3月19日 0:20更新

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