北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

東日本大震災という有事、やはり自衛隊の機動力はもっと整備すべきだった

2011-03-23 23:49:17 | 防衛・安全保障

◆結局必要なものは、備えへの理解

 統幕HPを見ましたらばロシアがSu-27とともに偵察機を進出させてきたとのこと、従来型脅威は顕在というところなのですが。

Img_4812  東日本全域が被災し、首都圏にも放射性降下物、といっても南太平洋核実験最盛期の頃と比較すれば微々たる量とのことですが、影響が感じられる今日この頃、様々な情報を整理しつつ、今後の日本の防衛力整備はどの方向を指向するべきなのか、と考えてしまいました。前述の通り従来型脅威はある一方で、機動展開能力と後方支援能力をより高く整備する必要は痛感します。輸送機とヘリコプター、この数がどうしても足りなかった。C-2なんかは、現行のC-1以上の数を揃えなければ、次の大規模地震に対応することが難しくなるでしょうし、輸送艦も大型小型問わず、もっと必要。

Img_6473  全通飛行甲板型の護衛艦も、ひゅうが、の運用を見ていますと常々記載しているように護衛艦隊の8個護衛隊に各1隻を整備する、というようなことは考えるべきですし、現在建造中の、あきづき型護衛艦に続く護衛艦は、各種ミサイルの搭載や多機能レーダーの運用よりも従来型ヘリコプター搭載護衛艦のような、火力はある程度砲に依存しつつも航空機運用能力を重視した、一種の戦力投射艦的な護衛艦を汎用護衛艦として整備する必要もあるやもしれません。正直なところ、難しいと認識してきた航空母艦の保有も、固定翼機運用を度外視しても検討すべきかもしれません。

Img_9797  ヘリコプターの装備定数や護衛艦の多機能化、空輸能力を筆頭に機動力を増強するとともに後方支援能力の充実、等など必要な点は色々と感じるのですけれども、他方冒頭に記したとおり戦車や火砲、戦闘機に潜水艦も必要なわけでして、こうなると必要なのはそれだけを整備するだけの予算を確保すること、というところでしょうか。財政難で厳しい事は確かなのですが、しかし、被害を初動で局限化できなければ防衛費とは比較にならないほどの損害を被る訳でして、防衛費抑制が売りの政権公約を出した現与党ですが、このあたり来年度予算ではしっかり考えてもらわなくてはいけないでしょうね、と。・・・、まあF-2Bの事は置いておいても、です。そのための理解というものが必要ですね。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

コメント (17)
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東北地方太平洋沖地震に対する海上保安庁の対応(3月22日1330)

2011-03-23 17:41:18 | 防災・災害派遣

◆国土交通省発表

海上保安庁の対応(3月22日13時30分)
○緊急災害対策本部の設置を受け、11日午後3時14分、日本海溝型地震動員計画を発動
航空機   29機(固定翼9機、回転翼20機)
特殊救難隊 14名
機動救難士 12名
機動防除隊 4名

(2)対応状況
①救助状況
《北海道》
釧路    13日、大黒島灯台孤立者5名をヘリにより吊り上げ救助完了
《岩手》
大槌   13日、吉里吉里中学校に避難した負傷者1名、ヘリにより吊り上げ救助完了
大槌   14日、大槌ふれあい運動公園の負傷者1名、ヘリにより搬送完了
釜石   13日、大平中学校負傷者2名、ヘリにより吊り上げ救助完了
釜石   13日、釜石港内孤立者2名、巡視艇きじかぜにより救助完了
《宮城》
(1)対応勢力
巡視船艇等 86隻(巡視船56隻、巡視艇24隻、測量船5隻、航路標識船1隻)
※当初は日本海側も含めて津波警報・注意報が発令されたことから、全管区において船艇航空機を
発動したが、津波警報等が解除されたことに伴い、順次通常業務に戻る管区が増えている。
  一方で、被害の激しい東北地方太平洋側に船艇航空機を他管区から派遣して、当該地域での対応
に全力をあげている。
塩釜   12日、「第三クニ丸」( 9名乗船、4名行方不明)航行不能、ヘリにより
9 / 128
※ なお、ヤマニシ造船から流出したのは上記2隻のみと確認
石巻   12日、雄勝湾内漂流船から2名全員をヘリにて吊り上げ救助完了
石巻   13日、市内沿岸部における孤立者13名、ヘリにより吊り上げ救助完了
石巻   13日、負傷者1名をヘリにて吊り上げ救助完了
石巻   14日、石巻市南中里リコー営業所孤立者9名をヘリに吊り上げ救助完了
石巻   16日、石巻市尾崎宮下孤立者1名をヘリにて吊り上げ救助完了
気仙沼  12日、気仙沼保安署に避難した負傷者1名をヘリにて吊り上げ救助完了
志津川  13日、漂流漁船から1名をヘリにて吊り上げ救助完了
負傷者1名を吊り上げ救助、残る4名の乗組員及び船体は民間船により救助完了
石巻   12日、石巻工業港内絡索船乗員2名、巡視艇しまかぜにより救助完了
石巻   13日、石巻健康センター孤立者1名、ヘリにて吊り上げ救助完了
気仙沼  12日、気仙沼港口付近ビル屋上孤立者30名を発見、ヘリにて全員救助完了
気仙沼  14日、気仙沼大橋から観光桟橋までの傷病者6名、当庁借上げ船により救助完了
気仙沼  15日、気仙沼市内の吐血急患者1名、巡視艇ささかぜにより救助完了
塩釜   12日、塩釜市桂島の傷病者6名、ヘリにより救助完了
石巻   12日、ヤマニシ造船にて建造中の船舶「トリパン」(81名乗船)
から乗船者全員の救助完了(当庁71名、自衛隊10名)
石巻   12日、「サイダージョイ」(31名乗船)から全員をヘリにより吊り
上げ救助完了
石巻   12日、港内の孤立者62名、巡視船いすず搭載ゴムボート、石巻監視取
     締艇により救助完了(一部の孤立者の救助は海自と連携)
石巻   12日、石巻港外の「ブルーライナー」から病気を発症した乗客1名、監
     視取締艇にて救助完了
《福島》
《千葉》
銚子   11日、港内乗揚船「第三十三開運丸」から1名をヘリにて吊り上げ救助完了
22日13:30現在  救助合計 319人
② 防災関係

③ 漂流船等の確認状況
・漂流船の生存者等確認調査を実施中。これまでに212隻を確認し、調査を実施するも全て無人
・これまでに漂流遺体53体を揚収
④緊急物資輸送
・本庁対策本部に「緊急輸送対応班」を設置し、対外調整等を実施
・12日、二管区本部に避難した住民に対する毛布200枚、非常食(クラッカー240缶)を陸路輸送
・ 12日、巡視船により、室蘭港から青森港まで救援物資(飲料水2?×3000本、おにぎり5000個、
パン5000個;北海道提供)を搬送
・13日八戸港沖の入港待機漁船に対し食料等支援物資を提供
      属病院まで搬送救助
銚子   11日、外川転覆プレジャーボート2隻から計3名をヘリにて吊り上げ救助完了
17日、仙台塩釜港(仙台区)全農タンクからのガソリン漏油事故に対し、巡視艇により海上のガス
検知実施。バルブの閉鎖により、漏洩停止。消防と協力し安全を確認
相馬沖  12日、転覆作業船「くまの丸」が揚収した漂流者1名、巡視船まつしまにより救助するも心配停止
相馬   15日、港内で座礁中の「シラミズ」乗船の23名、ヘリにて吊り上げ救助完了
相馬   16日、港内で座礁中の「パインウェーブ」乗船の23名、ヘリにて吊り上げ救助完了
相馬   20日、南相馬市立病院に入院中の患者8名、ヘリにて新潟市民病院まで搬送救助
相馬   20日、南相馬市大町病院入院患者9名(ほか付き添い人2名)、ヘリにて福島県立医大付
10 / 128
、、・13日、岩手県尾崎白浜の孤立した被災者に対し、発電機用燃料を提供
・14日、巡視船の現場派遣にあわせ航空機と連携のうえ、神奈川県から岩手県への
支援米(500㎏)を搬送
・14日、巡視船の現場派遣にあわせ航空機と連携のうえ、釜石市、宮古市への
救援物資(毛布100枚等)を搬送
・15日、茨城県大洗港着岸中の巡視船により清水(約18トン)を提供
・15日、江島(宮城県牡鹿半島沖)の孤立者5名に対し、巡視船及び搭載機によりヘリにより
飲料水(500ml×384本)を提供
・18日、釜石港にて、給水車9台に対し、巡視船搭載の清水約8トン、ガソリン6缶(120リットル)を提供
・18日、釜石港にて、岩手県振興局手配のトラックに対し、巡視船搭載の救援物資
(空ポリタンク50個、バナナ80本入り4箱、リンゴ38個入り16箱、カップ麺600個等)を提供
・18日、茨城県大洗港にて、給水車15台に対し、巡視船搭載の清水約35トンを提供
・19日、仙台塩釜港仙台区にて、宮城県(陸上自衛隊経由)に対し、巡視船搭載の 救援物資
(補給水タンク2個、リヤカー20台、簡易ベッド50台、移動式発電機5台、軽油20リットル×5缶、
ガソリン20リットル×5缶、毛布300枚)を提供
・19日、茨城県大洗港にて、大洗町等に対し、巡視船搭載の清水約10.5トンを提 供
・20日、仙台塩釜港仙台区にて積載した救援物資をヘリにて宮城県雄勝町及び南三陸町に搬送
・21日、釜石港にて、岩手県大槌町(陸上自衛隊経由)に対し、仙台塩釜港仙台区で積載した
救援物資(菓子、カップ麺10箱等)を搬送
・21日、釜石港において、釜石市民34名に対し、巡視船2隻による入浴支援を実施
・21日、釜石港にて、岩手県、釜石市への、救援物資(毛布223枚等)を搬送
⑤輸送路の確保(対象港:八戸、宮古、釜石、久慈、大船渡、仙台塩釜(仙台区)、仙台塩釜(塩釜区)、
石巻、小名浜の計9港)
a. 水路測量の実施状況
・14日、釜石港において測量船「海洋」により、港内の一部について、水路測量を実施
・15日、宮古港、釜石港、仙台塩釜港(仙台区)において、測量船3隻による港内の水路測量等実施
・16日、八戸港、宮古港、仙台塩釜港(仙台区)において、測量船4隻による港内の水路測量等実施
・17日、八戸港、仙台塩釜港(仙台区、塩釜区)において、測量船4隻による港内の水路測量等実施
・18日、八戸、仙台塩釜港(塩釜区)において、測量船2隻による港内の水路測量等実施中
・19日、久慈、仙台塩釜港(塩釜区)において、測量船2隻による港内の水路測量等 実施
・20日、仙台塩釜港(塩釜区)、大船渡港において、測量船2隻による港内の水路測量等実施
・21日、仙台塩釜港(塩釜区)、大船渡港において、測量船2隻による港内の水路測量等実施
・22日、大船渡港、気仙沼港において、測量船2隻による港内の水路測量等実施
b. 港湾の供用状況
・15日、釜石港一部供用開始
・16日、小名浜港一部供用開始
・17日、宮古港一部供用開始
・18日、仙台塩釜港(仙台区)一部供用開始
・18日、鹿島港一部供用開始
・19日、八戸港一部供用開始
・19日、相馬港一部供用開始
・20日、久慈港一部供用開始
・21日、仙台塩釜港(塩釜区)一部供用開始
c. 航路標識の応急復旧状況
・20日、仙台塩釜港(塩釜区)航路の灯浮標6基
・21日、仙台塩釜港(仙台区)航路の灯浮標1基
その他
11 / 128
d. ・15日、国土地理院と窓口を設定し、同院所属航空機からの情報提供体制を確立
⑥ 航行安全
・福島原発に関する航行警報発出
・航路標識、航路障害物等に関する航行警報発出
・航路標識の被害状況調査(夜間の視認調査を含む)を実施中
・7港で船舶の航行制限等を実施中
・無人漂流船を処理するため関係機関と連携して作業中
・巡視船により漂流船3隻を曳航完了
・21日、仙台塩釜港(塩釜区)において、軽油等を搭載したタンカー「鶴宏丸」の入港警戒を巡視艇、
航空機により実施
⑦ 関係機関との連携協力
(3)当庁の被害状況
①巡視船艇
・11日、本庁及び隣接管区等から第二管区海上保安本部及び東北四県(青森、岩手、宮城、福
島)対策本部に要員等派遣中(21日現在、計56名)
・宮城 PLくりこま(松島湾内にて無人座礁中。機関室に浸水あるも応急措置済み。船体に傾斜あるも
状態安定)
・福島第一原発に係る避難指示(20km)、屋内退避(30km)及び福島第二原発に係る避難指示
(10km)を受け、巡視船(特殊救難隊、機動防除隊同乗)により同周辺海域において監視警戒中
②航空機
・仙台基地 固定翼1機流出、固定翼1機及び回転翼2機が浸水
・宮城分校 回転翼1機浸水
③施設関係
a.庁舎
・二管区本部、5階、6階及び7階の内部壁に亀裂あり
・釜石、石巻、宮古、気仙沼:基地機能不能
・仙台基地:基地機能不能
・鹿島:庁舎クラック発生、CL浮桟橋の渡橋折損
・日立:天井・壁破損
・三管区においても損傷等を受けた施設あり
b.航路標識等
・倒壊、傾斜44基
・消灯29基
・移動、流出39基
・欠射1基
c.通信施設
二管区で緊急通報118番の受信障害が発生。九管区において受付対応
d.宿舎
・八戸、三島下住宅:1階床下浸水(水道使用不可)

出典:tp://www.mlit.go.jp/common/000138402.pdf

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平成23 年(2011 年)東北地方太平洋沖地震 消防庁災害対策本部201103230900

2011-03-23 17:26:47 | 防災・災害派遣

◆東北地方太平洋沖地震

 消防庁発表のPDF文書をそのまま添付します。本日0900時に作成されたものですがPDF文書をそのまま添付したため、若干見辛い点がありますが予めご了承ください。

出典:tp://www.fdma.go.jp/bn/data/%E5%B9%B3%E6%88%9023%E5%B9%B4%EF%BC%882011%E5%B9%B4%EF%BC%89%E6%9D%B1%E5%8C%97%E5%9C%B0%E6%96%B9%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%B2%96%E5%9C%B0%E9%9C%87%EF%BC%88%E7%AC%AC73%E5%A0%B1%29.pdf

◆消防庁発表

1
平成23 年(2011 年)東北地方太平洋沖地震(第73 報)
平成2 3 年3 月2 3 日(水) 9 時0 0 分
消防庁災害対策本部
1 地震の概要
(1) 地震の概要(気象庁調べ)
① 発 生 日 時 平成23年3月11日 14時46分頃
② 震 央 地 名 三陸沖(北緯38.1度、東経142.9度)
③ 震源の深さ 24㎞
④ 規 模 マグニチュード9.0(暫定値)
⑤ 各地の震度(最大震度6弱以上)
震度7 宮城県:栗原市
震度6強 宮城県:涌谷町、登米市、大崎市、名取市、蔵王町、山元町、仙台市、
塩竈市、東松島市、大衡村
福島県:白河市、須賀川市、二本松市、鏡石町、楢葉町、富岡町、大熊
町、双葉町、浪江町、新地町
茨城県:日立市、笠間市、筑西市、鉾田市
栃木県:大田原市、宇都宮市、真岡市、高根沢町
震度6弱 宮城県:気仙沼市、南三陸町、白石市、角田市、岩沼市、大河原町、川
崎町、亘理町、石巻市、松島町、利府町、大和町、富谷町
福島県:郡山市、桑折町、国見町、川俣町、西郷村、中島村、矢吹町、
棚倉町、玉川村、浅川町、小野町、田村市、福島伊達市、いわ
き市、相馬市、広野町、川内村、飯舘村、南相馬市、猪苗代町
茨城県:水戸市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、ひたちなか市、茨城
町、東海村、常陸大宮市、城里町、小美玉市、土浦市、石岡市、
取手市、つくば市、鹿嶋市、潮来市、坂東市、稲敷市、かすみ
がうら市、行方市、桜川市、つくばみらい市
栃木県:那須町、那須塩原市、芳賀町、那須烏山市、那珂川町
岩手県:大船渡市、釜石市、滝沢村、矢巾町、花巻市、一関市、奥州市
群馬県:桐生市
埼玉県:宮代町
千葉県:成田市、印西市
⑥ 津 波
11日14時49分 大津波警報・津波警報発表
→13日7時38分現在、津波注意報を発表している地域
:北海道太平洋沿岸東部、北海道太平洋沿岸中部、北海道太平
洋沿岸西部、青森県太平洋沿岸、岩手県、宮城県、福島県、
茨城県、千葉県九十九里・外房、伊豆諸島、小笠原諸島、三
重県南部、和歌山県、高知県、宮崎県
→13日17時58分現在、全ての津波注意報が解除された。
(2) 地震の概要(気象庁調べ)
① 発 生 日 時 平成23年3月11日 15時15分頃
② 震 央 地 名 茨城県沖(北緯36.0度、東経141.2度)
③ 震源の深さ 約80㎞
④ 規 模 マグニチュード7.4(推定値)
⑤ 各地の震度(最大震度5弱以上)
震度6弱 茨城県:鉾田市
震度5強 茨城県:鹿嶋市、筑西市
栃木県:真岡市
千葉県:銚子市、旭市、多古町、匝瑳市、香取市、成田市
震度5弱 福島県:白河市、須賀川市、二本松市、鏡石町
茨城県:石岡市、利根町
栃木県:大田原市、那須町、茂木町、芳賀町、高根沢町、那須烏山市、
下野市
埼玉県:加須市、春日部市、草加市、八潮市、吉川市、宮代町
2
千葉県:東金市、神埼町、東庄町、大網白里町、九十九里町、芝山町、
一宮町、長生村、白子町、横芝光町、山武市、千葉市、佐倉市、
浦安市、八街市、印西市、栄町、富里市、いすみ市
東京都:江戸川区
神奈川県:二宮町
⑥ 津 波 津波警報等発表→13日17時58分現在解除
(3) 地震の概要(気象庁調べ)
① 発 生 日 時 平成23年3月11日 16時29分頃
② 震 央 地 名 三陸沖(北緯39.0度、東経142.8度)
③ 震源の深さ ごく浅い
④ 規 模 マグニチュード6.6(推定値)
⑤ 各地の震度(最大震度5弱以上)
震度5強 宮城県:大崎市
震度5弱 岩手県:一関市、色麻町、涌谷町
宮城県:栗原市
福島県:二本松市、富岡町、大熊町、双葉町、浪江町、南相馬市
⑥ 津 波 津波警報等発表→13日17時58分現在解除
(4) 地震の概要(気象庁調べ)
① 発 生 日 時 平成23年3月11日 17時41分頃
② 震 央 地 名 福島県沖(北緯37.5度、東経141.3度)
③ 震源の深さ 約30㎞
④ 規 模 マグニチュード5.8(推定値)
⑤ 各地の震度(最大震度5弱以上)
震度5強 福島県:富岡町
震度5弱 福島県:田村市、南相馬市、楢葉町、浪江町
⑥ 津 波 津波警報等発表→13日17時58分現在解除
(5) 地震の概要(気象庁調べ)
① 発 生 日 時 平成23年3月12日 3時59分頃
② 震 央 地 名 新潟県中越地方(北緯37.0度、東経138.6度)
③ 震源の深さ 約10㎞
④ 規 模 マグニチュード6.6(推定値)
⑤ 各地の震度(最大震度5強以上)
震度6強 長野県:栄村
震度6弱 新潟県:十日町市、津南町
震度5強 群馬県:中之条町
新潟県:上越市
⑥ 津 波 この地震による津波の心配はなし
(6) 地震の概要(気象庁調べ)
① 発 生 日 時 平成23年3月12日 4時32分頃
② 震 央 地 名 新潟県中越地方(北緯37.0度、東経138.6度)
③ 震源の深さ 約10㎞
④ 規 模 マグニチュード5.8(推定値)
⑤ 各地の震度(最大震度5弱以上)
震度6弱 長野県:栄村
震度5弱 長野県:野沢温泉村
⑥ 津 波 この地震による津波の心配はなし
(7) 地震の概要(気象庁調べ)
① 発 生 日 時 平成23年3月12日 5時42分頃
② 震 央 地 名 新潟県中越地方(北緯37.0度、東経138.6度)
③ 震源の深さ ごく浅い
④ 規 模 マグニチュード5.3(推定値)
⑤ 各地の震度(最大震度6弱以上)
3
震度6弱 長野県:栄村
⑥ 津 波 この地震による津波の心配はなし
(8) 地震の概要(気象庁調べ)
① 発 生 日 時 平成23年3月15日 22時31分頃
② 震 央 地 名 静岡県東部(北緯35.3度、東経138.7度)
③ 震源の深さ 約14㎞(暫定値)
④ 規 模 マグニチュード6.4(暫定値)
⑤ 各地の震度(最大震度5弱以上)
震度6強 静岡県:富士宮市
震度5強 山梨県:忍野村、山中湖村、富士河口湖町
震度5弱 神奈川県:小田原市、山北町
山梨県:身延町、南アルプス市、市川三郷町、富士吉田市
静岡県:富士市、御殿場市、小山町
⑥ 津 波 この地震により、日本の沿岸では若干の海面変動があるかもしれないが、
被害の心配はなし
(9) 地震の概要(気象庁調べ)
① 発 生 日 時 平成23年3月19日 18時56分頃
② 震 央 地 名 茨城県北部(北緯36.7度、東経140.7度)
③ 震源の深さ 約20㎞(推定値)
④ 規 模 マグニチュード6.4(推定値)
⑤ 各地の震度(最大震度5弱以上)
震度5強 茨城県:日立市
震度5弱 茨城県:土浦市、常陸太田市、高萩市、笠間市、ひたちなか市、常陸大
宮市、那珂市、鉾田市、城里町、五霞町
⑥ 津 波 この地震により、日本の沿岸では若干の海面変動があるかもしれないが、
被害の心配はなし
2 被害の状況
(1) 人的被害(死者8,110人、行方不明者10,944人、負傷者3,029人)
※人的被害については都道府県で確認している数のみである。
詳細は別紙のとおり
その他、次のとおり(孤立状況含む)
【対応中・確認中】
福島県 :須賀川市において藤沼貯水池の堤防が決壊し、長沼地区及び滝地区に流出→長
沼地区において要救助者4人のうち3人の死亡を確認。残り1人は検索活動継
続中(22 日15 時20 分時点)
滝地区において要救助者4人のうち3人の死亡を確認。残り1人は検索活動継
続中(22 日15 時20 分時点)
【対応完了・救助完了事案】
岩手県 :陸前高田市ショッピングモールの屋上から15人
長円寺で8人(13 日23 時30 分時点)
:釜石市大平中学校にて2人(13 日23 時30 分時点)
やまざき機能訓練デイサービスホームにおいて約200人の要救助者(13 日23
時30 分時点)
:山田町船越半島小鳥谷地区において200人(14 日12 時20 分時点)
:大船渡市のマイヤ本店屋上の53人、プラザホテルの15人~30人、丸五ビ
ルの3人(1人歩行不能)、只野旅館の6人(13 日23 時30 分時点)
:宮古市の温泉施設マースの10人(14 日12 時20 分時点)
:大槌町において92時間ぶりに70歳の女性を大阪府隊により救出(15 日18 時
22 分時点)
:山田町船越半島大浦地区において約300人→継続的な物資支援活動中(22 日
19 時35 分時点)
:山田町船越小学校における200人の孤立解消(16 日15 時00 分時点)
:大槌町赤浜地内の無線中継所で数十人(12 日23 時00 分時点)
4
:大槌町蓮乗寺において50人(16 日15 時00 分時点)、赤浜小学校において1
50人の孤立解消(15 日14 時55 分時点)、浪板観光ホテルにおいて40人の
孤立確認できず(14 日12 時20 分時点)。
:大槌町役場及び大槌消防署における孤立者80人(16 日17 時00 分時点)
:山田町において消防職員2人を含む行方不明者多数(12 日12 時00 分時点)→
このうち58人は秋田県隊が救出したが、全員死亡を確認(17 日3 時17 分時点)
→他地域へ転戦(17 日19 時00 分時点)
宮城県 :名取市仙台空港の1,300人(13 日23 時30 分時点)
:仙台市中野中学校屋上の400人(13 日23 時30 分時点)
荒浜小学校の約230人(13 日23 時30 分時点)
:塩釜市いけの産婦人科・小児科医院の約20人(14 日19 時00 分時点)
:石巻市において96時間ぶりに25歳の男性を新潟県隊により救出(15 日20 時
25 分時点)
:多賀城市の堤防決壊で多数の取り残された者をボートで救助(15 日)
:石巻市において新潟県隊と地元消防本部が警察と協力して80歳の女性と16
歳の男性(20 日21 時00 分確認)
茨城県 :東海村常陸那珂火力発電所の9人(うち4人は死亡を確認)(13 日23 時30 分
時点)
神奈川県:横浜市ボーリング場の9人(12 日15 時00 分時点)
(2) 物的被害(全壊6,230棟、半壊3,976棟、一部破損114,739棟)
詳細は別紙のとおり
(3) 火災の発生状況(325件うち324件鎮火)詳細は別紙のとおり
(主な火災の発生状況)
【延焼中の火災】
20日12時30分時点において延焼中の火災はなし
【鎮圧済みの火災】
宮城県:気仙沼市内の脇地区のその他火災(18 日7 時50 分時点)→建物のガレキ等が油
分を含んでいるため鎮火まで時間を要する状態(22 日15 時25 分時点)
【鎮火した火災】
岩手県:野田村の大規模火災1件、宮古市内火災5件、山田町火災1件(15 日10 時00
分時点)
:大槌町城山体育館及び古廟坂トンネル周辺での林野火災(16 日7 時45 分時点)
:山田町及び宮古市田老町の2地域における大規模火災(16 日7 時30 分時点)
宮城県:仙台市宮城野区の民家数棟の住宅火災(13 日10 時00 分時点)
:仙台市泉区明通工業地帯印刷工場火災
:石巻市広範囲での建物火災
:多賀城市(石油コンビナート)JX日鉱日石エネルギー(株)仙台製油所の火
災(15 日14 時30 分)
:石巻市東北電力女川発電所タービンビルの火災(13 日23 時30 分時点)
:石巻市蛇田地区の住宅火災1件4棟(13 日13 時00 分時点)
:気仙沼市大島地区(離島)の山林火災(18 日7 時50 分時点)
:気仙沼市大浦地区山林火災(18 日7 時50 分時点)
:石巻市門脇地区における広範囲な建物火災(18 日12 時47 分時点)
:気仙沼市鹿折地区の街区の建物火災(18 日12 時47 分時点)
:多賀城市(石油コンビナート)JX日鉱日石エネルギー(株)仙台製油所防油
堤内の配管火災が21日9時30分頃発見され10時55分鎮火(21 日11 時5
0 分時点)
:仙台市(石油コンビナート)JFE条鋼(株)において山積みの鉄屑から火災(1
3 日14 時10 分時点)→鎮火(20 日11 時40 分時点)
福島県:南相馬市東京電力原町火力発電所敷地内のオイル棟の火災(14 日20 時00 分現
在)
千葉県:市原市(石油コンビナート)コスモ石油(株)千葉製油所の高圧ガスタンク火
災。負傷者6人うち重傷者1人(11 日15 時50 分時点)→チッソ石油化学(株)
5
五井製造所へ飛び火しポリプロピレンペレット火災が発生(11 日17 時30 分時
点)→チッソ石油化学鎮火(12 日1 時30 分時点)→コスモ石油鎮火(21 日10
時10 分時点)
:市川市(石油コンビナート)(株)杉田製線の危険物施設火災。負傷者1人(軽
傷)(14 日6 時30 分時点)
神奈川県:川崎市(石油コンビナート)JFEスチール(株)東日本のケーブル火災(11 日
17 時30 分時点)
(4) 津波被害
【対応中・確認中】
青森県:津波で車が流され1人が行方不明→調査中(22 日17 時40 分時点)
【対応完了・救助完了】
青森県:八戸市において広範囲にわたる津波による浸水被害。建物上の要救助者(13 日
10 時00 分時点)
:三沢市三沢漁港内において、屋外タンク3基(重油220キロリットル×2基
軽油50キロリットル×1基)が津波により倒壊し、重油110キロリットル
が流出(12 日12 時00 分時点)→重油110キロリットルの流出は誤報で流出
の痕跡なし。軽油50キロリットルタンクの所在は不明であるが、流出した模
様(18 日21 時10 分時点)→捜索終了(22 日15 時30 分時点)
岩手県:宮古市宮古地区の浸水家屋の6人(12 日12 時00 分時点)
:陸前高田市の県立高田病院の入院患者等100人(13 日10 時00 分時点)
:陸前高田市役所屋上に避難した100人(13 日10 時00 分時点)
:陸前高田市の建物屋上への避難者(13 日16 時00 分時点)
:陸前高田市内(株)シェリールの約30人(15 日15 時45 分時点)
:久慈広域消防管内における浸水家屋の1人(消防団が実施)、浸水家屋の屋根
から7人(12 日12 時00 分時点)
:釜石市海上保安庁釜石海上保安部の22人(14 日8 時30 分時点)
:陸前高田市気仙町長谷堂裏に7~8人の孤立者あり(14 日8 時30 分時点)
→救助完了(16 日15 時00 分時点)
:釜石市SMC株式会社釜石工場の駐車場に孤立者あり。人数不明(14 日8 時30
分時点)→現場確認するも該当者なし(16 日15 時00 分時点)
:大槌町高森団地で孤立情報3人(14 日8 時30 分時点)→孤立解消(16 日15 時
00 分時点)
:陸前高田市広田半島で孤立情報4人(14 日8 時30 分時点)→孤立解消(16 日1
5 時45 分時点)
:釜石市において、箱崎小学校、尾崎小学校及び浜町において孤立者多数(15 日
14 時55 分時点)→道路開通により孤立解消(16 日16 時00 分時点)
宮城県:名取市内各所の屋根の上の多数(13 日時点)→孤立解消(16 日17 時00 分時点)
:南三陸町役場が冠水し電話も通じない状況(12 日23 時00 分時点)→仮設の町
役場を設置し、消防防災無線を確保して役場機能を回復(13 日12 時00 分時点)
:女川町役場冠水し機能せず(12 日8 時30 分時点)→仮設の町役場を設置し、消
防防災無線を確保して役場機能を回復(13 日12 時00 分時点)
:仙台市仙台港南防波堤において住民20人、警察官2人取り残されたほか津波
による死者・行方不明者については相当数の可能性があるものの現在不明→孤
立している要救助者の救出を自衛隊ヘリ2機において実施している模様(12 日
14 時00 分時点)→要救助者の救助完了(16 日6 時50 分時点)
:南三陸町において老人福祉施設慈恵園入所者の半数が孤立→京都府隊にて4人
病院搬送(13 日10 時00 分時点)→入所者68人のうち生存者20人の救出完
了(死亡31人、不明者17人)(16 日14 時10 分時点)
:女川町の女川第三小学校、保福寺、指ヶ浜地区、塚浜小屋取集会所及び江島の
5地区において、約630人の孤立者あり(15 日7 時00 分時点)→孤立解消
(16 日17 時00 分時点)
:気仙沼市の鶴ヶ浦高台、大浦高台及び浦島小学校の3地区において、約600
人の孤立者あり(15 日7 時00 分時点)→大浦高台から3人搬送し、浦島小学校
から児童約10人をヘリで避難所へ搬送(16 日6 時00 分時点)→孤立解消(1
6 日17 時00 分時点)
6
:名取市閖上地区屋上の避難者はボートにて救出完了(17 日6 時40 分)
:石巻市の雄勝地区、牡鹿地区、網地島、田代島及び荻浜地区の5地区において、
孤立者あり(16 日6 時00 分時点)→孤立解消(16 日22 時53 分時点)
:石巻市において住宅10棟流出、市街地水没→救出活動困難(12 日10 時00 分
時点)→屋根の上の避難者は救助完了(16 日6 時00 分時点)
福島県:相馬地方広域において津波により海岸に数人取り残された(16 日5 時40 分時点)
→誤報と判明(19 日13 時00 分時点)
:いわき市平豊間地区において救出活動中→6人の行方不明者あり(17 日21 時
25 分時点)→6人の死亡を確認(19 日)
(5) その他の被害
【対応中・確認中】
宮城県:仙台市(石油コンビナート)全農エネルギー(株)仙台石油基地においてガソリ
ンタンクの配管からガソリンが防油堤内に漏えい→バルブを閉止し配管からの
噴出を止めた(17 日12 時40 分時点)→漏えいした危険物を回収予定(22 日8
時30 分時点)
:多賀城市(石油コンビナート)JX日鉱日石エネルギー(株)仙台製油所におい
て津波により配管が破損し油が海上等に漏えい→漏えいの拡大及び火災危険な
し(22 日8 時30 分時点)
千葉県:市原市(石油コンビナート)コスモ石油(株)千葉製油所においてアスファルト
タンク側板がガスタンク火災の影響で開口しアスファルトが海上に流出→事業
所がボート6隻により回収作業中(22 日8 時30 分時点)
神奈川県:川崎市(石油コンビナート)東亜石油(株)扇町工場扇町地区において浮き屋
根式タンク(重油)の浮き屋根が沈没(14 日12 時00 分時点)→タンク内の残
油を移送処理中。(22 日8 時30 分時点)
:川崎市(石油コンビナート)エム・シー・ターミナル(株)川崎事業所におい
て浮き屋根式タンクの屋根上に灯油が溢れた→タンク内の残油の一部を18日
に船に移送し、残りを22日に船に移送する予定(22 日8 時30 分時点)
屋外タンクの内部浮き蓋上にキシレン(危険物第4類第2石油類)約600リッ
トルが溢れた→タンク内に窒素を充填中(22 日8 時30 分時点)
【対応完了】
岩手県:遠野市本庁舎使用不可で屋外テントにおいて災害対策本部運営中(12 日6 時00
分時点)→3月18日屋外テントを撤去し、本庁舎内に災害対策本部設置(22
日19 時35 分時点)
:住田町及び岩泉町とは連絡がとれるが、通信が不安定な状態(12 日20 時00 分
時点)→不安定な状態は解消(22 日19 時35 分時点)
:九戸村役場において庁舎停電及び電話不通(12 日23 時00 分時点)→電気復旧
し、通信可能(16 日18 時00 分時点)
:14日7時59分(消防覚知)盛岡市内のデパートの地下において爆発があり、
1階フロアが崩落、負傷者12人が発生→消防隊対応完了(15 日9 時55 分時点)
:久慈市(石油コンビナート)久慈国家石油備蓄基地において、排水タンク3基
が流され、スロップタンク1基が傾いた。スロップタンクから漏洩したが、バ
ルブを閉止し漏えいは停止(15 日22 時30 分現在)
:花巻市葛丸ダムにおいて岩盤崩落し川をせき止め→土砂撤去済(12 日20 時00
分時点)
:二戸市において2棟地滑りで移動(12 日23 時00 分時点)→電気復旧し、通信
可能(14 日21 時00 分時点)
:陸前高田市広田地区の情報が全くない状況で陸路からの確認不可(12 日23 時
00 分時点)→15日埼玉県隊及び千葉県隊により7人救出(すべて死亡)→1
6日埼玉県隊、千葉県隊及び福井県隊により検索活動実施→他地域へ転戦(17
日19 時00 分時点)
山形県:酒田市(石油コンビナート)東西オイルターミナル(株)において屋外タンクの
浮き屋根上にガソリンが被さり火災危険あり→巡回強化し対応中→タンク内の
ガソリンの抜き取り作業実施中(22 日8 時30 分時点)→作業完了(22 日19 時
30 分時点)
茨城県:行方市と鉾田市を結ぶ鹿行大橋が倒壊(11 日18 時30 分時点)
7
:東海村日本原子力発電(株)東海第二発電所において残留熱除去系ポンプが停止
したが、高圧炉心スプレイポンプが自動起動し、運転継続中(14 日6 時30 分時
点)
千葉県:市原市(石油コンビナート)古河電気工業(株)千葉事業所において絶縁油が
流出→回収済み(12 日10 時00 分時点)
:袖ヶ浦市(石油コンビナート)東京ガス(株)袖ヶ浦工場においてLNG が漏えい
→応急処置を実施し復旧済み(12 日10 時00 分時点)
:船橋市(石油コンビナート)JX 日鉱日石エネルギー(株)船橋油槽所においてガ
ソリン漏えい→措置済み(12 日10 時00 分時点)
:市原市(石油コンビナート)コスモ石油(株)千葉製油所の浮き屋根式タンクの
屋根上にナフサが溢れた。(12 日23 時00 分時点)→タンク内の残油移送完了
(17 日1 時15 分時点)
神奈川県:川崎市(石油コンビナート)東燃ゼネラル石油(株)川崎工場の浮き屋根式屋
外タンク(原油)が地震によるスロッシングにより浮き屋根上に原油が溢流
(15 日18 時00 分時点)→タンク内の残油を移送完了(19 日10 時00 分時点)
新潟県:聖籠町(石油コンビナート)東北電力(株)東新潟火力発電所において原油微量
漏えい1件→火災危険なし(12 日10 時00 分時点)
:聖籠町(石油コンビナート)新潟石油共同備蓄(株)東基地及び西基地におい
て特定屋外タンク2基、液面飛散による原油微量漏えい→火災危険なし
3 避難の状況(23 日9 時00 分時点)
確認されている避難者数合計 269,172人
北海道【道内避難者 なし】
避難指示 22市町村 対象41,009世帯 91,430人
→解除済み(12 日21 時00 分時点)
避難勧告 19市町村 対象32,838世帯 72,561人
→解除済み(12 日21 時00 分時点)
青森県【県内避難者数 327人】
3月13日9時00分現在、4市町村に避難指示、2町に避難勧告発令
→13日18時02分 避難指示・勧告ともにすべて解除
3月14日10時46分から沿岸22市町村が避難指示・避難勧告を発令
→14日13時08分 避難指示・勧告ともにすべて解除
岩手県【県内避難者数 45,468人】
宮古市6,792人、大船渡市6,474人、陸前高田市11,813人、
釜石市7,482人、大槌町5,614人、山田町5,156人、ほか
宮城県【県内避難者数 110,913人】
:仙台市 宮城野区中野小学校に250人、若林区荒浜小学校に約230人避難中
→中野小学校避難者は救出完了。
→若林区荒浜小学校避難者は救出完了(22 日19 時30 分時点)。
:南三陸町 気仙沼ベイサイドアリーナに1,000人、志津川高校に500人、
志津川小学校に2,000人、気仙沼向洋高校に50人避難中
:石巻市 石巻湊中学校に40人避難中
山形県【県内避難者数 3,676人】
県及び34市町村において避難所88箇所設置
福島県【県内避難者数 105,657人】
:双葉町 約1,100人はさいたまスーパーアリーナ(埼玉県)に避難完了
:大熊町 2,919人は県内20ヶ所の避難所に避難完了
茨城県【県内避難者数 1,462人】
避難指示2市、避難勧告4市町村、34市町村において避難所140箇所設置
栃木県【県内避難者数 112人】
千葉県【県内避難者数 588人】
:市原市 16時45分 五井地区36,367世帯85,024人に避難勧告
→12日 7時00分解除
:県内7市町村13ヶ所の避難所に592人が避難中
新潟県【県内避難者数 111人】
:新潟市自主避難者16人、見附市24人→全員帰宅
:津南町の一部地域に避難勧告発令中、十日町市において68人が避難中(自主避
8
難者を含む)(17 日15 時30 分現在)
長野県【県内避難者数 858人】
:栄村において3月12日11時00分避難指示発令
→21日 9時00分 森中条(6世帯、18人)を除き、避難指示解除
静岡県【県内避難者数 なし】
避難指示 富士市
避難勧告 海岸のある全市町(吉田町を除く)
→12日 13時50分~ 解除対象全市町村避難指示・避難勧告すべて解除
三重県【県内避難者 なし】
5市町において避難指示、5市町において避難勧告発令中→12日21時45分
解除(18時現在50人が避難中、ピーク時避難者数2,247人→13日10時
00分全員帰宅)
宮崎県【県内避難者 なし】
11市町において、41,637世帯、96,306人に対し避難指示・勧告を
発令→12日21時までにすべて解除済み
4 地方公共団体における災害対策本部等の設置状況
11日
北海道 15時30分 災害対策本部設置
青森県 14時46分 災害対策本部設置
岩手県 14時46分 災害対策本部設置
宮城県 14時46分 災害対策本部設置
秋田県 14時46分 災害対策部設置 → 15時34分災害対策本部に移行
→ 18日 16時28分災害警戒部に移行
山形県 14時46分 災害対策連絡会議
→ 13日 18時00分 災害対策本部に移行
福島県 14時46分 災害対策本部設置
茨城県 14時46分 災害対策本部設置
栃木県 14時46分 災害対策本部設置
群馬県 14時55分 災害対策本部設置
→ 12日17時25分災害警戒本部に移行
埼玉県 14時46分 災害対策本部設置
千葉県 14時46分 災害対策本部設置
東京都 16時30分 災害対策本部設置
神奈川県 15時10分 災害対策本部設置
新潟県 15時00分 災害対策本部設置
静岡県 16時10分 警戒本部設置 → 12日13時50分 警戒本部廃止
愛知県 15時30分 災害対策本部設置 → 16日 9時30分廃止
三重県 15時30分 災害対策本部設置 → 14日 8時40分廃止
兵庫県 15時14分 災害警戒本部設置 → 12日20時20分廃止
徳島県 15時30分 災害対策本部設置
佐賀県 15時30分 災害情報連絡室設置
→ 21時35分 災害警戒本部に移行 → 12日13時50分廃止
12日
長野県 3時59分 災害対策本部設置
5 消防機関の活動
(1)緊急消防援助隊
① 派遣出動隊数の状況(22 日時点)
派遣人員総数 約17,300人
派遣部隊総数 約4,300隊
(注)交替分を含む派遣された人員・部隊の総数である。
② 派遣状況(23 日9 時00 分時点)
※詳細「緊急消防援助隊の派遣・活動状況」のとおり
派遣人員合計 2,986人
派遣部隊数合計 776隊(うち陸上部隊 728隊、航空部隊 38隊)
岩手県へ陸上部隊158隊、航空部隊12隊が出動
9
宮城県へ陸上部隊386隊、航空部隊14隊が出動
福島県へ陸上部隊194隊、航空部隊12隊が出動
茨城県へ陸上部隊60隊、航空部隊1隊が出動 → 全隊が他県へ部隊移動
千葉県へ陸上部隊12隊、海上部隊2隊が出動 → 全隊引揚
新潟県へ陸上部隊1隊、航空部隊1隊が出動 → 全隊が他県へ部隊移動
長野県へ航空部隊2隊が出動 → 全隊が他県へ部隊移動
静岡県へ航空部隊1隊が出動 → 全隊が他県へ部隊移動
③ 活動実績(速報値)
ア 航空部隊は情報収集、人命救助及び空中消火等に、陸上部隊は消火・救助活動等に
従事し、20日18時までに把握している救助者数は4,580人(地元消防本部等
と協力し救出したものを含む。うち、1,302人は警察と共同。)。
なお、福岡市ヘリコプター及び福井県ヘリコプターが福島県内での活動終了後放射
線線量の測定を行ったところ、人体に影響のないレベルの数値を検値したため、除染
を実施
イ 海上部隊は、11日からコンビナート火災の消火活動に従事
(2)地元消防本部等
① 被災地では、消防機関の人員(消防吏員、消防団員)が県内の広域応援も含め、消火、
救助、救急等の対応を行っている。
特に被害の大きい岩手県、宮城県、福島県における県内応援における出場隊数は、岩
手県20隊77人、宮城県12隊39人、福島県6隊18人となっている。(3 月19 日
時点)
なお、消防吏員等の数は下記のとおり。
岩手県 合計25,346人(吏員1,926人、団員23,420人)
宮城県 合計24,644人(吏員2,963人、団員21,681人)
福島県 合計37,764人(吏員2,424人、団員35,340人)
(平成22年4月1日現在)
② 救助者数については全体を把握していないが、仙台市消防局(職員数1,068 人)では、
16日11時10分現在までに2,993人の救助を行っている。
(3)原子力発電所対応
① 発電所対応
・原子力保安院からの要望を受けて、福島県原子力災害対策センターにいわき市消防本
部及び双葉地方広域市町村圏組合消防本部が参画(12 日)
・原子力安全・保安院から施設を冷却するための装備を持った部隊を派遣してほしいと
の要請があり、消防庁長官から、東京消防庁のハイパーレスキュー隊及び仙台市消防
局の特殊装備部隊の緊急消防援助隊(海水放水能力毎分約5,000 ? 2 台)としての派
遣を要請→原子力安全・保安院の要請取り消しにより、中止(12 日)
・「官房長官指示」により、消防庁から下記の消防本部に協力要請し、合計4台の消防
ポンプ自動車を東京電力に貸与。
○郡山地方広域消防組合消防本部(2台)13日20時45分到着
○いわき市消防本部(1台) 14日 0時45分到着
○須賀川地方広域消防本部(1台) 14日 0時45分到着
・「官房長官指示」により、消防庁から下記の消防本部に協力依頼し、合計8台(総計
12台)の消防ポンプ自動車を東京電力に貸与。
○米沢市消防本部(1台) 14日21時45分到着
○会津若松地方広域市町村圏整備組合消防本部(1台) 14日19時10分到着
○宇都宮市消防局(2台) 14日21時50分到着
○さいたま市消防局(2台) 15日 1時15分到着
○新潟市消防局(2台) 14日23時45分到着
・福島第一原子力発電所から4号機において火災が発生した旨の通報があり、双葉地方
広域市町村圏組合消防本部から6隊21人が消火のため順次出動→自然鎮火した模様
(16 日)
・総理大臣から東京都知事に対し、福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請
があり、都知事がそれを受諾(17 日夜)。それを受けて消防庁長官から、東京消防庁
のハイパーレスキュー隊等の緊急消防援助隊としての派遣を要請(18 日0 時50 分)→
東京消防庁から特殊災害対策車等30隊139人が出場(18 日3 時20 分)
10
・消防庁からも福島第一原子力発電所対応のため、職員1人を派遣(18 日3 時10 分)
・総務大臣から大阪市長に対し、福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請が
あり、大阪市長がそれを受諾(18 日20 時10 分)。それを受けて消防庁長官から、大
阪市消防局の特殊車両部隊の緊急消防援助隊としての派遣を要請(18 日20 時10 分)
→遠距離対応送水システム及び消防車等17隊53人が出場(19 日17 時24 分)→い
わき市立総合体育館に全隊集結(20 日10 時50 分)
・東京消防庁ハイパーレスキュー隊が福島第一原子力発電所3号機に対し放水実施(19
日0 時30 分頃から約20 分間、放水実績約60t)
・福島第一原子力発電所に対応中の部隊の交代要員として東京消防庁の14隊102人
が常磐自動車道(下り)守谷サービスエリア駐車場に集結(19 日8 時20 分時点)
・東京消防庁ハイパーレスキュー隊が福島第一原子力発電所3号機に対し2回目の放水
実施(19 日14 時05 分から20 日3 時40 分:当初予定7 時間のところ実績14 時間、放
水実績約2,430t)
・東京消防庁ハイパーレスキュー隊42隊136人が福島第一原子力発電所対応(20 日
20 時25 分時点)
・総務大臣から横浜市長に対し、福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請が
あり、横浜市長がそれを受諾。それを受けて消防庁長官から、横浜市消防局の特殊車
両部隊の緊急消防援助隊としての派遣を要請(19 日15 時30 分)。
・総務大臣から川崎市長に対し、福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請が
あり、川崎市長がそれを受諾。それを受けて消防庁長官から、川崎市消防局の特殊車
両部隊の緊急消防援助隊としての派遣を要請(19 日16 時30 分)。現在準備中。
・東京消防庁や消防庁が福島第一原子力発電所で活動する消防職員の健康チェックを行
うため、救急専門医を交替で派遣中(19 日~)。消防庁派遣の専門医には、消防庁職
員が同行(21 日~)。
・福島第一原子力発電所での対応に伴う除染活動を支援するため、消防庁長官から、新
潟市消防局及び浜松市消防局の大型除染システム部隊の緊急消防援助隊としての派遣
を要請(20 日16 時00 分)
・東京消防庁ハイパーレスキュー隊が福島第一原子力発電所3号機に対し3 回目の放水
実施(20 日21 時30 分から21 日3 時58 分まで約6 時間30 分、放水実績約1,137t)
・緊急消防援助隊(東京消防庁及び大阪市消防局)が3号機への放水活動のため、発電
所まで出動したが、2、3号機の発煙により活動中止(21 日17 時00 分から19 時00
分)。
・浜松市消防局(1 隊5 人、21 日20 時00 分)、新潟市消防局(1 隊4 人、22 日4 時00
分)、横浜市消防局(9 隊67 人、22 日8 時00 分)がそれぞれ出場→浜松市消防局(2
2 日6 時55 分)、新潟市消防局(22 日8 時38 分)がそれぞれJビレッジに到着。横
浜市消防局(22 日12 時40 分)がJビレッジに到着。→川崎市消防局(10 隊32 人予
定)は24日8時出発予定。
・総務大臣から名古屋市長に対し、福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請
があり、名古屋市長がそれを受諾。それを受けて消防庁長官から、名古屋市消防局の
特殊車両部隊の緊急消防援助隊としての派遣を要請(22 日13 時40 分)。現在準備中。
・総務大臣から京都市長に対し、福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請が
あり、京都市長がそれを受諾。それを受けて消防庁長官から、京都市消防局の特殊車
両部隊の緊急消防援助隊としての派遣を要請(22 日13 時50 分)。現在準備中。
・総務大臣から神戸市長に対し、福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請が
あり、神戸市長がそれを受諾。それを受けて消防庁長官から、神戸市消防局の特殊車
両部隊の緊急消防援助隊としての派遣を要請(22 日14 時00 分)。現在準備中。
・緊急消防援助隊(東京消防庁及び大阪市消防局)が福島第一原子力発電所3号機に対
し4 回目の放水実施(22 日15 時10 分から22 日16 時00 分:放水実績約150t)。
・浜松市消防局及び新潟市消防局が、大型除染システムの東京電力による設営作業を支
援中(22 日19 時00 分)。
・内閣官房の依頼により、消防庁から東京消防庁に協力要請し、消防ポンプ自動車1台
を東京電力に貸与(22 日20 時27 分)。
② 搬送対応
・福島第一原子力発電所(1号機)において爆発が発生、負傷者4人
・福島第二原子力発電所3km圏内の住民を消防により要援護者等の搬送支援を実施
(12 日)
11
・福島第一原子力発電所から10km 圏内の病院の入院患者(自力避難困難者21人)と
病院関係者の避難を自衛隊とともに実施。関係者のスクリーニングを行った結果、3
人について除染後も高い値が検出されたため、第2次被ばく医療機関に搬送。(12 日)
・14日11時1分頃、福島第一原子力発電所(3号機)において白煙が発生
双葉地方広域市町村圏組合消防本部の救急隊2隊、救助隊1隊が出動し、負傷者6人
を搬送(14 日14 時50 分時点)
・福島県災害対策本部から屋内退避区域(20~30㎞)にある病院からの一部患者の
搬送について緊急消防援助隊に支援要請。→緊急消防援助隊を福島県に派遣する消防
本部のうち、静岡市消防局及び岐阜市消防本部に消防庁長官から屋内退避区域内での
活動について協力要請(17 日)
・福島第一原子力発電所から20~30㎞圏内の渡辺病院等27人を県内応援隊及び自
衛隊により除染ポイントまで移送し、その患者のうち滋賀県隊5隊が5人、静岡県隊
5隊が5人をそれぞれ他の病院まで搬送(17 日)
・福島第一原子力発電所から30㎞圏外の鹿島厚生病院の患者29人について、滋賀県
隊8隊が8人、静岡県隊10隊が10人、岐阜県隊6隊が6人及び群馬県隊5隊が5
人を他の病院まで搬送(18 日)
・福島第一原子力発電所から30㎞圏外の厚寿苑(老人保健施設)の入居者3人につい
て、静岡県隊1隊が1人及び群馬県隊2隊が2人を他の施設まで搬送(18 日)
・福島第一原子力発電所から20~30㎞圏内の南相馬市立総合病院の歩行不可患者2
3人については、自衛隊が除染ポイントまで移送し、その患者の一部について岐阜県
隊6隊が6人、群馬県隊5隊が5人、滋賀県隊8隊が8人及び静岡県隊4隊が4人を
他の施設及び病院まで搬送(19 日)
・福島第一原子力発電所から20~30㎞圏内の小野田病院の歩行不可患者77人のう
ち18人を自衛隊が除染ポイントまで移送し、その患者のうち静岡県隊3隊が2回で
6人を他の施設まで搬送(19 日)
・福島第一原子力発電所から20~30㎞圏内の南相馬市立総合病院の歩行不可患者2
2人を自衛隊が除染ポイントまで移送し、その患者のうち静岡県隊10隊が10人、
群馬県隊3隊が3人、岐阜県隊6隊が6人及び滋賀県隊1隊が1人を新潟県消防学校
まで搬送。消防学校からは新潟県内隊が受入先に搬送(20 日)
・福島第一原子力発電所から20~30㎞圏内の大町病院の歩行不可患者13人を地元
消防等が除染ポイントまで搬送。さらに海上保安庁のヘリで福島医大グランドまで搬
送し、神奈川県隊3隊が3人を福島県立医科大学病院まで搬送(20 日)→福島県立医科
大学病院から神奈川県隊7隊が7人及び県内応援隊6隊が6人を受入先へ搬送(21 日)
・大町病院の歩行不可患者50人を自衛隊及び相馬地方広域市町村圏組合消防本部が除
染ポイントまで搬送。その患者のうち静岡県隊6隊が6人、岐阜県隊6隊が6人、滋

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東北地方太平洋沖地震に対する防衛省自衛隊の対応(3月23日1100)

2011-03-23 17:18:38 | 防災・災害派遣

◆防衛省発表

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震自衛隊の活動状況(11時00分現在)
平成23年3月23日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
※下線部は前回からの変更箇所

派遣規模人員約106,100名(陸:約69,000名、海:約15,300名、空:約21,300名、原子力災害派遣部隊:約500名)

・回転翼220機、固定翼323機
・艦船50隻
が活動中

※3月14日(月)東北方総監を長とする統合任務部隊を編成
・3月18日(金)東北地方太平洋沖地震による被災地域において、自衛隊の部隊が実施する救援活動等に係る予備費の使用を決定(約54億円)<18日閣議決定>

自衛隊による救助状況・自衛隊による救助者数 約19,300名

災害派遣要請元11日14時52分 岩手県知事
11日15時02分 宮城県知事
11日16時20分 茨城県知事
11日16時47分 福島県知事
11日16時54分 青森県知事
11日18時50分 北海道知事
12日01時00分 千葉県知事

連絡員の派遣北海道(根室振興局、日高振興局、釧路総合振興局、胆振総合振興局、えりも町)、宮城県(県庁、東松島市)、岩手県(県庁、山田町役場)、秋田県庁、青森県(県庁、八戸市役所)、福島県(県庁、田村市役所)、山形県庁、茨城県庁

自衛隊の実施事項(調整中含む)○大規模地震災害派遣による活動
①関係命令
11日14時50分 防衛省災害対策本部設置(本部長:防衛大臣)
11日18時00分 大規模震災災害派遣命令
16日11時58分 予備自衛官及び即応予備自衛官の災害等召集命令
17日22時00分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令

②活動内容
航空機による情報収集
被害者の救助
人員、物資等輸送
給食・給水支援
ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への提供
自衛隊施設(防衛大学校)による避難民受け入れ

○原子力災害派遣による活動
①関係命令
11日19時30分 原子力災害派遣命令(12日09:20原子力災害派遣命令発出のため廃止)
12日09時20分 原子力災害派遣命令(17日03:00原子力災害派遣命令発出のため廃止)
17日03時00分 原子力災害派遣命令(19日01時00分原子力災害派遣命令発出のため廃止)
19日01時00分 原子力災害派遣命令

②活動内容
避難支援、冷却水、給水支援、物資等輸送、原子炉冷却のための放水

○現地調査団等の輸送支援
政府調査団(第1陣:宮城県)の現地派遣
経済産業副大臣及び原子力安全・保安院職員等の現地派遣
総理大臣の現地視察(福島第1原発及び宮城県被災地上空等)
政府調査団(第2陣:岩手県及び福島県)の現地派遣
DMAT(災害派遣医療チーム)の輸送支援
防衛大臣現地視察(統合任務部隊編成)
防災担当大臣現地視察

自衛隊の活動○派遣部隊
陸 自  東北方面隊
第6師団(第20普通科連隊(神町)、第22普通科連隊(多賀城)、第44普通科連隊(福島)、第6特科連隊(郡山)、第6後方支援連隊(神町)、第6戦車大隊(大和)、第6高射特科大隊(郡山)、第6施設大隊(神町)、第6通信大隊(神町)、第6偵察隊(大和)、第6飛行隊(神町)、第6特殊武器防護隊(神町)、第6師団司令部付隊(神町))
第9師団(第5普通科連隊(青森)、第21普通科連隊(秋田)、第39普通科連隊(弘前)、第9特科連隊(岩手)、第9後方支援連隊(青森)、第9戦車大隊(岩手)、第9高射特科連隊(岩手)、第9施設大隊(八戸)、第9通信大隊(青森)、第9対戦車隊(八戸)、第9偵察隊(弘前)、第9飛行隊(八戸)、第9化学防護隊(青森)、第9師団司令部付隊(青森))
第4地対艦ミサイル連隊(八戸)、第2施設団(船岡)、東北方面特科隊(仙台)、第5高射特科群(八戸)、東北方面通信群(仙台)、東北方面航空隊(霞目)、東北方面後方支援隊(仙台)、東北方面衛生隊(仙台)、東北方面総監部付隊(仙台)

北部方面隊
第2師団(第3普通科連隊(名寄)、第25普通科連隊(遠軽)、第26普通科連隊(留萌)、第2特科連隊(旭川)、第2後方支援連隊(旭川)、第2施設大隊(旭川)、第2通信大隊(旭川)、第2偵察隊(旭川)、第2飛行隊(旭川)、第2化学防護隊(旭川)、第2師団司令部付隊(旭川))
第5旅団(第4普通科連隊(帯広)、第6普通科連隊(美幌)、第5戦車隊(鹿追)第5特科隊(帯広)、第5後方支援連隊(帯広)、第5偵察隊(帯広)、第5飛行隊(鹿追)、第5高射特科中隊(帯広)、第5施設中隊(帯広)、第5通信中隊(帯広)、第5音楽隊(帯広)、第5旅団司令部付隊(帯広))
第7師団司令部(第11普通科連隊(東千歳)、第72戦車連隊(帯広)、第7後方支援連隊(東千歳)、第7施設大隊(東千歳)、第7通信大隊(東千歳)、第7飛行隊(丘珠)、第7師団司令部付隊(東千歳))
第11旅団(第18普通科連隊(真駒内)、第28普通科連隊(函館)、第11戦車隊(真駒内)、第11後方支援隊(真駒内)、第11旅団司令部付隊(真駒内))
第1特科団(北千歳)、北部方面施設隊(南恵庭)、北部方面航空隊(丘珠)、北部方面後方支援隊(島松)、北部方面通信群(札幌)、北部方面会計隊(札幌)、北海道補給処(島松)

東部方面隊
第1師団(第1普通科連隊(練馬)、第31普通科連隊(武宮)、第34普通科連隊(板妻)、第1特科隊(北富士)、第1後方支援連隊(練馬)、第1戦車大隊(駒門)、第1高射特科大隊(駒門)、第1施設大隊(朝霞)、第1通信大隊(練馬)、第1化学防護隊(練馬)、第1師団司令部付隊(練馬))
第12旅団(第2普通科連隊(高田)、第13普通科連隊(松本)、第30普通科連隊(新発田)、第12特科隊(宇都宮)、第12後方支援隊(新町)、第12ヘリコプター隊(相馬原)、第12偵察隊(相馬原)、第12対戦車中隊(新町)、第12高射特科中隊(相馬原)、第12施設中隊(新町)、第12通信中隊(相馬原)、第12科学防護隊(相馬原)、第12旅団司令部付隊(相馬原))
第1施設団(古河)、東部方面後方支援隊(朝霞)、東部方面航空隊(立川)、第2高射特科群(松戸)、東部方面通信群(朝霞)、東部方面会計隊(朝霞)、第1教育団(朝霞)、相馬原駐屯地業務隊(相馬原)、霞ヶ浦駐屯地業務隊(霞ヶ浦)、木更津駐屯地業務隊(木更津)、宇都宮駐屯地業務隊(宇都宮)、北宇都宮駐屯地業務隊(北宇都宮)

中部方面隊
第3師団(第7普通科連隊(福知山)、第36普通科連隊(伊丹)、第37普通科連隊(信太山)、第3特科隊(姫路)、第3後方支援連隊(千僧)、第3戦車大隊(今津)、第3高射特科大隊(姫路)、第3通信大隊(千僧)、第3飛行隊(八尾)、第3偵察隊(千僧)、第10師団(第14普通科連隊、第33普通科連隊(久居)、第35普通科連隊(守山)、第10特科連隊(豊川)、第10後方支援連隊(春日井)、第10戦車大隊(今津)、第10高射特科大隊(豊川)、第10施設大隊(春日井)、第10通信大隊(守山)、第49普通科連隊(豊川)、第10偵察隊(春日井)、第10化学防護隊(守山)、第10師団司令部付隊(守山))
第13旅団(第8普通科連隊(米子)、第17普通科連隊(山口)、第46普通科連隊(海田市)、第13特科隊(日本原)、第13後方支援隊(海田市)、第13偵察隊(出雲)、第13飛行隊(防府)、第13戦車中隊(日本原)、第13高射特科中隊(日本原)、第13施設中隊(海田市)、第13通信中隊(海田市)、第13師団司令部付隊(海田市))
第14旅団(第15普通科連隊(善通寺)、第50普通科連隊(高知)、第14特科隊(松山)、第14後方支援隊(善通寺)、第14偵察隊(善通寺)、第14飛行隊(北徳島)、第14戦車中隊(日本原)、第14施設中隊(高知)、第14通信中隊(善通寺)、第14旅団司令部付隊(善通寺))第4施設団(大久保)、中部方面後方支援隊(桂)、中部方面通信群(伊丹)、中部方面航空隊(八尾)、中部方面衛生隊(伊丹)、中部方面会計隊(伊丹)、守山駐屯地業務隊(守山)、大久保駐屯地業務隊(大久保)、善通寺駐屯地業務隊(善通寺)、出雲駐屯地業務隊(出雲)、自衛隊阪神病院(川西)

西部方面隊
第4師団(第16普通科連隊(大村)、第40普通科連隊(小倉)、第41普通科連隊(別府)、第4特科連隊(久留米)、第4施設大隊(大村)、第4通信大隊(福岡)、第4偵察隊(福岡)、第4飛行隊(目達原)、第4後方支援連隊(福岡)、第4師団司令部付隊(福岡))
第8師団(第12普通科連隊(国分)、第42普通科連隊(北熊本)、第43普通科連隊(都城)、第8特科連隊(北熊本)、第8後方支援連隊(北熊本)、第8戦車大隊(玖珠)、第8施設大隊(川内)、第8高射特科大隊(北熊本)、第8通信大隊(北熊本)、第8偵察隊(北熊本)、第8化学防護隊(北熊本)、第8師団司令部付隊(北熊本))
第15旅団(第15後方支援隊(那覇)、第51普通科連隊(那覇)、第15通信隊(那覇)第5施設団(小郡)、西部方面特科隊(湯布院)、第2高射特科団(飯塚)、西部方面後方支援隊(目達原)、西部方面通信群(健軍)、西部方面航空隊(目達原)、西部方面衛生隊(健軍)、西部方面会計隊(健軍)、自衛隊福岡病院(春日)、自衛隊熊本病院(熊本)

中央即応集団
第1空挺団(習志野)、第1ヘリコプター団(木更津)、中央即応連隊(宇都宮)、中央器特殊防護隊(大宮)、対特殊武器衛生隊(朝霞)、中央即応集団司令部付隊(朝霞)、国際活動教育隊(駒門)
通信団(市ヶ谷)、警務隊(市ヶ谷)、高射学校(下志津)、施設学校(勝田)、需品学校(松戸)、化学学校(大宮)、自衛隊中央病院(三宿)、武器学校(土浦)


海 自 指揮官:横須賀地方総監
航空集団(厚木)、教育航空集団(下総)、横須賀地方総監部(横須賀)、掃海隊群(横須賀)、第1護衛隊群(横須賀)、第2護衛隊群(佐世保)、第3護衛隊群(舞鶴)、第2潜水隊群(横須賀)、第1航空群(鹿屋)、第2航空群(八戸)、第4航空群(厚木)、第5航空群(那覇)、第21航空群(館山)、第22航空群(大村)、第31航空群(岩国)、下総教育航空群(下総)、第1護衛隊(横須賀)、第2護衛隊(佐世保)、第3護衛隊(舞鶴)、第4護衛隊(大湊)、第5護衛隊(横須賀)、第6護衛隊(佐世保)、第11護衛隊(横須賀)、第12護衛隊(呉)、第15護衛隊(大湊)、第1掃海隊(呉)、第2掃海隊(佐世保)、第51掃海隊(横須賀)、第101掃海隊(呉)、第41掃海隊(横須賀)、第42掃海隊(呉)、第43掃海隊(佐世保)、第44掃海隊(舞鶴)、第45掃海隊(大湊)、第46掃海隊(佐世保)、第203教育航空隊(下総)、第211教育航空隊(鹿屋)、第2潜水隊(横須賀)、第1海上訓練支援隊(呉)、横須賀警備隊(横須賀)、第2ミサイル艇隊(舞鶴)、横須賀衛生隊(横須賀)護衛艦「はるさめ」、護衛艦「たかなみ」、護衛艦「おおなみ」、護衛艦「さわゆき」、護衛艦「やまゆき」、護衛艦「しらね」、護衛艦「くらま」、護衛艦「ゆうぎり」、護衛艦「あまぎり」、護衛艦「せとぎり」、護衛艦「さわぎり」、護衛艦「きりしま」、護衛艦「ちょうかい」、護衛艦「あしがら」、護衛艦「ひゅうが」、護衛艦「あぶくま」、護衛艦「おおよど」、護衛艦「ちくま」、護衛艦「とね」、掃海艦「やえやま」、掃海艦「はちじょう」、掃海母艦「ぶんご」、輸送艦「くにさき」、輸送艦「ゆら」、輸送艦「のと」、訓練支援艦「くろべ」、訓練支援艦「てんりゅう」、多用途支援艦「ひうち」、多用途支援艦「すおう」、多用途支援艦「あまくさ」、海洋観測艦「すま」、海洋観測艦「わかさ」、海洋観測艦「にちなん」、潜水艦救難母艦「ちよだ」、試験艦「あすか」、補給艦「ときわ」、補給艦「はまな」、補給艦「おうみ」、補給艦「とわだ」、掃海艇「ひらしま」、掃海艇「たかしま」、掃海艇「つきしま」、掃海艇「まえじま」、掃海艇「くめじま」、掃海艇「まきしま」、掃海艇「ながしま」、掃海艇「ゆげしま」、掃海艇「つのしま」、掃海艇「なおしま」、掃海艇「とよしま」、掃海艇「あいしま」、掃海艇「あおしま」、掃海艇「みやじま」、掃海艇「ししじま」、掃海艇「とびしま」、掃海管制艇「さくしま」、特務艇「はしだて」、試験艦「くりはま」
空 自 第2航空団(千歳)、第3航空団(三沢)、北部航空警戒管制団(三沢)、第6高射群(三沢)、北部航空施設隊(三沢)、第4航空団(松島)、第6航空団(小松)、第7航空団(百里)、中部航空警戒管制団(入間)、第1高射群(入間)、第4高射群(岐阜)、中部航空施設隊(入間)、西部航空方面隊司令部支援飛行隊(春日)、第5航空団(新田原)、第8航空団(築城)、西部航空警戒管制団(春日)、第2高射群(春日)、西部航空施設隊(芦屋)、南西航空混成団司令部(那覇)、第83航空隊(那覇)、南西航空警戒管制隊(那覇)、第5高射群(那覇)、南西航空施設隊(那覇)、第1輸送航空隊(小牧)、第2輸送航空隊(入間)、第3輸送航空隊(美保)、三沢ヘリコプター空輸隊(三沢)、入間ヘリコプター空輸隊(入間)、千歳救難隊(千歳)、秋田救難隊(秋田)、新潟救難隊(新潟)、百里救難隊(百里)、浜松救難隊(浜松)、航空総隊司令部飛行隊(入間)、偵察航空隊(百里)、警戒航空隊(浜松)、警戒航空隊(三沢)、高射教導隊(浜松)、航空システム通信隊(市ヶ谷)、第1航空団(浜松)、第1術科学校、第2術科学校、北部航空音楽隊(三沢)、第4補給処東北支処長(東北町)、防空指揮群(府中)、プログラム管理隊(入間)、中部航空音楽隊(浜松)、教材整備隊(浜松)、第11飛行教育団(静浜)、幹部候補生学校(奈良)、第4術科学校(熊谷)、電子開発実験群(入間)、航空中央業務隊(市ヶ谷)、第1補給処(木更津)、第1補給処東京支処長(十条)、第2補給処(岐阜)、第3補給処(入間)、第4補給処(入間)、西部航空音楽隊(春日)、第12飛行教育団(防府北)、航空教育隊(防府南)、第3術科学校(芦屋)、西部航空施設隊(芦屋)、南西航空音楽隊(那覇)、作戦情報隊(府中)、航空保安管制群(入間)、航空気象群(府中)、飛行点検隊(入間)、航空開発実験団司令部(入間)、航空安全管理隊(立川)、航空警務隊(市ヶ谷)、航空機動衛生隊(小牧)、補給本部(十条)、基地防空教導隊(千歳)、第3高射群(千歳)、航空教育隊第2教育群(熊谷)、航空中央音楽隊(立川)、第1補給処立川支所(立川)、飛行開発実験団(岐阜)、第4補給処高蔵寺支処(高蔵寺)、飛行教導隊(新田原)、飛行教育航空隊(新田原)、第13飛行教育団(芦屋)、第5術科学校(小牧)、航空医学実験隊(入間)、幹部学校(目黒)、航空支援集団(府中)、航空救難団(入間)、航空教育集団(浜松)、岐阜病院(岐阜)

陸 自
(11日) 18時25分 東北方面特科隊(仙台)27名人員をもって保育所への救出のため出発し、救援活動を実施
18時45分 第2施設団、名取市(宮城県南部)家屋に取り残された10数名救助のため、初動小隊30名派遣
22時17分 仙台病院に患者20名を収容
23時48分 東北方面特科隊が仙台市内の避難所にストーブ約260台を搬送。
(12日) 05時15分 第1空挺団(習志野)の人員約40名、車両6両(水トレーラー4両含む)により、給水支援及び輸送支援を実施
20時00分頃、21時00分頃 第6師団が被災民に対する約5万食のパンの輸送を実施
(13日) 00時20分 第6後方支援連隊(東根)がDMAT64名を東北大学病院まで輸送。
06時46分 第9特科連隊第2中隊が野田村でがれきの除去を実施
07時51分 第20普通科連隊がヘリで志津川小学校から要救助者6名を救出
08時00分 第6師団が気仙沼等で捜索活動を実施
08時57分 第130大隊が26名を救出
18時30分 第6師団が石巻で125人を救助するとともに糧食及び毛布を配布
22時20分 第9特科連隊(滝沢村)が岩手県下閉伊郡山田町で消火活動を実施
(14日) 09時45分 第9師団第4地対艦ミサイル連隊が炊き出し800食作成完了
13時00分 札幌病院2コ医療チーム巡回診療のため宮古市避難所へ前進中
13時15分 英国レスキューチーム46名を三沢から大船渡に搬送
13時25分 第6師団が石巻で36名救助
15時43分 石巻駅北側の住宅地の2階における要救助者については、現在6師団の隊員がボートで救出を実施中
17時40分 第2施設大隊 老木公園集結完了 同地にて展開
(15日) 07時10分 第5旅団司令部及び第5旅団司令部付部隊 苫小牧東港に到着
(16日) 17時09分 第4地対艦ミサイル連隊 物資輸送(米、毛布、りんご)
20時21分 第25普通科連隊 給水支援1t
23時32分 後方支援連隊 給水支援6t、物資輸送(ガソリンドラム缶×18樽)
他、細部確認中
(17日) 16時00分 第10師団司令部付隊 蔵王向山地区の給水支援(3t)、丸森町筆甫(ひっぽ)避難所での給食支援(460食)
16時05分 第9飛行隊 UH915 新浜町へ食料毛布等650kg空輸、UH718 唐丹中学校へ食料毛布等650kg空輸
17時30分 第26普通科連隊 給水支援3.4t、炊き出し(1220食)
(18日) 16時59分 第9飛行隊 UH915 青森空港、大船渡東高校へ食料品計600Kg空輸
17時57分 第1大隊が給水作業終了(給水量6.8t)
(19日) 00時19分 第40普通科連隊が志津川町で救援・捜索活動、物資輸送・瓦礫除去
17時15分 第2戦車連隊が田老地区で瓦礫の除去
(20日) 11時00分 中央即応集団司令部 内閣府副大臣空輸 霞目着陸
11時10分 東北方面航空隊 石巻市各所に避難者ニーズによる物資空輸(非常用糧食×25箱等)
12時20分 第9飛行隊 物資輸送(食糧品・生活用品等600Kg)終了 花巻空港
13時08分 第6飛行隊 宮戸小学校に物資(医薬品、日用品)空輸
13時12分 東北方面航空隊 石巻市・女川町各所に避難者ニーズによる物資空輸(灯油×10缶等)
16時04分 第108全般支援大隊 15ヶ所に燃料輸送
16時40分 第108全般支援大隊 6ヶ所に燃料巡回配布
18時27分 東北方面航空隊 石巻市各所に避難者ニーズによる物資空輸(灯油20L×10缶)
(21日) 11時36分 第108全般支援大隊 14ヶ所に燃料巡回配布
11時00分 第9特科連隊 岩手県山田町各地区で物資輸送及び給水支援
11時45分 第13後方支援隊 福島県矢吹町で給水支援
12時41分 東北ヘリ隊 石巻市網地島に避難者ニーズによる物資空輸(日用品)
15時00分 東北ヘリ隊 石巻市鮎川中学校に避難者ニーズによる物資空輸(日用品)
16時11分 第108全般支援大隊 37ヶ所に燃料巡回配布
16時59分 北方航空隊 UH730 山形から花巻まで物資空輸
17時02分 東方ヘリ隊 石巻市荻浜小学校に物資空輸(日用品、水、衣類)
17時30分 西方ヘリ隊 気仙沼市階上中学校に避難者ニーズによる物資空輸(日用品)
17時55分 中方ヘリ隊 南川陸町の各所に避難者ニーズによる物資空輸(食料、衣類)
(22日) 08時39分 第6飛行隊 衛生隊及び赤十字による巡回診療に伴う人員・物資輸送のため宮戸小学校、鷹来の森へ空輸
12時46分 第13旅団救助支援隊 炊き出し4000食を提供
13時00分 第2師団 山田高校等において入浴支援を開始
15時00分 第13旅団 新地町の8避難所に水、米等を輸送
15時27分 東北方面隊後方支援隊 若林区7ヵ所に燃料巡回配付
15時30分 東北方面隊後方支援隊 宮城野区6ヵ所に燃料巡回配付
15時37分 第14普通科連隊 山下第一小学校に物資輸送(タオル40箱)
15時37分 第14普通科連隊 知楽荘に物資輸送(タオル30箱)
15時37分 東北方面隊後方支援隊 若林区4ヵ所に燃料巡回配付
他、細部確認中

海 自
(11日) 20時45分 八戸基地体育館に770名の避難者、私有車両140両を収容。
21時50分 大湊地方隊、毛布3000枚(青森県六ヶ所村500枚、風間浦500枚、三沢市500枚、八戸市500枚、むつ市1000枚)、缶詰1000個を搬出。
(12日) 06時30分 「はるさめ」搭載回転翼機が陸前高田孤立住民3名を救助
06時35分 第73航空隊のUH-60Jが、石巻沖の船舶乗員10名を救助
09時32分 第73航空隊のUH-60Jが、石巻湾漂流中の1名を救助
09時43分 「さわゆき」搭載回転翼機が陸前高田病院付近から避難場所まで被災者3名を搬送
09時53分 「たかなみ」搭載回転翼機が鹿妻小学校から石巻赤十字病院まで被災者9名を搬送
10時55分 「さわゆき」搭載回転翼機が陸前高田市役所屋上から避難場所まで被災者5名を搬送
11時26分 「おおなみ」搭載回転翼機が気仙沼市内から気仙沼小学校まで被災者5名を搬送
12時40分 第2護衛群第6護衛隊「はるさめ」の回転翼が気仙沼で13名救助
13時04分 第111航空隊のMCHが陸前高田病院から花巻空港まで人員輸送
13時38分 第2護衛隊群第6護衛隊の「たかなみ」から内火艇×2隻が孤立した被災者27名を救助。別に、救助された5名をあわせた32名のうち、4名を搭載ヘリにより日赤病院に搬送。残りの28名は艦内で待機。
13時44分 「たかなみ」搭載回転翼機が高田病院へ被災者12名を搬送
14時05分 「たかなみ」搭載回転翼機が高田病院へ被災者2名を搬送
14時11分 「すおう」が八戸沖から八戸港まで被災した漁船船員1名を搬送
14時28分 「さわゆき」搭載回転翼機が高田病院へ被災者2名を搬送
14時30分 第111航空隊(岩国)のMCH-101が陸前高田病院から花巻空港までの人員輸送
14時34分 「たかなみ」搭載回転翼機が石巻市内から石巻赤十字病院まで被災者5名を搬送
15時05分 「おおなみ」搭載回転翼機が阿武隈川河口から気仙沼陸上競技場まで被災者4名を搬送
15時07分 「たかなみ」搭載回転翼機が鹿妻小学校から石巻赤十字病院まで被災者4名を搬送
15時23分 第2航空群UH64が「ちきゅう」から80名を救助、八戸まで移送
16時10分 「たかなみ」搭載回転翼機が鹿妻小学校から石巻赤十字病院まで被災者6名を搬送
16時30分 「きりしま」搭載回転翼機が鹿妻小学校へ物品輸送
16時35分 「たかなみ」搭載回転翼機が鹿妻小学校から石巻赤十字病院まで被災者5名を搬送
16時45分 「はるさめ」搭載の回転翼機が浦島小学校から被災者12名を救助、気仙沼小学校へ搬送
17時28分 「たかなみ」搭載艇が石巻周辺で被災者2名を救助・搬送
17時56分 「おおなみ」搭載の回転翼機が阿武隈川河口から被災者33名を救助、岩沼市陸上競技場へ搬送
18時58分 「はるさめ」搭載回転翼機が浦島小学校から気仙沼小学校まで被災者1名を搬送
(13日) 06時15分 「さわぎり」搭載回転翼機が阿武隈川河口付近から岩沼市陸上競技場まで被災者10名を救助・搬送
07時02分 73空 UH64号が大湊を離陸、尻屋から宮古にかけて孤立した住民の捜索救助を実施
07時36分 「おおなみ」搭載回転翼機が亘理町立荒浜中学校から被災者31名を救助、岩沼市陸上競技場へ搬送
07時45分 「たかなみ」搭載回転翼機が多田小学校から石巻市赤十字病院まで被災者5名を救助・搬送
07時46分 「はるさめ」搭載回転翼機が気仙沼浦島小学校から気仙沼小学校まで被災者6名を救助・搬送
08時25分 「たかなみ」搭載回転翼機が多田小学校から石巻赤十字病院まで被災者3名を救助・搬送
08時30分 「さわぎり」積載回転翼機が阿武隈川河口から岩沼市まで要救助者10名を搬送
08時46分 「さわぎり」搭載回転翼機が、学校の屋上から亘理町中央児童センターまで被災者1名を搬送
09時18分 「さわぎり」搭載回転翼機が、民家から亘理町中央児童センターまで被災者2名を搬送
09時34分 「はるさめ」搭載回転翼機が、気仙沼大島中学校から気仙沼小学校まで被災者9名を搬送
09時51分 第25航空隊UH-60Jが片岸町室浜海岸から県立釜石病院まで被災者9名を搬送
10時30分 第25航空隊UH-60Jが片岸町室浜海岸から県立釜石病院まで被災者11名を搬送
10時37分 「はるさめ」搭載回転翼機が石巻長面地区から石巻赤十字病院まで被災者6名を救助・搬送
10時40分 第73航空隊MCH-101が大槌から県立釜石病院搬へ被災者11名を救助・搬送
10時55分 111航空隊が南三陸町に非常糧食を輸送
11時02分 「さがぎり」搭載回転翼機が民家から亘理町中央児童センターまで被災者3名を救助・搬送
11時12分 「ちょうかい」搭載艇及び搭載回転翼機が福島沖から相馬中央病院まで被災者1名を救助・搬送
11時19分 「はるさめ」搭載回転翼機が気仙沼北上中学校から石巻市赤十字病院まで被災者2名を救助・搬送
11時35分 「しらね」搭載回転翼機が山田湾内から釜石陸上競技場まで被災者1名を搬送
12時00分 ときわからMH53Eにより宮城県長沼市に応急糧食3,000食を輸送完了
12時26分 「はるさめ」搭載回転翼機が汽船沼北上中学校から石巻市赤十字病院まで被災者4名を救助・搬送
12時53分 「ひゅうが」搭載回転翼機が長面集落地区から石巻市赤十字病院まで被災者1名を救助・搬送
14時14分 「ひゅうが」搭載回転翼機が長面集落地区から石巻市赤十字病院まで被災者5名を救助・搬送
14時33分 「はるさめ」搭載回転翼機が長面集落地区から石巻飯野川中学校まで被災者10名を救助・搬送
15時00分 「はるさめ」搭載回転翼機が長面集落地区から石巻飯野川中学校まで被災者12名を救助・搬送
「ひゅうが」搭載回転翼機が長面集落地区から石巻飯野川中学校まで被災者18名を救助・搬送
「たかなみ」搭載回転翼機が第2湊小学校から石巻赤十字病院まで被災者2名を搬送
15時20分 「はるさめ」搭載回転翼機が長面集落地区から石巻飯野川中学校まで被災者12名を救助・搬送
「ひゅうが」搭載回転翼機が長面集落地区から石巻飯野川中学校まで被災者15名を救助・搬送
15時43分 MH―53Eが遠野運動公園へ非常用糧食9000食、毛布500枚、水157箱を輸送
16時00分 「はるさめ」搭載回転翼機が長面集落地区から石巻飯野川中学校まで被災者7名を救助・搬送
16時03分 第25航空隊UH-60J及びSH-60Jが白浜小学校から釜石市民病院まで被災者139名を搬送
16時20分 「たかなみ」搭載回転翼機が第2湊小学校から石巻市赤十字病院まで被災者5名を搬送
17時00分 「たかなみ」搭載回転翼機が第2湊小学校から石巻市赤十字病院まで被災者2名を搬送
17時56分 「おおなみ」搭載回転翼機が亘理町立荒浜中学校から岩沼市陸上競技場まで被災者33名を搬送
18時00分 横須賀警備隊が72トンの給水支援を実施
・ときわからMCH-101により気仙沼市及び長沼市に非常用糧食152箱を輸送

(14日) 13時13分 浦戸桂島(塩釜市)で「おおなみ」の内火艇及び作業艇により物資輸送(水140L、カンパン192個、パン174個)
14時14分 「ときわ」から発艦した回転翼機が2.5トンの非常用糧食を女川総合運動公園に輸送
15時40分 「おおなみ」が被災者に対し食料等を提供(水170L等)
17時47分 「はるさめ」搭載の回転翼機が波伝谷地区から石巻赤十字病院へ被災者8名を搬送
(15日) 09時47分 UH-60Jにより厚木から長沼に飲料水1トンを輸送
10時18分 MCH-101により「はまな」から八戸に糧食15トンを輸送
13時51分 大湊地方総監部は海上保安庁と協力し、八戸港の入港に係る、港湾調査を実施
14時02分 「ぶんご」は牡鹿半島および田代島の被災者に対する救援物資(牡鹿半島:糧食1800食、水約1トン、田代島:糧食180食)を輸送
14時30分 SH-60Jにより三沢から久慈に糧食50食分を輸送
16時08分 2空群 八戸基地避難小中学生に対する登下校支援(根木小4名 多賀小1名 市川中3名)16日~19日基地隊車両で輸送
17時15分 「はしだて」 漁船からの救援物資の要請に対し、物品を提供 (ガソリン8リットル、米50キロ)
(16日) 08時55分 「くにさき」LCACにより3回目の救援物資陸揚げ(缶飯、缶詰、水等)。石巻市渡波周辺の被災民の安否確認実施。渡波公民館 500名(傷病者15名、重傷者なし、搬送の用なし)、渡波農協 55名、渡波保育園 55名、洞源院 300名、シクタ1区集会所 220名、シクタ2区集会所 60名、渡波小学校 1300名、タンノウラ中学校 2000名、ケヤキ水産 400名
14時57分 21空群 千葉県東方沖を震源とする地震の状況偵察を実施。異常なし
(17日) 09時13分 「にちなん」搭載艇により、志津川湾細濱漁港にて、白米125kg、トイレットペーパー4箱(400ロール)引渡し
11時08分 輸送艦「くにさき」渡波公民館に救援物資(おにぎり5000個、水)を輸送
11時41分 輸送艦「くにさき」渡波公民館にて医療支援を実施
14時24分 下総消防車及び給水車搭載の水全てを空自消防車MB-3に補給
(18日) 06時30分 「ぶんご」搭載艇が宮城県気仙沼東湾の被災者に対し、軽油10200L、ガソリン200L、飲料水600L、非常用糧食10032食、毛布200枚、日用品を提供
06時30分 「ぶんご」衛生班が気仙沼東湾の被災者130名に対し、診療等の支援を実施
07時01分 「たかなみ」が宮城県女川第2小学校の被災者に対し、おにぎり360個、毛布50枚を提供
「さわゆき」が宮城県雄勝湾水浜地区の被災者に対し、おにぎり300個、毛布50枚、日用品を提供
08時00分 「ぶんご」が宮城県気仙沼市大島小学校の被災者50名に対し、診療等の支援を実施
08時29分 「くにさき」のLCAC(エアクション艇)が石巻市渡波漁港に主食缶詰10896個、副食缶詰8400個、飲料水4500本を輸送
08時50分 「しらね」衛生班が石浜・川代、姉吉地区の被災者13名に対し診察等の支援実施
08時59分 111空の回転翼機MH-53Eが厚木から石巻運動公園に医療品10Kg、毛布1100枚を輸送
09時14分 「さわゆき」搭載回転翼機が石巻市自然の家から石巻赤十字病院へ被災者2名を輸送
09時38分 「くにさき」が石巻市渡波公民館の被災者に対し、主食缶詰10896個、副食缶詰8400個、飲料水4500本を提供
11時13分 「おおすみ」のLCAC(エアクション艇)が小名浜港マリーナ南海岸に簡易トイレ194個、飲料水600Lを輸送
11時23分 「くろべ」が石巻市高城浜漁港の被災者320名に対し。毛布30枚、医療品、ガソリン20L、日用品を提供
11時30分 第111航空隊MH-53Eが厚木から石巻運動公園へ毛布700枚及び医療品を輸送
11時35分 「ひゅうが」衛生班が宮城県内6箇所(海洋青年の家、津の宮センター、滝浜等)で被災者136名に対し診療等支援を実施
11時50分 「おうみ」衛生班が宮城県石巻市渡波公民館の被災者31名に対し、健康診断等の支援を実施
11時52分 横須賀警備隊は千葉県浦安市オリエンタルランド岸壁で給水車による給水支援を実施。本日まで、給水車472台分(1215トン)
12時40分 「にちなん」が宮城県大須小学校の被災者に対し、軽油1080L、日用品を提供
13時02分 MH-53Eが厚木から石巻運動公園へ毛布400枚を輸送
13時10分 「つきしま」が宮城県神止地区の被災者150名に対し、主食缶詰168個、副食缶詰244個、飲料水168本、日用品を提供
13時35分 「おうみ」衛生班が宮城県石巻市旧小竹浜小中学校の被災者68名に対し健康診断等の支援を実施
13時51分 「おおすみ」が小名浜港マリーナ南海岸の被災者に対し、簡易トイレ194個、飲料水600Lを提供
14時59分 「おおすみ」が小名浜港藤原埠頭第3岸壁の被災者に対し、毛布20680枚、アルファ米31150食、テント9張、簡易トイレ570個を提供
15時00分 11時00分から「つきしま」が気仙沼東湾 神止地区に飲料水 168個、電池 150個、赤飯 168個、牛肉缶詰 144個、おにぎり 150個を輸送
15時14分 回転翼機UH-60Jが長浜から桂島へ飲料水及び糧食を500Kg輸送
15時19分 回転翼機MH-53Eが霞目から大島まで飲料水6.5トンを輸送
15時45分 MH-53Eが霞目から大島へ飲料水6.5トンを輸送
15時50分 「なおしま」が宮城県尾浦地区の被災者180名に対し、主食缶詰288個、副食缶詰288個、日用品を提供
15時50分 「ちょうかい」が石巻萩浜中学校の被災者200名に飲料水190Lを提供
15時50分 「くろべ」が石巻市高白浜漁港に毛布30枚、医薬品、ガソリン20Lを輸送
15時55分 「くろべ」が石巻市野ノ浜漁港の被災者50名に対し、毛布30枚を提供
16時36分 13時57分からUHJ-72により柱島に物資輸送
17時49分 「おおよど」が広田湾に投錨し、1208から、灯油ドラム缶 60本、軽油ポリタンク 15個、空ポリタンク 265個、海水ポリタンク 20個を合計18回に分けて広田地区に輸送
・「おうみ」が宮城県渡波地区、野々島、気仙沼市要害へ缶飯7152食、乾パン2880個、副食10032食、たくあん缶詰5088食、ガソリンドラム缶1本、軽油ドラム缶51本、飲料水60L、毛布200枚を提供
(19日) 07時33分 「なおしま」が立浜地区へガソリン18L輸送
08時00分 横須賀警備隊が千葉県の被災者に対し62トンの給水支援を実施
08時01分 「とよしま」が立浜地区(龍澤寺)の被災者に対しガソリン18Lを提供
08時02分 「おおすみ」が宮城県大須小学校に缶飯288食、副食528食、たくあん缶詰96食、乾パン192食、飲料水440L、折りたたみリアカー1台、その他生活必要品を提供
08時19分 「ひゅうが」搭載回転翼機が大島中学校、浦島小学校等19箇所の被災者に対し軽油(ポリタンク×10)
08時26分 「ひゅうが」搭載回転翼機が県立自然の家の被災者に対し軽油(ポリタンク10×10)、缶飯96食、おにぎり236個を提供
08時39分 「さわゆき」が名足小学校の被災者に対し米100kg、その他日用品等を提供
「さわゆき」が大須小学校の被災者に対し灯油(ポリタンク×30)を提供
09時00分 SH-60Kが松島の被災者に対し生活関連物資(カップ麺103箱)を提供
09時05分 「ひゅうが」衛生班が宮城県内8箇所(平成の森キャンプ場、名足小学校等)で被災者30名に対し診療等支援を実施
09時05分 「ひゅうが」衛生班が宮城県内6箇所(海洋青年の家、津の宮センター、滝浜等)で被災者72名に対し診療等支援を実施
09時16分 「にちなん」が石巻市大須小学校の被災者に対し米125kg、軽油540KLを提供
09時30分 US-2により厚木から松島へ生活関連物資(2.5t)を空輸
10時25分 「ひゅうが」搭載回転翼機が旧水浜小学校跡の被災者に対し缶飯600食、おにぎり236個、飲料水180L、缶ジュース398本、その他食料等を提供
10時46分 「くらま」が宮城県渡波小学校の被災者に対し缶飯288食、副食528食、たくあん缶詰96食、乾パン192食、飲料水440L、折りたたみリアカー1台、その他生活必要品を提供
10時50分 「ひゅうが」衛生班が渡波小学校の被災者113名に対し診療等支援を実施
10時50分 「おうみ」が渡波小学校の被災者に対し缶飯312食、乾パン192食、飲料水240本、その他日用品等を提供
10時52分 「さわゆき」が泊浜地区の被災者に対しおにぎり60個、飲料水120L、カップ麺84個、インスタントスープ1000個を提供
11時56分 「ひらしま」が小泉湾石浜地区石浜集会所等の被災者に対し米75kgを提供
11時57分 「たかなみ」搭載回転翼機が女川第3中学校の被災者に対しおむすび225個、飲料水432本を提供
12時03分 「とね」が南三陸町泊浜センターの被災者に対しガソリン10Lを提供
12時13分 「さわぎり」搭載回転翼機が田代島から陸自霞目駐屯地へ被災民3名を移送
12時16分 「おおすみ」が仙台塩釜港の被災者に対しアルファ米4800食、飲料水304箱、サバイバルフーズ6600食、毛布1700枚、灯油(ドラム缶70)を提供
12時32分 「あぶくま」が田代島の被災者に対し米200kg、飲料水1880L、ガソリン20L、軽油54L、その他日用品等を提供
12時46分 YS-11Tにより徳島から松島へ救援物資(6.4t)を空輸
12時46分 「あぶくま」が田代島の被災者に、ガソリン20L,水ポリタンク10個分(180L)、トイレットペーパー4箱(384ロール)、米200Kg,軽油54Lなどを提供
13時11分 「ひゅうが」搭載回転翼が原地区の被災者に対し缶飯336食、乾パン192個、毛布40枚、軽油(ポリタンク10×10)を提供
13時38分 「くらま」搭載回転翼機が網地島、田代島、桂島及び寒風沢島へ灯油ドラム缶10本を提供
13時44分 「くらま」が網地島の被災者に対し灯油(ドラム缶3缶)、給油ポンプ1台、ポリタンク5個を提供
「くらま」が寒風沢島の被災者に対し灯油(ドラム缶1缶)、給油ポンプ1台、ポリタンク2個を提供
13時55分 「くらま」が田代島の被災者に対し灯油(ドラム缶1缶)、給油ポンプ1台、ポリタンク3個を提供
14時00分 「とよしま」が雄勝クリーンセンターの被災者に対しガソリン18Lを提供
14時20分 「くらま」が柱島の被災者に対し灯油(ドラム缶2缶)、給油ポンプ1台、ポリタンク2個を提供
14時31分 「さわゆき」搭載HS-60K 76号機が名足小学校の被災者に対し、菓子パン550個、うどん(箱入り)4箱、カップ麺420個、水(520mlペットボトル)864本、シャツ60枚、解熱剤(箱入り)100箱、おむつ(セット)2セット、生理用品(セット)12セット、簡易トイレ3個などを提供
14時45分 「とね」が馬場・中山地区、名足地区、石浜地区の被災者に対し米133kg、缶飯104食、おにぎり150個を提供
14時55分 「ひゅうが」搭載回転翼機が平成の森キャンプ場の被災者に対し缶飯408色、おにぎり400個、ジュース510本、その他食料等を提供
15時02分 YS-11Mにより、岩国から八戸へ物資(毛布等)を空輸
15時10分 「たかなみ」搭載回転翼機が県立自然の家の被災者に対しパン100個、レトルトカレー200個を提供
15時19分 「くらま」が宮戸島の被災者に対し灯油(ドラム缶1缶)、給油ポンプ1台、ポリタンク2個を提供
15時45分 「ひゅうが」搭載回転翼機が県立自然の家の被災者に対し軽油(ポリタンク×2)を提供
15時58分 「ひゅうが」搭載回転翼機が志津川小学校の被災者に対し軽油(ポリタンク×4)を提供
16時04分 SH-60Kにより厚木から郡山へ救援物資を空輸
16時19分 「ひゅうが」搭載回転翼機が志津川高校の被災者に対し軽油(ポリタンク×1)、灯油(ポリタンク×4)を提供
16時21分 「たかなみ」搭載回転翼機が女川第3中学校の被災者に対しこめ00kg、パン400個を提供
16時38分 「さわゆき」搭載回転翼機が名足小学校の被災者に対し飲料水864本、菓子パン550個、即席麺420食、その他生活用品等を提供
17時03分 「ひゅうが」搭載回転翼機が大渡島中学校の被災者に対し軽油(ポリタンク×10)を提供
17時24分 「とね」が馬場・中山地区、名足地区、石浜地区の被災者に対し軽油190Lを提供
17時31分 「ひゅうが」搭載回転翼機が燦さん館の被災者に対し軽油(ポリタンク×5)を提供
17時35分 「おうみ」が渡波小学校の被災者に対し飲料水240本、毛布10枚を提供
17時38分 「さわゆき」搭載HS-60K 76号機が水浜保育所跡地の被災者に対し、カップ麺324個、シャツ60枚、簡易トイレ2個、などを提供
17時48分 「さわゆき」搭載回転翼機が水浜保育所跡地の被災者に対し即席麺324食、漬物4箱、その他日用品を提供
18時15分 「たかなみ」搭載回転翼機が志津川ベイサイドアリーナの被災者に対し飲料水432本、缶ジュース300本、即席麺2280食、味噌2樽を提供
20時37分 111空 気仙沼に1.5tの物品供与(生活用品)
他、細部確認中
(20日) 08時20分 「ゆら」が荻浜地区の被災者に対し、米40kg、ガソリン20L、乾パン640個、その他食料品等を提供
08時39分 「さわゆき」搭載回転翼機が名足小学校の被災者に対し米10kg、紙コップ160個を提供
09時12分 「とわだ」から「しらね」に粘着テープ20個、ゴム手袋31個、タオル200個、洗剤等、ポリタンク21個、給油ポンプ9個を搬送
09時19分 「はなま」から「きりさめ」に主食缶詰496食、乾パン408食を搬送
09時22分 「ちょうかい」が網地島及び小網倉の被災者に対し、缶飯200食、乾パン256食、牛乳800パック、軍手188枚、タオル50枚、その他生活用品等を提供
09時38分 「おおよど」が小原木中学校の被災者に対し軽油40L、ガソリン40L、乾電池40本、粉石けん8個、手袋24組、サランラップ50本、ライト5個、フレキシブルライト5個を提供
10時08分 「はまな」から「はるさめ」に主食缶詰496食を搬送
10時20分 「ひらしま」が追波湾荒地区の被災者に対しガソリン20Lを提供
10時30分 「たかしま」が伊勢畑、上・下雄勝地区の被災者に対し毛布20枚、乾電池100個、懐中電灯を提供
10時43分 「さわゆき」搭載回転翼機が石巻市大須小学校から石巻市赤十字病院へ、救急患者1名を輸送
11時03分 「おうみ」から「ぶんご」に回転翼機MH-53Eで、主食缶詰7680食、副食缶詰7680食、飲料水(2L)6720本、災害用組み立て式トイレ15個、災害用排泄物収納袋2個、防災要テント1個を搬送
11時19分 石巻総合運動公園から「さわぎり」へ、簡易トイレ3セット、日用品の搬送
11時40分 「おうみ」の移動衛生班が石巻市宮城水産高校で、健康相談3名、診療36名実施
11時50分 「おおよど」が長部コミュニティーセンターの被災者に対し軽油160L、ガソリン40L、乾電池360本、粉石けん120個、手袋216組、サランラップ150本、ライト45個、フレキシブルライト45個、残飯いれ10個及びその他

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福島第一原発(東北地方太平洋沖地震)に関する事実関係(2011.03.23.1643)

2011-03-23 17:10:56 | 防災・災害派遣

◆記事は全てNHK情報

 日本史上最悪の原子力事故に対し多くの情報が飛び交っていますが一部には信頼性に欠ける情報も流されています、このため流言飛語を防止する観点から本記事は全てNHKHPからの転載です。

◆出典:NHK

都の水道水 放射性物質を検出
3月23日 16時43分 
東京都葛飾区にある都の浄水場の水道水から、1歳未満の乳児の摂取制限の指標を上回る量の放射性物質が検出されました。東京都はこの浄水場の水道水を利用する東京23区と多摩地区の5つの市で乳児に限って水道水の摂取を控えるよう呼びかけていますが、長期的に摂取しなければ健康に影響はないとしています。

東京都によりますと、東京都葛飾区にある都の金町浄水場の水道水を22日午前9時に採水して検査したところ、放射性ヨウ素131が1リットル当たり210ベクレル検出されました。また、23日午前9時には同じ金町浄水場の水道水から1リットル当たり190ベクレル前後の放射性ヨウ素131が検出されたということです。これは、大人の摂取制限の指標となる水1リットル当たり300ベクレル以内に収まっていますが、1歳未満の乳児の摂取制限の指標となる1リットル当たり100ベクレルの2倍以上の値となっています。東京都は、金町浄水場の水道水を利用する東京23区と武蔵野市、町田市、多摩市、稲城市、三鷹市で、乳児に限って水道水の摂取を控えるよう呼びかけています。さらに、この地域の事業者や保育園などの施設に対しても、1歳未満の乳児が飲む可能性のある飲み物や離乳食にこの水道水を使わないよう呼びかけています。一方、東京都水道局の東京・羽村市にある小作浄水場と、埼玉県朝霞市にある朝霞浄水場では、22日に行った検査で、放射性物質の量はいずれも指標を下回っています。東京都は、長期的に摂取しなければ健康に影響はないとし、代わりの飲料水が確保できない場合は、飲み水として使っても差し支えないと説明しています。
tp://www3.nhk.or.jp/news/html/20110323/t10014853741000.html

福島の農家 農相に対策を要請
3月23日 16時43分 
政府が福島県内で生産されたホウレンソウなどの野菜や原乳の出荷制限などを指示したことを受けて、福島県内の市長や農家が、鹿野農林水産大臣に対して、農家への補償や風評被害を防ぐための対策を急ぐよう要請しました。

政府は、福島県産のホウレンソウやキャベツなどの野菜について、出荷制限や摂取制限を指示したほか、福島県内で採取された原乳の出荷制限も指示しています。こうした状況に、福島県の二本松市など3つの市と村の市長や農家が、鹿野農林水産大臣に要請を行いました。この中では、▽農畜産物の出荷制限や風評被害によって被害を受けた農家への補償を十分に行うこと、▽農産物の検査体制を強化し、情報公開を徹底するなど風評被害を防ぐための対策を急ぐことなどを求めました。これに対して、鹿野農林水産大臣は「農家への補償については、東京電力で対応できない部分については国が補償する。速やかにできることについては対応していきたい」と答えたということです。要請のあと、福島県二本松市の酪農家、武藤信一さんは「手間暇かけて生産した牛乳を今は毎日、捨てている。赤字が増えていく一方で、何とか補償してもらいたい」と話していました。tp://www3.nhk.or.jp/news/html/20110323/t10014854061000.html

“福島第一原発 3号機で黒い煙”
東京電力福島事務所によりますと、23日午後4時20分ごろ、福島第一原子力発電所の3号機で黒い煙が見えるということです。
現在、作業員を退避させたということです。
詳しいことは分かっていません。
3号機では、21日午後にも、原子炉の建屋の屋上南東寄りの場所から灰色がかった煙が上がっています。
東京電力福島事務所は、22日正午の記者会見で、3号機の煙は、灰色がかっていたものが白みがかった煙に変わり、発生は収束に向かっているという見方を示していました。

3月23日 16:40更新

▲ページトップへ4号機 特殊車両での注水終了
福島第一原子力発電所4号機で、東京電力が手配した場所を絞って大量の水を注ぎ込める特殊な車両で、使用済み燃料プールに注水する作業は、23日も午前10時すぎからおよそ3時間行われ、午後1時すぎに終了しました。
この特殊車両は、横浜市の会社が所有し、高層ビルの建設現場などでコンクリートを流し込むために使われるポンプ車で、50メートルを超える長いアームを使って、離れた場所から狙った所に大量の水を注入することができます。
東京電力によりますと、22日に続いて、23日もこの特殊な車両を使った注水作業が午前10時から行われ、3時間後の午後1時すぎに終了したということです。

3月23日 14:15更新

▲ページトップへ福島第一原発 冷却機能回復へ作業
22日夜、震災以来11日ぶりに中央制御室に照明がともった福島第一原子力発電所3号機では、23日、外部電源を使って原子炉に水を送るポンプの試運転を行う予定です。
24日にも原子炉に水を入れる予定で、東京電力は、本来の冷却機能の回復に向けて作業を進めることにしています。
福島第一原発3号機で、22日夜、中央制御室に、震災以来11日ぶりに外部電源による照明が点灯し、深刻な事態に陥っている1号機から4号機の中では、初めて中央制御室に外部電源が復旧しました。
東京電力や経済産業省の原子力安全・保安院によりますと、外部電源の復旧作業は、22日夜から23日未明にかけて、1号機と3号機、それに4号機の原子炉などのデータを計る計測器に電源を引き込んだということで、問題がないことが確認できたものから実際に電気を通し、中央制御室のパネルに表示させるということです。
また、3号機では、原子炉に真水を送り込むポンプの試運転を行う予定だということです。
これは、原子炉に水が足りなくなったときにあらかじめタンクにためておいた水を送り込む、補給水系と呼ばれるもので、24日にも実際に原子炉に水を入れる作業を行うことにしています。
一方、最も早く作業が進んでいた2号機については、原子炉の隣にあるタービン建屋の中の放射線量が高く、慎重に作業を進めているということです。
このほか、1号機では原子炉の温度が高い状態が続いていて、炉心の温度が設計段階で想定されていた最高温度の302度を超え、およそ400度に達したため、23日午前2時23分から、これまで使っていた配管に加え、別の配管を通じて炉心への給水を始め、炉心の冷却を強化したということです。
また、使用済み燃料プールに水を入れる作業は、4号機では東京電力が手配した、場所を絞って大量の水を注ぎ込める特殊な車両による注水が午前10時すぎから3時間程度の予定で行なわれ、3号機では東京消防庁が横浜市消防局の部隊と協力して、午後4時から2時間程度、放水を行う予定です。
東京電力は、外部電源による電気での設備や機器の復旧を急ぎ、本来の冷却機能の回復に向けて作業を進めることにしています。

3月23日 13:20更新

▲ページトップへ原発30キロ沖の海域調査へ
福島第一原子力発電所の周辺の海で、国の基準を上回る放射性物質が検出されたことから、文部科学省はさらに範囲を広げ、原発から30キロ沖で海水中の放射性物質を調査し、過去のデータと比較して公表することになりました。
東京電力によりますと、福島第一原発の施設からの水を流し出す「放水口」の南330メートルの地点で、法律で決められた基準値の126.7倍の濃度の放射性ヨウ素131が検出されたほか、原発から16キロ南にある岩沢海岸付近でも、基準値の16.4倍の濃度の放射性ヨウ素131が検出されました。
これを受けて、文部科学省はさらに広い範囲の調査を23日から行うことになりました。
原発から30キロ沖に調査船を出し、南北70キロにわたって10キロごと、あわせて8か所で海水を採取します。
文部科学省は同じ海域で、毎年調査を行っていて、今回と過去のデータを比較したうえで、公表することにしています。
福島第一原発から出た放射性物質は、燃料プールを冷却するために行われた放水の水や周辺で降った雨とともに海に流れ出ている可能性が指摘されています。
経済産業省の原子力安全・保安院は「燃料の冷却を優先させなくてはならない厳しい状況にあり、海への影響を十分に調べる必要がある」としています。

3月23日 4:15更新

▲ページトップへ温度計復旧 原子炉の状態把握
危険な状態が続いている福島第一原子力発電所では、地震で停電して以降、計器類のほとんどが使えなくなっていますが、1号機から3号機の原子炉の表面を計る温度計が復旧したことが分かりました。
東京電力では原子炉の圧力や水位に加え、温度のデータも得られたことで、原子炉の状態がより分かり、冷却への対応に生かせるとしています。
福島第一原子力発電所では、今月11日の地震と津波ですべての電源が失われ、原子炉の状態などを知るための計器類のほとんどが使えなくなりました。
東京電力がバッテリーなど仮設の電源で復旧を試みたところ、今月19日の朝に3号機で、原子炉の外側の表面にある温度計の表示が復旧しました。
その際の温度計の値は366度と、通常、運転中の温度に比べて高く、東京電力は、炉内を冷やすため注入する海水の量を増やす対応を取りました。
東京電力では、温度のデータが得られるようになったことで、原子炉の状態がより分かり、冷却への対応に生かせるとしています。
原子炉の表面を計る温度計は、その後、20日に1号機と2号機でも復旧し、その結果、1号機の温度も、22日午後3時半の時点で394度と高いことが分かり、東京電力では水の量を徐々に増やすなどの対応を取ることにしています。

3月23日 4:15更新

▲ページトップへ原発爆発当時 通信手段厳しく
東京電力福島第一原子力発電所の3号機で、先週、爆発が起きて11人がけがをした際、現場近くで治療に当たった医師がNHKの取材に応じ、「現場の通信手段が限られて、けが人を搬送する病院の確保が難しく、大変な状況だった」と振り返りました。
福島第一原発では、地震の3日後の今月14日、3号機で水素爆発が起き、原子炉を冷却する放水作業を行っていた自衛隊員など11人がけがをしました。
千葉市にある放射線医学総合研究所の富永隆子医師は、地震の翌日から原発からおよそ4キロ離れた防災拠点のオフサイトセンターに駐在していて、けが人の治療に当たりました。
富永医師によりますと、3号機で爆発が起きた時、オフサイトセンターには、各省庁の担当者などが100人以上いたのに対し、外部との通信手段は衛星電話の2回線しかなかったということです。
さらに電話自体がなかなかつながらない状況が続いたため、けが人を搬送する病院が決まるまでおよそ2時間かかったということです。
富永医師は、「軽症だったので、受け入れ先を探す時間はあったが、重症だったらと考えるとぞっとします。現場の通信手段が限られて、けが人を搬送する病院の確保が難しく、大変な状況でした」と振り返りました。
そのうえで、富永医師は、「原子力災害への対応では通信ができなくなるとは考えられていなかったので、対策を見直す必要があるのではないか」と話しました。           

3月23日 5:30更新
tp://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/

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福島第一原発(東北地方太平洋沖地震)に関する事実関係(2011.03.23.1110)

2011-03-23 11:50:44 | 防災・災害派遣

◆記事は全てNHK情報

 日本史上最悪の原子力事故に対し多くの情報が飛び交っていますが一部には信頼性に欠ける情報も流されています、このため流言飛語を防止する観点から本記事は全てNHKHPからの転載です。

◆出典:NHK

3号機 午後に5回目の放水へ
福島第一原子力発電所の3号機に対して、東京消防庁は、横浜市消防局と連携して、23日午後、再び放水を行うことになりました。
消防による放水は5回目で、およそ2時間行われる予定です。
東京消防庁は、22日まで4回にわたって、福島第一原発3号機の使用済み燃料を保管するプールに連続放水していて、これまでに3700トン余りの海水が放たれています。
東京消防庁によりますと、23日も午後に、横浜市消防局の部隊と協力して、3号機に対し5回目の放水を行うことになりました。
放水は午後4時をめどに始まる見通しで、大型のポンプ車からくみ上げた海水を、高い位置から放水できる特殊な消防車を使って、およそ2時間にわたって連続して行われる予定です。

3月23日 11:10更新

▲ページトップへ4号機 特殊車両で注水開始
福島第一原子力発電所4号機で、東京電力が手配した場所を絞って大量の水を注ぎ込める特殊な車両で、使用済み燃料プールに注水する作業が午前10時すぎから始まりました。
この特殊車両は、高層ビルの建設現場などでコンクリートを流し込むために使われているポンプ車で、50メートルを超える長いアームを使って、離れた場所から狙った所に大量の水を注入することができるということです。
三重県四日市市の建設会社が所有し、同様のタイプの車両は、チェルノブイリ原子力発電所の事故の際にも、原発を封鎖するコンクリートを打つために使われたことがあるということです。
東京電力によりますと、22日は3時間程度作業を行い、およそ150トンの水を注入しました。
23日も3時間程度の作業を予定しているということです。
また、経済産業省の原子力安全・保安院によりますと、3号機の使用済み燃料プールでは、東京消防庁が午後4時ごろから2時間程度、放水作業を行う予定だということです。

3月23日 11:10更新

▲ページトップへ3号機 給水ポンプ試運転へ
22日夜、震災以来11日ぶりに中央制御室に照明がともった福島第一原子力発電所3号機では、23日、外部電源を使って原子炉に水を送るポンプの試運転を行う予定です。
使用済み燃料プールに水を入れる作業も継続する予定で、東京電力は本来の冷却機能の回復に向けて作業を進めることにしています。福島第一原子力発電所で進められている外部電源の復旧作業のうち、3号機では、22日午後10時43分、中央制御室に震災以来11日ぶりに電気が流され、照明が点灯しました。
福島第一原発の中でも深刻な事態に陥っている1号機から4号機のうち、中央制御室に外部電源が復旧したのは初めてです。
東京電力福島事務所が23日午前9時すぎの記者会見で説明したところによりますと、23日の外部電源の復旧作業は、まず3号機の水をためているタンクから原子炉に水を送るポンプの試運転を行うということです。
23日は今のところ、水を入れる予定はないということです。
このほか、1号機と2号機については、機器の点検と、配電盤から設備や機器に電気を流すためのケーブルの敷設を行う予定です。
また、23日も使用済み燃料プールに水を入れる作業が行われます。
4号機では、東京電力が手配した、場所を絞って大量の水を注ぎ込める特殊な車両による注水が、午前10時から3時間程度、3号機では東京消防庁による放水が午後2時から2時間程度、行われる予定です。
東京電力は外部電源による電気での設備や機器の復旧を急ぎ、本来の冷却機能の回復に向けて作業を進めることにしています。

3月23日 10:55更新

▲ページトップへ1号機 炉心高温で冷却強化
経済産業省の原子力安全・保安院は、23日午前10時すぎの記者会見で、原子炉の温度が高い状態が続いている福島第一原子力発電所1号機について、炉心の温度が設計温度の302度を超え、およそ400度に達したため、これまで使っていた配管に加え、23日午前2時23分から、別の配管を通じて炉心への給水を始め、炉心の冷却を強化したことを明らかにしました。
福島第一原発1号機では、震災で通常の外部電源や非常用の電源が使えなくなり、消防ポンプ車を使って応急的に海水を注入して原子炉を冷やす措置を取っていましたが、原子力安全・保安院では、原子炉の燃料が出す熱に対し、十分な冷却効果がなかったとみています。

3月23日 10:45更新

▲ページトップへ3号機 冷却機能復旧進める
深冷却機能が失われ、深刻な事態に陥っている福島第一原子力発電所3号機で、22日夜、震災以来、11日ぶりに、中央制御室に外部電源からの電気が流され、照明が点灯しました。
23日は、3号機の水を送るポンプを動かすなど、東京電力は冷却機能の復旧に向けて作業を進めることにしています。
福島第一原子力発電所で進められている外部電源の復旧作業のうち、3号機では、22日午後10時43分、中央制御室に震災以来11日ぶりに電気が流され、照明が点灯しました。
福島第一原発のなかでも深刻な事態に陥っている1号機から4号機のうち、中央制御室に外部電源が復旧したのは初めてで、照明が点灯したことで、作業環境がよくなるということです。
東京電力は3号機の給水ポンプにも、23日、電気を通し、正常に作動することが確認されれば、原子炉や使用済み燃料プールの外部電源による冷却を始めることにしています。
これまでに1号機と2号機、それに4号機でも配電盤まで外部電源を引き込む作業が終わっていて、東京電力では冷却機能の回復を急ぐことにしています。
ただ、1号機と2号機のポンプは海水をかぶっていて交換したり、点検したりする必要があるということです。

3月23日 4:15更新

▲ページトップへ原発30キロ沖の海域調査へ
福島第一原子力発電所の周辺の海で、国の基準を上回る放射性物質が検出されたことから、文部科学省はさらに範囲を広げ、原発から30キロ沖で海水中の放射性物質を調査し、過去のデータと比較して公表することになりました。
東京電力によりますと、福島第一原発の施設からの水を流し出す「放水口」の南330メートルの地点で、法律で決められた基準値の126.7倍の濃度の放射性ヨウ素131が検出されたほか、原発から16キロ南にある岩沢海岸付近でも、基準値の16.4倍の濃度の放射性ヨウ素131が検出されました。
これを受けて、文部科学省はさらに広い範囲の調査を23日から行うことになりました。
原発から30キロ沖に調査船を出し、南北70キロにわたって10キロごと、あわせて8か所で海水を採取します。
文部科学省は同じ海域で、毎年調査を行っていて、今回と過去のデータを比較したうえで、公表することにしています。
福島第一原発から出た放射性物質は、燃料プールを冷却するために行われた放水の水や周辺で降った雨とともに海に流れ出ている可能性が指摘されています。
経済産業省の原子力安全・保安院は「燃料の冷却を優先させなくてはならない厳しい状況にあり、海への影響を十分に調べる必要がある」としています。

3月23日 4:15更新

▲ページトップへ温度計復旧 原子炉の状態把握
危険な状態が続いている福島第一原子力発電所では、地震で停電して以降、計器類のほとんどが使えなくなっていますが、1号機から3号機の原子炉の表面を計る温度計が復旧したことが分かりました。
東京電力では原子炉の圧力や水位に加え、温度のデータも得られたことで、原子炉の状態がより分かり、冷却への対応に生かせるとしています。
福島第一原子力発電所では、今月11日の地震と津波ですべての電源が失われ、原子炉の状態などを知るための計器類のほとんどが使えなくなりました。
東京電力がバッテリーなど仮設の電源で復旧を試みたところ、今月19日の朝に3号機で、原子炉の外側の表面にある温度計の表示が復旧しました。
その際の温度計の値は366度と、通常、運転中の温度に比べて高く、東京電力は、炉内を冷やすため注入する海水の量を増やす対応を取りました。
東京電力では、温度のデータが得られるようになったことで、原子炉の状態がより分かり、冷却への対応に生かせるとしています。
原子炉の表面を計る温度計は、その後、20日に1号機と2号機でも復旧し、その結果、1号機の温度も、22日午後3時半の時点で394度と高いことが分かり、東京電力では水の量を徐々に増やすなどの対応を取ることにしています。

3月23日 4:15更新

▲ページトップへ原発爆発当時 通信手段厳しく
東京電力福島第一原子力発電所の3号機で、先週、爆発が起きて11人がけがをした際、現場近くで治療に当たった医師がNHKの取材に応じ、「現場の通信手段が限られて、けが人を搬送する病院の確保が難しく、大変な状況だった」と振り返りました。
福島第一原発では、地震の3日後の今月14日、3号機で水素爆発が起き、原子炉を冷却する放水作業を行っていた自衛隊員など11人がけがをしました。
千葉市にある放射線医学総合研究所の富永隆子医師は、地震の翌日から原発からおよそ4キロ離れた防災拠点のオフサイトセンターに駐在していて、けが人の治療に当たりました。
富永医師によりますと、3号機で爆発が起きた時、オフサイトセンターには、各省庁の担当者などが100人以上いたのに対し、外部との通信手段は衛星電話の2回線しかなかったということです。
さらに電話自体がなかなかつながらない状況が続いたため、けが人を搬送する病院が決まるまでおよそ2時間かかったということです。
富永医師は、「軽症だったので、受け入れ先を探す時間はあったが、重症だったらと考えるとぞっとします。現場の通信手段が限られて、けが人を搬送する病院の確保が難しく、大変な状況でした」と振り返りました。
そのうえで、富永医師は、「原子力災害への対応では通信ができなくなるとは考えられていなかったので、対策を見直す必要があるのではないか」と話しました。           

3月23日 5:30更新

tp://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/

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