北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

ヘリコプター護衛艦いせ 自衛艦旗を掲揚し護衛艦として就役!

2011-03-17 23:23:33 | 海上自衛隊 催事

◆第4護衛隊群第4護衛隊に編入!

 護衛艦いせ、自衛艦旗授与式の様子について、写真で順次紹介してゆきます。本日は写真を整理中という事で速報を掲載。

Img_3219  横須賀地方総監高島海将から護衛艦いせ艦長星山1佐へ自衛艦旗が授与されたこの瞬間、護衛艦いせ、が誕生しました。いせ、が地震に伴う津波被害を受けたのではないか、という声も相当数本北大路機関へのアクセスを解析下結果判明しましたが、この通り艤装を完了し、護衛艦として就役しました。

Img_3307  護衛艦いせ、自衛艦旗は艦長から副長へ手渡され掲揚されることとなります、同時に本艦は第4護衛隊群第4護衛隊へ配属が命じられ、母港は呉基地となりました。同じころ、呉基地では、はるな型二番艦で最後の一隻であった護衛艦ひえい、が自衛艦旗を返納した頃でしょう。こうして任務は受け継がれ、新しい艦が重責を担う訳です。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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東北地方太平洋沖地震に対する防衛省自衛隊の対応(3月17日1300)

2011-03-17 22:54:27 | 防災・災害派遣

◆防衛省発表

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震自衛隊の活動状況(13時00分現在)
平成23年3月17日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
※下線部は前回からの変更箇所

派遣規模人員約76,000名(陸約45,000名、海空合計約31,000名)
(総理指示を踏まえ、10万人態勢にすべく準備中。)
・回転翼202機、固定翼321機
・艦船57隻
が活動中

※3月14日(月)東北方総監を長とする統合任務部隊を編成

自衛隊による救助状況○大規模地震災害派遣による活動

・自衛隊による救助者数 約19,400名(現時点で確認されているもの)

  11日~15日 16日 計
救助者数
(名) 19,300 100 19,400

○原子力災害派遣による活動

・原子力災害派遣に係る除染者数(民間人のみ)1,290名

災害派遣要請元11日14時52分 岩手県知事
11日15時02分 宮城県知事
11日16時20分 茨城県知事
11日16時47分 福島県知事
11日16時54分 青森県知事
11日18時50分 北海道知事
12日01時00分 千葉県知事

連絡員の派遣北海道(根室振興局、日高振興局、釧路総合振興局、胆振総合振興局、えりも町)、宮城県(県庁、東松島市)、岩手県(県庁、山田町役場)、秋田県庁、青森県(県庁、八戸市役所)、福島県(県庁、田村市役所)、山形県庁、茨城県庁

自衛隊の実施事項(調整中含む)○大規模地震災害派遣による活動
11日14時50分 防衛省災害対策本部設置(本部長:防衛大臣)
11日18時00分 大規模震災災害派遣命令
11日19時30分 原子力災害派遣命令(12日09:20原子力災害派遣命令発出のため廃止)
12日09時20分 原子力災害派遣命令
航空機による情報収集
被害者の救助
防衛大学校が周辺住民約190名を武道館に受け入れ
人員、物資等輸送、給食・給水支援
ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への提供

○原子力災害派遣による活動
避難支援、冷却水、給水支援、物資等輸送

○現地調査団等の輸送支援
政府調査団(第1陣:宮城県)の現地派遣
経済産業副大臣及び原子力安全・保安院職員等の現地派遣
総理大臣の現地視察(福島第1原発及び宮城県被災地上空等)
政府調査団(第2陣:岩手県及び福島県)の現地派遣
DMAT(災害派遣医療チーム)の輸送支援
防衛大臣現地視察(統合任務部隊編成)

自衛隊の活動○派遣部隊
陸 自  東北方面隊
第6師団(第20普通科連隊(神町)、第22普通科連隊(多賀城)、第44普通科連隊(福島)、第6特科連隊(郡山)、第6後方支援連隊(神町)、第6戦車大隊(大和)、第6高射特科大隊(郡山)、第6施設大隊(神町)、第6通信大隊(神町)、第6偵察隊(大和)、第6飛行隊(神町)、第6特殊武器防護隊(神町)、第6師団司令部付隊(神町))
第9師団(第5普通科連隊(青森)、第21普通科連隊(秋田)、第39普通科連隊(弘前)、第9特科連隊(岩手)、第9後方支援連隊(青森)、第9戦車大隊(岩手)、第9高射特科連隊(岩手)、第9施設大隊(八戸)、第9通信大隊(青森)、第9対戦車隊(八戸)、第9偵察隊(弘前)、第9飛行隊(八戸)、第9化学防護隊(青森)、第9師団司令部付隊(青森))
第4地対艦ミサイル連隊(八戸)、第2施設団(船岡)、東北方面特科隊(仙台)、第5高射特科群(八戸)、東北方面通信群(仙台)、東北方面航空隊(霞目)、東北方面後方支援隊(仙台)、東北方面衛生隊(仙台)、東北方面総監部付隊(仙台)

北部方面隊
第2師団(第3普通科連隊(名寄)、第25普通科連隊(遠軽)、第26普通科連隊(留萌)、第2特科連隊(旭川)、第2後方支援連隊(旭川)、第2施設大隊(旭川)、第2通信大隊(旭川)、第2偵察隊(旭川)、第2飛行隊(旭川)、第2化学防護隊(旭川)、第2師団司令部付隊(旭川))
第5旅団(第4普通科連隊(帯広)、第6普通科連隊(美幌)、第5戦車隊(鹿追)第5特科隊(帯広)、第5後方支援連隊(帯広)、第5偵察隊(帯広)、第5飛行隊(鹿追)、第5高射特科中隊(帯広)、第5施設中隊(帯広)、第5通信中隊(帯広)、第5音楽隊(帯広)、第5旅団司令部付隊(帯広))
第7師団司令部(第11普通科連隊(東千歳)、第72戦車連隊(帯広)、第7後方支援連隊(東千歳)、第7施設大隊(東千歳)、第7通信大隊(東千歳)、第7飛行隊(丘珠)、第7師団司令部付隊(東千歳))
第11旅団(第18普通科連隊(真駒内)、第28普通科連隊(函館)、第11戦車隊(真駒内)、第11後方支援隊(真駒内)、第11旅団司令部付隊(真駒内))
第1特科団(北千歳)、北部方面施設隊(南恵庭)、北部方面航空隊(丘珠)、北部方面後方支援隊(島松)、北部方面通信群(札幌)、北部方面会計隊(札幌)、北部方面補給処(島松)

東部方面隊
第1師団(第1普通科連隊(練馬)、第32普通科連隊(大宮)、第34普通科連隊(板妻)、第1特科隊(北富士)、第1後方支援連隊(練馬)、第1化学防護隊(練馬)、第1師団司令部付隊(練馬))第12旅団(第2普通科連隊(高田)、第13普通科連隊(松本)、第30普通科連隊(新発田)、第12特科隊(宇都宮)、第12後方支援隊(新町)、第12ヘリコプター隊(相馬原)、第12偵察隊(相馬原)、第12対戦車中隊(新町)、第12高射特科中隊(相馬原)、第12施設中隊(新町)、第12通信中隊(相馬原)、第12科学防護隊(相馬原)、第12旅団司令部付隊(相馬原))
第1施設団(古河)、東部方面後方支援隊(朝霞)、東部方面航空隊(立川)、第2高射特科群(松戸)、東部方面通信群(朝霞)、東部方面会計隊(朝霞)、第1教育団(武山)

中部方面隊
第3師団(第7普通科連隊(福知山)、第36普通科連隊(伊丹)、第37普通科連隊(信太山)、第3特科隊(姫路)、第3後方支援連隊(千僧)、第3戦車大隊(今津)、第3高射特科大隊(姫路)、第3通信大隊(千僧)、第3飛行隊(八尾)、第3偵察隊(千僧)第10師団(第33普通科連隊(久居)、第35普通科連隊(守山)、第10特科連隊(豊川)、第10後方支援連隊(春日井)、第10戦車大隊(今津)、第10高射特科大隊(豊川)、第10施設大隊(春日井)、第10通信大隊(守山)、第10偵察隊(春日井)、第10化学防護隊(守山)、第10師団司令部付隊(守山))第13旅団(第8普通科連隊(米子)、第17普通科連隊(山口)、第46普通科連隊(海田市)、第13特科隊(日本原)、第13後方支援隊(海田市)、第13偵察隊(出雲)、第13飛行隊(防府)、第13戦車中隊(日本原)、第13高射特科中隊(日本原)、第13施設中隊(海田市)、第13通信中隊(海田市)、第13師団司令部付隊(海田市))
第14旅団(第15普通科連隊(善通寺)、第50普通科連隊(高知)、第14特科隊(松山)、第14後方支援隊(善通寺)、第4偵察隊(善通寺)、第14飛行隊(北徳島)、第4戦車中隊(日本原)、第14施設中隊(高知)、第14通信中隊(善通寺)、第14旅団司令部付隊(善通寺))
第4施設団(大久保)、中部方面後方支援隊(桂)、中部方面通信群(伊丹)、中部方面航空隊(八尾)、中部方面衛生隊(伊丹)、中部方面会計隊(伊丹)、阪神病院(川西)

西部方面隊
第4師団(第16普通科連隊(大村)、第40普通科連隊(小倉)、第41普通科連隊(別府)、第4特科連隊(久留米)、第4施設大隊(大村)、第4通信大隊(福岡)、第4偵察隊(福岡)、第4飛行隊(目達原)、第4後方支援連隊(福岡)、第4師団司令部付隊(福岡))
第8師団(第12普通科連隊(国分)、第42普通科連隊(北熊本)、第43普通科連隊(都城)、第8特科連隊(北熊本)、第8後方支援連隊(北熊本)、第8戦車大隊(玖珠)、第8施設大隊(川内)、第8高射特科大隊(北熊本)、第8通信大隊(北熊本)、第8偵察隊(北熊本)、第8化学防護隊(北熊本)、第8師団司令部付隊(北熊本))
第15旅団第15後方支援隊(那覇)第5施設団(小郡)、西部方面特科隊(湯布院)、第2高射特科団(飯塚)、西部方面後方支援隊(目達原)、西部方面通信群(健軍)、西部方面航空隊(目達原)、西部方面衛生隊(健軍)

中央即応集団
第1空挺団(習志野)、第1ヘリコプター団(木更津)、中央即応連隊(宇都宮)、中央器特殊防護隊(大宮)、対特殊武器衛生隊(朝霞)、中央即応集団司令部付隊(朝霞)
通信団(市ヶ谷)、警務隊(市ヶ谷)、高射学校(下志津)、施設学校(勝田)、需品学校(松戸)、化学学校(大宮)、自衛隊中央病院(三宿)
  
海 自 指揮官:横須賀地方総監
航空集団(厚木)、教育航空集団(下総)、横須賀地方総監部(横須賀)、掃海隊群(横須賀)、第1護衛隊群(横須賀)、第2護衛隊群(佐世保)、第3護衛隊群(舞鶴)、第2潜水隊群(横須賀)、第1航空群(鹿屋)、第2航空群(八戸)、第4航空群(厚木)、第5航空群(那覇)、第21航空群(館山)、第22航空群(大村)、第31航空群(岩国)、下総教育航空群(下総)、第1護衛隊(横須賀)、第2護衛隊(佐世保)、第3護衛隊(舞鶴)、第4護衛隊(大湊)、第5護衛隊(横須賀)、第6護衛隊(佐世保)、第11護衛隊(横須賀)、第12護衛隊(呉)、第15護衛隊(大湊)、第1掃海隊(呉)、第2掃海隊(佐世保)、第51掃海隊(横須賀)、第101掃海隊(呉)、第41掃海隊(横須賀)、第42掃海隊(呉)、第43掃海隊(佐世保)、第44掃海隊(舞鶴)、第45掃海隊(大湊)、第46掃海隊(佐世保)、第203教育航空隊(下総)、第211教育航空隊(鹿屋)、第2潜水隊(横須賀)、第1海上訓練支援隊(呉)、横須賀警備隊(横須賀)、第2ミサイル艇隊(舞鶴)、横須賀衛生隊(横須賀)護衛艦「はるさめ」、護衛艦「たかなみ」、護衛艦「おおなみ」、護衛艦「さわゆき」、護衛艦「やまゆき」、護衛艦「しらね」、護衛艦「くらま」、護衛艦「ゆうぎり」、護衛艦「あまぎり」、護衛艦「せとぎり」、護衛艦「さわぎり」、護衛艦「きりしま」、護衛艦「ちょうかい」、護衛艦「あしがら」、護衛艦「ひゅうが」、護衛艦「あぶくま」、護衛艦「おおよど」、護衛艦「ちくま」、護衛艦「とね」、掃海艦「やえやま」、掃海艦「はちじょう」、掃海母艦「ぶんご」、輸送艦「くにさき」、輸送艦「ゆら」、輸送艦「のと」、訓練支援艦「くろべ」、訓練支援艦「てんりゅう」、多用途支援艦「ひうち」、多用途支援艦「すおう」、多用途支援艦「あまくさ」、海洋観測艦「すま」、海洋観測艦「わかさ」、海洋観測艦「にちなん」、潜水艦救難母艦「ちよだ」、試験艦「あすか」、補給艦「ときわ」、補給艦「はまな」、補給艦「おうみ」、補給艦「ましゅう」、掃海艇「ひらしま」、掃海艇「たかしま」、掃海艇「つしきま」、掃海艇「まえじま」、掃海艇「くめじま」、掃海艇「とびしま」、掃海艇「まきしま」、掃海艇「ながしま」、掃海艇「のとじま」、掃海艇「ゆげしま」、掃海艇「つのしま」、掃海艇「なおしま」、掃海艇「とよしま」、掃海艇掃海艇「あいしま」、掃海艇「あおしま」、掃海艇「みやじま」、掃海艇「ししじま」、掃海管制艇「さくしま」、特務艦艇「はしだて」、ミサイル艇「はやぶさ」、ミサイル艇「うみたか」
空 自 第2航空団(千歳)、第3航空団(三沢)、北部航空警戒管制団(三沢)、第6高射群(三沢)、北部航空施設隊(三沢)、第4航空団(松島)、第6航空団(小松)、第7航空団(百里)、中部航空警戒管制団(入間)、第1高射群(入間)、第4高射群(岐阜)、中部航空施設隊(入間)、西部航空方面隊司令部支援飛行隊(春日)、第5航空団(新田原)、第8航空団(築城)、西部航空警戒管制団(春日)、第2高射群(春日)、西部航空施設隊(芦屋)、南西航空混成団司令部(那覇)、第83航空隊(那覇)、南西航空警戒管制隊(那覇)、第5高射群(那覇)、南西航空施設隊(那覇)、第1輸送航空隊(小牧)、第2輸送航空隊(入間)、第3輸送航空隊(美保)、三沢ヘリコプター空輸隊(三沢)、入間ヘリコプター空輸隊(入間)、千歳救難隊(千歳)、秋田救難隊(秋田)、新潟救難隊(新潟)、百里救難隊(百里)、浜松救難隊(浜松)、【総隊】航空総隊司令部飛行隊(入間)、偵察航空隊(百里)、警戒航空隊(浜松)、高射教導隊(浜松)、航空システム通信隊(市ヶ谷)、第1航空団(浜松)、第1術化学校、第2術化学校

陸 自
(11日) 18時25分 東北方面特科隊(仙台)27名人員をもって保育所への救出のため出発し、救援活動を実施中。
18時45分 第2施設団、名取市(宮城県南部)家屋に取り残された10数名救助のため、初動小隊30名派遣
22時17分 仙台病院に患者20名を収容中。
23時48分 東北方面特科隊が仙台市内の避難所にストーブ約260台を搬送。
(12日) 05時15分 第1空挺団(習志野)の人員約40名、車両6両(水トレーラー4両含む)により、給水支援及び輸送支援を実施中
20時00分頃、21時00分頃 第6師団が被災民に対する約5万食のパンの輸送を実施
(13日) 00時20分 第6後方支援連隊(東根)がDMAT64名を東北大学病院まで輸送。
06時46分 第9特科連隊第2中隊が野田村でがれきの除去を実施
07時51分 第20普通科連隊がヘリで志津川小学校から要救助者6名を救出
08時00分 第6師団が気仙沼等で捜索活動を実施
08時57分 第130大隊が26名を救出
18時30分 第6師団が石巻で125人を救助するとともに糧食及び毛布を配布
22時20分 第9特科連隊(滝沢村)が岩手県下閉伊郡山田町で消火活動を実施
(14日) 09時45分 第9師団第4地対艦ミサイル連隊が炊き出し800食作成完了
13時00分 札幌病院2コ医療チーム巡回診療のため宮古市避難所へ前進中
13時15分 英国レスキューチーム46名を三沢から大船渡に搬送
13時25分 第6師団が石巻で36名救助
15時00分 第12飛行隊が福島第1原発20km圏内の要救助者の空輸を再開
15時43分 石巻駅北側の住宅地の2階における要救助者については、現在6師団の隊員がボートで救出を実施中
17時40分 第2施設大隊 老木公園集結完了 同地にて展開
(15日) 07時10分 第5旅団司令部及び第5旅団司令部付部隊 苫小牧東港に到着
(16日) 17時09分 第4地対艦ミサイル連隊 物資輸送(米、毛布、りんご)
20時21分 第25普通科連隊 給水支援1t
23時32分 後方支援連隊 給水支援6t、物資輸送(ガソリンドラム缶×18樽)
他、細部確認中

海 自
(11日) 20時45分 八戸基地体育館に770名の避難者、私有車両140両を収容。
21時50分 大湊地方隊、毛布3000枚(青森県六ヶ所村500枚、風間浦500枚、三沢市500枚、八戸市500枚、むつ市1000枚)、缶詰1000個を搬出。
(12日) 12時40分 第2護衛群第6護衛隊「はるさめ」の回転翼が気仙沼で13名救助
13時04分 第111航空隊のMCHが陸前高田病院から花巻空港まで人員輸送
13時38分 第2護衛隊群第6護衛隊の「たかなみ」から内火艇×2隻が孤立した被災者27名を救助。別に、救助された5名をあわせた32名のうち、4名を搭載ヘリにより日赤病院に搬送。残りの28名は艦内で待機。
14時32分 第111航空隊(岩国)のMCH-101が陸前高田病院から花巻空港までの人員輸送
15時23分 第2航空群UH64が「ちきゅう」から80名を救助、八戸まで移送
16時45分 「はるさめ」搭載の回転翼機が浦島小学校から被災者12名を救助、気仙沼小学校へ搬送
16時30分 第4護衛隊群第8護衛隊「きりしま」の回転翼が鹿妻小学校への物品輸送
17時56分 「おおなみ」搭載の回転翼機が阿武隈川河口から被災者33名を救助、岩沼市陸上競技場へ搬送
(13日) 07時02分 73空 UH-60J64号が大湊を離陸、尻屋から宮古にかけて孤立した住民の捜索救助を実施
07時36分 「おおなみ」搭載の回転翼機が亘理町立荒浜中学校から被災者31名を救助、岩沼市陸上競技場へ搬送
08時30分 さわぎりHS阿武隈川河口の要救助者10名を岩沼市に搬送
10時40分 第73航空 救助者11名を大槌から県立釜石病院搬送完了
10時55分 111航空隊が南三陸町に非常糧食を輸送
12時00分 ときわからMH53Eにより宮城県長沼市に応急糧食3,000食を輸送完了
15時43分 MH―53Eが遠野運動公園へ非常用糧食9000食、毛布500枚、水157箱を輸送
17時50分 UH78号が白浜小学校から被災者37名を救助、釜石市民体育館へ搬送
18時00分 横須賀警備隊が72トンの給水支援を実施
19時20分 UH66号が白浜小学校から被災者66名を救助、釜石市民体育館へ搬送
19時31分 SH00号が白浜小学校から被災者28名を救助、釜石市民体育館へ搬送
・ときわからMCH-101により気仙沼市及び長沼市に非常用糧食152箱を輸送

(14日) 13時13分 浦戸桂島(塩釜市)で「おおなみ」の内火艇及び作業艇により物資輸送(水140L、カンパン192個、パン174個)
14時14分 「ときわ」から発艦した回転翼機が2.5トンの非常用糧食を女川総合運動公園に輸送中
14時30分 「さわゆき」が引き渡した救援物資
14時37分 25空隊の回転翼機が孤立住民等の捜索・救助のため離陸
15時40分 「おおなみ」による物資輸送(乾電池単1単2単3各20、水170L、缶飯168缶、乾パン64食、乾パン用オレンジスプレッド72本、コーンドミート48缶)
午後 「たかなみ」艦内で待機していた28名を海自ヘリ(MCH-101)で石巻専修大学グランドに搬送
17時47分 「はるさめ」搭載の回転翼機が被災者8名を波伝谷地区から石巻赤十字病院へ搬送
(15日) 09時47分 UH-60Jにより厚木から長沼に飲料水1トンを輸送
10時18分 MCH-101により「はまな」から八戸に糧食15トンを輸送
13時51分 大湊地方総監部は海上保安庁と協力し、八戸港の入港に係る、港湾調査を実施
14時02分 「ぶんご」は牡鹿半島および田代島の被災者に対する救援物資(牡鹿半島:糧食1800食、水約1トン、田代島:糧食180食)を輸送
14時30分 SH-60Jにより三沢から久慈に糧食50食分を輸送
16時08分 2空群 八戸基地避難小中学生に対する登下校支援(根木小4名 多賀小1名 市川中3名)16日~19日基地隊車両で輸送
17時15分 「はしだて」 漁船からの救援物資の要請に対し、物品を提供 (ガソリン8リットル、米50キロ)
(16日) 08時55分 「くにさき」LCACにより3回目の救援物資陸揚げ(缶飯、缶詰、水等)。石巻市渡波周辺の被災民の安否確認実施。渡波公民館 500名(傷病者15名、重傷者なし、搬送の用なし)、渡波農協 55名、渡波保育園 55名、洞源院 300名、シクタ1区集会所 220名、シクタ2区集会所 60名、渡波小学校 1300名、タンノウラ中学校 2000名、ケヤキ水産 400名
14時57分 21空群 千葉県東方沖を震源とする地震の状況偵察を実施。異常なし
他、細部調査中

空 自
(11日) 18時10分 三沢ヘリ、陸前高田で11名を救助完了
18時48分 陸前高田の高台へ11名の救助者を御下
(12日) 06時14分 航空支援集団(府中)が福島第1原発へバッテリーを空輸
08時41分 第1輸送航空隊(小牧)のC-130×1機がDMAT要員約65名を花巻へ輸送。
08時51分 第3輸送航空隊(美保)のC-1×1機がDMAT要員約40名を輸送。
09時30分 第1輸送航空隊(小牧)のC-130×1機がDMAT要員約65名を花巻へ輸送。
09時40分 三沢ヘリ空隊CH-47×1機が10回の空中消火及び要救助者30名を収容。
10時36分 三沢ヘリ空隊CH-47×1機が岩手県下閉伊郡山田町の43名を救助。
12時40分 第3輸送航空隊(美保)のC-1×1機がDMAT要員約30名を輸送。
23時33分 第2輸送航空隊(入間)がDMAT8名を羽田から福島まで輸送。
(13日) 06時07分 百里救難隊の回転翼3機が阿武隈川付近で計47名を救助
06時45分 新潟救難隊の回転翼が南気仙沼で10名を救助
06時50分 空教団が回転翼で要救助者20名を収容。阿武隈川で要救助者20名を移送完了。
07時32分 航空支援集団の回転翼が要救助者20名を収容
07時39分 航空支援集団の回転翼が要救助者84名を収容
08時20分 新潟救難隊の回転翼が救助者69名を気仙沼小学校に搬送
09時18分 航空支援集団の回転翼が要救助者66名を気仙沼へ移送完了
12時51分 空教団が回転翼が岩手県下閉伊郡山田町で要救助者18名救出完了
13時40分 秋田救難隊が回転翼が岩手県下閉伊郡山田町で要救助者12名救出完了
14時20分 航空支援集団の回転翼が36名搬送完了
(14日) 06時45分 百里救難隊の回転翼が12名救出
07時03分 回転翼が東浜小学校で高齢者2名救助
07時17分 回転翼が東浜小学校で8名救出
08時34分 秋田救難隊の回転翼が石巻郵便局要救助者10名収容
08時45分 三沢ヘリ隊が湊中学校で41名収容完了
08時55分 入間ヘリ隊が石巻第2小学校より17名を搬送
12時03分 百里救難隊がよりいそ小学校で要救助者11名(大人7名、子供4名)の収容完了
15時34分 第1輸送航空隊(小牧)が救援分子の毛布5000枚を福島空港に輸送
20時34分 第2輸送航空隊(入間)が救援物資の糧食600箱を新潟へ輸送
(15日) 07時00分 北空 大槌トンネル付近地上での消火活動開始
07時13分 CH-47J消火活動開始(大槌トンネル)
09時54分 北空第1派遣隊 折笠地区消火活動開始
13時57分 航空支援集団司令部(府中)が気仙沼での孤立者80名を空輸
16時20分 CH-47J消火活動終了(天候悪化のため)
18時37分 原発給水部隊 福島県庁到着
22時06分 第2輸送航空隊C-1×1機(入間)が非常糧食(カップ麺)を花巻に4200個、福島に1500個輸送
22時19分 第2輸送航空隊C-1×1機(入間)が消火バケット輸送のため百里に向け名古屋発
22時57分 第1輸送航空隊KC-767×1機及びC-130×1機(小牧)、第3輸送航空隊C-1×1機(美保)が非常糧食(パン)18万2000食を花巻に空輸
※15日を通じて、航空支援集団(府中)の回転翼が石巻市で187名、東松島市で8名孤立者等を空輸
(16日) 07時00分 北空 大槌トンネル付近地上での消火活動開始
08時11分 UH-60J 捜索救難のため千歳離陸
08時17分 U-125A 捜索救難のため千歳離陸
08時22分 第1輸送航空隊C-130×1機が物資輸送のため入間離陸
第3輸送航空隊C-1×1機が糧食輸送のため広島到着
08時46分 第1輸送航空隊C-130H×1機が物資輸送のため百里到着
09時37分 第1輸送航空隊C-130H×1機が水輸送(10トン)のため花巻到着
10時04分 第3輸送航空隊C-1が水輸送(5.2トン)のため花巻到着
15時32分 第1空輸隊C-1×1機が物資輸送(カンテラライト及び糧食3.2トン)のため松島着陸
15時39分 第3輸送航空隊C-1×1機が糧食輸送のため入間離陸
16時17分 第3輸送航空隊C-1×1機が水輸送のため福島着陸
16時20分 北空:山田第1派派遣 毛布配布完了、豊間根生活改善センター200枚、豊間根中学校580枚、豊間根小学校350枚、自治交流センター40枚(合計:1170枚)
16時39分 第3輸送航空隊C-1×1機が救援物資(マドレーヌ3.2トン)空輸のため花巻到着
17時38分 第1輸送航空隊C-130Hが水輸送(13.4トン)のため福島到着
18時34分 第1輸送航空隊C-130Hが水輸送(10トン)のため福島到着
18時53分 第3輸送航空隊C-1が糧食30000食(3.3トン)を百里に輸送
19時13分 第3輸送航空隊C-1が救援物資(糧食3.6トン)空輸のため百里到着
19時30分 第1航空輸送隊C-1×1機(小牧)が糧食30000食を百里基地に輸送
23時00分 小牧空港から福島空港にKC-767×1機 糧食158000食を輸送
23時45分 第1輸送航空隊C-130Hが救援物資(毛布2000枚)空輸のため福島到着
他、細部確認中
  
○原子力災害派遣による活動
(11日) 21時20分 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)が駐屯地を出発。
(12日) 02時05分 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)が矢板ICへ到着。
02時25分 東京電力のケーブルを輸送するための第1ヘリコプター団のCH47×3機が霞ヶ浦飛行場へ到着。到着後、ケーブルを搭載し、福島第2原子力発電所へ輸送予定。
03時35分 中央特殊武器防護隊(大宮)の副隊長含む2名が福島第一原発付近のオフサイトセンターへ到着
04時50分 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)が白河ICへ到着。じ後、オフサイトセンターへ向け前進。
06時48分 東北方面隊の人員約100名、車両50両がオフサイトセンターに向け福島駐屯地を出発。(活動場所は、確認中。)
08時30分 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)がオフサイトセンター到着。
20時00分 CH-47×3機、UH-1×3機をもって、双葉町老人福祉会館及び厚生年金病院の寝たきり・要介護老人等約200名を川俣町農村広場へ空輸。
20時34分 CRF(朝霞)のUH-3機、CH47×3機が福島第1原発周辺住民の避難輸送を終了。
22時07分 第1輸送航空隊(小牧)のC-130×1機が冷水ポンプ用のモーター3個を福島へ輸送。じ後、陸上自衛隊の車両で輸送。
(13日) 08時05分 原発冷却水支援のため、北部航空方面隊、中部航空方面隊、航空総隊直轄部隊の水タンク車9台が四倉町到着
10時50分 第12化学防護小隊が二本松で除染対象者40数名のうち約半数を除染完了
13時37分 CRFの回転翼が空中モニタリングのため木更津駐屯地を離陸
13時56分 CRFの回転翼が空中モニタリングのため大宮に着陸
14時00分 第12化学防護小隊が二本松の除染所において除染対象50名の除染
15時15分 CRFの回転翼が空中モニタリングのため大宮を離陸
15時55分 CRFの回転翼が空中モニタリング一時中止
17時57分 空自給水車両10両が福島第2原発に到着、作業開始
17時58分 CRFが福島第2原発での給水作業を開始
20時28分 空自による福島第2原発での給水作業終了
(14日) 01時00分 中央特殊武器防護隊(大宮)が川俣町体育館において住民100名に対して除染
01時30分 空自による福島第2原発での給水作業(第2回目)再開
05時00分 空自による福島第2原発での給水作業(第2回目)終了
06時45分 福島第2原発に対する給水活動継続実施中
12時34分 福島第2原発で人員50名が給水活動を実施中
20時56分 福島第1原発2号機が危険な状態のため、オフサイトセンターから郡山駐屯地へ移動(但し、CRF副司令以下14名はオフサイトセンターに残留)
※福島第1原発3号機の爆発により自衛隊員が4名負傷(細部については確認中)
(15日) 08時15分 回転翼による空中モニタリング終了(女川原発付近)
15時52分 冷却水注入に必要なポンプ燃料の第2原発への輸送完了
16時30分 回転翼による空中モニタリング終了 (横須賀教育隊付近)
16時46分 福島県庁で中央特殊武器防護隊27名が除染終了
18時35分 除染部隊 県庁から郡山駐屯地へ撤収
22時20分 福島県立医大病院に、中央特殊武器防護隊15名で除染所を設置
(16日) 09時00分 大滝根山放射線測定値:5.8μSv/h(中性子検出せず)
10時00分 大滝根山放射線測定値:6.0μSv/h(中性子検出せず)
17時20分 本日はヘリによる放水作業を実施しない
22時36分 原発空中消火のための回転翼 霞目基地到着
23時20分 原発放水支援部隊 Jビレッジより郡山駐屯地に到着
他、細部確認中
(17日) 09時14分 モニタリング機(UH-60×1)、福島第1原発へ向けJ-ビレッジを離陸
09時48分 CH-47が福島第1原発3号機に散水(1回目)
09時53分 CH-47が福島第1原発3号機に散水(2回目)
09時56分 CH-47が福島第1原発3号機に散水(3回目)
10時00分 CH-47が福島第1原発3号機に散水(4回目)
出典:tp://www.mod.go.jp/j/press/news/2011/03/17a.html

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福島第一原発第一号機(東北地方太平洋沖地震)に関する事実関係(2011.03.17.1700)

2011-03-17 19:13:51 | 防災・災害派遣

◆NHKHPより転載

 事実関係のみを掲載し、流言飛語を防止する観点から全文を転載しました。

◆出典:NHK HP/201103171700

自衛隊 地上放水の現場に出発
福島第一原子力発電所の冷却作業に向けて、自衛隊は、ヘリコプターを使った上空からの水の投下に続いて、地上からの放水を行う計画で、午後4時すぎ、作業に当たる自衛隊の特殊な消防車が、福島県内の集結場所から現場へ向けて出発しました。

3月17日 17:00更新

▲ページトップへ機動隊の高圧放水車 配置着く
福島第一原子力発電所の3号機を冷却するため、地上から放水作業を行う警視庁の機動隊の「高圧放水車」は、午後3時47分に第一原子力発電所で配置に着きました。
放水角度などを調整したうえで、放水を始めるものとみられます。

3月17日 16:10更新

▲ページトップへ防衛相 “午後は水投下しない”
北澤防衛大臣は、17日午後1時すぎに総理大臣官邸に入り、その際、記者団に対し、「ヘリコプターを使った水の投下作業は、きょうはもうやらないと思う。このあと地上からの放水を行うことになる」と述べました。

3月17日 13:25更新

▲ページトップへ“3号機優先で冷却に全力”
枝野官房長官は、17日午前11時半の記者会見で、福島第一原子力発電所で深刻な状態が続いている3号機を優先して冷却に全力を挙げるとともに、5号機と6号機については、危険の高い状態に至るまで若干の時間があるという見通しを示しました。
この中で枝野官房長官は「自衛隊の空からの放水と、警察が地上から行う高圧放水車を組み合わせて冷却の実を挙げるべく、最善の努力をしている」と述べました。
そのうえで枝野長官は「福島第一原子力発電所では、3号機と4号機の使用済み燃料を保管したプールが冷却できない状態になっており、このままの状態が続くと、放射性物質が外部に漏れ出すおそれがある。プールの状態を大変注視しているが、3号機のほうが、より優先的に冷却しなければならない状態で、空からの水の投下も3号機で行った」と述べ、3号機を優先して冷却に全力を挙げる考えを示しました。
さらに枝野長官は、福島第一原子力発電所の原子炉のうち、点検のため運転を停止していた5号機と6号機の状況について「しっかりとモニタリングをして動向を注視しながら対応している。まだ危険の高い状態に至るまで、若干の時間があると報告を受けている」と述べました。
また、周辺住民への退避の指示について、枝野長官は「測定されている放射線の数値も考慮し、指示内容は適切だと考えている。現在、屋内退避を指示している地域の中でも、医療や介護の必要な方や、妊婦の方には、できるだけ優先して対応しており、生活弱者を支えている医療・介護関係者には冷静に落ち着いた対応をお願いしたい」と述べました。
さらに枝野長官は、東京電力が午後にも外部電源を一部復旧させたいとしていることについて「それに向けて全力を挙げているが、一定の効果はあるものの、これだけですべてが解決されるものではない」と述べました。

3月17日 13:20更新

▲ページトップへ水投下の前後 放射線量変化なし
冷却機能が失われ深刻な状態が続いている福島第一原子力発電所で、自衛隊のヘリコプターを使って上空から3号機の使用済み燃料プールに水を入れる作業が行われました。
東京電力によりますと、原発の敷地内で計測された放射線の量は、投下の前とあととで、今のところ大きな変化はないということです。
福島第一原子力発電所の3号機と4号機では、使用済み燃料を保管しているプールが冷却できない状態になり、温度が上がって水が蒸発しているとみられています。
この状態が続けば、燃料が溶けて放射性物質が外部に漏れ出すおそれがあるとして、政府の対策本部では、自衛隊と警察庁に要請し、空や地上からプールに水を入れる作業を行うことにしました。
このうち、自衛隊のヘリコプターを使って上空から3号機の使用済み燃料プールに水を入れる作業が、17日午前9時48分から午前10時1分までの間に4回行われました。
これについて、東京電力福島事務所が記者会見し、3号機から百数十メートル離れた事務本館で放射線の量を計測したところ、投下の前の午前9時40分に1時間当たり3782マイクロシーベルトだった数値が、投下が終了したあとの午前10時20分でも、1時間当たり3754マイクロシーベルトと、今のところ大きな変化がないことを明らかにしました。

3月17日 12:45更新

▲ページトップへ“4号機のプール 水あった”
東京電力によりますと、17日、自衛隊のヘリコプターが上空から福島第一原子力発電所の状況について調べたところ、4号機の使用済み燃料プールには、水がある様子が確認されたということです。
入っている水の量についてはまだ、確認できていないということです。
また3号機には蒸気が立ちこめていたということで、16日の自衛隊のヘリコプターを使った上空からの水を入れる作業は、3号機から始めることに決めたということです。

3月17日 12:45更新

▲ページトップへ“5・6号機には若干の時間”
枝野官房長官は、記者会見で、福島第一原子力発電所の原子炉のうち、点検のため運転を停止していた5号機と6号機の状況について「しっかりと今、モニタリングをして動向を注視しながら対応している。まだ、危険の高い状態に至るまで若干の時間があるという報告を受けている」と述べました。

3月17日 12:20更新

▲ページトップへ防衛相 午後は地上からも放水
北澤防衛大臣は、記者会見で、福島第一原子力発電所の3号機の冷却に当たるため、自衛隊のヘリコプターで水の投下を行ったことについて、現在の状況を踏まえ、冷却作業を行うためには17日が限度だと判断したことを明らかにしました。
また、北澤大臣は、午後からは地上からも放水を行って冷却作業を続けていく方針を示しました。
この中で、北澤防衛大臣は「きょう午前9時48分から、福島第一原子力発電所の3号機の冷却のため、自衛隊のヘリコプター部隊で、4回、水の投下を実施した。判断基準は、放射線の量を測定したところ、1時間当たり高度1000フィートで4.13ミリシーベルト、高度300フィートで87.7ミリシーベルトだったことが確認されたからだ。きのう実施する予定だったが、放射線の濃度が高いために撤退した。しかし、きょう、地上からの放水を決断できないなかで、政府の災害対策本部が、冷却作業を行うにはきょうが限度だと判断した」と述べました。
そのうえで、北澤大臣は「今後は、警察が地上から放水車両で放水し、その後、自衛隊が放水する予定だ。また、自衛隊で、アメリカ軍のポンプ車を輸送中だ」と述べ、午後からは地上からも放水を行って冷却作業を続けていく方針を示しました。
さらに、北澤大臣は「3号機に水がかかっていることは確認した。使用済み核燃料の冷却効果は期待できるが、今後、出てくるデータを見て、今回の水の投下の成果を判断したい」と述べました。

3月17日 12:10更新

▲ページトップへ
自衛隊ヘリ 3号機に水を投下
政府の対策本部からの要請を受けて、自衛隊は、17日午前10時前、福島第一原子力発電所の3号機へのヘリコプターからの水の投下を始めました。

3月17日 9:55更新

▲ページトップへ外部電源 午後から一部復旧目指す
冷却機能が失われ、深刻な事態に陥っている福島第一原子力発電所で、原子炉を冷やす機能を回復させるため、東京電力が発電所に送電線を引き込む作業を行っていて、17日午後にも外部電源を一部復旧させたいとしています。
これは、経済産業省の原子力安全・保安院が記者会見で明らかにしました。
福島第一原発では、地震による停電に加え、津波で非常用の発電機が故障して電気が送れなくなり、1号機から3号機で原子炉を冷やす機能が失われるなど、深刻な事態に陥っています。
東京電力は、ポンプ車を使って原子炉に水を入れるなどの対策を進めていますが、その能力には限界があり、冷却機能の回復にはほど遠い状況です。
このため原子炉などを冷やす機能を回復させるとして、東京電力が、原発の近くを通る高圧送電線から敷地内に送電線を引き込む作業を行っていて、17日午後にも外部電源を一部復旧させたいとしています。
そして、海水を使って原子炉を冷やす本来の冷却システムの回復を目指すとしています。
ただ、ポンプは津波で海水をかぶっているため、修理が必要だということで、まずは、仮設のポンプをつないでシステムを動かすことを検討しているということです。

3月17日 10:22更新

▲ページトップへ
福島第一原発 白い蒸気状のものを確認

NHKのヘリコプターが、17日午前7時半ごろ、福島第一原子力発電所から30キロ以上離れた上空から撮影したところ、2号機と3号機、それに4号機で白い蒸気のようなものが確認されました。
このうち、爆発で建物が大きく壊れて燃料が入ったプールが冷やせなくなっている3号機では、白い蒸気のようなものが盛んに立ち上がり、西からの風に吹かれている様子が確認できました。
また、3号機と同じように、燃料が入ったプールが冷やせなくなっている4号機では、建物の南側の側面の損傷を受けているとみられる部分から、時折、白い蒸気のようなものが上がっていました。
さらに、2号機でも、海に面した建物の東側から蒸気のようなものが立ち上っているのが分かり、蒸気のようなものが出ている場所は、はっきりとは確認できないものの、建物の東側の破損した部分から出ている可能性もあるとみられます。

3月17日 8:03更新

▲ページトップへ福島第一原発 冷却機能の回復を目指す
深刻な状態が続いている福島第一原子力発電所では、3号機と4号機の使用済み燃料のプールが冷却できない状態になっていて、このままの状態が続くと、燃料が露出して壊れ、放射性物質が外部に漏れ出すおそれがあります。
政府の対策本部は、一刻も早い冷却機能の回復を目指すとして、地上からプールへの放水を行うなど、対策を急ぐことにしています。
福島第一原子力発電所では、16日、3号機付近で白い煙のようなものが上がり、東京電力は、3号機の使用済み燃料を保管しているプールが冷却できない状態になり、水が蒸発しているとみています。
また、4号機も、15日、使用済み燃料のプールが入っている建物で爆発があり、3号機と同じような状態になっているとみられ、経済産業省の原子力安全・保安院は、その際に水素が発生し、水素爆発が起きたとみています。
特に4号機は、原子炉の機器の交換に伴って、通常よりも多いすべての燃料集合体がプールに入っているため、熱量が多く、水温が上昇しやすいという問題を抱えています。
政府の対策本部は、このままの状態が続くと、燃料が水面に露出して壊れ、大量の放射性物質が外部に漏れ出すおそれもあるとして、警視庁の機動隊の放水車などを使って、早ければ17日朝からプールへの放水を行う予定です。
深刻な状態が続く福島第一原発では、放射性物質の放出が続いており、一刻も早い冷却機能の回復が急がれています。
一方、地震が発生したときに定期検査中だった5号機と6号機でも、燃料を保管するプールが冷却できない状態で、水温の上昇が続いています。
このうち、946本の燃料が保管されている5号機では、16日の水温が前日よりも5度上がって63度、また、876本の燃料が保管されている6号機では、前日よりも4度上がって60度でした。
東京電力は、このまま水温の上昇が続くと3号機や4号機と同じ状況になりかねないとして、冷却機能の回復を急ぎたいとしています。
tp://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/

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