北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

DDH-182 ISE 護衛艦いせ 本日横浜IHIMUにて自衛艦旗授与式を挙行

2011-03-16 23:22:33 | 海上自衛隊 催事

◆新しい明日への希望

 本日横浜において護衛艦いせ引渡式、自衛官旗授与式が挙行されました。

Img_7196  この写真は2009年8月21日に撮影した進水式・命名式の模様で、本日の引渡式・自衛艦旗授与式の様子は現在写真整理中につき、明日掲載します。巨大地震の空前の大被害を前に祝賀会等は全て自粛されましたが、海上幕僚長臨席のもと、軍艦としての就役という厳粛な行事でした。

Img_7100  過去100時間、地震により平時から有事、戦時となった日本全土。世界からの救援の手と生存者救出という報道以外、日本には良いニュースがありませんでしたが、満載排水量19000㌧、ひゅうが型護衛艦二番艦就役というニュースは久々に朗報といえるでしょう。

Img_7227  最新鋭の護衛艦は横浜IHIマリンユナイテッドを出航したのちに海上自衛隊横須賀基地へ入港、必要な機材と護衛艦としての必要な訓練を完了させると同時に、わが国における災害派遣、防衛任務を通じた国民生命財産の保護と主権の維持という第一線に今後数十年間にわたり就く事となります。なお、写真は許可を得て撮影しました。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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東北被災地へ救援物資援助資材輸送を自衛隊が全国50箇所で受付

2011-03-16 23:03:04 | 防災・災害派遣

◆防衛省発表

地方公共団体及び民間からの救援物資の自衛隊による輸送スキームについて
平成23年3月16日

 東北地方太平洋沖地震の被災地域への各種救援物資のより迅速・的確な輸送に資するため、次のような救援物資の輸送(受付)スキームを構築しましたのでお知らせします。

1 本スキームの概要①   救援物資の提供希望者(都道府県、市町村、民間(原則として個人を除く))は、所在都道府県にその旨(物資の種類、数量等)を連絡。
②   都道府県は、自衛隊部隊(各都道府県別)(別紙)と調整の上、救援物資を持ち込んでいただく駐屯地・基地等を提供希望者に連絡。
③   提供希望者は、指定された日時に、指定された駐屯地・基地等まで救援物資を持ち込み。
④   救援物資の輸送については、ア)又はイ)により行う。
ア)都道府県より輸送先の指定(何県)があるものについては、当該県に輸送。
イ)都道府県より輸送先の指定がないものについては、自衛隊(災統合任務部隊(東北方面総監部))において、現地対策本部との調整や自衛隊の現地情報を踏まえ、輸送。

2 輸送対象救援物資 食料(生ものや賞味期限の短いものを除く。)、水、各種生活用品(ただし、ガスボンベなど輸送ができない物資があるため、詳細については、適宜、都道府県と調整。)

3 本スキームの周知方法(1)都道府県に対しては、知事会より説明していただく。
(2)市町村及び住民に対しては、都道府県において広報していただく。

地方公共団体及び民間からの救援物資の自衛隊による輸送スキームに係る連絡調整窓口番号 都道府県名 部隊別 名称 所在地 電話番号
1 北海道 陸自 旭川駐屯地 〒070-8630 北海道旭川市春光町国有無番地 (0166)51-6111
2 陸自 帯広駐屯地 〒080-8639 北海道帯広市南町南7線31番地 (0155)48-5121
3 陸自 島松駐屯地 〒061-1393 北海道恵庭市西島松308 (0123) 36-8611
4 陸自 函館駐屯地 〒042-8567 北海道函館市広野町6番18号 (0138) 51-9171
5 青森県 陸自 青森駐屯地 〒038-0022 青森県青森市浪館字近野45 (017)781-0161
6 岩手県 陸自 岩手駐屯地 〒020-0173 岩手県岩手郡滝沢村滝沢字後268-433 (019)688-4311
7 宮城県 陸自 仙台駐屯地 〒983-8580 宮城県仙台市宮城野区南目館1-1 (022)231-1111
8 秋田県 陸自 秋田駐屯地 〒011-8611 秋田県秋田市寺内字将軍野1 (018)845-0125
9 山形県 陸自 神町駐屯地 〒999-3797 山形県東根市神町南3丁目1-1 (0237)48-1151
10 福島県 陸自 福島駐屯地 〒960-2192 福島県福島市荒井字原宿1 (024)593-1212
11 茨城県 陸自 霞ヶ浦駐屯地 〒300-0837 茨城県土浦市右籾2410 (029)842-1211
12 栃木県 陸自 宇都宮駐屯地 〒321-0145 栃木県宇都宮市茂原1丁目5-45 (028)653-1551
13 群馬県 陸自 新町駐屯地 〒370-1394 群馬県高崎市新町1080 (0274)42-1121
14 埼玉県 陸自 大宮駐屯地 〒331-8550 さいたま市北区日進町1-40-7 (048)663-4241
15 千葉県 陸自 習志野駐屯地 〒274-8577 船橋市薬円台3-20-1 (047)466-2141
16 東京都 陸自 練馬駐屯地 〒179-8523 東京都練馬区北町4丁目1-1 (03)3933-1161
17 神奈川県 陸自 横浜駐屯地 〒240-0062 神奈川県横浜市保土ヶ谷区岡沢町273 (045)335-1151
18 新潟県 陸自 新発田駐屯地 〒957-8530 新潟県新発田市大手町6丁目4-16 (0254)22-3151
19 富山県 陸自 富山駐屯地 〒939-1338 富山県砺波市鷹栖出935 (0763)33-2392
20 石川県 陸自 金沢駐屯地 〒921-8520 石川県金沢市野田町1-8 (076)241-2171
21 福井県 陸自 鯖江駐屯地 〒916-0001 福井県鯖江市吉江町4-1 (0778)51-4675
22 山梨県 陸自 北富士駐屯地 〒401-0511 山梨県南都留郡忍野村忍草3093 (0555)84-3135
23 長野県 陸自 松本駐屯地 〒390-8508 長野県松本市高宮西1番1号 (0263)26-2766
24 岐阜県 空自 第2補給処 〒504-0000 岐阜県各務原市那加官有無番地 (0583)382-1101
25 静岡県 陸自 富士駐屯地 〒410-1432 静岡県駿東郡小山町須走481-27 (0550)75-2311
26 愛知県 陸自 春日井駐屯地 〒486-0803 愛知県春日井市西山町無番地 (0568)81-7183
27 三重県 陸自 久居駐屯地 〒514-1118 三重県津市久居新町975 (059)255-3133
28 滋賀県 陸自 大津駐屯地 〒520-0002 滋賀県大津市際川1丁目1-1 (077)523-0034
29 京都府 陸自 桂駐屯地 〒615-8103 京都府京都市西京区川島六の坪 (075)381-2125
30 大阪府 陸自 信太山駐屯地 〒594-8502 大阪府和泉市伯太町官有地 (0725)41-0090
31 兵庫県 陸自 千僧駐屯地 〒644-0014 兵庫県伊丹市広畑1-1 (072)781-0021
32 奈良県 空自 航空自衛隊
幹部候補生学校 〒630-8001 奈良県奈良市法華寺町1578 (0742)33-3951
33 和歌山県 陸自 和歌山駐屯地 〒644-0044 和歌山県日高郡美浜町和田1138 (0738)22-2501
34 鳥取県 陸自 米子駐屯地 〒683-0853 鳥取県米子市両三柳2603 (0859)29-2161
35 島根県 陸自 出雲駐屯地 〒693-0052 島根県出雲市松寄下町1142-1 (0853)21-1045
36 岡山県 陸自 三軒家駐屯地 〒700-0001 岡山県岡山市宿978 (086)228-0111
37 広島県 陸自 海田市駐屯地 〒736-0053 広島県安芸郡海田町寿町2番1号 (082)822-3101
38 山口県 陸自 山口駐屯地 〒753-8503 山口県山口市上宇野令784 (083)922-2281
39 徳島県 海自 徳島教育航空群 〒771-0292 徳島県板野郡松茂町住吉字住吉開拓38番 (088)699-5111
40 香川県 陸自 善通寺駐屯地 〒765-8502 香川県善通寺市南町2丁目1-1 (0877)62-2311
41 愛媛県 陸自 松山駐屯地 〒791-0298 愛媛県松山市南梅本町乙115 (089)975-0911
42 高知県 陸自 高知駐屯地 〒781-5451 高知県香南市香我美町上分3390 (0887)55-3171
43 福岡県 陸自 福岡駐屯地 〒816-8666 福岡県春日市大和町5-12 (092)591-1020
44 佐賀県 陸自 目達原駐屯地 〒842-0032 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町立野7番地1 (0952)52-2161
45 長崎県 陸自 大村駐屯地 〒856-8516 長崎県大村市西乾馬場町416 (0957)52-2131
46 熊本県 陸自 健軍駐屯地 〒861-8064 熊本県熊本市東町1丁目1-1 (096)368-5111
47 大分県 陸自 別府駐屯地 〒874-0849 大分県別府市大字鶴見4548-143 (0977)22-4311
48 宮崎県 陸自 都城駐屯地 〒885-0086 宮崎県都城市久保原町1街区12号 (0986)23-3944
49 鹿児島 陸自 国分駐屯地 〒899-4392 鹿児島県霧島市国分福島2丁目4-14 (0995)46-0350
50 沖縄県 陸自 那覇駐屯地 〒901-0192 沖縄県那覇市鏡水679 (098)857-1155

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東北地方太平洋沖地震に対する防衛省自衛隊の対応(3月16日1200)

2011-03-16 22:58:27 | 防災・災害派遣

◆防衛省発表

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震自衛隊の活動状況(12時00分現在)
平成23年3月16日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
※下線部は前回からの変更箇所

派遣規模人員約76,000名(陸約45,000名、海空合計約31,000名)
(総理指示を踏まえ、10万人態勢にすべく準備中。)
・回転翼194機、固定翼322機
・艦船58隻
が活動中

※3月14日(月)東北方総監を長とする統合任務部隊を編成

自衛隊による救助状況○大規模地震災害派遣による活動

・自衛隊による救助者数 約19,300名(現時点で確認されているもの)

  11日~14日 15日 計
救助者数
(名) 19,000 300 19,300

○原子力災害派遣による活動

・原子力災害派遣に係る除染者数(民間人のみ) 56名

災害派遣要請元11日14時52分 岩手県知事
11日15時02分 宮城県知事
11日16時20分 茨城県知事
11日16時47分 福島県知事
11日16時54分 青森県知事
11日18時50分 北海道知事
12日01時00分 千葉県知事

連絡員の派遣北海道(根室振興局、日高振興局、釧路総合振興局、胆振総合振興局、えりも町)、宮城県(県庁、田村市役所)、岩手県(県庁、山田町役場)、秋田県庁、青森県(県庁、八戸市役所)、福島県(県庁、田村市役所)、山形県庁、茨城県庁

自衛隊の実施事項(調整中含む)○大規模地震災害派遣による活動
11日14時50分 防衛省災害対策本部設置(本部長:防衛大臣)
11日18時00分 大規模震災災害派遣命令
11日19時30分 原子力災害派遣命令(12日09:20原子力災害派遣命令発出のため廃止)
12日09時20分 原子力災害派遣命令
航空機による情報収集
被害者の救助
防衛大学校が周辺住民約190名を武道館に受け入れ
人員、物資等輸送、給食・給水支援
ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への提供

○原子力災害派遣による活動
避難支援、冷却水、給水支援、物資等輸送

○現地調査団等の輸送支援
政府調査団(第1陣:宮城県)の現地派遣
経済産業副大臣及び原子力安全・保安院職員等の現地派遣
総理大臣の現地視察(福島第1原発及び宮城県被災地上空等)
政府調査団(第2陣:岩手県及び福島県)の現地派遣
D-MAT(災害派遣医療チーム)の輸送支援
防衛大臣現地視察(統合任務部隊編成)

自衛隊の活動○派遣部隊
陸 自  第21普通科連隊(秋田)、第39普通科連隊(弘前)、第44普通科連隊(福島)、第9特科連隊(岩手)、第4師団(福岡)、第6特科連隊(郡山)、第10特科連隊(豊川)、第35普通科連隊(守山)、第33普通科連隊(久居)、第10師団(守山)、第22普通科連隊(多賀城)、中央特殊武器防護隊(大宮)、第12旅団(相馬原)、第1空挺団(習志野)、第26普通科連隊(留萌)、第2施設大隊(旭川)、第13施設中隊(海田市)
海 自 指揮官:横須賀地方総監
航空集団(厚木)、教育航空集団(下総)、横須賀地方総監部(横須賀)、掃海隊群(横須賀)、第1護衛隊群(横須賀)、第2護衛隊群(佐世保)、第3護衛隊群(舞鶴)、第2潜水隊群(横須賀)、第1航空群(鹿屋)、第2航空群(八戸)、第4航空群(厚木)、第5航空群(那覇)、第21航空群(館山)、第22航空群(大村)、第31航空群(岩国)、下総教育航空群(下総)、第1護衛隊(横須賀)、第2護衛隊(佐世保)、第3護衛隊(舞鶴)、第4護衛隊(大湊)、第5護衛隊(横須賀)、第6護衛隊(佐世保)、第11護衛隊(横須賀)、第12護衛隊(呉)、第15護衛隊(大湊)、第1掃海隊(呉)、第2掃海隊(佐世保)、第51掃海隊(横須賀)、第101掃海隊(呉)、第41掃海隊(横須賀)、第42掃海隊(呉)、第43掃海隊(佐世保)、第44掃海隊(舞鶴)、第45掃海隊(大湊)、第46掃海隊(佐世保)、第203教育航空隊(下総)、第211教育航空隊(鹿屋)、第2潜水隊(横須賀)、第1海上訓練支援隊(呉)、横須賀警備隊(横須賀)、第2ミサイル艇隊(舞鶴)、横須賀衛生隊(横須賀)護衛艦「はるさめ」、護衛艦「たかなみ」、護衛艦「おおなみ」、護衛艦「さわゆき」、護衛艦「やまゆき」、護衛艦「しらね」、護衛艦「くらま」、護衛艦「ゆうぎり」、護衛艦「あまぎり」、護衛艦「せとぎり」、護衛艦「さわぎり」、護衛艦「きりしま」、護衛艦「ちょうかい」、護衛艦「あしがら」、護衛艦「ひゅうが」、護衛艦「あぶくま」、護衛艦「おおよど」、護衛艦「ちくま」、護衛艦「とね」、掃海艦「やえやま」、掃海艦「はちじょう」、掃海母艦「ぶんご」、輸送艦「くにさき」、輸送艦「ゆら」、輸送艦「のと」、訓練支援艦「くろべ」、訓練支援艦「てんりゅう」、多用途支援艦「ひうち」、多用途支援艦「すおう」、多用途支援艦「あまくさ」、海洋観測艦「すま」、海洋観測艦「わかさ」、海洋観測艦「にちなん」、潜水艦救難母艦「ちよだ」、試験艦「あすか」、補給艦「ときわ」、補給艦「はまな」、補給艦「おうみ」、補給艦「ましゅう」、掃海艇「ひらしま」、掃海艇「たかしま」、掃海艇「つしきま」、掃海艇「まえじま」、掃海艇「くめじま」、掃海艇「とびしま」、掃海艇「まきしま」、掃海艇「ながしま」、掃海艇「のとじま」、掃海艇「ゆげしま」、掃海艇「つのしま」、掃海艇「なおしま」、掃海艇「とよしま」、掃海艇掃海艇「あいしま」、掃海艇「あおしま」、掃海艇「みやじま」、掃海艇「ししじま」、掃海管制艇「さくしま」、特務艦艇「はしだて」、ミサイル艇「はやぶさ」、ミサイル艇「うみたか」
空 自 第2航空団(千歳)、第3航空団(三沢)、北部航空警戒管制団(三沢)、第6高射群(三沢)、北部航空施設隊(三沢)、第4航空団(松島)、第6航空団(小松)、第7航空団(百里)、中部航空警戒管制団(入間)、第1高射群(入間)、第4高射群(岐阜)、中部航空施設隊(入間)、西部航空方面隊司令部支援飛行隊(春日)、第5航空団(新田原)、第8航空団(築城)、西部航空警戒管制団(春日)、第2高射群(春日)、西部航空施設隊(芦屋)、南西航空混成団司令部(那覇)、第83航空隊(那覇)、南西航空警戒管制隊(那覇)、第5高射群(那覇)、南西航空施設隊(那覇)、第1輸送航空隊(小牧)、第2輸送航空隊(入間)、第3輸送航空隊(美保)、三沢ヘリコプター空輸隊(三沢)、入間ヘリコプター空輸隊(入間)、千歳救難隊(千歳)、秋田救難隊(秋田)、新潟救難隊(新潟)、百里救難隊(百里)、浜松救難隊(浜松)、【総隊】航空総隊司令部飛行隊(入間)、偵察航空隊(百里)、警戒航空隊(浜松)、高射教導隊(浜松)、航空システム通信隊(市ヶ谷)、第1航空団(浜松)、第1術化学校、第2術化学校

陸 自
(11日) 18時25分 東北方面特科隊(仙台)27名人員をもって保育所への救出のため出発し、救援活動を実施中。
18時45分 第2施設団、名取市(宮城県南部)家屋に取り残された10数名救助のため、初動小隊30名派遣
22時17分 仙台病院に患者20名を収容中。
23時48分 東北方面特科隊が仙台市内の避難所にストーブ約260台を搬送。
(12日) 05時15分 第1空挺団(習志野)の人員約40名、車両6両(水トレーラー4両含む)により、給水支援及び輸送支援を実施中
20時00分頃、21時00分頃 第6師団が被災民に対する約5万食のパンの輸送を実施
(13日) 00時20分 第6後方支援連隊(東根)がDMAT64名を東北大学病院まで輸送。
・第12旅団(相馬原)が福島に到着。救援活動を開始
・第10師団(守山)が福島に到着。救援活動を開始 
06時46分 第9特科連隊第2中隊が野田村でがれきの除去を実施
07時51分 第20普通科連隊がヘリで志津川小学校から要救助者6名を救出
08時00分 第6師団が気仙沼等で捜索活動を実施
08時57分 第130大隊が26名を救出
18時30分 第6師団が石巻で125人を救助するとともに糧食及び毛布を配布
22時20分 第9特科連隊(滝沢村)が岩手県下閉伊郡山田町で消火活動を実施
(14日) 09時45分 第9師団第4地対艦ミサイル連隊が炊き出し800食作成完了
13時00分 札幌病院2コ医療チーム巡回診療のため宮古市避難所へ前進中
13時15分 英国レスキューチーム46名を三沢から大船渡に搬送
13時25分 第6師団が石巻で36名救助
15時00分 第12飛行隊が福島第1原発20km圏内の要救助者の空輸を再開
15時43分 石巻駅北側の住宅地の2階における要救助者については、現在6師団の隊員がボートで救出を実施中
17時40分 第2施設大隊 老木公園集結完了 同地にて展開
(15日) 07時10分 第5旅団司令部及び第5旅団司令部付部隊 苫小牧東港に到着
他、細部確認中

海 自
(11日) 20時45分 八戸基地体育館に770名の避難者、私有車両140両を収容。
21時50分 大湊地方隊、毛布3000枚(青森県六ヶ所村500枚、風間浦500枚、三沢市500枚、八戸市500枚、むつ市1000枚)、缶詰1000個を搬出。
(12日) 12時40分 第2護衛群第6護衛隊「はるさめ」の回転翼が気仙沼で13名救助
13時04分 第111航空隊のMCHが陸前高田病院から花巻空港まで人員輸送
13時38分 第2護衛隊群第6護衛隊の「たかなみ」から内火艇×2隻が孤立した被災者27名を救助。別に、救助された5名をあわせた32名のうち、4名を搭載ヘリにより日赤病院に搬送。残りの28名は艦内で待機。
14時32分 第111航空隊(岩国)のMCH-101が陸前高田病院から花巻空港までの人員輸送
15時23分 第2航空群UH64が「ちきゅう」から80名を救助、八戸まで移送
16時45分 「はるさめ」搭載の回転翼機が浦島小学校から被災者12名を救助、気仙沼小学校へ搬送
16時30分 第4護衛隊群第8護衛隊「きりしま」の回転翼が鹿妻小学校への物品輸送
17時56分 「おおなみ」搭載の回転翼機が阿武隈川河口から被災者33名を救助、岩沼市陸上競技場へ搬送
(13日) 07時02分 73空 UH-60J64号が大湊を離陸、尻屋から宮古にかけて孤立した住民の捜索救助を実施
07時36分 「おおなみ」搭載の回転翼機が亘理町立荒浜中学校から被災者31名を救助、岩沼市陸上競技場へ搬送
08時30分 さわぎりHS阿武隈川河口の要救助者10名を岩沼市に搬送
10時40分 第73航空 救助者11名を大槌から県立釜石病院搬送完了
10時55分 111航空隊が南三陸町に非常糧食を輸送
12時00分 ときわからMH53Eにより宮城県長沼市に応急糧食3,000食を輸送完了
15時43分 MH―53Eが遠野運動公園へ非常用糧食9000食、毛布500枚、水157箱を輸送
17時50分 UH78号が白浜小学校から被災者37名を救助、釜石市民体育館へ搬送
18時00分 横須賀警備隊が72トンの給水支援を実施
19時20分 UH66号が白浜小学校から被災者66名を救助、釜石市民体育館へ搬送
19時31分 SH00号が白浜小学校から被災者28名を救助、釜石市民体育館へ搬送
・ときわからMCH-101により気仙沼市及び長沼市に非常用糧食152箱を輸送

(14日) 13時13分 浦戸桂島(塩釜市)で「おおなみ」の内火艇及び作業艇により物資輸送(水140L、カンパン192個、パン174個)
14時14分 「ときわ」から発艦した回転翼機が2.5トンの非常用糧食を女川総合運動公園に輸送中
14時30分 「さわゆき」が引き渡した救援物資
14時37分 25空隊の回転翼機が孤立住民等の捜索・救助のため離陸
15時40分 「おおなみ」による物資輸送(乾電池単1単2単3各20、水170L、缶飯168缶、乾パン64食、乾パン用オレンジスプレッド72本、コーンドミート48缶)
他、細部確認中
午後 「たかなみ」艦内で待機していた28名を海自ヘリ(MCH-101)で石巻専修大学グランドに搬送
17時47分 「はるさめ」搭載の回転翼機が被災者8名を波伝谷地区から石巻赤十字病院へ搬送
(15日) 09時47分 UH-60Jにより厚木から長沼に飲料水1トンを輸送
10時18分 MCH-101により「はまな」から八戸に糧食15トンを輸送
14時30分 SH-60Jにより三沢から久慈に糧食50食分を輸送
他、細部確認中

空 自
(11日) 18時10分 三沢ヘリ、陸前高田で11名を救助完了
18時48分 陸前高田の高台へ11名の救助者を御下
(12日) 06時14分 航空支援集団(府中)が福島第1原発へバッテリーを空輸
08時41分 第1輸送航空隊(小牧)のC-130×1機がDMAT要員約65名を花巻へ輸送。
08時51分 第3輸送航空隊(美保)のC-1×1機がDMAT要員約40名を輸送。
09時30分 第1輸送航空隊(小牧)のC-130×1機がDMAT要員約65名を花巻へ輸送。
09時40分 三沢ヘリ空隊CH-47×1機が10回の空中消火及び要救助者30名を収容。
10時36分 三沢ヘリ空隊CH-47×1機が岩手県下閉伊郡山田町の43名を救助。
12時40分 第3輸送航空隊(美保)のC-1×1機がDMAT要員約30名を輸送。
23時33分 第2輸送航空隊(入間)がDMAT8名を羽田から福島まで輸送。
(13日) 06時07分 百里救難隊の回転翼3機が阿武隈川付近で計47名を救助
06時45分 新潟救難隊の回転翼が南気仙沼で10名を救助
06時50分 空教団が回転翼で要救助者20名を収容。阿武隈川で要救助者20名を移送完了。
07時32分 航空支援集団の回転翼が要救助者20名を収容
07時39分 航空支援集団の回転翼が要救助者84名を収容
08時20分 新潟救難隊の回転翼が救助者69名を気仙沼小学校に搬送
09時18分 航空支援集団の回転翼が要救助者66名を気仙沼へ移送完了
12時51分 空教団が回転翼が岩手県下閉伊郡山田町で要救助者18名救出完了
13時40分 秋田救難隊が回転翼が岩手県下閉伊郡山田町で要救助者12名救出完了
14時20分 航空支援集団の回転翼が36名搬送完了
(14日) 06時45分 百里救難隊の回転翼が12名救出
07時03分 回転翼が東浜小学校で高齢者2名救助
07時17分 回転翼が東浜小学校で8名救出
08時34分 秋田救難隊の回転翼が石巻郵便局要救助者10名収容
08時45分 三沢ヘリ隊が湊中学校で41名収容完了
08時55分 入間ヘリ隊が石巻第2小学校より17名を搬送
12時03分 百里救難隊がよりいそ小学校で要救助者11名(大人7名、子供4名)の収容完了
15時34分 第1輸送航空隊(小牧)が救援分子の毛布5000枚を福島空港に輸送
20時34分 第2輸送航空隊(入間)が救援物資の糧食600箱を新潟へ輸送
(15日) 07時00分 北空 大槌トンネル付近地上での消火活動開始
07時13分 CH-47J消火活動開始(大槌トンネル)
09時54分 北空第1派遣隊 折笠地区消火活動開始
13時57分 航空支援集団司令部(府中)が気仙沼での孤立者80名を空輸
16時20分 CH-47J消火活動終了(天候悪化のため)
18時37分 原発給水部隊 福島県庁到着
22時06分 第2輸送航空隊C-1(入間)が非常糧食(カップ麺)を花巻に4200個、福島に1500個輸送
22時19分 第2輸送航空隊C-1(入間)が消火バケット輸送のため百里に向け名古屋発
22時57分 第1輸送航空隊KC-767(小牧)、第3輸送航空隊C-1(美保)が非常糧食(パン)18万2000食を花巻に空輸
※15日を通じて、航空支援集団(府中)の回転翼が石巻市で187名、東松島市で8名孤立者等を空輸
(16日) 07時00分 北空 大槌トンネル付近地上での消火活動開始
08時11分 HR-62 捜索救難のため千歳離陸
08時17分 AC-16 捜索救難のため千歳離陸
08時22分 第1輸送航空隊C-1が物資輸送のため入間離陸
第3輸送航空隊C-1が糧食輸送のため広島到着
08時46分 第1輸送航空隊C-1が物資輸送のため百里到着
09時37分 第1輸送航空隊C-1が水輸送のため花巻到着
ほか、細部確認中
  
○原子力災害派遣による活動
(11日) 21時20分 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)が駐屯地を出発。
(12日) 02時05分 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)が矢板ICへ到着。
02時25分 東京電力のケーブルを輸送するための第1ヘリコプター団のCH47×3機が霞ヶ浦飛行場へ到着。到着後、ケーブルを搭載し、福島第2原子力発電所へ輸送予定。
03時35分 中央特殊武器防護隊(大宮)の副隊長含む2名が福島第一原発付近のオフサイトセンターへ到着
04時50分 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)が白河ICへ到着。じ後、オフサイトセンターへ向け前進。
06時48分 東北方面隊の人員約100名、車両50両がオフサイトセンターに向け福島駐屯地を出発。(活動場所は、確認中。)
08時30分 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)がオフサイトセンター到着。
20時00分 CH-47×3機、UH-1×3機をもって、双葉町老人福祉会館及び厚生年金病院の寝たきり・要介護老人等約200名を川俣町農村広場へ空輸。
20時34分 CRF(朝霞)のUH-3機、CH47×3機が福島第1原発周辺住民の避難輸送を終了。
22時07分 第1輸送航空隊(小牧)のC-130×1機が冷水ポンプ用のモーター3個を福島へ輸送。じ後、陸上自衛隊の車両で輸送。
(13日) 08時05分 原発冷却水支援のため、北部航空方面隊、中部航空方面隊、航空総隊直轄部隊の水タンク車9台が四倉町到着
10時50分 第12化学防護小隊が二本松で除染対象者40数名のうち約半数を除染完了
13時37分 CRFの回転翼が空中モニタリングのため木更津駐屯地を離陸
13時56分 CRFの回転翼が空中モニタリングのため大宮に着陸
14時00分 第12化学防護小隊が二本松の除染所において除染対象50名の除染
15時15分 CRFの回転翼が空中モニタリングのため大宮を離陸
15時55分 CRFの回転翼が空中モニタリング一時中止
17時57分 空自給水車両10両が福島第2原発に到着、作業開始
17時58分 CRFが福島第2原発での給水作業を開始
20時28分 空自による福島第2原発での給水作業終了
(14日) 01時00分 中央特殊武器防護隊(大宮)が川俣町体育館において住民100名に対して除染
01時30分 空自による福島第2原発での給水作業(第2回目)再開
05時00分 空自による福島第2原発での給水作業(第2回目)終了
06時45分 福島第2原発に対する給水活動継続実施中
12時34分 福島第2原発で人員50名が給水活動を実施中
20時56分 福島第1原発2号機が危険な状態のため、オフサイトセンターから郡山駐屯地へ移動(但し、CRF副司令以下14名はオフサイトセンターに残留)
※福島第1原発3号機の爆発により自衛隊員が4名負傷(細部については確認中)
(15日) 08時15分 中央即応集団 モニタリング終了 (女川原発付近)
14時20分 福島県庁にて除染開始
15時52分 冷却水注入に必要なポンプ燃料の第2原発への輸送完了
16時30分 中央即応集団 モニタリング終了 (横須賀教育隊付近)
18時35分 除染部隊 県庁から郡山駐屯地へ撤収
他、細部確認中
tp://www.mod.go.jp/j/press/news/2011/03/16d.html

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に対する自衛隊の活動状況(16時00分現在)
平成23年3月15日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
※下線部は前回からの変更箇所

派遣規模人員約70,000名(陸約40,000名、海空合計約30,000名)
(総理指示を踏まえ、10万人態勢にすべく準備中。)
・回転翼176機、固定翼319機
・艦船59隻
が活動中

※3月14日(月)東北方総監を長とする統合任務部隊を編成

自衛隊による救助状況○大規模地震災害派遣による活動

・自衛隊による救助者数 約19,000名(現時点で確認されているもの)

  11日~13日 14日 計
救助者数
(名) 10,100 8,900 19,000
災害派遣要請元11日14時52分 岩手県知事
11日15時02分 宮城県知事
11日16時20分 茨城県知事
11日16時47分 福島県知事
11日16時54分 青森県知事
11日18時50分 北海道知事
12日01時00分 千葉県知事

連絡員の派遣北海道(根室振興局、日高振興局、釧路総合振興局、胆振振興局、えりも町)、宮城県庁、岩手県庁、秋田県庁、青森県庁、福島県庁、山形県庁、茨城県庁

自衛隊の実施事項(調整中含む)○大規模地震災害派遣による活動
11日14時50分 防衛省災害対策本部設置(本部長:防衛大臣)
11日18時00分 大規模震災災害派遣命令
11日19時30分 原子力災害派遣命令(12日09:20原子力災害派遣命令発出のため廃止)
12日09時20分 原子力災害派遣命令
航空機による情報収集
被害者の救助
防衛大学校が周辺住民約190名を武道館に受け入れ
人員、物資等輸送、給食・給水支援
ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への提供

○原子力災害派遣による活動
避難支援、冷却水、給水支援、物資等輸送

○現地調査団等の輸送支援
政府調査団(第1陣:宮城県)の現地派遣
経済産業副大臣及び原子力安全・保安院職員等の現地派遣
総理大臣の現地視察(福島第1原発及び宮城県被災地上空等)
政府調査団(第2陣:岩手県及び福島県)の現地派遣
D-MAT(災害派遣医療チーム)の輸送支援
防衛大臣現地視察(統合任務部隊編成)

自衛隊の活動○派遣部隊
陸 自  第21普通科連隊(秋田)、第39普通科連隊(弘前)、第44普通科隊(福島)、第9特科連隊(岩手)、第4師団(福岡)、第6特科連隊(郡山)、第10特科連隊(豊川)、第35普通科連隊(守山)、第33普通科連隊(久居)、第10師団(守山)、第22普通科連隊(多賀城)、中央特殊武器防護隊(大宮)、第12旅団(相馬原)、第1空挺団(習志野)、第26普通科連隊(留萌)、第2施設大隊(旭川)、第13施設中隊(海田市)
海 自 第1航空群(鹿屋)、鹿屋航空分遣隊(鹿屋)、第2航空群(八戸)、第4航空群(厚木)、第5航空群(那覇)、第21航空群(大湊)、第21航空隊(館山)、第24航空隊(小松島)、第31航空群(岩国)、護衛艦「しらね」、護衛艦「ゆうぎり」、護衛艦「あまぎり」、護衛艦「ちくま」、掃海艇「つのしま」、多用途支援艦「すおう」、護衛艦「くらま」、護衛艦「ちょうかい」、護衛艦「おおなみ」、護衛艦「やまゆき」、護衛艦「さわぎり」、護衛艦「あしがら」、護衛艦「あぶくま」、海洋観測艦「すま」、海洋観測艦「わかさ」、試験艦「くりはま」、訓練支援艦「くろべ」、訓練支援艦「てんりゅう」、掃海艇「あいしま」、掃海管制艇「さくしま」、護衛艦「ひゅうが」、護衛艦「きりしま」、護衛艦「はるさめ」、護衛艦「たかなみ」、護衛艦「さわゆき」、護衛艦「おおよど」、護衛艦「とね」、海洋観測艦「にちなん」、試験艦「あすか」、掃海艇「つきしま」、掃海艇「まきしま」、特務艦艇「はしだて」、潜水艦救難母艦「ちよだ」、掃海艇「やえやま」、補給艦「ときわ」、補給艦「ましゅう」、輸送艦「のと」、多用途支援艦「ひうち」、掃海艇「なおしま」、掃海艇「とよしま」、掃海艇「ながしま」、掃海艇「まえじま」、ミサイル艇「はやぶさ」、ミサイル艇「うみたか」、掃海艇「ししじま」、掃海艇「あおしま」、掃海艦「はちじょう」、掃海艇「みやじま」、輸送艦艇「ゆら」、掃海艇「くめじま」、掃海母艦「ぶんご」、掃海艇「たかしま」、掃海艇「ひらしま」、輸送艦「くにさき」、ミサイル艇「わかたか」、掃海艇「とびしま」、掃海艇「ゆげしま」
空 自 第2航空団(千歳)、第3航空団(三沢)、北部航空警戒管制団(三沢)、第6高射群(三沢)、北部航空施設隊(三沢)、第4航空団(松島)、第6航空団(小松)、第7航空団(百里)、中部航空警戒管制団(入間)、第1高射群(入間)、第4高射群(岐阜)、中部航空施設隊(入間)、西部航空方面隊司令部支援飛行隊(春日)、第5航空団(新田原)、第8航空団(築城)、西部航空警戒管制団(春日)、第2高射群(春日)、西部航空施設隊(芦屋)、南西航空混成団司令部(那覇)、第83航空隊(那覇)、南西航空警戒管制隊(那覇)、第5高射群(那覇)、南西航空施設隊(那覇)、第1輸送航空隊(小牧)、第2輸送航空隊(入間)、第3輸送航空隊(美保)、三沢ヘリコプター空輸隊(三沢)、入間ヘリコプター空輸隊(入間)、千歳救難隊(千歳)、秋田救難隊(秋田)、新潟救難隊(新潟)、百里救難隊(百里)、浜松救難隊(浜松)、【総隊】航空総隊司令部飛行隊(入間)、偵察航空隊(百里)、警戒航空隊(浜松)、高射教導隊(浜松)、航空システム通信隊(市ヶ谷)

陸 自
(11日) 18時25分 東北方面特科隊(仙台)27名人員をもって保育所への救出のため出発し、救援活動を実施中。
18時45分 第2施設団、名取市(宮城県南部)家屋に取り残された10数名救助のため、初動小隊30名派遣
22時17分 仙台病院に患者20名を収容中。
23時48分 東北方面特科隊が仙台市内の避難所にストーブ約260台を搬送。
・第44普通科連隊(福島)の人員約80名、車両18両が被災地に向けて移動。 
(12日) 05時15分 第1空挺団(習志野)の人員約40名、車両6両(水トレーラー4両含む)により、給水支援及び輸送支援を実施中
20時00分頃、21時00分頃 第6師団が被災民に対する約5万食のパンの輸送を実施
・第12旅団(相馬原)(人員約2,200名、車両約640両)が現地に向け移動開始
・第10師団(守山)(人員約1,670名、車両約510両)が現地に向け移動開始

(13日) 00時20分 第6後方支援連隊(東根)がDMAT64名を東北大学病院まで輸送。
・第12旅団(相馬原)が福島に到着。救援活動を開始
・第10師団(守山)が福島に到着。救援活動を開始
他、細部確認中 
06時04分 第9特科連隊第3大隊が宮古市及び田老市で人員捜索及び救助活動を開始
06時46分 第9特科連隊第2中隊が野田村でがれきの除去を実施
07時51分 第20普通科連隊がヘリで志津川小学校から要救助者6名を救出
08時00分 第6師団が気仙沼等で捜索活動を実施
08時57分 第130大隊が26名を救出
18時30分 第6師団が石巻で125人を救助するとともに糧食及び毛布を配布
22時20分 第9特科連隊(滝沢村)が岩手県下閉伊郡山田町で消火活動を実施
(14日) 09時45分 第9師団第4地対艦ミサイル連隊が炊き出し800食作成完了
13時00分 札幌病院2コ医療チーム巡回診療のため宮古市避難所へ前進中
13時15分 英国レスキューチーム46名を三沢から大船渡に搬送
13時25分 第6師団が石巻で36名救助
15時00分 第12飛行隊が福島第1原発20km圏内の要救助者の空輸を再開
15時43分 石巻駅北側の住宅地の2階における要救助者については、現在6師団の隊員がボートで救出を実施中
17時40分 第12飛行隊が福島第1原発20km圏内の要救助者の空輸を再開
(15日) 02時43分 第13施設中隊 岩手山演習場到着 同地にて展開
他、細部確認中

海 自
(11日) 20時45分 八戸基地体育館に770名の避難者、私有車両140両を収容。
21時50分 大湊地方隊、毛布3000枚(青森県六ヶ所村500枚、風間浦500枚、三沢市500枚、八戸市500枚、むつ市1000枚)、缶詰1000個を搬出。
(12日) 12時40分 第2護衛群第6護衛隊「はるさめ」の回転翼が気仙沼で13名救助
13時04分 第111航空隊のMCHが陸前高田病院から花巻空港まで人員輸送
13時38分 第2護衛隊群第6護衛隊の「たかなみ」から内火艇×2隻が孤立した被災者27名を救助。別に、救助された5名をあわせた32名のうち、4名を搭載ヘリにより日赤病院に搬送。残りの28名は艦内で待機。
14時32分 第111航空隊(岩国)のMCH-101が陸前高田病院から花巻空港までの人員輸送
15時23分 第2航空群UH64が「ちきゅう」から80名を救助、八戸まで移送
16時45分 「はるさめ」搭載の回転翼機が浦島小学校から被災者12名を救助、気仙沼小学校へ搬送
16時30分 第4護衛隊群第8護衛隊「きりしま」の回転翼が鹿妻小学校への物品輸送
17時56分 「おおなみ」搭載の回転翼機が阿武隈川河口から被災者33名を救助、岩沼市陸上競技場へ搬送
(13日) 07時02分 73空 UH-60J64号が大湊を離陸、尻屋から宮古にかけて孤立した住民の捜索救助を実施
07時36分 「おおなみ」搭載の回転翼機が亘理町立荒浜中学校から被災者31名を救助、岩沼市陸上競技場へ搬送
08時30分 さわぎりHS阿武隈川河口の要救助者10名を岩沼市に搬送
10時40分 第73航空 救助者11名を大槌から県立釜石病院搬送完了
10時55分 111航空隊が南三陸町に非常糧食を輸送
12時00分 ときわからMH53Eにより宮城県長沼市に応急糧食3,000食を輸送完了
15時43分 MH―53Eが遠野運動公園へ非常用糧食9000食、毛布500枚、水157箱を輸送
17時50分 UH78号が白浜小学校から被災者37名を救助、釜石市民体育館へ搬送
18時00分 横須賀警備隊が72トンの給水支援を実施
19時20分 UH66号が白浜小学校から被災者66名を救助、釜石市民体育館へ搬送
19時31分 SH00号が白浜小学校から被災者28名を救助、釜石市民体育館へ搬送
・ときわからMCH-101により気仙沼市及び長沼市に非常用糧食152箱を輸送

(14日) 13時13分 浦戸桂島(塩釜市)で「おおなみ」の内火艇及び作業艇により物資輸送(水140L、カンパン192個、パン174個)
14時14分 「ときわ」から発艦した回転翼機が2.5トンの非常用糧食を女川総合運動公園に輸送中
14時30分 「さわゆき」が引き渡した救援物資
14時37分 25空隊の回転翼機が孤立住民等の捜索・救助のため離陸
15時40分 「おおなみ」による物資輸送(乾電池単1単2単3各20、水170L、缶飯168缶、乾パン64食、乾パン用オレンジスプレッド72本、コーンドミート48缶)
他、細部確認中
午後 「たかなみ」艦内で待機していた28名を海自ヘリ(MCH-101)で石巻専修大学グランドに搬送
他、細部確認中
17時47分 「はるさめ」搭載の回転翼機が被災者8名を波伝谷地区から石巻赤十字病院へ搬送
(15日) 09時47分 「はるさめ」搭載の回転翼機が被災者8名を波伝谷地区から石巻赤十字病院へ搬送
10時18分 「はるさめ」搭載の回転翼機が被災者8名を波伝谷地区から石巻赤十字病院へ搬送
14時30分 「はるさめ」搭載の回転翼機が被災者8名を波伝谷地区から石巻赤十字病院へ搬送

空 自
(11日) 18時10分 三沢ヘリ、陸前高田で11名を救助完了
18時48分 陸前高田の高台へ11名の救助者を御下
(12日) 06時14分 航空支援集団(府中)が福島第1原発へバッテリーを空輸
08時41分 第1輸送航空隊(小牧)のC-130×1機がDMAT要員約65名を花巻へ輸送。
08時51分 第3輸送航空隊(美保)のC-1×1機がDMAT要員約40名を輸送。
09時30分 第1輸送航空隊(小牧)のC-130×1機がDMAT要員約65名を花巻へ輸送。
09時40分 三沢ヘリ空隊CH-47×1機が10回の空中消火及び要救助者30名を収容。
10時36分 三沢ヘリ空隊CH-47×1機が岩手県下閉伊郡山田町の43名を救助。
12時40分 第3輸送航空隊(美保)のC-1×1機がDMAT要員約30名を輸送。
23時33分 第2輸送航空隊(入間)がDMAT8名を羽田から福島まで輸送。
(13日) 06時07分 百里救難隊の回転翼3機が阿武隈川付近で計47名を救助
06時45分 新潟救難隊の回転翼が南気仙沼で10名を救助
06時50分 空教団が回転翼で要救助者20名を収容。阿武隈川で要救助者20名を移送完了。
07時32分 航空支援集団の回転翼が要救助者20名を収容
07時39分 航空支援集団の回転翼が要救助者84名を収容
08時20分 新潟救難隊の回転翼が救助者69名を気仙沼小学校に搬送
09時18分 航空支援集団の回転翼が要救助者66名を気仙沼へ移送完了
12時51分 空教団が回転翼が岩手県下閉伊郡山田町で要救助者18名救出完了
13時40分 秋田救難隊が回転翼が岩手県下閉伊郡山田町で要救助者12名救出完了
14時20分 航空支援集団の回転翼が36名搬送完了
(14日) 06時45分 百里救難隊の回転翼が12名救出
07時03分 回転翼が東浜小学校で高齢者2名救助
07時17分 回転翼が東浜小学校で8名救出
08時34分 秋田救難隊の回転翼が石巻郵便局要救助者10名収容
08時45分 三沢ヘリ隊が湊中学校で41名収容完了
08時55分 入間ヘリ隊が石巻第2小学校より17名を搬送
12時03分 百里救難隊がよりいそ小学校で要救助者11名(大人7名、子供4名)の収容完了
15時34分 第1輸送航空隊(小牧)が救援分子の毛布5000枚を福島空港に輸送
20時34分 第2輸送航空隊(入間)が救援物資の糧食600箱を新潟へ輸送
(15日) 07時00分 人命救助総数3467名
07時00分 北空 大槌トンネル付近地上での消火活動開始
07時13分 CH-47J消火活動開始(大槌トンネル)
09時54分 北空第1派遣隊 折笠地区消火活動開始
13時57分 航空支援集団司令部(府中)が気仙沼での孤立者80名を空輸
16時20分 CH-47J消火活動終了(天候悪化のため)
  
○原子力災害派遣による活動
(11日) 21時20分 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)が駐屯地を出発。
(12日) 02時05分 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)が矢板ICへ到着。
02時25分 東京電力のケーブルを輸送するための第1ヘリコプター団のCH47×3機が霞ヶ浦飛行場へ到着。到着後、ケーブルを搭載し、福島第2原子力発電所へ輸送予定。
03時35分 中央特殊武器防護隊(大宮)の副隊長含む2名が福島第一原発付近のオフサイトセンターへ到着
04時50分 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)が白河ICへ到着。じ後、オフサイトセンターへ向け前進。
06時48分 東北方面隊の人員約100名、車両50両がオフサイトセンターに向け福島駐屯地を出発。(活動場所は、確認中。)
08時30分 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)がオフサイトセンター到着。
20時00分 CH-47×3機、UH-1×3機をもって、双葉町老人福祉会館及び厚生年金病院の寝たきり・要介護老人等約200名を川俣町農村広場へ空輸。
20時34分 CRF(朝霞)のUH-3機、CH47×3機が福島第1原発周辺住民の避難輸送を終了。
22時07分 第1輸送航空隊(小牧)のC-130×1機が冷水ポンプ用のモーター3個を福島へ輸送。じ後、陸上自衛隊の車両で輸送。
(13日) 08時05分 原発冷却水支援のため、北部航空方面隊、中部航空方面隊、航空総隊直轄部隊の水タンク車9台が四倉町到着
10時50分 第12化学防護小隊が二本松で除染対象者40数名のうち約半数を除染完了
13時37分 CRFの回転翼が空中モニタリングのため木更津駐屯地を離陸
13時56分 CRFの回転翼が空中モニタリングのため大宮に着陸
14時00分 第12化学防護小隊が二本松の除染所において除染対象50名の除染
15時15分 CRFの回転翼が空中モニタリングのため大宮を離陸
15時55分 CRFの回転翼が空中モニタリング一時中止
17時57分 空自給水車両10両が福島第2原発に到着、作業開始
17時58分 CRFが福島第2原発での給水作業を開始
20時28分 空自による福島第2原発での給水作業終了
(14日) 01時00分 中央特殊武器防護隊(大宮)が川俣町体育館において住民100名に対して除染
01時30分 空自による福島第2原発での給水作業(第2回目)再開
05時00分 空自による福島第2原発での給水作業(第2回目)終了
06時45分 福島第2原発に対する給水活動継続実施中
12時34分 福島第2原発で人員50名が給水活動を実施中
20時56分 福島第1原発2号機が危険な状態のため、オフサイトセンターから郡山駐屯地へ移動(但し、CRF副司令以下14名はオフサイトセンターに残留)
※福島第1原発3号機の爆発により自衛隊員が4名負傷(細部については確認中)
(15日) 15時52分 冷却水注入に必要なポンプ燃料の第2原発への輸送完了
tp://www.mod.go.jp/j/press/news/2011/03/15a.html

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防衛省:予備動員を決定!東北地方太平洋沖地震災害へ予備自衛官・即応予備自衛官を招集!

2011-03-16 22:52:59 | 防災・災害派遣

◆防衛省発表

予備自衛官・即応予備自衛官の災害招集について
平成23年3月16日
防衛省

 今回の東北地方太平洋沖地震による被害は、過去の我が国において経験のないまさに未曾有の被害をもたらしました。
 本日、閣議決定をもって予備自衛官、即応予備自衛官の災害招集に係る内閣総理大臣の承認を得ました。これを受け自衛隊として総力を挙げて災害派遣活動を行うため防衛大臣が自衛隊法に基づき、予備自衛官及び即応予備自衛官を招集するため、防衛省・自衛隊として初めてとなる災害招集命令を発出しました。

 今後は逐次招集手続きを行い、被災された方々への生活支援活動等や在日米軍等の救援活動の円滑を図るための通訳などにあたらせる予定です。

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静岡県東部における地震(2011.03.15)への防衛省自衛隊の対応状況

2011-03-16 22:50:13 | 防災・災害派遣

◆防衛省発表

静岡県東部を震源とする地震に係る防衛省・自衛隊の対応について(最終報)
平成23年3月16日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。

1.経緯 3月15日(火)22時31分頃、静岡県東部で地震(マグニチュード6.4)が発生し、静岡県富士宮市において震度6強を観測した。

2.防衛省・自衛隊の対応(1)活動部隊
陸 自  東部方面航空隊(立川)、第1飛行隊(立川)、富士教導団(富士)、静岡地方協力本部(静岡市)、山梨地方協力本部(甲府市)、神奈川地方協力本部(横浜市)
海 自 第4航空群(厚木)
第21航空群(館山)
空 自 百里救難隊(百里)
救難教育隊(小牧)

(2)活動規模
航空機9機

(3)主な対応状況
既に設置済みの防衛省災害対策本部で対応。

22時46分  海自第21航空群(館山)UH-60J×1が離陸。
22時55分 陸自東部方面航空隊(立川)のUH-1(映像伝送機)×1機が離陸。
22時57分 陸自東部方面航空隊(立川)のUH-1(中継機)×1機が離陸。
23時00分 空自百里救難隊(百里)のU-125A×1機が離陸。
23時07分 陸自第1飛行隊(立川)のOH-6×1機が離陸。
23時08分 陸自第1飛行隊(立川)のUH-1×1機が離陸。
23時15分 空自浜松救難隊(浜松)のU-125A×1機が離陸。
23時16分 海自第4航空群(厚木)のP-3C×1機が離陸。
23時25分 空自救難教育隊(小牧)のUH-60J×1機が離陸。
23時30分 静岡、山梨及び神奈川の各地方協力本部から県庁へ連絡員を派遣。
陸自富士教導団(富士)の連絡員を静岡東部10市4町へ派遣。
02時04分 航空機による情報収集活動終了。被害は確認されなかった。

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原子力災害への基礎知識 (放射線医学総合研究所HPより)

2011-03-16 08:07:06 | 防災・災害派遣

■東北地方太平洋地震関連情報

 福島第一原発の事案に関係して多くの情報が飛び交っていますが、専門研究機関からの紹介記事がありました、正確な情報を期するため全文を以下に転載します。

■放射線医学総合研究所HPより転載

東北地方太平洋沖地震に伴い発生した原子力発電所被害に関する放射能分野の基礎知識

平成23年3月14日 13時50分更新

1.原子力発電所の事故により、周辺地域の住民が気をつけることは何ですか。

①まずは、ラジオやテレビ、あるいは市町村からの情報(広報車や防災行政無線、有線放送など)から情報を入手します。正しい情報に基づいていないものもありますので、うわさには惑わされないようにします。地方自治体から、屋内待避あるいは避難の指示があった場合は、速やかに対応して下さい。

②屋内待避の場合、窓やドアを全て閉め、換気扇を止めるなどして、外からの空気が入らないようにします。次の指示が出ることもありますので、情報には十分気をつけてください。

③避難する場合は十分時間の余裕があるので落ち着いて行動します。

④避難区域内の作物については、安全が確認されるまでは、摂取を控えてください。

2.住居から避難するときには、何に気を付けたらよいですか。

①放射性物質を体内に吸い込まないために、屋外ではタオルや木綿のハンカチを折って、水でぬらして固くしぼり、口や鼻を保護してくだい。ほとんどの放射性物質の吸い込みを防護することができます。

②帽子をかぶるなど、できるだけ肌を出さないようにしてください。

3.大気中の放射性物質は、人にどのような影響がありますか。被ばくした量との関係についても、教えてください。

 大気中の放射性物質は、地表面や建物などに沈着して、環境中にとどまることがあります。この場合、放射性物質の沈着した飲料水や農作物を摂取することにより、放射性物質を体内に取り込む場合があります。

 また、大気中の放射性物質は、直接吸入することもありますので、外出するときには、直接吸入しないように口や鼻を保護してください。

 放射線に被ばくすると健康に影響を及ぼすことがありますが、その影響の有無と種類は被ばくした量で違います(図)。被ばくした放射線量が、例えば100mSv(ミリシーベルト)以下では、ただちに健康に影響を及ぼすことはありません。また、被ばくした放射線量が高いほど数年後から数十年後にがんになる危険性が高まると考えられますが、その危険性は、例えば100mSv(ミリシーベルト)の放射線量で0.5%程度です。これは喫煙や食事などの生活習慣を原因とするがんの危険性よりも数十分の一程度低い値で、過度に心配する必要はありません。

4.安定ヨウ素剤の服用について

 放射性ヨウ素を体の中に取り込んでしまった場合(内部被ばく)には、避難所等で配布される安定ヨウ素剤を指示通りに服用することが重要です。
 これは体の中にはいると甲状腺に集積するので放射性ヨウ素が入る前や直後に安定ヨウ素剤を服用し、放射性ヨウ素の取り込みを阻害したり、希釈して甲状腺への影響を低減させようとするものです。
 しかし、ヨウ素剤の服用によってはアレルギーなどの副作用をおこす場合もあります。また、安定ヨウ素剤は、放射性ヨウ素が体の中に入った場合のみに有効で、外部被ばくや他の放射性核種には効果がありません。
 従って、服用の必要があるかないかは、環境中への放射性ヨウ素の放出量から受ける被ばく量を推定し、医学的観点から決定すべきものです。

5.報道で伝えられる数値の意味を教えて下さい。

・100,000cpm(双葉避難所で避難住民の靴から測定された値)

 報道で伝えられている100,000cpmについて、一般的に放射線測定に使われているGMサーベイメータで測定したと想定した場合、表面汚染レベルは、400Bq/ cm2となります。
ただし、測定する機器が異なった場合には、有感面積・機器効率が違うため、計算結果は同じにはなりません。

 核種をヨウ素‐131と想定し皮膚に付着した場合には、皮膚の吸収線量率の試算は次のとおりです。
 皮膚表面汚染密度1Bq/cm2あたりの皮膚吸収線量率(nGy/h)は、ヨウ素‐131の皮膚の深さ70μmのとき、係数は1319(nGy/h)/(Bq/ cm2)となり、皮膚(深さ70μm)の吸収線量率は0.53(m Gy/h)となります。
 皮膚の除染を行うことにより、吸収線量率はさらに小さくなります。

 ヨウ素‐131の半減期は8日です。汚染は、入浴や皮膚の代謝交換によって除かれると考えられます。
 皮膚障害は2~3Gy以上で紅斑がでますので、0.53(m Gy/h)ではまったく問題がありません。

・1015マイクロシーベルト(3月12日午後 福島原子力発電所正門付近で測定された空間線量率の値)です。1時間この場所に居つづけると、1015マイクロシーベルト(1.015ミリシーベルト)の被ばくとなります。

 原子力発電所に関して定められた一般の方の一年間の線量限度は1ミリシーベルト/年です。しかしこの限度量を超えたからといって、健康影響があらわれるというものではありません。一般に生活しているだけで、自然界から被ばくしている線量は、1年間で2.4ミリシーベルトです。世界の高線量地域では10ミリシーベルトという場所もあります。(参考図)

6.福島県に住んでいます。福島県を通りました。

・影響はありませんか?

 放射性物質が放出されたことが報告されていますが、すでに国や県が万が一に備えて、必要な住民の方には屋内退避や避難を実施しています。これは、放射性物質からの被ばくや放射性物質が体表面や体内に入らないようにするためです。どのようなルートで福島県を通過されたかによりますが、1015μSv/hが測定された3月12日に正門近くで1時間立ちつづけたとしても1ミリシーベルトですから、健康影響を心配する必要はありません。

・何をしたらよいでしょうか?

 避難や退避勧告の対象となった地域の住民以外の方や、旅行などで短期的に福島県を訪れた方は、基本的には何もする必要はありません。

<参考> 放射線の単位

・シーベルト(Sv)

 人体が放射線を受けた時、その影響の度合いを測る物差しとして使われる単位。

・ベクレル(Bq)

 放射能を表す単位。1ベクレル(Bq)は、1秒間に1個の放射性核種が崩壊することである。

・グレイ(Gy)

 放射線が当たった物質が吸収した放射線のエネルギーで表される放射線量。1Gyは物質1kg当たりに1ジュール(J)のエネルギーが吸収されることを意味する。

→tp://www.nirs.go.jp/information/info.php?i3(全文転載しました、アクセスが集中すれば引用元のHPがダウンする可能性がありますので、参照には時間をおいてお願いいたします)

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東北地方太平洋沖地震に対する海上保安庁の対応(3月15日0500)

2011-03-16 07:50:13 | 防災・災害派遣

■海上保安庁発表

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震への対応等について
(第10報) 平成23年3月15日0500現在

1.対応勢力
全国 東北地方太平洋側
船艇 85隻 54隻(派遣37隻)
(内訳) (内訳) (内訳)
巡視船 55隻 39隻
巡視艇 24隻 9隻
航路標識測定船 1隻 1隻
測量船 5隻 5隻
航空機 28機 20機(派遣17機)
(内訳) (内訳) (内訳)
固定7機 2機
回転翼機 21機 18機
特殊救難隊 14名 14名
機動救難士 14名 14名
機動防除隊 4名 4名

※ 当初は日本海側も含めて津波警報・注意報が発令されたことから、全管区にお
いて船艇航空機を発動したが、津波警報等が解除されたことに伴い、順次通常
業務に戻る管区が増えている。
一方で、被害の激しい東北地方太平洋側に船艇航空機を他管区から派遣して、
当該地域での対応に全力をあげている。
2.救助状況
〔3月15日0500現在 これまでに当庁が救助した人数 235名〕

《岩手》
大槌 13日、吉里吉里中学校(上閉伊郡大槌町)に避難した負傷者1名を、当
庁ヘリにより吊り上げ救助完了
大槌 14日、大槌ふれあい運動公園の負傷者1名を、当庁ヘリにより吊り上げ
救助完了
釜石 13日、大平中学校負傷者2名を、当庁ヘリにより吊り上げ救助完了
釜石 13日、港内孤立者2名を、巡視艇きじかぜにより救助完了

《宮城》
塩釜 12日、航行不能となった「第三クニ丸」(9名乗船、4名行方不明)の
乗船者1名を当庁ヘリにより救助完了(残り4名は僚船に曳航され救助)
石巻 12日0832、ヤマニシ造船所にて建造中の船舶「トリパン」(81名
乗船)から乗船者全員の救助完了(当庁71名、海上自衛隊10名)
石巻 12日0928、上記造船所にて建造中の船舶「サイダージョイ」(31
名乗船)から全員を当庁ヘリにより吊り上げ救助完了
なお、ヤマニシ造船所から流出したのは上記2隻のみと確認がとれている
石巻 12日、雄勝湾の漂流船から2名全員を、当庁ヘリにより吊り上げ救助完

石巻 12日、行方不明の客船「ミュウ」を当庁ヘリが発見し、乗船者2名全員
の吊り上げ救助完了
石巻 12日、港内の孤立者62名を、巡視船いすず搭載ゴムボートにより救助
完了(一部の孤立者の救助は海上自衛隊と連携)
石巻 13日、市内沿岸部における孤立者13名を、当庁ヘリにより吊り上げ救
助完了
石巻 13日、負傷者1名を当庁ヘリにて吊り上げ救助完了
石巻 14日、石巻南中里リコー営業所孤立者9名を、当庁ヘリにより吊り上げ
救助完了
気仙沼 12日、気仙沼港付近のビル屋上に孤立者30名を発見し、当庁ヘリによ
り全員救助完了
気仙沼 12日、気仙沼海上保安署に避難した負傷者1名を、当庁ヘリにより吊り
上げ救助完了
志津川 13日、漂流漁船の乗船者1名を、当庁ヘリが発見し、吊り上げ救助完了

《福島》
相馬沖 12日、転覆作業台船「くまの丸」から1名を、巡視船まつしまにより救
助するも心肺停止

《千葉》
銚子 11日、乗揚船「第三十三開運丸」から1名を、当庁ヘリにて吊り上げ救
助完了
銚子 11日、外川転覆プレジャーボート2隻から計3名を、当庁ヘリにて吊り
上げ救助完了

3.対応状況
(1)海難等
・ 巡視船艇・航空機により東北地方を中心とした太平洋側沿岸域被害状況調査及び
救助を実施中
・ 緊急災害対策本部の設置受け、11日1514、日本海溝型地震動員計画を発動
・ 8港で船舶への避難勧告を実施中
・ 航路標識の被害状況調査を実施中(夜間の視認調査を含む)
・ 航路標識、航路障害物等に関する航行警報
・ 国土地理院と窓口を設定し、同院所属航空機からの情報提供体制を確立
(2)原子力発電所関連
・ 福島第一原発に係る避難指示(20km)及び福島第二原発に係る避難指示
(10km)を受け、巡視船(特殊救難隊、機動防除隊同乗)により同周辺海域
において監視警戒中
・ 福島原発に関する日本航行警報、NAVTEX警報発出
・ 巡視船により福島第一及び第二原発付近の放射線測定実施中

4.緊急輸送
・ 12日、第二管区海上保安本部(塩釜市)に避難した住民に対する毛布200枚、
非常食(クラッカー240缶)を陸路輸送
・ 13日、釜石港において、航空機及び巡視艇により、水深、着岸岸壁、港口等の
事前調査を実施した後、14日、測量船「海洋」により、港内の一部について、
水路測量を実施
・ 13日、本庁対策本部に「緊急輸送対応班」を設置し、対外調整等を実施
・ 14日、巡視船の現場派遣にあわせ、神奈川県から岩手県への食料等の救援物資
(合計780kg)の搬送を実施
5.その他
(1)現場支援活動
・ 13日、八戸港沖の入港待機漁船に対し、食料等支援物資を供与
・ 13日、岩手県尾崎白浜の孤立した被災者に対し、発電機用燃料を供与
(2)遺体揚収
・ 15日0500までに、気仙沼沖等において、漂流遺体16体を揚収
6.当庁の被害状況
(1)巡視船艇
二管区 宮城 PLHざおう(港内で緊急投錨、絡索により航行不能、搭載艇及び
ヘリ甲板は使用可)
PLくりこま(松島湾内にて無人座礁中。機関室に浸水あるも応急
措置済み。船体に傾斜あるも状態安定)
(2)航空機
仙台基地 固定翼1機流出、固定翼1機及び回転翼2機が浸水
宮城分校 回転翼1機浸水
整備工場(ジャムコ、仙台市)回転翼1機が転倒及び浸水、固定翼1機及び回転翼
1機が浸水
(3)施設関係
① 庁舎
二管本部、宮城:停電、5階、6階及び7階の内部壁に亀裂あり
釜石、宮古、気仙沼、石巻:基地機能不能
仙台基地:基地機能不能
鹿島 :庁舎クラック発生、CL浮桟橋の渡橋折損
日立 :天井・壁破損
② 航路標識等
倒壊、傾斜 7基
消灯 8基
移動、流出 36基
欠射 1基
③ 通信施設
情報通信関連機器損傷26件
二管区で緊急通報118番の受信障害が発生し、九管区に於いて受付対応中

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