北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

横田基地はNBC完全防護 豪州空軍による陸自第15旅団空輸支援報道より

2011-03-25 23:55:41 | 防衛・安全保障

◆日本の報道が伝えない実情

 今朝豪州ABCが東日本大震災を報じていました。豪州空軍も展開していたのですね。

Img_4752  豪州空軍はC-17輸送機を日本救援へ派遣してくれまして、那覇駐屯地に司令部を置く陸上自衛隊第15旅団を米空軍嘉手納基地より福生の米空軍横田基地へ空輸する支援に当たっている様子が報じられていました。豪州空軍のC-17はそのまま仙台空港までの救援物資空輸支援に向かってくれています。

Img_7632  そこで報道映像に少なからず驚かされたのですが、嘉手納基地から横田基地へ到着したC-17を迎えたのはNBC完全防護の空軍兵士でした。NBC防護の部隊はそのままC-17輸送機に対しガイガーカウンターを用いた徹底的な線量測定を行っていたのです。福島上空を飛行した訳ではなく嘉手納から横田、つまり沖縄から東京まで飛行した輸送機をNBC防護で迎えているのですね。

Img_8541  現在の民主党政権が行っている原子力関連の情報は信用するに値するのか、海外報道を俯瞰すれば、これが諸外国の重要な関心です。福島第一原発は“即座に危険という訳では無い”という情報を官房長官が連発し、一号炉と三号炉の水素爆発を目の当たりにしました。線量に関する明示が無いまま東北と北関東地域の農産物や畜産業は放射性降下物の汚染下にあり、この状況は家畜避難と安全な農産物配給を行ったソ連以下の対応しかできていない実情。

Img_4460  自民党時代と比べて民主党の核に関する政策は随分大雑把、という感想を実は持っています。陸上自衛隊が2003年に小泉政権下、陸上自衛隊をイラク復興人道任務へ派遣する際には、隊員個々人を劣化ウラン弾による被爆から防護するために、50万円もの高額な線量計を配布していました。劣化ウラン弾と健康被害の因果関係は今なお議論があり、この為国際法上の扱いが異なっているのですが、自民党時代は隊員を被爆から防護する最大限の施策を尽くしていたのです。線量計を世界中から緊急輸入するとか、こういう配慮も出来ないのか。

Img_0894  そもそも今回の原子力事案では、政府が主導権を抑えるのが遅すぎて、東京電力の情報を鵜呑みにしていたあたり、かなり問題でしょう。放射性物質を原子炉格納容器から抜く事で炉心崩壊を阻止するドライサンプにしても、風向きなどを考慮せずそのまま放出させ、結局は被害地域増大に繋がっていますし、原子炉安全装置への電力供給についても、政府が指揮権を採っていれば、一部で言われているような海上からの給電などの選択肢を検討する時間もあったでしょう。

Img_0328  アメリカ国民の福島第一原発から50マイル以内の退去命令は、こうした主導権無き日本政府が東京電力の情報のみと、他には大丈夫だ安心しろという意味の“直ちに危険という訳では無い”という、根拠が示されない宣言的な主張だけを繰り返した事で不信感を高めてしまったのでは、とも。これが国民へ伝播し、世論として政府は信用できない、となってしまえば、日本は破滅してしまいます。政府はパニックになるのではなく冷静に危機感を認識してください。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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東北地方太平洋沖地震に対する防衛省自衛隊の対応(3月25日1100)

2011-03-25 23:42:08 | 防災・災害派遣

◆防衛省発表

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震に対する自衛隊の活動状況(11時00分現在)
平成23年3月25日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
※下線部は、前回からの変更箇所

1 災害派遣要請元及び要請日時岩手県知事 3月11日14時52分 宮城県知事 3月11日15時02分
茨城県知事 3月11日16時20分 福島県知事 3月11日16時47分
青森県知事 3月11日16時54分 北海道知事 3月11日18時50分
千葉県知事 3月12日01時00分
2 防衛省・自衛隊の対応(1) 派遣規模
人 員 : 約106,000名
(陸災部隊:約69,000名、海災部隊:約15,200名、空災部隊:約21,300名、原子力災派部隊:約500名)
航空機 : 532機
(回転翼213機、固定翼319機)
艦 船 : 50隻  が活動中
※3月14日、東北方面総監を指揮官とする統合任務部隊を編成

(2) 主な対応状況
ア 大規模震災災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日14時50分 防衛省災害対策本部設置(本部長:防衛大臣)
 3月11日18時00分 大規模震災災害派遣命令
 3月16日11時58分 予備自衛官及び即応予備自衛官の災害等招集命令
 3月17日22時00分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令

(イ)活動内容
 航空機による情報収集、被害者の救助(約19,300名)、人員及び物資輸送、給食及び給水支援、入浴支援、医療支援、ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への情報提供、自衛隊施設(防衛大学校)における避難民受け入れ

イ 原子力災害派遣

(ア)関係命令
 3月11日19時30分 原子力災害派遣命令(12日09時20分廃止)
 3月12日09時20分 原子力災害派遣命令(17日03時00分廃止)
 3月17日03時00分 原子力災害派遣命令(19日01時00分廃止)
 3月19日01時00分 原子力災害派遣命令

(イ)活動内容
 避難支援、給水支援、人員及び物資輸送、原子炉冷却のための放水、モニタリング支援

ウ 現地調査団等の輸送支援

 ・ 政府調査団(第1陣:宮城県)の現地派遣
 ・ 経済産業副大臣及び原子力安全・保安院職員等の現地派遣
 ・ 総理大臣の現地視察(福島第1原発及び宮城県被災地上空等)
 ・ 政府調査団(第2陣:岩手県及び福島県)の現地派遣
 ・ DMAT(災害派遣医療チーム)の輸送支援
 ・ 防衛大臣現地視察(統合任務部隊編成)
 ・ 防災担当大臣現地視察
 ・ 防衛大臣現地視察(原子力災害派遣部隊現地調整所)

エ その他

 3月18日(金)東北地方太平洋沖地震による被災地域において、自衛隊の部隊が実施する救援活動等に係る予備費の使用を閣議決定(約54億円)

(3) 自衛隊の活動
○陸自
(24日)
06時00分 第13旅団 相馬市役所及び塙町役場で給食支援開始
06時30分 第13旅団 須賀川市役所で給食支援開始
07時00分 第14旅団 雄勝町で入浴支援開始
08時00分 第5旅団 万石浦で入浴支援開始
08時00分 第13旅団 郷ヶ丘小及び中央台南中で給水支援開始
08時27分 第13旅団 新地町で給水支援開始
09時07分 東北ヘリ隊 青葉中学校へ救援物資(食料・衣類)空輸
09時22分 第13旅団 大迎公会堂で給水支援開始
09時26分 東北ヘリ隊 好文館高校へ救援物資(食料・衣類)空輸
10時00分 東北方面後方支援隊 宮城野区及び若林地区に燃料巡回配布
10時45分 第5旅団 入浴支援開始
10時52分 第6飛行隊 玉川中学校、桂島及び寒風沢島へ救援物資(燃料)空輸
13時55分 東北方面後方支援隊 宮城野区3ヵ所に燃料巡回配布
14時00分 東北方面後方支援隊 宮城野区2ヵ所に燃料巡回配布
14時18分 東北方面後方支援隊 若林区2ヵ所に燃料巡回配布
(25日)
07時38分 第13旅団 新地町で給食支援開始
他、細部確認中
○海自
(24日)
08時00分 「にちなん」搭載艇等が大須小学校卒業式支援(赤飯缶飯602食提供)
09時29分 「くらま」搭載回転翼航空機等が寒風沢島の被災者に対し、水860L、灯油(ドラム缶×2)、パン216袋、米55KG、カップラーメン17箱、缶詰53個、粉ミルク21缶、離乳食24袋、靴下190足、トイレットペーパー192個、石鹸150個、その他生活用品等提供
09時42分 「やえやま」が荒地区の被災者に対し、タオル10枚、ティッシュ10箱、乾電池40個、洗剤2個、食器洗剤4L、漂白剤1本、ローソク40本、ウェットティッシュ30個提供
10時01分 「さわぎり」搭載回転翼航空機等が野々島の被災者に対し、灯油(ドラム缶×2)、パン216袋、米50KG、カップラーメン17箱、缶詰53個、粉ミルク15缶、離乳食20袋、靴下170足、トイレットペーパー192個、石鹸105個、その他生活用品等提供
10時27分 「くめじま」搭載艇が門前公民館の被災者に対し、缶飯240個、副食缶768個、乾パン128個、水120L、醤油18L、その他生活用品等提供
11時06分 「くろべ」搭載艇がコミュニティーセンターの被災者に対し、トイレットペーパー300個、乾電池96個、感冒薬72個、胃薬64個その他生活用品等提供
12時57分 「さわぎり」搭載回転翼航空機等が宮戸島の被災者に対し、灯油(ドラム缶×3)、パン492袋、米120KG、カップラーメン42箱、缶詰87個、粉ミルク50缶、離乳食74袋、靴下450足、トイレットペーパー276個、石鹸150個、その他生活用品等提供
13時07分 「くらま」搭載回転翼航空機等が桂島の被災者に対し、水648L、灯油(ドラム缶×2)、パン228袋、米85KG、カップラーメン23箱、缶詰55個、粉ミルク21缶、離乳食24袋、靴下240足、トイレットペーパー192個、石鹸150個、その他生活用品等提供
13時15分 「たかなみ」搭載回転翼機が大島中学校から気仙沼高校第2グラウンドまで急患輸送(患者1名)を実施
13時42分 「くらま」搭載回転翼航空機等が桂島の被災者に対し、灯油(ドラム缶×1)、パン144袋、米25KG、カップラーメン10箱、缶詰51個、靴下144足、トイレットペーパー96個、石鹸45個、その他生活用品等提供
13時57分 「やえやま」が小指区の被災者に対し、缶飯48個、副食缶96個、乾電池60個、洗剤2個、漂白剤1本、ローソク40本、タオル6枚、紙オムツ352枚、粉ミルク4缶、お尻拭き24個提供
14時00分 「くめじま」が泊里集落の被災者に対し、非常用糧食432食、副食481食、乾パン128食、醤油18L、その他生活用品等提供
14時13分 「やえやま」が大室地区の被災者に対し、米10KG、副食缶192個、消毒用エタノール3個、洗剤2個、木炭18KG、タオル13枚、ウェットティッシュ26個提供
15時17分 YS-11T2機が福島に、生活用品2.3tを提供
15時32分 回転翼機が石巻総合公園から宮戸島小学校へ消石灰を輸送
16時02分 「せとぎり」搭載回転翼機が新日鉄グラウンドへ支援物資(毛布等)提供
16時14分 「くめじま」が唯出集落の被災者に対し、非常用糧食480食、副食768食、乾パン128食、水120L、醤油18L、その他生活用品等提供
16時19分 111空の回転翼機が「おうみ」から気仙沼中学校へ、救援物資(飲料水3.9t)提供
16時47分 「ちよだ」搭載艇が寄磯の被災者に対し、ガソリン90L提供
18時00分 八戸航空基地隊が八戸周辺の被災者に対し、入浴支援等実施
18時00分 「くにさき」が仙台周辺の被災者に対し、入浴支援等実施
○空自
(24日)
07時44分 入間ヘリCH-47×1が松島から田代島へ救援物資(パン)を空輸
07時53分 第2輸送航空隊C-1×1機が救援物資(食料)を入間から松島へ空輸
07時54分 入間ヘリCH-47×1が松島から網地島へ救援物資(パン)を空輸
08時02分 飛行開発実験団C-1×1機が救援物資(日用品)を岐阜から花巻へ空輸
08時32分 第1輸送航空隊C-130×1機が救援物資(パン)を小牧から松島へ空輸
09時08分 第1輸送航空隊C-130×2機が救援物資(パン)を小牧から松島へ空輸
09時19分 第3輸送航空隊C-1×1機が救援物資(日用品)を美保から福島へ空輸
09時42分 第1輸送航空隊C-130×2機が救援物資(パン等)を岐阜から花巻へ空輸
09時45分 第3輸送航空隊C-1×1機が救援物資(民生品)を美保から福島へ空輸
10時00分 第1輸送航空隊C-130×1機が救援物資(水、衣類、食料等)を浜松から松島まで空輸
10時53分 入間ヘリCH-47J×1が府中から仙台駐屯地へ救援物資を空輸
11時24分 第2輸送航空隊C-1×1機が救援物資(医療品)を千歳から花巻へ空輸
11時27分 第2輸送航空隊C-1×1機が救援物資(食料)を入間から松島へ空輸
11時32分 第3輸送航空隊C-1×1機が救援物資(日用品)を美保から福島へ空輸
11時45分 三沢ヘリCH-47×1機が救援物資(燃料)を千歳から三沢へ空輸
12時24分 第3輸送航空隊C-1×1機が救援物資(日用品)を美保から福島へ空輸
12時25分 飛行開発実験団C-1×1機が救援物資(日用品)を岐阜から花巻へ空輸
12時25分 三沢ヘリCH-47×1機が救援物資(燃料)を三沢から車力へ空輸
12時27分 第2輸送航空隊C-1×1機が救援物資(日用品)を福岡から松島へ空輸
13時03分 第2輸送航空隊C-1×1機が救援物資(日用品)を福岡から松島へ空輸
13時32分 第1輸送航空隊C-130×1機が救援物資(燃料)を千歳から三沢へ空輸
13時41分 第1輸送航空隊C-130×1機が救援物資(パン)を名古屋から松島へ空輸
13時43分 第3輸送航空隊C-1×1機が救援物資(日用品)を福島から花巻へ空輸
13時59分 入間ヘリCH-47×1が松島から田代島へ救援物資(パン)を空輸
14時09分 第2輸送航空隊C-1×1機が救援物資(日用品)を福岡から松島へ空輸
14時22分 第1輸送航空隊C-130×1機が救援物資(燃料)を千歳から三沢へ空輸
14時40分 第3輸送航空隊C-1×1機が救援物資(民生品)を入間から松島へ空輸
15時02分 第1輸送航空隊C-130×1機が救援物資(民生品)を福岡から松島へ空輸 
15時17分 三沢ヘリCH-47×1機が救援物資(燃料)を千歳から三沢へ空輸
16時02分 第1輸送航空隊C-130×1機が救援物資(食料、日用品)を入間から福島へ空輸
16時21分 第1輸送航空隊C-130×1機が救援物資(食料、日用品)を那覇から松島へ空輸
16時21分 入間ヘリCH-47×1が松島から網地島へ救援物資(民生品)を空輸
20時46分 第1輸送航空隊KC-767×1機が救援物資(食料)を名古屋から福島へ空
(25日)
07時42分 第2輸送航空隊C-1×1機が救援物資(日用品)を入間から松島へ空輸
○原子力災害派遣による活動
(24日)
06時54分 CH-47(サーモグラフィ・放射線測定機搭載)×1機による福島第1原発上空モニタリング開始(07時26分終了)
09時05分 偵察航空隊RF-4E×1機が福島第1原発の航空偵察のため百里を離陸(09時38分百里着陸)
09時16分 偵察航空隊RF-4E×1機が福島第1原発の航空偵察のため百里を離陸(09時59分百里着陸)
11時29分 偵察航空隊RF-4E×1機、福島第1原発の航空偵察のため百里を離陸(12時44分百里着陸)
11時35分 偵察航空隊RF-4E×1機が航空偵察のため百里を離陸(岩手県、宮城県、福島県上空)(12時41分着陸)
15時59分 偵察航空隊RF-4E×1機が航空偵察のため百里を離陸(岩手県、宮城県、福島県上空)(16時37分着陸)
(25日)
06時34分 CH-47(サーモグラフィ・放射線測定機搭載)×1機による福島第1原発上空モニタリング開始(07時19分終了)
09時00分 偵察航空隊RF-4E×1機、福島第1原発の航空偵察のため百里を離陸(09時36分百里着陸)
09時08分 偵察航空隊RF-4E×1機、福島第1原発の航空偵察のため百里を離陸(09時50分百里着陸)

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平成23 年(2011 年)東北地方太平洋沖地震 消防庁災害対策本部201103251830

2011-03-25 23:37:37 | 防災・災害派遣

◆東北地方太平洋沖地震

 消防庁発表のPDF文書をそのまま添付します。本日1830時に作成されたものですがPDF文書をそのまま添付したため、若干見辛い点がありますが予めご了承ください。

出典:tp://www.fdma.go.jp/bn/data/%E5%B9%B3%E6%88%9023%E5%B9%B4%EF%BC%882011%E5%B9%B4%EF%BC%89%E6%9D%B1%E5%8C%97%E5%9C%B0%E6%96%B9%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%B2%96%E5%9C%B0%E9%9C%87%EF%BC%88%E7%AC%AC80%E5%A0%B1%29.pdf

◆消防庁発表

1
平成23 年(2011 年)東北地方太平洋沖地震(第80 報)
平成23年3月25日(金)18時30分
消防庁災害対策本部
1 地震の概要
(1) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月11日 14時46分頃
② 震 央 地 名 三陸沖(北緯38.1度、東経142.9度)
③ 震源の深さ 24㎞
④ 規 模 マグニチュード9.0
⑤ 各地の震度(最大震度6弱以上)
震度7 宮城県:栗原市
震度6強 宮城県:涌谷町、登米市、大崎市、名取市、蔵王町、山元町、仙台市、
塩竈市、東松島市、大衡村
福島県:白河市、須賀川市、二本松市、鏡石町、楢葉町、富岡町、大熊
町、双葉町、浪江町、新地町
茨城県:日立市、笠間市、筑西市、鉾田市
栃木県:大田原市、宇都宮市、真岡市、高根沢町
震度6弱 宮城県:気仙沼市、南三陸町、白石市、角田市、岩沼市、大河原町、川
崎町、亘理町、石巻市、松島町、利府町、大和町、富谷町
福島県:郡山市、桑折町、国見町、川俣町、西郷村、中島村、矢吹町、
棚倉町、玉川村、浅川町、小野町、田村市、福島伊達市、いわ
き市、相馬市、広野町、川内村、飯舘村、南相馬市、猪苗代町
茨城県:水戸市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、ひたちなか市、茨城
町、東海村、常陸大宮市、城里町、小美玉市、土浦市、石岡市、
取手市、つくば市、鹿嶋市、潮来市、坂東市、稲敷市、かすみ
がうら市、行方市、桜川市、つくばみらい市
栃木県:那須町、那須塩原市、芳賀町、那須烏山市、那珂川町
岩手県:大船渡市、釜石市、滝沢村、矢巾町、花巻市、一関市、奥州市
群馬県:桐生市
埼玉県:宮代町
千葉県:成田市、印西市
⑥ 津 波
11日14時49分 大津波警報・津波警報発表
→13日7時38分現在、津波注意報を発表している地域
:北海道太平洋沿岸東部、北海道太平洋沿岸中部、北海道太平
洋沿岸西部、青森県太平洋沿岸、岩手県、宮城県、福島県、
茨城県、千葉県九十九里・外房、伊豆諸島、小笠原諸島、三
重県南部、和歌山県、高知県、宮崎県
→13日17時58分現在、全ての津波注意報が解除された。
(2) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月11日 15時15分頃
② 震 央 地 名 茨城県沖(北緯36.1度、東経141.3度)
③ 震源の深さ 43㎞
④ 規 模 マグニチュード7.7
⑤ 各地の震度(最大震度5弱以上)
震度6弱 茨城県:鉾田市
震度5強 茨城県:鹿嶋市、筑西市
栃木県:真岡市
千葉県:銚子市、旭市、多古町、匝瑳市、香取市、成田市
震度5弱 福島県:白河市、須賀川市、二本松市、鏡石町
茨城県:石岡市、利根町
栃木県:大田原市、那須町、茂木町、芳賀町、高根沢町、那須烏山市、
下野市
埼玉県:加須市、春日部市、草加市、八潮市、吉川市、宮代町
2
千葉県:東金市、神埼町、東庄町、大網白里町、九十九里町、芝山町、
一宮町、長生村、白子町、横芝光町、山武市、千葉市、佐倉市、
浦安市、八街市、印西市、栄町、富里市、いすみ市
東京都:江戸川区
神奈川県:二宮町
⑥ 津 波 津波警報等発表→13日17時58分現在解除
(3) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月11日 16時29分頃
② 震 央 地 名 岩手県沖(北緯39.0度、東経142.3度)
③ 震源の深さ 36km
④ 規 模 マグニチュード6.5
⑤ 各地の震度(最大震度5弱以上)
震度5強 宮城県:大崎市
震度5弱 岩手県:一関市、色麻町、涌谷町
宮城県:栗原市
福島県:二本松市、富岡町、大熊町、双葉町、浪江町、南相馬市
⑥ 津 波 津波警報等発表→13日17時58分現在解除
(4) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月11日 17時41分頃
② 震 央 地 名 福島県沖(北緯37.4度、東経141.3度)
③ 震源の深さ 27㎞
④ 規 模 マグニチュード6.1
⑤ 各地の震度(最大震度5弱以上)
震度5強 福島県:富岡町
震度5弱 福島県:田村市、南相馬市、楢葉町、浪江町
⑥ 津 波 津波警報等発表→13日17時58分現在解除
(5) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月12日 3時59分頃
② 震 央 地 名 長野県北部(北緯37.0度、東経138.6度)
③ 震源の深さ 8㎞
④ 規 模 マグニチュード6.7
⑤ 各地の震度(最大震度5強以上)
震度6強 長野県:栄村
震度6弱 新潟県:十日町市、津南町
震度5強 群馬県:中之条町
新潟県:上越市
⑥ 津 波 この地震による津波の心配はなし
(6) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月12日 4時32分頃
② 震 央 地 名 長野県北部(北緯37.0度、東経138.6度)
③ 震源の深さ 1㎞
④ 規 模 マグニチュード5.9
⑤ 各地の震度(最大震度5弱以上)
震度6弱 長野県:栄村
震度5弱 長野県:野沢温泉村
⑥ 津 波 この地震による津波の心配はなし
(7) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月12日 5時42分頃
② 震 央 地 名 長野県北部(北緯37.0度、東経138.6度)
③ 震源の深さ 4km
④ 規 模 マグニチュード5.3
⑤ 各地の震度(最大震度6弱以上)
3
震度6弱 長野県:栄村
⑥ 津 波 この地震による津波の心配はなし
(8) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月15日 22時31分頃
② 震 央 地 名 静岡県東部(北緯35.3度、東経138.7度)
③ 震源の深さ 14㎞
④ 規 模 マグニチュード6.4
⑤ 各地の震度(最大震度5弱以上)
震度6強 静岡県:富士宮市
震度5強 山梨県:忍野村、山中湖村、富士河口湖町
震度5弱 神奈川県:小田原市、山北町
山梨県:身延町、南アルプス市、市川三郷町、富士吉田市
静岡県:富士市、御殿場市、小山町
⑥ 津 波 この地震により、日本の沿岸では若干の海面変動があるかもしれないが、
被害の心配はなし
(9) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月19日 18時56分頃
② 震 央 地 名 茨城県北部(北緯36.8度、東経140.6度)
③ 震源の深さ 5㎞
④ 規 模 マグニチュード6.1
⑤ 各地の震度(最大震度5弱以上)
震度5強 茨城県:日立市
震度5弱 茨城県:土浦市、常陸太田市、高萩市、笠間市、ひたちなか市、常陸大
宮市、那珂市、鉾田市、城里町、五霞町
⑥ 津 波 この地震により、日本の沿岸では若干の海面変動があるかもしれないが、
被害の心配はなし
(10) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月23日 7時12分頃
② 震 央 地 名 福島県浜通り(北緯37.1度、東経140.8度)
③ 震源の深さ 8km
④ 規 模 マグニチュード6.0
⑤ 各地の震度(震度5弱以上)
震度5強 福島県:いわき市
⑥ 津 波 この地震による津波の心配はなし
(11) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発生日時 平成23年3月23日 7時36分頃
② 震央地名 福島県浜通り(北緯37.1度、東経140.8度)
③ 震源の深さ 7km
④ 規 模 マグニチュード5.8
⑤ 各地の震度(震度5弱以上)
震度5強 福島県:いわき市
震度5弱 茨城県:鉾田市
⑥ 津 波 この地震による津波の心配はなし
(12) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月23日 18時55分頃
② 震 央 地 名 福島県浜通り(北緯37.1度、東経140.8度)
③ 震源の深さ 9㎞
④ 規 模 マグニチュード4.7
⑤ 各地の震度(震度5弱以上)
震度5強 福島県:いわき市
⑥ 津 波 この地震による津波の心配はなし
4
2 被害の状況
(1) 人的被害(死者9,470人、行方不明者13,147人、負傷者3,117人)
※人的被害については都道府県で確認している数のみである。
詳細は別紙のとおり
その他、次のとおり(孤立状況含む)
【対応中・確認中】
福島県 :須賀川市において藤沼貯水池の堤防が決壊し、長沼地区及び滝地区に流出→長
沼地区において要救助者4人のうち3人の死亡を確認。残り1人は検索活動継
続中(24 日23 時30 分時点)
滝地区において要救助者4人のうち3人の死亡を確認。残り1人は検索活動継
続中(24 日23 時30 分時点)
【対応完了・救助完了事案】
岩手県 :陸前高田市ショッピングモールの屋上から15人
長円寺で8人(13 日23 時30 分時点)
:釜石市大平中学校にて2人(13 日23 時30 分時点)
やまざき機能訓練デイサービスホームにおいて約200人(13 日23 時30 分時
点)
:山田町船越半島小鳥谷地区において200人(14 日12 時20 分時点)
:大船渡市のマイヤ本店屋上の53人、プラザホテルの15人~30人、丸五ビ
ルの3人(1人歩行不能)、只野旅館の6人(13 日23 時30 分時点)
:宮古市の温泉施設マースの10人(14 日12 時20 分時点)
:大槌町において大阪府隊により92時間ぶりに70歳の女性(15 日18 時22 分
時点)
:山田町船越半島大浦地区において約300人→継続的な物資支援活動中(23 日
12 時00 分時点)
:山田町船越小学校における200人の孤立解消(16 日15 時00 分時点)
:大槌町赤浜地内の無線中継所で数十人(12 日23 時00 分時点)
:大槌町蓮乗寺において50人(16 日15 時00 分時点)
赤浜小学校において150人の孤立解消(15 日14 時55 分時点)
浪板観光ホテルにおいて40人の孤立確認できず(14 日12 時20 分時点)
:大槌町役場及び大槌消防署における孤立者80人(16 日17 時00 分時点)
:山田町において消防職員2人を含む行方不明者多数(12 日12 時00 分時点)→
このうち58人は秋田県隊が救出したが、全員死亡を確認(17 日3 時17 分時点)
→他地域へ転戦(17 日19 時00 分時点)
宮城県 :名取市仙台空港の1,300人(13 日23 時30 分時点)
:仙台市中野中学校屋上の約500人(12 日15 時16 分)
荒浜小学校の約240人(12 日18 時06 分)
:塩釜市いけの産婦人科・小児科医院の約20人(14 日19 時00 分時点)
:石巻市において新潟県隊により96時間ぶりに25歳の男性(15 日20 時25 分
時点)
:多賀城市の堤防決壊で取り残された多数の者(15 日)
:石巻市において新潟県隊と地元消防本部が警察と協力して80歳の女性と16
歳の男性(20 日21 時00 分確認)
茨城県 :東海村常陸那珂火力発電所の9人(うち4人は死亡を確認)(13 日23 時30 分
時点)
神奈川県:横浜市ボーリング場の9人(12 日15 時00 分時点)
(2) 物的被害(全壊6,682棟、半壊5,728棟、一部破損118,928棟)
詳細は別紙のとおり
(3) 火災の発生状況(323件うち321件鎮火)詳細は別紙のとおり
(主な火災の発生状況)
【延焼中の火災】
20日12時30分時点において延焼中の火災はなし
5
【鎮圧済みの火災】
宮城県:気仙沼市内の脇地区のその他火災(18 日7 時50 分時点)→建物のガレキ等が油
分を含んでいるため鎮火まで時間を要する状態(24 日7 時00 分時点)
:気仙沼市鹿折地区のその他火災→建物のガレキ等が油分を含んでいるため鎮火
まで時間を要する状態(24 日7 時00 分時点)
【鎮火した火災】
岩手県:野田村の大規模火災1件、宮古市内火災5件、山田町火災1件(15 日10 時00
分時点)
:大槌町城山体育館及び古廟坂トンネル周辺での林野火災(16 日7 時45 分時点)
:山田町及び宮古市田老町の2地域における大規模火災(16 日7 時30 分時点)
宮城県:仙台市宮城野区の民家数棟の住宅火災(12 日自然鎮火)
:仙台市泉区明通工業地帯印刷工場火災(12 日0 時20 分自然鎮火)
:石巻市広範囲での建物火災
:多賀城市(石油コンビナート)JX日鉱日石エネルギー(株)仙台製油所の火
災(15 日14 時30 分)
:石巻市東北電力女川発電所タービンビルの火災(13 日23 時30 分時点)
:石巻市蛇田地区の住宅火災1件4棟(13 日13 時00 分時点)
:気仙沼市大島地区(離島)の山林火災(18 日7 時50 分時点)
:気仙沼市大浦地区山林火災(18 日7 時50 分時点)
:石巻市門脇地区における広範囲な建物火災(18 日12 時47 分時点)
:気仙沼市鹿折地区の街区の建物火災(18 日12 時47 分時点)
:多賀城市(石油コンビナート)JX日鉱日石エネルギー(株)仙台製油所防油
堤内の配管火災が21日9時30分頃発見され10時55分鎮火(21 日11 時5
0 分時点)
:仙台市(石油コンビナート)JFE条鋼(株)において山積みの鉄屑から火災(1
3 日14 時10 分時点)→鎮火(20 日11 時40 分時点)
福島県:南相馬市東京電力原町火力発電所敷地内のオイル棟の火災(14 日20 時00 分現
在)
千葉県:市原市(石油コンビナート)コスモ石油(株)千葉製油所の高圧ガスタンク火
災。負傷者6人うち重傷者1人(11 日15 時50 分時点)→チッソ石油化学(株)
五井製造所へ飛び火しアタクチックポリプロピレン屋外保管場所火災が発生(1
1 日17 時15 分時点)→チッソ石油化学(株)鎮火(12 日1 時33 分時点)→丸善
石油化学(株)千葉工場のアルコールケトンプラントへ飛び火し火災が発生(12
日2 時45 分時点)→丸善石油化学(株)鎮火(13 日8 時55 分時点)
:市川市(石油コンビナート)(株)杉田製線市川工場の危険物施設火災。負傷者
1人(軽傷)(11 日14 時53 分時点)→(株)杉田製線市川工場鎮火(11 日17
時44 分時点)
神奈川県:川崎市(石油コンビナート)JFEスチール(株)東日本のケーブル火災(11 日
17 時30 分時点)
(4) 津波被害
【対応中・確認中】
青森県:津波で車が流され1人が行方不明→調査中(25 日10 時11 分時点)
【対応完了・救助完了】
青森県:八戸市において広範囲にわたる津波による浸水被害。建物上の要救助者(13 日
10 時00 分時点)→八戸消防により避難誘導済、51人全員無事(13 日11 時4
3 分時点)
:三沢市三沢漁港内において、屋外タンク3基(重油220キロリットル×2基
軽油50キロリットル×1基)が津波により倒壊し、重油110キロリットル
が流出(12 日12 時00 分時点)→重油110キロリットルの流出は誤報で流出
の痕跡なし。軽油50キロリットルタンクの所在は不明であるが、流出した模
様(18 日21 時10 分時点)→捜索終了(22 日15 時30 分時点)
岩手県:宮古市宮古地区の浸水家屋の6人(12 日12 時00 分時点)
:陸前高田市の県立高田病院の入院患者等100人(13 日10 時00 分時点)
:陸前高田市役所屋上に避難した100人(13 日10 時00 分時点)
6
:陸前高田市の建物屋上への避難者(13 日16 時00 分時点)
:陸前高田市内(株)シェリールの約30人(15 日15 時45 分時点)
:久慈広域消防管内における浸水家屋の1人(消防団が実施)、浸水家屋の屋根
から7人(12 日12 時00 分時点)
:釜石市海上保安庁釜石海上保安部の22人(14 日8 時30 分時点)
:陸前高田市気仙町長谷堂裏に7~8人の孤立者あり(14 日8 時30 分時点)
→救助完了(16 日15 時00 分時点)
:釜石市SMC株式会社釜石工場の駐車場に孤立者あり。人数不明(14 日8 時30
分時点)→現場確認するも該当者なし(16 日15 時00 分時点)
:大槌町高森団地で孤立情報3人(14 日8 時30 分時点)→孤立解消(16 日15 時
00 分時点)
:陸前高田市広田半島で孤立情報4人(14 日8 時30 分時点)→孤立解消(16 日1
5 時45 分時点)
:釜石市において、箱崎小学校、尾崎小学校及び浜町において孤立者多数(15 日
14 時55 分時点)→道路開通により孤立解消(16 日16 時00 分時点)
宮城県:名取市内各所の屋根の上の多数(13 日時点)→孤立解消(16 日17 時00 分時点)
:南三陸町役場が冠水し電話も通じない状況(12 日23 時00 分時点)→仮設の町
役場を設置し、消防防災無線を確保して役場機能を回復(13 日12 時00 分時点)
:女川町役場冠水し機能せず(12 日8 時30 分時点)→仮設の町役場を設置し、消
防防災無線を確保して役場機能を回復(13 日12 時00 分時点)
:仙台市仙台港南防波堤において住民20人、警察官2人取り残されたほか津波
による死者・行方不明者については相当数の可能性があるものの現在不明→孤
立している要救助者の救出を自衛隊ヘリ2機において実施している模様(12 日
14 時00 分時点)→要救助者の救助完了(16 日6 時50 分時点)
:南三陸町において老人福祉施設慈恵園入所者の半数が孤立→京都府隊にて4人
病院搬送(13 日10 時00 分時点)→入所者68人のうち生存者20人の救出完
了(死亡31人、不明者17人)(16 日14 時10 分時点)
:女川町の女川第三小学校、保福寺、指ヶ浜地区、塚浜小屋取集会所及び江島の
5地区において、約630人の孤立者あり(15 日7 時00 分時点)→孤立解消
(16 日17 時00 分時点)
:気仙沼市の鶴ヶ浦高台、大浦高台及び浦島小学校の3地区において、約600
人の孤立者あり(15 日7 時00 分時点)→大浦高台から3人搬送し、浦島小学校
から児童約10人をヘリで避難所へ搬送(16 日6 時00 分時点)→孤立解消(1
6 日17 時00 分時点)
:名取市閖上地区屋上の避難者はボートにて救出完了(17 日6 時40 分)
:石巻市の雄勝地区、牡鹿地区、網地島、田代島及び荻浜地区の5地区において、
孤立者あり(16 日6 時00 分時点)→孤立解消(16 日22 時53 分時点)
:石巻市において住宅10棟流出、市街地水没→救出活動困難(12 日10 時00 分
時点)→屋根の上の避難者は救助完了(16 日6 時00 分時点)
福島県:相馬地方広域において津波により海岸に数人取り残された(16 日5 時40 分時点)
→誤報と判明(19 日13 時00 分時点)
:いわき市平豊間地区において救出活動中→6人の行方不明者あり(17 日21 時
25 分時点)→6人の死亡を確認(19 日)
(5) その他の被害
【対応中・確認中】
宮城県:仙台市(石油コンビナート)全農エネルギー(株)仙台石油基地においてガソリ
ンタンクの配管からガソリンが防油堤内に漏えい→バルブを閉止し配管からの
噴出を止めた(17 日12 時40 分時点)→漏えいした危険物を回収中(24 日8 時
30 分時点)
千葉県:市原市(石油コンビナート)コスモ石油(株)千葉製油所においてアスファルト
タンク側板がガスタンク火災の影響で開口しアスファルトが海上に流出→事業
所により回収作業中(25 日18 時30 分時点)
神奈川県:川崎市(石油コンビナート)東亜石油(株)扇町工場扇町地区において浮き屋
根式タンク(重油)の浮き屋根が沈没(14 日12 時00 分時点)→タンク内の残
油を移送処理中。(24 日8 時30 分時点)
:川崎市(石油コンビナート)エム・シー・ターミナル(株)川崎事業所におい
7
て屋外タンクの内部浮き蓋上にキシレン(危険物第4類第2石油類)約600
リットルが溢れた→タンク内に窒素を充填中(24 日8 時30 分時点)
【対応完了】
岩手県:遠野市本庁舎使用不可で屋外テントにおいて災害対策本部運営中(12 日6 時00
分時点)→3月18日屋外テントを撤去し、本庁舎内に災害対策本部設置(22
日19 時35 分時点)
:住田町及び岩泉町とは連絡がとれるが、通信が不安定な状態(12 日20 時00 分
時点)→不安定な状態は解消(22 日19 時35 分時点)
:九戸村役場において庁舎停電及び電話不通(12 日23 時00 分時点)→電気復旧
し、通信可能(16 日18 時00 分時点)
:14日7時59分(消防覚知)盛岡市内のデパートの地下において爆発があり、
1階フロアが崩落、負傷者12人が発生→消防隊対応完了(15 日9 時55 分時点)
:久慈市(石油コンビナート)久慈国家石油備蓄基地において、排水タンク3基
が流され、スロップタンク1基が傾いた。スロップタンクから漏洩したが、バ
ルブを閉止し漏えいは停止(15 日22 時30 分現在)
:花巻市葛丸ダムにおいて岩盤崩落し川をせき止め→土砂撤去済(12 日20 時00
分時点)
:二戸市において2棟地滑りで移動(12 日23 時00 分時点)→電気復旧し、通信
可能(14 日21 時00 分時点)
:陸前高田市広田地区の情報が全くない状況で陸路からの確認不可(12 日23 時
00 分時点)→15日埼玉県隊及び千葉県隊により7人救出(すべて死亡)→引
き続き市内において検索活動を継続中(23 日15 時00 分時点)
宮城県:多賀城市(石油コンビナート)JX日鉱日石エネルギー(株)仙台製油所におい
て津波により配管が破損し油が海上等に漏えい→漏えいの拡大及び火災危険な
し(24 日8 時30 分時点)
山形県:酒田市(石油コンビナート)東西オイルターミナル(株)において屋外タンクの
浮き屋根上にガソリンが被さり火災危険あり→巡回強化し対応中→タンク内の
ガソリンの抜き取り作業実施中(22 日8 時30 分時点)→作業完了(22 日19 時
30 分時点)
茨城県:行方市と鉾田市を結ぶ鹿行大橋が倒壊(11 日18 時30 分時点)
:東海村日本原子力発電(株)東海第二発電所において残留熱除去系ポンプが停止
したが、高圧炉心スプレイポンプが自動起動し、運転継続中(14 日6 時30 分時
点)
千葉県:市原市(石油コンビナート)古河電気工業(株)千葉事業所において絶縁油が
流出→回収済み(12 日10 時00 分時点)
:袖ヶ浦市(石油コンビナート)東京ガス(株)袖ヶ浦工場においてLNG が漏えい
→応急処置を実施し復旧済み(12 日2 時13 分時点)
:船橋市(石油コンビナート)JX 日鉱日石エネルギー(株)船橋油槽所においてガ
ソリン漏えい→回収済み(14 日12 時30 分時点)
:市原市(石油コンビナート)コスモ石油(株)千葉製油所の浮き屋根式タンクの
屋根上にナフサが溢れた。(12 日17 時45 分時点)→タンク内の残油移送完了
(17 日1 時15 分時点)
神奈川県:川崎市(石油コンビナート)東燃ゼネラル石油(株)川崎工場の浮き屋根式屋
外タンク(原油)が地震によるスロッシングにより浮き屋根上に原油が溢流
(15 日18 時00 分時点)→タンク内の残油を移送完了(19 日10 時00 分時点)
:川崎市(石油コンビナート)エム・シー・ターミナル(株)川崎事業所におい
て浮き屋根式タンクの屋根上に灯油が溢れた→タンク内の残油移送完了(23 日
3 時00 分時点)
新潟県:聖籠町(石油コンビナート)東北電力(株)東新潟火力発電所において原油微量
漏えい1件→火災危険なし(12 日10 時00 分時点)
:聖籠町(石油コンビナート)新潟石油共同備蓄(株)東基地及び西基地におい
て特定屋外タンク2基、液面飛散による原油微量漏えい→火災危険なし
3 避難の状況(25 日18 時30 分時点)
確認されている避難者数合計 223,050人
北海道【道内避難者 なし】
8
避難指示 22市町村 対象41,009世帯 91,430人
→解除済み(12 日21 時00 分時点)
避難勧告 19市町村 対象32,838世帯 72,561人
→解除済み(12 日21 時00 分時点)
青森県【県内避難者数 331人】
3月13日9時00分現在、4市町村に避難指示、2町に避難勧告発令
→13日18時02分 避難指示・勧告ともにすべて解除
3月14日10時46分から沿岸22市町村が避難指示・避難勧告を発令
→14日13時08分 避難指示・勧告ともにすべて解除
岩手県【県内避難者数 42,837人】
宮古市6,792人、大船渡市6,474人、陸前高田市11,813人、
釜石市7,482人、大槌町5,614人、山田町5,156人、ほか
宮城県【県内避難者数 91,126人】
:仙台市 宮城野区中野小学校の240人、若林区荒浜小学校の520人の避難者
は12日に救助完了
:南三陸町 気仙沼ベイサイドアリーナに1,000人、志津川高校に500人、
志津川小学校に2,000人、気仙沼向洋高校に50人避難中
:石巻市 石巻湊中学校に40人避難中
山形県【県内避難者数 3人】
県及び35市町村において避難所87箇所設置
福島県【県内避難完了者数 86,308人】
(県内の避難所入所者数 34,366人)
:双葉町 約1,100人はさいたまスーパーアリーナ(埼玉県)に避難完了
:大熊町 2,919人は県内20ヶ所の避難所に避難完了
茨城県【県内避難者数 1,295人】
避難指示2市、避難勧告4市町村、34市町村において避難所140箇所設置
栃木県【県内避難者数 83人】
千葉県【県内避難者数 414人】
:市原市 16時45分 五井地区36,367世帯85,024人に避難勧告
→12日 7時00分解除
:県内7市町村11ヶ所の避難所に414人が避難中
新潟県【県内避難者数 33人】
:新潟市自主避難者16人、見附市24人→全員帰宅
:津南町の一部地域に避難勧告発令中、十日町市において33人が避難中(自主避
難者を含む)(24 日15 時00 分現在)
長野県【県内避難者数 620人】
:栄村において3月12日11時00分避難指示発令
→21日 9時00分 森中条(6世帯、18人)を除き、避難指示解除
→22日 19時30分 青倉区10世帯25人に避難勧告発令
この他自主避難者577人(24 日17 時00 分現在)
静岡県【県内避難者数 なし】
避難指示 富士市
避難勧告 海岸のある全市町(吉田町を除く)
→12日 13時50分~ 解除対象全市町村避難指示・避難勧告すべて解除
三重県【県内避難者 なし】
5市町において避難指示、5市町において避難勧告発令中→12日21時45分
解除(18時現在50人が避難中、ピーク時避難者数2,247人→13日10時
00分全員帰宅)
宮崎県【県内避難者 なし】
11市町において、41,637世帯、96,306人に対し避難指示・勧告を
発令→12日21時までにすべて解除済み
4 地方公共団体における災害対策本部等の設置状況
11日
北海道 15時30分 災害対策本部設置
青森県 14時46分 災害対策本部設置
岩手県 14時46分 災害対策本部設置
9
宮城県 14時46分 災害対策本部設置
秋田県 14時46分 災害対策部設置 → 15時34分災害対策本部に移行
→ 18日 16時28分災害警戒部に移行
山形県 14時46分 災害対策連絡会議
→ 13日 18時00分 災害対策本部に移行
福島県 14時46分 災害対策本部設置
茨城県 14時46分 災害対策本部設置
栃木県 14時46分 災害対策本部設置
群馬県 14時55分 災害対策本部設置
→ 12日17時25分災害警戒本部に移行
埼玉県 14時46分 災害対策本部設置
千葉県 14時46分 災害対策本部設置
東京都 16時30分 災害対策本部設置
神奈川県 15時10分 災害対策本部設置
新潟県 15時00分 災害対策本部設置
静岡県 16時10分 警戒本部設置 → 12日13時50分 警戒本部廃止
愛知県 15時30分 災害対策本部設置 → 16日 9時30分廃止
三重県 15時30分 災害対策本部設置 → 14日 8時40分廃止
兵庫県 15時14分 災害警戒本部設置 → 12日20時20分廃止
徳島県 15時30分 災害対策本部設置
佐賀県 15時30分 災害情報連絡室設置
→ 21時35分 災害警戒本部に移行 → 12日13時50分廃止
12日
長野県 3時59分 災害対策本部設置
5 消防機関の活動
(1)緊急消防援助隊
① 派遣出動隊数の状況(25 日時点)
派遣人員総数 約19,300人
派遣部隊総数 約4,700隊(うちヘリ53機)
(注)交替分を含む派遣された人員・部隊の総数である。
② 派遣状況(最大時:18 日11 時00 分時点)
派遣人員 6,099人、派遣隊数 1,558隊
③ 派遣状況(25 日18 時30 分時点)
※詳細「緊急消防援助隊の派遣・活動状況」のとおり
派遣人員合計 2,629人
派遣部隊数合計 690隊(うち陸上部隊 656隊、航空部隊 34隊)
岩手県へ陸上部隊105隊、航空部隊9隊が出動
宮城県へ陸上部隊365隊、航空部隊12隊が出動
福島県へ陸上部隊186隊、航空部隊13隊が出動
茨城県へ陸上部隊60隊、航空部隊1隊が出動 → 全隊が他県へ部隊移動
千葉県へ陸上部隊12隊、海上部隊2隊が出動 → 全隊引揚
新潟県へ陸上部隊1隊、航空部隊1隊が出動 → 全隊が他県へ部隊移動
長野県へ航空部隊2隊が出動 → 全隊が他県へ部隊移動
静岡県へ航空部隊1隊が出動 → 全隊が他県へ部隊移動
④ 活動実績(速報値)
ア 航空部隊は情報収集、人命救助及び空中消火等に、陸上部隊は消火・救助活動等に
従事し、24日18時までに把握している救助者数は4,580人(地元消防本部等
と協力し救出したものを含む。うち、1,302人は警察と共同。)。
なお、福岡市ヘリコプター及び福井県ヘリコプターが福島県内での活動終了後放射
線線量の測定を行ったところ、人体に影響のないレベルの数値を検値したため、除染
を実施
イ 海上部隊は、11日からコンビナート火災の消火活動に従事
(2)地元消防本部等
① 被災地では、消防機関の人員(消防吏員、消防団員)が県内の広域応援も含め、消火、
救助、救急等の対応を行っている。
10
特に被害の大きい岩手県、宮城県、福島県における県内応援における出場隊数は、岩
手県20隊77人、宮城県12隊39人、福島県6隊18人となっている。(3 月19 日
時点)
なお、消防吏員等の数は下記のとおり。
岩手県 合計25,346人(吏員1,926人、団員23,420人)
宮城県 合計24,644人(吏員2,963人、団員21,681人)
福島県 合計37,764人(吏員2,424人、団員35,340人)
(平成22年4月1日現在)
② 救助者数については全体を把握していないが、仙台市消防局(職員数1,068 人)では、
24日15時00分現在までに2,994人の救助を行っている。
(3)原子力発電所対応
① 発電所対応
・原子力保安院からの要望を受けて、福島県原子力災害対策センターにいわき市消防本
部及び双葉地方広域市町村圏組合消防本部が参画(12 日)
・原子力安全・保安院から施設を冷却するための装備を持った部隊を派遣してほしいと
の要請があり、消防庁長官から、東京消防庁のハイパーレスキュー隊及び仙台市消防
局の特殊装備部隊の緊急消防援助隊(海水放水能力毎分約5,000 ? 2 台)としての派
遣を要請→原子力安全・保安院の要請取り消しにより、中止(12 日)
・「官房長官指示」により、消防庁から下記の消防本部に協力要請し、合計4台の消防
ポンプ自動車を東京電力に貸与。
○郡山地方広域消防組合消防本部(2台)13日20時45分到着
○いわき市消防本部(1台) 14日 0時45分到着
○須賀川地方広域消防本部(1台) 14日 0時45分到着
・「官房長官指示」により、消防庁から下記の消防本部に協力依頼し、合計8台(総計
12台)の消防ポンプ自動車を東京電力に貸与。
○米沢市消防本部(1台) 14日21時45分到着
○会津若松地方広域市町村圏整備組合消防本部(1台) 14日19時10分到着
○宇都宮市消防本部(2台) 14日21時50分到着
○さいたま市消防局(2台) 15日 1時15分到着
○新潟市消防局(2台) 14日23時45分到着
・福島第一原子力発電所から4号機において火災が発生した旨の通報があり、双葉地方
広域市町村圏組合消防本部から6隊21人が消火のため順次出動→自然鎮火した模様
(16 日)
・総理大臣から東京都知事に対し、福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請
があり、都知事がそれを受諾(17 日夜)。それを受けて消防庁長官から、東京消防庁
のハイパーレスキュー隊等の緊急消防援助隊としての派遣を要請(18 日0 時50 分)
→東京消防庁から特殊災害対策車等30隊139人が出場(18 日3 時20 分)→福島第
一原子力発電所に到着(18 日17 時33 分)
・消防庁からも福島第一原子力発電所対応のため、職員1人を派遣(18 日3 時10 分)
・総務大臣から大阪市長に対し、福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請が
あり、大阪市長がそれを受諾(18 日20 時10 分)。それを受けて消防庁長官から、大
阪市消防局の特殊車両部隊の緊急消防援助隊としての派遣を要請(18 日20 時10 分)
→遠距離対応送水システム及び消防車等17隊53人が出場(19 日17 時24 分)→い
わき市立総合体育館に全隊集結(20 日10 時50 分)
・東京消防庁ハイパーレスキュー隊が福島第一原子力発電所3号機に対し放水実施(19
日0 時30 分頃から約20 分間、放水実績約60t)
・福島第一原子力発電所に対応中の部隊の交代要員として東京消防庁の14隊102人
が常磐自動車道(下り)守谷サービスエリア駐車場に集結(19 日8 時20 分時点)
・東京消防庁ハイパーレスキュー隊が福島第一原子力発電所3号機に対し2回目の放水
実施(19 日14 時05 分から20 日3 時40 分:当初予定7 時間のところ実績14 時間、放
水実績約2,430t)
・総務大臣から横浜市長に対し、福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請が
あり、横浜市長がそれを受諾。それを受けて消防庁長官から、横浜市消防局の特殊車
両部隊の緊急消防援助隊としての派遣を要請(19 日15 時30 分)。
・総務大臣から川崎市長に対し、福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請が
あり、川崎市長がそれを受諾。それを受けて消防庁長官から、川崎市消防局の特殊車
11
両部隊の緊急消防援助隊としての派遣を要請(19 日16 時30 分)。
・東京消防庁や消防庁が福島第一原子力発電所で活動する消防職員の健康チェックを行
うため、救急専門医を交替で派遣中(19 日~)。消防庁派遣の専門医には、消防庁職
員が同行(21 日~)。
・福島第一原子力発電所での対応に伴う除染活動を支援するため、消防庁長官から、新
潟市消防局及び浜松市消防局の大型除染システム部隊の緊急消防援助隊としての派遣
を要請(20 日16 時00 分)
・東京消防庁ハイパーレスキュー隊が福島第一原子力発電所3号機に対し3 回目の放水
実施(20 日21 時30 分から21 日3 時58 分まで約6 時間30 分、放水実績約1,137t)
・緊急消防援助隊(東京消防庁及び大阪市消防局)が3号機への放水活動のため、発電
所まで出動したが、2、3号機の発煙により活動中止(21 日。以降の福島第一原発で
の緊急消防援助隊の活動(除染を除く)の調整については、東京消防庁が担当)
・浜松市消防局(1 隊5 人、21 日20 時00 分)、新潟市消防局(1 隊4 人、22 日4 時00
分)、横浜市消防局(9 隊67 人、22 日8 時00 分)がそれぞれ出場→浜松市消防局(2
2 日6 時55 分)、新潟市消防局(22 日8 時38 分)がそれぞれJビレッジに到着。横
浜市消防局(22 日12 時40 分)がJビレッジに到着。
・総務大臣から名古屋市長に対し、福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請
があり、名古屋市長がそれを受諾。それを受けて消防庁長官から、名古屋市消防局の
特殊車両部隊の緊急消防援助隊としての派遣を要請(22 日13 時40 分)。
・総務大臣から京都市長に対し、福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請が
あり、京都市長がそれを受諾。それを受けて消防庁長官から、京都市消防局の特殊車
両部隊の緊急消防援助隊としての派遣を要請(22 日13 時50 分)。
・総務大臣から神戸市長に対し、福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請が
あり、神戸市長がそれを受諾。それを受けて消防庁長官から、神戸市消防局の特殊車
両部隊の緊急消防援助隊としての派遣を要請(22 日14 時00 分)。現在準備中。
・緊急消防援助隊(東京消防庁及び大阪市消防局)が福島第一原子力発電所3号機に対
し4 回目の放水実施(22 日15 時10 分から22 日16 時00 分:放水実績約150t)。
・浜松市消防局及び新潟市消防局が、大型除染システムの東京電力による設営作業を支
援中(22 日11 時00 分)→東京電力による除染設備、除染体制が整ったため業務を終
了。(23 日17 時10 分時点)。
・東京消防庁から第三陣7隊32人が、いわき市立総合体育館に到着(22 日13 時10 分
時点)
・内閣官房の依頼により、消防庁から東京消防庁に協力要請し、消防ポンプ自動車1台
を東京電力に貸与(22 日20 時27 分)
・緊急消防援助隊(横浜市消防局(東京消防庁が支援))が福島第一原子力発電所3号
機に対する5回目の放水のためJビレッジを出発(23 日15 時15 分時点)→福島第一
原子力発電所3号機から黒煙を確認したため作業中止(23 日16 時35 分時点)
・川崎市消防局(12 隊36 人)が24日8時出発。→いわき市立総合体育館に到着(24
日13 時40 分)
・緊急消防援助隊(川崎市消防局(東京消防庁が支援))が福島第一原子力発電所3号
機に対し5回目の放水実施(25 日13 時30 分から16 時00 分:放水実績約450t)。
② 搬送対応
・福島第一原子力発電所(1号機)において爆発が発生、負傷者4人
・福島第二原子力発電所3km圏内の住民を消防により要援護者等の搬送支援を実施
(12 日)
・福島第一原子力発電所から10km 圏内の病院の入院患者(自力避難困難者21人)と
病院関係者の避難を自衛隊とともに実施。(12 日)
・14日11時1分頃、福島第一原子力発電所(3号機)において白煙が発生
双葉地方広域市町村圏組合消防本部の救急隊2隊、救助隊1隊が出動し、負傷者6人

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福島第一原発(東北地方太平洋沖地震)に関する事実関係(2011.03.25.2300)

2011-03-25 23:30:14 | 防災・災害派遣

◆記事は全てNHK情報

 日本史上最悪の原子力事故に対し多くの情報が飛び交っていますが一部には信頼性に欠ける情報も流されています、このため流言飛語を防止する観点から本記事は全てNHKHPからの転載です。

◆出典:NHK

2人はやけどと同様の治療へ
福島第一原子力発電所の3号機で被ばくした作業員について、詳しい検査を行った千葉市の放射線医学総合研究所が、25日夜、記者会見し、くるぶしまで水につかった2人については、皮膚に異常はみられないものの、今後、やけどと同じような治療を行うことになるとする見通しを示しました。
24日に福島第一原発の3号機で被ばくした男性作業員3人は、25日、福島県立医科大学から千葉市にある放射線医学総合研究所に搬送され、詳しい検査を受けました。
研究所は25日夜に記者会見し、2人については、およそ2時間、くるぶしまで水につかった状態で作業をしており、局所的に2000ミリシーベルトから6000ミリシーベルトの強い放射線を受けたと推定されるとしました。
そして、今のところ、2人の皮膚に異常はみられないものの、今後、3週間後までに障害が生じるおそれがあり、やけどと同じような治療を行うことになるとする見通しを示しました。
また、放射性物質による体内の汚染が認められるが、治療が必要なほどではないとする検査結果を明らかにしました。
一方、長靴を履いていた1人については、内部被ばくはなく、放射性物質を含んだ水に触れていないので皮膚に障害が現れるおそれはないとしています。
研究所の明石真言緊急被ばく医療研究センター長は「2人は食欲もあり、日常生活は全く不自由ない。3人とも週明けまでには退院できると思う」と話しました。

3月25日 23:00更新

▲ページトップへ1号機と3号機に真水を注入
深刻な事態が続いている福島第一原子力発電所では、原子炉などを冷やすために入れている海水に含まれる塩分が、今後、冷却機能の復旧に影響するおそれがあるとして、東京電力は、25日午後、1号機と3号機の原子炉に海水に代えて真水の注入を始めました。
原子炉などの冷却機能が失われ、深刻な状況が続く福島第一原子力発電所では、外部からの電源を復旧させる作業と同時に、原子炉や使用済み燃料プールに海水を入れて冷やす作業が続いています。
ところが、原子炉の冷却のために海水を注ぎ続けると、海水に含まれるゴミでポンプや弁などが目詰まりしたり、塩がたまって水の流れが悪くなったりするおそれがあるということです。
東京電力は、海水から真水への切り替えを急ぐため、真水をためたタンクから消防車のポンプを使って、原子炉に入れるための準備を進めた結果、25日午後3時45分ごろに1号機へ、午後6時3分ごろには3号機へ真水の注入が始まりました。
現在、2号機についても真水を入れる準備が進められています。

3月25日 21:17更新

▲ページトップへ原子炉から漏えいの可能性
大震災から25日で2週間、冷却機能が失われ深刻な事態に陥っている福島第一原子力発電所は、事態の収束に向けて出口の見えない状態が続いています。
放射性物質の漏えいが止まらないなか、24日夜、3号機で見つかった高濃度の放射性物質を含む水について、経済産業省の原子力安全・保安院は、原子炉の中の核燃料が壊れ、何らかの形で放射性物質が漏れ出した可能性が高いという見方を示しました。
原子力の安全の基本である放射性物質を外に漏らさないための閉じ込め機能が十分に働かないなか、事態の進展を食い止めるための対応が急がれています。
深刻な事態に陥っている福島第一原発では、失われた冷却機能を回復させるための外部電源の復旧作業が進められています。
このうち、3号機のタービンが入った建物の中で、24日、電源ケーブルを敷く作業をしていた3人の作業員が被ばくし、現場の水からは1cc当たり390万ベクレルと、運転している原子炉の中の水のおよそ1万倍に当たる高い濃度の放射性物質が検出されました。
これについて、経済産業省の原子力安全・保安院は、現場の水に含まれている放射性物質を調べた結果、使用済み燃料プールよりも原子炉の中の核燃料が壊れて漏れ出た可能性が高いとしています。
また、漏れ出た経路については、原子炉の圧力が、ある程度、保たれているため、現時点で、原子炉にひびが入ったり、割れたりしているとは考えていないとしたうえで、配管や弁など、何らかの形で原子炉から放射性物質が漏れ出ている可能性が高いという見方を示しました。
東京電力の武藤栄副社長は、25日午後5時すぎの記者会見で、前の日の現場の放射線量が低かったことから、床に新たにたまった水が線量を上げた可能性があるとしたうえで、「原子炉の温度や圧力が上がったことがあったため、弁やポンプなどのつなぎ目から水が漏れてくる可能性も考えられるが、それ以外もあり、今は分からない」と話しました。
また、原子力安全・保安院は、同じように海水を使った冷却作業が続けられている1、2号機についても、高い放射線の数値が計測されていることから、原子炉自体から放射性物質が漏れ出している可能性があるとしています。
こうした現場の高い放射線量によって、3号機のタービン建屋での作業が中断されているほか、1号機や2号機でも慎重な確認作業が必要になっていて、外部電源の復旧作業が遅れる原因となっています。
大震災から2週間、事態の収束がいつになるか見えない状況が続いています。
原子力の安全の基本である放射性物質を外に漏らさないための閉じ込め機能が十分に働かないなか、事態の進展を食い止めるための対応が急がれています。

3月25日 19:18更新

▲ページトップへ
原発の最新映像 自衛隊が公開
防衛省は、陸上自衛隊のヘリコプターが上空から福島第一原子力発電所を撮影した最新の映像を公開しました。
映像には、大きく損傷した3号機や4号機の建屋の内部の様子も映し出されています。
公開されたのは、陸上自衛隊のヘリコプターが、23日午後0時55分ごろからおよそ1時間にわたって撮影した福島第一原子力発電所の映像を5分前後に編集したもので、1号機から4号機の様子が映し出されています。
このうち、3号機の建屋は、水素爆発によって屋上と建屋上部の南側の壁がほぼ吹き飛び、使用済み核燃料を保管するプールの付近にかぶさったがれきの中から水蒸気が立ち上っています。
また、原子炉格納容器の上にあたるとみられる場所は、折れ曲がった鉄骨で覆われ、その隙間からうっすらと水蒸気が漂っています。
4号機も3号機と同じように屋上の部分が鉄骨を残すだけになっているほか、建屋の上のほうの南側の壁も吹き飛んでいます。
屋上の骨組みの隙間からは水面に何かが反射しているような光も確認できます。
南側から内部を移した映像からは、クレーンとみられる緑色の機器が落下しているような状況も確認できます。
1号機は建屋の屋上がそのまま落下した状態で、上空から内部を確認することはできません。
また、2号機は海側、つまり東側にある窓のような場所から水蒸気が上がっているほか、屋上に空いた穴からも水蒸気が立ち上っています。
自衛隊は、今回の事故が起きてから、航空自衛隊が保有する偵察用の戦闘機や陸上自衛隊のヘリコプターで、原発の状況を継続的に撮影していますが、映像が公開されたのは今回が初めてです。
自衛隊では、引き続きヘリコプターによる上空からの撮影を行い、原発の状況を確認することにしています。

3月25日 18:21更新

▲ページトップへ被ばく 東電に再発防止を指示
福島第一原子力発電所の3号機で、24日、3人の作業員が被ばくしたことについて、経済産業省の原子力安全・保安院は、放射線管理の在り方に問題があったとして、25日、東京電力に対し、早急に再発防止策を講じるよう指示しました。
福島第一原発では、24日、3号機のタービンが入った建物の中で、3人の作業員が、放射性物質が混じった深さ15センチの水につかって173ミリシーベルトから180ミリシーベルトの被ばくをしました。
このうち、2人には、多量の放射線で皮膚が損傷する「ベータ線熱傷」の疑いがあり、もう1人の作業員とともに千葉市にある放射線医学総合研究所で治療を受けています。
3人が被ばくした場所の水からは1cc当たり390万ベクレルと、運転している原子炉の中の水のおよそ1万倍の濃度に当たる放射性物質が検出されました。
これについて、原子力安全・保安院は、事前に作業場所の放射線の測定を適切に行っていなかったうえ、作業員にも十分な装備をさせておらず、放射線の量を計測する線量計の警報が鳴っていながら作業を継続するなど、放射線管理の在り方に問題があったと指摘しました。
そのうえで、保安院は東京電力に対し、発電所内での作業にあたっては放射線の測定を適切に行ったうえで、作業員にも十分な装備をさせるなどの再発防止策を講じるよう指示しました。
これについて、夕方、記者会見した東京電力の武藤栄副社長は「発電所の中では大きな変化が起きており、状況が把握できず、反省している。発電所を安定した状況にすることがわれわれの重要な課題であり、努力を続けたい」と話しています。

3月25日 18:50更新

▲ページトップへ自衛隊と米軍 真水供給の態勢
福島第一原子力発電所の冷却作業では、現在、緊急の措置として海水が使われていますが、このまま海水を使い続けると塩分で原子炉が腐食する可能性が指摘されています。
このため、自衛隊とアメリカ軍は、原発近くの岸壁に大量の水を積載できるアメリカ軍の大型船を停泊させ、原発のタンクとの間をホースで結んで真水を供給する態勢を取ることを決めました。
福島第一原子力発電所では、原子炉や使用済み核燃料保管プールの冷却機能が失われているため、現在、緊急の措置として海水を使って冷却作業が行われていますが、このまま海水を使い続けると塩分で将来的に原子炉が腐食する可能性が指摘されています。
このため、自衛隊とアメリカ軍で検討を進めた結果、原発近くの岸壁に1000トン余りの水を積載できる「バージ船」と呼ばれるアメリカ軍の大型船を停泊させ、原発敷地内にある冷却水をためるタンクとの間をホースで結んで真水を供給する態勢を取ることを決めました。
計画では、海上から陸地へ真水を送り込むにあたっては、アメリカ軍が調達した強力なポンプが使われることになっています。
また、「バージ船」への水の補給は沖合30キロ以上のところで海上自衛隊の補給艦が行うということです。
「バージ船」は、25日、海上自衛隊の艦艇にえい航されてアメリカ海軍横須賀基地を出発し、すでに福島県の沖合へ向け航行しており、自衛隊とアメリカ軍は、福島県の小名浜港の沖合で最終的な準備をしたあと、早ければ来週にも真水を供給できる態勢を整えたいとしています。
ただ、この作業を巡っては、現場で東京電力の作業員が極めて厳しい環境のもと、復旧作業に追われているなかで、原発側の受け入れ態勢をどう整えていくのかという課題も残されており、自衛隊とアメリカ軍は、関係機関と調整しながら、作業の進め方を検討することにしています。

3月25日 18:08更新

▲ページトップへ1万倍濃度の水の排水を実施
24日、作業員3人が被ばくした福島第一原子力発電所の3号機で、被ばくの原因となった水から運転中の原子炉の水のおよそ1万倍の濃度の放射性物質が検出されました。
東京電力では、作業の妨げとなるこの水を取り除く作業を行うとともに、作業員に対して放射線の量を測定する線量計の警報が鳴ったら直ちに作業を中断することなどを周知しました。
福島第一原発では、24日、3号機のタービンが入った建屋の中で、作業員3人が深さ15センチの水につかって作業をしたところ、173ミリシーベルトから180ミリシーベルトの被ばくをしました。
このうち2人は、多量の放射線で皮膚が損傷する「ベータ線熱傷」の疑いがあり、25日、入院先の福島県の病院から千葉市にある放射線医学総合研究所へ搬送され、専門的な治療を受けることになっています。
作業員が被ばくした水については、東京電力の分析で1cc当たり390万ベクレルと、運転中の原子炉の中の水のおよそ1万倍の濃度に当たる放射性物質が検出されています。
検出されたのは、いずれも原子炉内で核分裂した際に発生する放射性物質で、東京電力では、高濃度の放射性物質を含む水が3号機の復旧作業の妨げになることから、排水作業を行っています。
一方、作業員3人が被ばくしたことを受けて、経済産業省の原子力安全・保安院は東京電力に対して、再発防止のため、直ちに放射線管理の在り方を見直し、改善するよう指示しました。
このため、東京電力は、25日朝、すべての作業員に対して、▽放射線の量を測定する線量計の警報が鳴ったり、ぬれたりしたら直ちに作業を中断することや、▽もし、作業中、事前の想定と異なることがあった場合は、すぐに東京電力に連絡してもらい、指示を仰ぐことなどを、周知徹底したということです。

3月25日 12:21更新

▲ページトップへ原因の水から高濃度の放射性物質
24日、福島第一原子力発電所の3号機で作業員3人が被ばくしましたが、被ばくの原因となった水から、運転中の原子炉の水のおよそ1万倍の濃度の放射性物質が検出されたことが分かり、東京電力では、核燃料が損傷したために、放射性物質が流れ出たとみて詳しく調べることにしています。
福島第一原発では、24日、3号機のタービンが入った建屋の中で、作業員3人が、深さ15センチの水につかって作業をしたところ、173ミリシーベルトから180ミリシーベルトの被ばくをしました。
このため東京電力が、作業員の足がつかった水を調べたところ、1CC当たり、390万ベクレルと、運転中の原子炉の中の水と比べておよそ1万倍の濃度にあたる放射性物質が検出されたということです。
検出されたのは、1CC当たりの濃度で、▽セリウム144が220万ベクレル、▽ヨウ素131が120万ベクレルなど、いずれも原子炉内で核分裂した際に発生する放射性物質でした。
東京電力では、3号機の原子炉や使用済み燃料プールの中の核燃料が損傷して、放射性物質を含んだ水が流れ出たとみて、さらに詳しく調べることにしています。

3月25日 7:15更新

▲ページトップへ冷却作業 真水へ切り替え急ぐ
深刻な状態が続いている福島第一原子力発電所では現在、海水を入れて原子炉などを冷やそうとしていますが、このままでは、原子炉内に塩がたまって水の流れが悪くなるおそれがあることなどから東京電力は、海水から真水への切り替えを急いでいます。
原子炉などの冷却機能が失われ、深刻な状況が続く福島第一原子力発電所では、外部からの電源を復旧させる作業と同時に、原子炉や使用済み燃料プールに海水を入れて冷やす作業が続いています。
ところが、原子力安全・保安院によりますと、このまま原子炉に海水を入れ続けた場合、海水に含まれるゴミでポンプや弁などが目詰まりしたり、配管がさびたりするおそれがあるということです。
また、原子炉内で海水が蒸発して炉内に塩がたまると、今後、燃料棒を冷やす水の流れが妨げられ、十分冷やすことができなくなる危険性もあるということです。
このため、東京電力は、できるだけ早く原子炉などに供給する水を海水から真水に切り替える必要があるとして、外部電源でポンプを動かし真水を送り込む方法のほかに、新たに、外部電源に頼らず、真水の入ったタンクと消防車のポンプをつなぎ、原子炉などに送り込む方法の検討を始めました。
東京電力では、25日の午前中にも、まず3号機の真水への切り替え方法を決めたうえで、ほかの原発でも真水への切り替えを急ぐことにしています。

3月25日 4:30更新

▲ページトップへ福島第一原発 見えぬ収束への道筋
東京電力福島第一原子力発電所で原子炉を安全に冷やす機能が失われてから、25日で2週間になりますが、事態の収束に向けた道筋は一向に見えていません。
24日、作業員2人が足に多量の放射線を浴びて病院に運ばれるなど、冷却機能の復旧に向けた作業は、高い放射線量とのたたかいとなっていて、安全を確保しながら、作業を進める難しさに直面しています。
福島第一原発では、24日、3号機のタービンが入った建屋の中で、作業員3人が深さ15センチの水につかって作業をしたところ、173ミリシーベルトから180ミリシーベルトの被ばくをしました。
さらに、このうちの2人が、多量の放射線で皮膚が損傷する「ベータ線熱傷」の疑いで、福島県立医科大学に運ばれました。
東京電力によりますと、前の日の調査で現場には問題になるような水たまりはなく、高い放射線量も計測されなかったため、本来、こうした被ばくのおそれがある現場では必要な放射線を管理する職員が24日は同行していなかったということです。
これについて東京電力は「事態が長期化する中で放射線管理の職員の被ばく量を抑えたいという考えもあった」としています。
また、今回の被ばくが分かったあとに作業していた場所の放射線量を計ったところ、1時間当たり200ミリシーベルト、作業員がつかっていた水の表面の放射線量も、1時間当たり400ミリシーベルトと非常に高い値が検出されました。
大震災から2週間、深刻な事態が続いている福島第一原発では、燃料の損傷によって発生したとみられる水素爆発が起きたり、建屋から煙が上がったりするたびに、作業を中断せざるをえないほか、発電所内の至る所で、高い放射線量が計測され、立ち入れない場所も出てきています。
事態の収束に向けた道筋が見えないなか、東京電力は、外部からの電源を供給して、失った冷却機能を復旧しようと、作業を進めていますが、高い放射線量とのたたかいとなっていて、安全を確保しながら、作業を進める難しさに直面しています。

3月25日 4:30更新

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福島第一原発(東北地方太平洋沖地震)に関する事実関係(2011.03.25.1210)

2011-03-25 14:17:19 | 防災・災害派遣

◆記事は全てNHK情報

 日本史上最悪の原子力事故に対し多くの情報が飛び交っていますが一部には信頼性に欠ける情報も流されています、このため流言飛語を防止する観点から本記事は全てNHKHPからの転載です。

◆出典:NHK

“3号機原子炉 損傷の可能性”
福島第一原子力発電所の3号機の建物から高い濃度の放射性物質が検出されたことについて、経済産業省の原子力安全・保安院は、「3号機では原子炉のどこかが損傷している可能性が十分にある」と述べて、『放射性物質を閉じ込める機能』が低下し、原子炉から放射性物質が外に漏れ出しているという見方を示しました。
原子力安全・保安院は、25日午前10時半ごろから記者会見し、24日、作業員3人が被ばくした3号機のタービンがある建物で、運転中の原子炉の水のおよそ1万倍の濃度の放射性物質が検出されたことについて、「3号機では一定の閉じ込め機能はあるようだが、原子炉のどこかが損傷している可能性が十分にある」と述べて、『放射性物質を閉じ込める機能』が低下し、原子炉から放射性物質が外に漏れ出しているという見方を示しました。
一方、東京電力福島事務所によりますと、福島第一原発の1号機では、原子炉の表面で計った温度が、一時、設計段階で想定されていた最高温度の302度を超えておよそ400度に達していましたが、25日午前6時では204.5度まで下がったほか、原子炉が入っている格納容器の圧力も、24日午前5時でおよそ3.85気圧だったのが、25日午前6時でおよそ3.10気圧になっています。
東京電力は、25日朝から外部電源を復旧させる作業を再開していて、1号機から4号機を中心に、本格的に電気を流す前にポンプなどの機械や装置が故障していないかを確認する作業を進めています。
このうち、2号機では、25日中に中央制御室の照明が点灯する見通しです。
また、3号機では、原子炉にポンプを使って真水を入れる作業を行うほか、川崎市の消防の協力を得て使用済み燃料プールに水を放水する予定です。
さらに、4号機では「残留熱除去系」と呼ばれる、水を循環して熱を取り除く装置を動かし、使用済み燃料プールの冷却を始めたいとしています。

3月25日 12:10更新

▲ページトップへ1万倍濃度の水の排水を実施
24日、作業員3人が被ばくした福島第一原子力発電所の3号機で、被ばくの原因となった水から運転中の原子炉の水のおよそ1万倍の濃度の放射性物質が検出されました。
東京電力では、作業の妨げとなるこの水を取り除く作業を行うとともに、作業員に対して放射線の量を測定する線量計の警報が鳴ったら直ちに作業を中断することなどを周知しました。
福島第一原発では、24日、3号機のタービンが入った建屋の中で、作業員3人が深さ15センチの水につかって作業をしたところ、173ミリシーベルトから180ミリシーベルトの被ばくをしました。
このうち2人は、多量の放射線で皮膚が損傷する「ベータ線熱傷」の疑いがあり、25日、入院先の福島県の病院から千葉市にある放射線医学総合研究所へ搬送され、専門的な治療を受けることになっています。
作業員が被ばくした水については、東京電力の分析で1cc当たり390万ベクレルと、運転中の原子炉の中の水のおよそ1万倍の濃度に当たる放射性物質が検出されています。
検出されたのは、いずれも原子炉内で核分裂した際に発生する放射性物質で、東京電力では、高濃度の放射性物質を含む水が3号機の復旧作業の妨げになることから、排水作業を行っています。
一方、作業員3人が被ばくしたことを受けて、経済産業省の原子力安全・保安院は東京電力に対して、再発防止のため、直ちに放射線管理の在り方を見直し、改善するよう指示しました。
このため、東京電力は、25日朝、すべての作業員に対して、▽放射線の量を測定する線量計の警報が鳴ったり、ぬれたりしたら直ちに作業を中断することや、▽もし、作業中、事前の想定と異なることがあった場合は、すぐに東京電力に連絡してもらい、指示を仰ぐことなどを、周知徹底したということです。

3月25日 12:21更新

▲ページトップへ原因の水から高濃度の放射性物質
24日、福島第一原子力発電所の3号機で作業員3人が被ばくしましたが、被ばくの原因となった水から、運転中の原子炉の水のおよそ1万倍の濃度の放射性物質が検出されたことが分かり、東京電力では、核燃料が損傷したために、放射性物質が流れ出たとみて詳しく調べることにしています。
福島第一原発では、24日、3号機のタービンが入った建屋の中で、作業員3人が、深さ15センチの水につかって作業をしたところ、173ミリシーベルトから180ミリシーベルトの被ばくをしました。
このため東京電力が、作業員の足がつかった水を調べたところ、1CC当たり、390万ベクレルと、運転中の原子炉の中の水と比べておよそ1万倍の濃度にあたる放射性物質が検出されたということです。
検出されたのは、1CC当たりの濃度で、▽セリウム144が220万ベクレル、▽ヨウ素131が120万ベクレルなど、いずれも原子炉内で核分裂した際に発生する放射性物質でした。
東京電力では、3号機の原子炉や使用済み燃料プールの中の核燃料が損傷して、放射性物質を含んだ水が流れ出たとみて、さらに詳しく調べることにしています。

3月25日 7:15更新

▲ページトップへ冷却作業 真水へ切り替え急ぐ
深刻な状態が続いている福島第一原子力発電所では現在、海水を入れて原子炉などを冷やそうとしていますが、このままでは、原子炉内に塩がたまって水の流れが悪くなるおそれがあることなどから東京電力は、海水から真水への切り替えを急いでいます。
原子炉などの冷却機能が失われ、深刻な状況が続く福島第一原子力発電所では、外部からの電源を復旧させる作業と同時に、原子炉や使用済み燃料プールに海水を入れて冷やす作業が続いています。
ところが、原子力安全・保安院によりますと、このまま原子炉に海水を入れ続けた場合、海水に含まれるゴミでポンプや弁などが目詰まりしたり、配管がさびたりするおそれがあるということです。
また、原子炉内で海水が蒸発して炉内に塩がたまると、今後、燃料棒を冷やす水の流れが妨げられ、十分冷やすことができなくなる危険性もあるということです。
このため、東京電力は、できるだけ早く原子炉などに供給する水を海水から真水に切り替える必要があるとして、外部電源でポンプを動かし真水を送り込む方法のほかに、新たに、外部電源に頼らず、真水の入ったタンクと消防車のポンプをつなぎ、原子炉などに送り込む方法の検討を始めました。
東京電力では、25日の午前中にも、まず3号機の真水への切り替え方法を決めたうえで、ほかの原発でも真水への切り替えを急ぐことにしています。

3月25日 4:30更新

▲ページトップへ福島第一原発 見えぬ収束への道筋
東京電力福島第一原子力発電所で原子炉を安全に冷やす機能が失われてから、25日で2週間になりますが、事態の収束に向けた道筋は一向に見えていません。
24日、作業員2人が足に多量の放射線を浴びて病院に運ばれるなど、冷却機能の復旧に向けた作業は、高い放射線量とのたたかいとなっていて、安全を確保しながら、作業を進める難しさに直面しています。
福島第一原発では、24日、3号機のタービンが入った建屋の中で、作業員3人が深さ15センチの水につかって作業をしたところ、173ミリシーベルトから180ミリシーベルトの被ばくをしました。
さらに、このうちの2人が、多量の放射線で皮膚が損傷する「ベータ線熱傷」の疑いで、福島県立医科大学に運ばれました。
東京電力によりますと、前の日の調査で現場には問題になるような水たまりはなく、高い放射線量も計測されなかったため、本来、こうした被ばくのおそれがある現場では必要な放射線を管理する職員が24日は同行していなかったということです。
これについて東京電力は「事態が長期化する中で放射線管理の職員の被ばく量を抑えたいという考えもあった」としています。
また、今回の被ばくが分かったあとに作業していた場所の放射線量を計ったところ、1時間当たり200ミリシーベルト、作業員がつかっていた水の表面の放射線量も、1時間当たり400ミリシーベルトと非常に高い値が検出されました。
大震災から2週間、深刻な事態が続いている福島第一原発では、燃料の損傷によって発生したとみられる水素爆発が起きたり、建屋から煙が上がったりするたびに、作業を中断せざるをえないほか、発電所内の至る所で、高い放射線量が計測され、立ち入れない場所も出てきています。
事態の収束に向けた道筋が見えないなか、東京電力は、外部からの電源を供給して、失った冷却機能を復旧しようと、作業を進めていますが、高い放射線量とのたたかいとなっていて、安全を確保しながら、作業を進める難しさに直面しています。

3月25日 4:30更新

▲ページトップへ

tp://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/

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東日本大震災 防衛省が発表している10万の自衛隊派遣部隊

2011-03-25 03:20:21 | 防災・災害派遣

◆発表されていない部隊派遣も

 先日コメント欄でも御指摘いただきましたが、防衛省発表に部隊名が挙がっていない部隊が派遣されているという情報、確認を採ってみると少なからずあるようです。

Img_9564  報道映像なんかを見ていても、車両や腕章等をみてみますと、この部隊も派遣されていたのか、と確認してみたところ、防衛省発表の部隊には含まれていない事があり、ううむ、全ての派遣部隊を防衛省発表の災害派遣情報に列挙していない事になるのか、と。可能ならば裏を採る事も必要なのですが、この状況で直接確認することはかえって邪魔になるでしょうし、記載漏れはご了承ください、としか。

Img_5084  それにしても、本日の時点でも派遣部隊規模は10万以上で推移していまして、派遣部隊を支える後方支援部隊を含めれば実質18万が今回の災害派遣任務に関与している、ともいわれています。今後の事を考えれば、陸上自衛官定数だけでも18万名規模に戻すよう、それこそ財務省が如何に反論しようとも政治主導という言葉が単なる自己陶酔の句でなかったことを政府には見せてほしいところ。

Img_5039  他方で、この規模の災害派遣を継続する、というのは当然不可能で、防衛省は予備自衛官の動員状況と、その計画をもう少し明確にするべきかな、と。こちらもコメント欄でお寄せいただいている内容なのですが、予備自衛官は年間5日の非常勤、そこに動員を掛ける訳ですから、今後の雇用労使関係等にも影響が及ばないような地位確約の緊急立法措置も必要になるでしょうし、政府は無理を強いている以上、やるべきことを行うべき、と考える次第。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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東北地方太平洋沖地震に対する防衛省自衛隊の対応(3月24日1200)

2011-03-25 02:55:36 | 防災・災害派遣

◆防衛省発表

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震自衛隊の活動状況(12時00分現在)
平成23年3月24日
防衛省

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
※下線部は前回からの変更箇所

派遣規模人員約106,100名(陸:約69,000名、海:約15,300名、空:約21,300名、原子力災害派遣部隊:約500名)

・回転翼214機、固定翼319機
・艦船50隻
が活動中

※3月14日(月)東北方総監を長とする統合任務部隊を編成
・3月18日(金)東北地方太平洋沖地震による被災地域において、自衛隊の部隊が実施する救援活動等に係る予備費の使用を決定(約54億円)<18日閣議決定>

自衛隊による救助状況・自衛隊による救助者数 約19,300名

災害派遣要請元11日14時52分 岩手県知事
11日15時02分 宮城県知事
11日16時20分 茨城県知事
11日16時47分 福島県知事
11日16時54分 青森県知事
11日18時50分 北海道知事
12日01時00分 千葉県知事

連絡員の派遣北海道(根室振興局、日高振興局、釧路総合振興局、胆振総合振興局、えりも町)、宮城県(県庁、東松島市)、岩手県(県庁、山田町役場)、秋田県庁、青森県(県庁、八戸市役所)、福島県(県庁、田村市役所)、山形県庁、茨城県庁

自衛隊の実施事項(調整中含む)○大規模地震災害派遣による活動
①関係命令
11日14時50分 防衛省災害対策本部設置(本部長:防衛大臣)
11日18時00分 大規模震災災害派遣命令
16日11時58分 予備自衛官及び即応予備自衛官の災害等召集命令
17日22時00分 大規模震災災害派遣命令の一部変更命令

②活動内容
航空機による情報収集
被害者の救助
人員、物資等輸送
給食・給水支援
ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への提供
自衛隊施設(防衛大学校)による避難民受け入れ

○原子力災害派遣による活動
①関係命令
11日19時30分 原子力災害派遣命令(12日09:20原子力災害派遣命令発出のため廃止)
12日09時20分 原子力災害派遣命令(17日03:00原子力災害派遣命令発出のため廃止)
17日03時00分 原子力災害派遣命令(19日01時00分原子力災害派遣命令発出のため廃止)
19日01時00分 原子力災害派遣命令

②活動内容
避難支援、冷却水、給水支援、物資等輸送、原子炉冷却のための放水

○現地調査団等の輸送支援
政府調査団(第1陣:宮城県)の現地派遣
経済産業副大臣及び原子力安全・保安院職員等の現地派遣
総理大臣の現地視察(福島第1原発及び宮城県被災地上空等)
政府調査団(第2陣:岩手県及び福島県)の現地派遣
DMAT(災害派遣医療チーム)の輸送支援
防衛大臣現地視察(統合任務部隊編成)
防災担当大臣現地視察

自衛隊の活動○派遣部隊
陸 自  東北方面隊
第6師団(第20普通科連隊(神町)、第22普通科連隊(多賀城)、第44普通科連隊(福島)、第6特科連隊(郡山)、第6後方支援連隊(神町)、第6戦車大隊(大和)、第6高射特科大隊(郡山)、第6施設大隊(神町)、第6通信大隊(神町)、第6偵察隊(大和)、第6飛行隊(神町)、第6特殊武器防護隊(神町)、第6師団司令部付隊(神町))
第9師団(第5普通科連隊(青森)、第21普通科連隊(秋田)、第39普通科連隊(弘前)、第9特科連隊(岩手)、第9後方支援連隊(青森)、第9戦車大隊(岩手)、第9高射特科連隊(岩手)、第9施設大隊(八戸)、第9通信大隊(青森)、第9対戦車隊(八戸)、第9偵察隊(弘前)、第9飛行隊(八戸)、第9化学防護隊(青森)、第9師団司令部付隊(青森))
第4地対艦ミサイル連隊(八戸)、第2施設団(船岡)、東北方面特科隊(仙台)、第5高射特科群(八戸)、東北方面通信群(仙台)、東北方面航空隊(霞目)、東北方面後方支援隊(仙台)、東北方面衛生隊(仙台)、東北方面総監部付隊(仙台)

北部方面隊
第2師団(第3普通科連隊(名寄)、第25普通科連隊(遠軽)、第26普通科連隊(留萌)、第2特科連隊(旭川)、第2後方支援連隊(旭川)、第2施設大隊(旭川)、第2通信大隊(旭川)、第2偵察隊(旭川)、第2飛行隊(旭川)、第2化学防護隊(旭川)、第2師団司令部付隊(旭川))
第5旅団(第4普通科連隊(帯広)、第6普通科連隊(美幌)、第5戦車隊(鹿追)第5特科隊(帯広)、第5後方支援連隊(帯広)、第5偵察隊(帯広)、第5飛行隊(鹿追)、第5高射特科中隊(帯広)、第5施設中隊(帯広)、第5通信中隊(帯広)、第5音楽隊(帯広)、第5旅団司令部付隊(帯広))
第7師団司令部(第11普通科連隊(東千歳)、第72戦車連隊(帯広)、第7後方支援連隊(東千歳)、第7施設大隊(東千歳)、第7通信大隊(東千歳)、第7飛行隊(丘珠)、第7師団司令部付隊(東千歳))
第11旅団(第18普通科連隊(真駒内)、第28普通科連隊(函館)、第11戦車隊(真駒内)、第11後方支援隊(真駒内)、第11旅団司令部付隊(真駒内))
第1特科団(北千歳)、北部方面施設隊(南恵庭)、北部方面航空隊(丘珠)、北部方面後方支援隊(島松)、北部方面通信群(札幌)、北部方面会計隊(札幌)、北海道補給処(島松)

東部方面隊
第1師団(第1普通科連隊(練馬)、第31普通科連隊(武山)、第34普通科連隊(板妻)、第1特科隊(北富士)、第1後方支援連隊(練馬)、第1戦車大隊(駒門)、第1高射特科大隊(駒門)、第1施設大隊(朝霞)、第1通信大隊(練馬)、第1化学防護隊(練馬)、第1師団司令部付隊(練馬))
第12旅団(第2普通科連隊(高田)、第13普通科連隊(松本)、第30普通科連隊(新発田)、第12特科隊(宇都宮)、第12後方支援隊(新町)、第12ヘリコプター隊(相馬原)、第12偵察隊(相馬原)、第12対戦車中隊(新町)、第12高射特科中隊(相馬原)、第12施設中隊(新町)、第12通信中隊(相馬原)、第12科学防護隊(相馬原)、第12旅団司令部付隊(相馬原))
第1施設団(古河)、東部方面後方支援隊(朝霞)、東部方面航空隊(立川)、第2高射特科群(松戸)、東部方面通信群(朝霞)、東部方面会計隊(朝霞)、第1教育団(朝霞)、相馬原駐屯地業務隊(相馬原)、霞ヶ浦駐屯地業務隊(霞ヶ浦)、木更津駐屯地業務隊(木更津)、宇都宮駐屯地業務隊(宇都宮)、北宇都宮駐屯地業務隊(北宇都宮)

中部方面隊
第3師団(第7普通科連隊(福知山)、第36普通科連隊(伊丹)、第37普通科連隊(信太山)、第3特科隊(姫路)、第3後方支援連隊(千僧)、第3戦車大隊(今津)、第3高射特科大隊(姫路)、第3通信大隊(千僧)、第3飛行隊(八尾)、第3偵察隊(千僧)、第10師団(第14普通科連隊、第33普通科連隊(久居)、第35普通科連隊(守山)、第10特科連隊(豊川)、第10後方支援連隊(春日井)、第10戦車大隊(今津)、第10高射特科大隊(豊川)、第10施設大隊(春日井)、第10通信大隊(守山)、第49普通科連隊(豊川)、第10偵察隊(春日井)、第10化学防護隊(守山)、第10師団司令部付隊(守山))
第13旅団(第8普通科連隊(米子)、第17普通科連隊(山口)、第46普通科連隊(海田市)、第13特科隊(日本原)、第13後方支援隊(海田市)、第13偵察隊(出雲)、第13飛行隊(防府)、第13戦車中隊(日本原)、第13高射特科中隊(日本原)、第13施設中隊(海田市)、第13通信中隊(海田市)、第13師団司令部付隊(海田市))
第14旅団(第15普通科連隊(善通寺)、第50普通科連隊(高知)、第14特科隊(松山)、第14後方支援隊(善通寺)、第14偵察隊(善通寺)、第14飛行隊(北徳島)、第14戦車中隊(日本原)、第14施設中隊(高知)、第14通信中隊(善通寺)、第14旅団司令部付隊(善通寺))第4施設団(大久保)、中部方面後方支援隊(桂)、中部方面通信群(伊丹)、中部方面航空隊(八尾)、中部方面衛生隊(伊丹)、中部方面会計隊(伊丹)、守山駐屯地業務隊(守山)、大久保駐屯地業務隊(大久保)、善通寺駐屯地業務隊(善通寺)、出雲駐屯地業務隊(出雲)、自衛隊阪神病院(川西)

西部方面隊
第4師団(第16普通科連隊(大村)、第40普通科連隊(小倉)、第41普通科連隊(別府)、第4特科連隊(久留米)、第4施設大隊(大村)、第4通信大隊(福岡)、第4偵察隊(福岡)、第4飛行隊(目達原)、第4後方支援連隊(福岡)、第4師団司令部付隊(福岡))
第8師団(第12普通科連隊(国分)、第42普通科連隊(北熊本)、第43普通科連隊(都城)、第8特科連隊(北熊本)、第8後方支援連隊(北熊本)、第8戦車大隊(玖珠)、第8施設大隊(川内)、第8高射特科大隊(北熊本)、第8通信大隊(北熊本)、第8偵察隊(北熊本)、第8化学防護隊(北熊本)、第8師団司令部付隊(北熊本))
第15旅団(第15後方支援隊(那覇)、第51普通科連隊(那覇)、第15通信隊(那覇)第5施設団(小郡)、西部方面特科隊(湯布院)、第2高射特科団(飯塚)、西部方面後方支援隊(目達原)、西部方面通信群(健軍)、西部方面航空隊(目達原)、西部方面衛生隊(健軍)、西部方面会計隊(健軍)、自衛隊福岡病院(春日)、自衛隊熊本病院(熊本)

中央即応集団
第1空挺団(習志野)、第1ヘリコプター団(木更津)、中央即応連隊(宇都宮)、中央器特殊防護隊(大宮)、対特殊武器衛生隊(朝霞)、中央即応集団司令部付隊(朝霞)、国際活動教育隊(駒門)
通信団(市ヶ谷)、警務隊(市ヶ谷)、高射学校(下志津)、施設学校(勝田)、需品学校(松戸)、化学学校(大宮)、自衛隊中央病院(三宿)、武器学校(土浦)


海 自 指揮官:横須賀地方総監
航空集団(厚木)、教育航空集団(下総)、横須賀地方総監部(横須賀)、掃海隊群(横須賀)、第1護衛隊群(横須賀)、第2護衛隊群(佐世保)、第3護衛隊群(舞鶴)、第2潜水隊群(横須賀)、第1航空群(鹿屋)、第2航空群(八戸)、第4航空群(厚木)、第5航空群(那覇)、第21航空群(館山)、第22航空群(大村)、第31航空群(岩国)、下総教育航空群(下総)、第1護衛隊(横須賀)、第2護衛隊(佐世保)、第3護衛隊(舞鶴)、第4護衛隊(大湊)、第5護衛隊(横須賀)、第6護衛隊(佐世保)、第11護衛隊(横須賀)、第12護衛隊(呉)、第15護衛隊(大湊)、第1掃海隊(呉)、第2掃海隊(佐世保)、第51掃海隊(横須賀)、第101掃海隊(呉)、第41掃海隊(横須賀)、第42掃海隊(呉)、第43掃海隊(佐世保)、第44掃海隊(舞鶴)、第45掃海隊(大湊)、第46掃海隊(佐世保)、第203教育航空隊(下総)、第211教育航空隊(鹿屋)、第2潜水隊(横須賀)、第1海上訓練支援隊(呉)、横須賀警備隊(横須賀)、第2ミサイル艇隊(舞鶴)、横須賀衛生隊(横須賀)護衛艦「はるさめ」、護衛艦「たかなみ」、護衛艦「おおなみ」、護衛艦「さわゆき」、護衛艦「やまゆき」、護衛艦「しらね」、護衛艦「くらま」、護衛艦「ゆうぎり」、護衛艦「あまぎり」、護衛艦「せとぎり」、護衛艦「さわぎり」、護衛艦「きりしま」、護衛艦「ちょうかい」、護衛艦「あしがら」、護衛艦「ひゅうが」、護衛艦「あぶくま」、護衛艦「おおよど」、護衛艦「ちくま」、護衛艦「とね」、掃海艦「やえやま」、掃海艦「はちじょう」、掃海母艦「ぶんご」、輸送艦「くにさき」、輸送艦「ゆら」、輸送艦「のと」、訓練支援艦「くろべ」、訓練支援艦「てんりゅう」、多用途支援艦「ひうち」、多用途支援艦「すおう」、多用途支援艦「あまくさ」、海洋観測艦「すま」、海洋観測艦「わかさ」、海洋観測艦「にちなん」、潜水艦救難母艦「ちよだ」、試験艦「あすか」、補給艦「ときわ」、補給艦「はまな」、補給艦「おうみ」、補給艦「とわだ」、掃海艇「ひらしま」、掃海艇「たかしま」、掃海艇「つきしま」、掃海艇「まえじま」、掃海艇「くめじま」、掃海艇「まきしま」、掃海艇「ながしま」、掃海艇「ゆげしま」、掃海艇「つのしま」、掃海艇「なおしま」、掃海艇「とよしま」、掃海艇「あいしま」、掃海艇「あおしま」、掃海艇「みやじま」、掃海艇「ししじま」、掃海艇「とびしま」、掃海管制艇「さくしま」、特務艇「はしだて」、試験艦「くりはま」
空 自 第2航空団(千歳)、第3航空団(三沢)、北部航空警戒管制団(三沢)、第6高射群(三沢)、北部航空施設隊(三沢)、第4航空団(松島)、第6航空団(小松)、第7航空団(百里)、中部航空警戒管制団(入間)、第1高射群(入間)、第4高射群(岐阜)、中部航空施設隊(入間)、西部航空方面隊司令部支援飛行隊(春日)、第5航空団(新田原)、第8航空団(築城)、西部航空警戒管制団(春日)、第2高射群(春日)、西部航空施設隊(芦屋)、南西航空混成団司令部(那覇)、第83航空隊(那覇)、南西航空警戒管制隊(那覇)、第5高射群(那覇)、南西航空施設隊(那覇)、第1輸送航空隊(小牧)、第2輸送航空隊(入間)、第3輸送航空隊(美保)、三沢ヘリコプター空輸隊(三沢)、入間ヘリコプター空輸隊(入間)、千歳救難隊(千歳)、秋田救難隊(秋田)、新潟救難隊(新潟)、百里救難隊(百里)、浜松救難隊(浜松)、航空総隊司令部飛行隊(入間)、偵察航空隊(百里)、警戒航空隊(浜松)、警戒航空隊(三沢)、高射教導隊(浜松)、航空システム通信隊(市ヶ谷)、第1航空団(浜松)、第1術科学校、第2術科学校、北部航空音楽隊(三沢)、第4補給処東北支処長(東北町)、防空指揮群(府中)、プログラム管理隊(入間)、中部航空音楽隊(浜松)、教材整備隊(浜松)、第11飛行教育団(静浜)、幹部候補生学校(奈良)、第4術科学校(熊谷)、電子開発実験群(入間)、航空中央業務隊(市ヶ谷)、第1補給処(木更津)、第1補給処東京支処長(十条)、第2補給処(岐阜)、第3補給処(入間)、第4補給処(入間)、西部航空音楽隊(春日)、第12飛行教育団(防府北)、航空教育隊(防府南)、第3術科学校(芦屋)、西部航空施設隊(芦屋)、南西航空音楽隊(那覇)、作戦情報隊(府中)、航空保安管制群(入間)、航空気象群(府中)、飛行点検隊(入間)、航空開発実験団司令部(入間)、航空安全管理隊(立川)、航空警務隊(市ヶ谷)、航空機動衛生隊(小牧)、補給本部(十条)、基地防空教導隊(千歳)、第3高射群(千歳)、航空教育隊第2教育群(熊谷)、航空中央音楽隊(立川)、第1補給処立川支所(立川)、飛行開発実験団(岐阜)、第4補給処高蔵寺支処(高蔵寺)、飛行教導隊(新田原)、飛行教育航空隊(新田原)、第13飛行教育団(芦屋)、第5術科学校(小牧)、航空医学実験隊(入間)、幹部学校(目黒)、航空支援集団(府中)、航空救難団(入間)、航空教育集団(浜松)、岐阜病院(岐阜)

陸 自
(11日) 18時25分 東北方面特科隊(仙台)27名人員をもって保育所への救出のため出発し、救援活動を実施
18時45分 第2施設団、名取市(宮城県南部)家屋に取り残された10数名救助のため、初動小隊30名派遣
22時17分 仙台病院に患者20名を収容
23時48分 東北方面特科隊が仙台市内の避難所にストーブ約260台を搬送。
(12日) 05時15分 第1空挺団(習志野)の人員約40名、車両6両(水トレーラー4両含む)により、給水支援及び輸送支援を実施
20時00分頃、21時00分頃 第6師団が被災民に対する約5万食のパンの輸送を実施
(13日) 00時20分 第6後方支援連隊(東根)がDMAT64名を東北大学病院まで輸送。
06時46分 第9特科連隊第2中隊が野田村でがれきの除去を実施
07時51分 第20普通科連隊がヘリで志津川小学校から要救助者6名を救出
08時00分 第6師団が気仙沼等で捜索活動を実施
08時57分 第130大隊が26名を救出
18時30分 第6師団が石巻で125人を救助するとともに糧食及び毛布を配布
22時20分 第9特科連隊(滝沢村)が岩手県下閉伊郡山田町で消火活動を実施
(14日) 09時45分 第9師団第4地対艦ミサイル連隊が炊き出し800食作成完了
13時00分 札幌病院2コ医療チーム巡回診療のため宮古市避難所へ前進中
13時15分 英国レスキューチーム46名を三沢から大船渡に搬送
13時25分 第6師団が石巻で36名救助
15時43分 石巻駅北側の住宅地の2階における要救助者については、現在6師団の隊員がボートで救出を実施中
17時40分 第2施設大隊 老木公園集結完了 同地にて展開
(15日) 07時10分 第5旅団司令部及び第5旅団司令部付部隊 苫小牧東港に到着
(16日) 17時09分 第4地対艦ミサイル連隊 物資輸送(米、毛布、りんご)
20時21分 第25普通科連隊 給水支援1t
23時32分 後方支援連隊 給水支援6t、物資輸送(ガソリンドラム缶×18樽)
他、細部確認中
(17日) 16時00分 第10師団司令部付隊 蔵王向山地区の給水支援(3t)、丸森町筆甫(ひっぽ)避難所での給食支援(460食)
16時05分 第9飛行隊 UH915 新浜町へ食料毛布等650kg空輸、UH718 唐丹中学校へ食料毛布等650kg空輸
17時30分 第26普通科連隊 給水支援3.4t、炊き出し(1220食)
(18日) 16時59分 第9飛行隊 UH915 青森空港、大船渡東高校へ食料品計600Kg空輸
17時57分 第1大隊が給水作業終了(給水量6.8t)
(19日) 00時19分 第40普通科連隊が志津川町で救援・捜索活動、物資輸送・瓦礫除去
17時15分 第2戦車連隊が田老地区で瓦礫の除去
(20日) 11時00分 中央即応集団司令部 内閣府副大臣空輸 霞目着陸
11時10分 東北方面航空隊 石巻市各所に避難者ニーズによる物資空輸(非常用糧食×25箱等)
12時20分 第9飛行隊 物資輸送(食糧品・生活用品等600Kg)終了 花巻空港
13時08分 第6飛行隊 宮戸小学校に物資(医薬品、日用品)空輸
13時12分 東北方面航空隊 石巻市・女川町各所に避難者ニーズによる物資空輸(灯油×10缶等)
16時04分 第108全般支援大隊 15ヶ所に燃料輸送
16時40分 第108全般支援大隊 6ヶ所に燃料巡回配布
18時27分 東北方面航空隊 石巻市各所に避難者ニーズによる物資空輸(灯油20L×10缶)
(21日) 11時36分 第108全般支援大隊 14ヶ所に燃料巡回配布
11時00分 第9特科連隊 岩手県山田町各地区で物資輸送及び給水支援
11時45分 第13後方支援隊 福島県矢吹町で給水支援
12時41分 東北ヘリ隊 石巻市網地島に避難者ニーズによる物資空輸(日用品)
15時00分 東北ヘリ隊 石巻市鮎川中学校に避難者ニーズによる物資空輸(日用品)
16時11分 第108全般支援大隊 37ヶ所に燃料巡回配布
16時59分 北方航空隊 UH730 山形から花巻まで物資空輸
17時02分 東方ヘリ隊 石巻市荻浜小学校に物資空輸(日用品、水、衣類)
17時30分 西方ヘリ隊 気仙沼市階上中学校に避難者ニーズによる物資空輸(日用品)
17時55分 中方ヘリ隊 南川陸町の各所に避難者ニーズによる物資空輸(食料、衣類)
(22日) 08時39分 第6飛行隊 衛生隊及び赤十字による巡回診療に伴う人員・物資輸送のため宮戸小学校、鷹来の森へ空輸
12時46分 第13旅団救助支援隊 炊き出し4000食を提供
13時00分 第2師団 山田高校等において入浴支援を開始
15時00分 第13旅団 新地町の8避難所に水、米等を輸送
15時27分 東北方面隊後方支援隊 若林区7ヵ所に燃料巡回配付
15時30分 東北方面隊後方支援隊 宮城野区6ヵ所に燃料巡回配付
15時37分 第14普通科連隊 山下第一小学校に物資輸送(タオル40箱)
15時37分 第14普通科連隊 知楽荘に物資輸送(タオル30箱)
15時37分 東北方面隊後方支援隊 若林区4ヵ所に燃料巡回配付
(23日) 06時00分 第13旅団 相馬市役所で給食支援開始
08時00分 第13旅団 郷ヶ丘小及び中央台南中で給水支援開始
08時42分 等北方ヘリ隊 石巻市内3ヵ所に食料を空輸
12時00分 第13旅団 相馬市日向中学校で入浴支援開始
12時31分 東北ヘリ隊 石巻赤十字病院及び栗原総合病院へ患者空輸
14時28分 東北方面後方支援隊 宮城野地区14ヵ所に燃料巡回配布
15時00分 東北方面後方支援隊 若林地区7ヵ所に燃料巡回配布
(24日) 09時19分 第5旅団 万石浦入浴支援開始
09時50分 渡波地区物資輸送出発
09時50分 渡波地区物資輸送出発
10時10分 牡鹿総合支所物資輸送出発
10時45分 第5特科隊 入浴支援開始
他、細部確認中

海 自
(11日) 20時45分 八戸基地体育館に770名の避難者、私有車両140両を収容。
21時50分 大湊地方隊、毛布3000枚(青森県六ヶ所村500枚、風間浦500枚、三沢市500枚、八戸市500枚、むつ市1000枚)、缶詰1000個を搬出。
(12日) 06時30分 「はるさめ」搭載回転翼機が陸前高田孤立住民3名を救助
06時35分 第73航空隊のUH-60Jが、石巻沖の船舶乗員10名を救助
09時32分 第73航空隊のUH-60Jが、石巻湾漂流中の1名を救助
09時43分 「さわゆき」搭載回転翼機が陸前高田病院付近から避難場所まで被災者3名を搬送
09時53分 「たかなみ」搭載回転翼機が鹿妻小学校から石巻赤十字病院まで被災者9名を搬送
10時55分 「さわゆき」搭載回転翼機が陸前高田市役所屋上から避難場所まで被災者5名を搬送
11時26分 「おおなみ」搭載回転翼機が気仙沼市内から気仙沼小学校まで被災者5名を搬送
12時40分 第2護衛群第6護衛隊「はるさめ」の回転翼が気仙沼で13名救助
13時04分 第111航空隊のMCHが陸前高田病院から花巻空港まで人員輸送
13時38分 第2護衛隊群第6護衛隊の「たかなみ」から内火艇×2隻が孤立した被災者27名を救助。別に、救助された5名をあわせた32名のうち、4名を搭載ヘリにより日赤病院に搬送。残りの28名は艦内で待機。
13時44分 「たかなみ」搭載回転翼機が高田病院へ被災者12名を搬送
14時05分 「たかなみ」搭載回転翼機が高田病院へ被災者2名を搬送
14時11分 「すおう」が八戸沖から八戸港まで被災した漁船船員1名を搬送
14時28分 「さわゆき」搭載回転翼機が高田病院へ被災者2名を搬送
14時30分 第111航空隊(岩国)のMCH-101が陸前高田病院から花巻空港までの人員輸送
14時34分 「たかなみ」搭載回転翼機が石巻市内から石巻赤十字病院まで被災者5名を搬送
15時05分 「おおなみ」搭載回転翼機が阿武隈川河口から気仙沼陸上競技場まで被災者4名を搬送
15時07分 「たかなみ」搭載回転翼機が鹿妻小学校から石巻赤十字病院まで被災者4名を搬送
15時23分 第2航空群UH64が「ちきゅう」から80名を救助、八戸まで移送
16時10分 「たかなみ」搭載回転翼機が鹿妻小学校から石巻赤十字病院まで被災者6名を搬送
16時30分 「きりしま」搭載回転翼機が鹿妻小学校へ物品輸送
16時35分 「たかなみ」搭載回転翼機が鹿妻小学校から石巻赤十字病院まで被災者5名を搬送
16時45分 「はるさめ」搭載の回転翼機が浦島小学校から被災者12名を救助、気仙沼小学校へ搬送
17時28分 「たかなみ」搭載艇が石巻周辺で被災者2名を救助・搬送
17時56分 「おおなみ」搭載の回転翼機が阿武隈川河口から被災者33名を救助、岩沼市陸上競技場へ搬送
18時58分 「はるさめ」搭載回転翼機が浦島小学校から気仙沼小学校まで被災者1名を搬送
(13日) 06時15分 「さわぎり」搭載回転翼機が阿武隈川河口付近から岩沼市陸上競技場まで被災者10名を救助・搬送
07時02分 73空 UH64号が大湊を離陸、尻屋から宮古にかけて孤立した住民の捜索救助を実施
07時36分 「おおなみ」搭載回転翼機が亘理町立荒浜中学校から被災者31名を救助、岩沼市陸上競技場へ搬送
07時45分 「たかなみ」搭載回転翼機が多田小学校から石巻市赤十字病院まで被災者5名を救助・搬送
07時46分 「はるさめ」搭載回転翼機が気仙沼浦島小学校から気仙沼小学校まで被災者6名を救助・搬送
08時25分 「たかなみ」搭載回転翼機が多田小学校から石巻赤十字病院まで被災者3名を救助・搬送
08時30分 「さわぎり」積載回転翼機が阿武隈川河口から岩沼市まで要救助者10名を搬送
08時46分 「さわぎり」搭載回転翼機が、学校の屋上から亘理町中央児童センターまで被災者1名を搬送
09時18分 「さわぎり」搭載回転翼機が、民家から亘理町中央児童センターまで被災者2名を搬送
09時34分 「はるさめ」搭載回転翼機が、気仙沼大島中学校から気仙沼小学校まで被災者9名を搬送
09時51分 第25航空隊UH-60Jが片岸町室浜海岸から県立釜石病院まで被災者9名を搬送
10時30分 第25航空隊UH-60Jが片岸町室浜海岸から県立釜石病院まで被災者11名を搬送
10時37分 「はるさめ」搭載回転翼機が石巻長面地区から石巻赤十字病院まで被災者6名を救助・搬送
10時40分 第73航空隊MCH-101が大槌から県立釜石病院搬へ被災者11名を救助・搬送
10時55分 111航空隊が南三陸町に非常糧食を輸送
11時02分 「さがぎり」搭載回転翼機が民家から亘理町中央児童センターまで被災者3名を救助・搬送
11時12分 「ちょうかい」搭載艇及び搭載回転翼機が福島沖から相馬中央病院まで被災者1名を救助・搬送
11時19分 「はるさめ」搭載回転翼機が気仙沼北上中学校から石巻市赤十字病院まで被災者2名を救助・搬送
11時35分 「しらね」搭載回転翼機が山田湾内から釜石陸上競技場まで被災者1名を搬送
12時00分 ときわからMH53Eにより宮城県長沼市に応急糧食3,000食を輸送完了
12時26分 「はるさめ」搭載回転翼機が汽船沼北上中学校から石巻市赤十字病院まで被災者4名を救助・搬送
12時53分 「ひゅうが」搭載回転翼機が長面集落地区から石巻市赤十字病院まで被災者1名を救助・搬送
14時14分 「ひゅうが」搭載回転翼機が長面集落地区から石巻市赤十字病院まで被災者5名を救助・搬送
14時33分 「はるさめ」搭載回転翼機が長面集落地区から石巻飯野川中学校まで被災者10名を救助・搬送
15時00分 「はるさめ」搭載回転翼機が長面集落地区から石巻飯野川中学校まで被災者12名を救助・搬送
「ひゅうが」搭載回転翼機が長面集落地区から石巻飯野川中学校まで被災者18名を救助・搬送
「たかなみ」搭載回転翼機が第2湊小学校から石巻赤十字病院まで被災者2名を搬送
15時20分 「はるさめ」搭載回転翼機が長面集落地区から石巻飯野川中学校まで被災者12名を救助・搬送
「ひゅうが」搭載回転翼機が長面集落地区から石巻飯野川中学校まで被災者15名を救助・搬送
15時43分 MH―53Eが遠野運動公園へ非常用糧食9000食、毛布500枚、水157箱を輸送
16時00分 「はるさめ」搭載回転翼機が長面集落地区から石巻飯野川中学校まで被災者7名を救助・搬送
16時03分 第25航空隊UH-60J及びSH-60Jが白浜小学校から釜石市民病院まで被災者139名を搬送
16時20分 「たかなみ」搭載回転翼機が第2湊小学校から石巻市赤十字病院まで被災者5名を搬送
17時00分 「たかなみ」搭載回転翼機が第2湊小学校から石巻市赤十字病院まで被災者2名を搬送
17時56分 「おおなみ」搭載回転翼機が亘理町立荒浜中学校から岩沼市陸上競技場まで被災者33名を搬送
18時00分 横須賀警備隊が72トンの給水支援を実施
・ときわからMCH-101により気仙沼市及び長沼市に非常用糧食152箱を輸送

(14日) 13時13分 浦戸桂島(塩釜市)で「おおなみ」の内火艇及び作業艇により物資輸送(水140L、カンパン192個、パン174個)
14時14分 「ときわ」から発艦した回転翼機が2.5トンの非常用糧食を女川総合運動公園に輸送
15時40分 「おおなみ」が被災者に対し食料等を提供(水170L等)
17時47分 「はるさめ」搭載の回転翼機が波伝谷地区から石巻赤十字病院へ被災者8名を搬送
(15日) 09時47分 UH-60Jにより厚木から長沼に飲料水1トンを輸送
10時18分 MCH-101により「はまな」から八戸に糧食15トンを輸送
13時51分 大湊地方総監部は海上保安庁と協力し、八戸港の入港に係る、港湾調査を実施
14時02分 「ぶんご」は牡鹿半島および田代島の被災者に対する救援物資(牡鹿半島:糧食1800食、水約1トン、田代島:糧食180食)を輸送
14時30分 SH-60Jにより三沢から久慈に糧食50食分を輸送
16時08分 2空群 八戸基地避難小中学生に対する登下校支援(根木小4名 多賀小1名 市川中3名)16日~19日基地隊車両で輸送
17時15分 「はしだて」 漁船からの救援物資の要請に対し、物品を提供 (ガソリン8リットル、米50キロ)
(16日) 08時55分 「くにさき」LCACにより3回目の救援物資陸揚げ(缶飯、缶詰、水等)。石巻市渡波周辺の被災民の安否確認実施。渡波公民館 500名(傷病者15名、重傷者なし、搬送の用なし)、渡波農協 55名、渡波保育園 55名、洞源院 300名、シクタ1区集会所 220名、シクタ2区集会所 60名、渡波小学校 1300名、タンノウラ中学校 2000名、ケヤキ水産 400名
14時57分 21空群 千葉県東方沖を震源とする地震の状況偵察を実施。異常なし
(17日) 09時13分 「にちなん」搭載艇により、志津川湾細濱漁港にて、白米125kg、トイレットペーパー4箱(400ロール)引渡し
11時08分 輸送艦「くにさき」渡波公民館に救援物資(おにぎり5000個、水)を輸送
11時41分 輸送艦「くにさき」渡波公民館にて医療支援を実施
14時24分 下総消防車及び給水車搭載の水全てを空自消防車MB-3に補給
(18日) 06時30分 「ぶんご」搭載艇が宮城県気仙沼東湾の被災者に対し、軽油10200L、ガソリン200L、飲料水600L、非常用糧食10032食、毛布200枚、日用品を提供
06時30分 「ぶんご」衛生班が気仙沼東湾の被災者130名に対し、診療等の支援を実施
07時01分 「たかなみ」が宮城県女川第2小学校の被災者に対し、おにぎり360個、毛布50枚を提供
「さわゆき」が宮城県雄勝湾水浜地区の被災者に対し、おにぎり300個、毛布50枚、日用品を提供
08時00分 「ぶんご」が宮城県気仙沼市大島小学校の被災者50名に対し、診療等の支援を実施
08時29分 「くにさき」のLCAC(エアクション艇)が石巻市渡波漁港に主食缶詰10896個、副食缶詰8400個、飲料水4500本を輸送
08時50分 「しらね」衛生班が石浜・川代、姉吉地区の被災者13名に対し診察等の支援実施
08時59分 111空の回転翼機MH-53Eが厚木から石巻運動公園に医療品10Kg、毛布1100枚を輸送
09時14分 「さわゆき」搭載回転翼機が石巻市自然の家から石巻赤十字病院へ被災者2名を輸送
09時38分 「くにさき」が石巻市渡波公民館の被災者に対し、主食缶詰10896個、副食缶詰8400個、飲料水4500本を提供
11時13分 「おおすみ」のLCAC(エアクション艇)が小名浜港マリーナ南海岸に簡易トイレ194個、飲料水600Lを輸送
11時23分 「くろべ」が石巻市高城浜漁港の被災者320名に対し。毛布30枚、医療品、ガソリン20L、日用品を提供
11時30分 第111航空隊MH-53Eが厚木から石巻運動公園へ毛布700枚及び医療品を輸送
11時35分 「ひゅうが」衛生班が宮城県内6箇所(海洋青年の家、津の宮センター、滝浜等)で被災者136名に対し診療等支援を実施
11時50分 「おうみ」衛生班が宮城県石巻市渡波公民館の被災者31名に対し、健康診断等の支援を実施
11時52分 横須賀警備隊は千葉県浦安市オリエンタルランド岸壁で給水車による給水支援を実施。本日まで、給水車472台分(1215トン)
12時40分 「にちなん」が宮城県大須小学校の被災者に対し、軽油1080L、日用品を提供
13時02分 MH-53Eが厚木から石巻運動公園へ毛布400枚を輸送
13時10分 「つきしま」が宮城県神止地区の被災者150名に対し、主食缶詰168個、副食缶詰244個、飲料水168本、日用品を提供
13時35分 「おうみ」衛生班が宮城県石巻市旧小竹浜小中学校の被災者68名に対し健康診断等の支援を実施
13時51分 「おおすみ」が小名浜港マリーナ南海岸の被災者に対し、簡易トイレ194個、飲料水600Lを提供
14時59分 「おおすみ」が小名浜港藤原埠頭第3岸壁の被災者に対し、毛布20680枚、アルファ米31150食、テント9張、簡易トイレ570個を提供
15時00分 11時00分から「つきしま」が気仙沼東湾 神止地区に飲料水 168個、電池 150個、赤飯 168個、牛肉缶詰 144個、おにぎり 150個を輸送
15時14分 回転翼機UH-60Jが長浜から桂島へ飲料水及び糧食を500Kg輸送
15時19分 回転翼機MH-53Eが霞目から大島まで飲料水6.5トンを輸送
15時45分 MH-53Eが霞目から大島へ飲料水6.5トンを輸送
15時50分 「なおしま」が宮城県尾浦地区の被災者180名に対し、主食缶詰288個、副食缶詰288個、日用品を提供
15時50分 「ちょうかい」が石巻萩浜中学校の被災者200名に飲料水190Lを提供
15時50分 「くろべ」が石巻市高白浜漁港に毛布30枚、医薬品、ガソリン20Lを輸送
15時55分 「くろべ」が石巻市野ノ浜漁港の被災者50名に対し、毛布30枚を提供
16時36分 13時57分からUHJ-72により柱島に物資輸送
17時49分 「おおよど」が広田湾に投錨し、1208から、灯油ドラム缶 60本、軽油ポリタンク 15個、空ポリタンク 265個、海水ポリタンク 20個を合計18回に分けて広田地区に輸送
・「おうみ」が宮城県渡波地区、野々島、気仙沼市要害へ缶飯7152食、乾パン2880個、副食10032食、たくあん缶詰5088食、ガソリンドラム缶1本、軽油ドラム缶51本、飲料水60L、毛布200枚を提供
(19日) 07時33分 「なおしま」が立浜地区へガソリン18L輸送
08時00分 横須賀警備隊が千葉県の被災者に対し62トンの給水支援を実施
08時01分 「とよしま」が立浜地区(龍澤寺)の被災者に対しガソリン18Lを提供
08時02分 「おおすみ」が宮城県大須小学校に缶飯288食、副食528食、たくあん缶詰96食、乾パン192食、飲料水440L、折りたたみリアカー1台、その他生活必要品を提供
08時19分 「ひゅうが」搭載回転翼機が大島中学校、浦島小学校等19箇所の被災者に対し軽油(ポリタンク×10)
08時26分 「ひゅうが」搭載回転翼機が県立自然の家の被災者に対し軽油(ポリタンク10×10)、缶飯96食、おにぎり236個を提供
08時39分 「さわゆき」が名足小学校の被災者に対し米100kg、その他日用品等を提供
「さわゆき」が大須小学校の被災者に対し灯油(ポリタンク×30)を提供
09時00分 SH-60Kが松島の被災者に対し生活関連物資(カップ麺103箱)を提供
09時05分 「ひゅうが」衛生班が宮城県内8箇所(平成の森キャンプ場、名足小学校等)で被災者30名に対し診療等支援を実施
09時05分 「ひゅうが」衛生班が宮城県内6箇所(海洋青年の家、津の宮センター、滝浜等)で被災者72名に対し診療等支援を実施
09時16分 「にちなん」が石巻市大須小学校の被災者に対し米125kg、軽油540KLを提供
09時30分 US-2により厚木から松島へ生活関連物資(2.5t)を空輸
10時25分 「ひゅうが」搭載回転翼機が旧水浜小学校跡の被災者に対し缶飯600食、おにぎり236個、飲料水180L、缶ジュース398本、その他食料等を提供
10時46分 「くらま」が宮城県渡波小学校の被災者に対し缶飯288食、副食528食、たくあん缶詰96食、乾パン192食、飲料水440L、折りたたみリアカー1台、その他生活必要品を提供
10時50分 「ひゅうが」衛生班が渡波小学校の被災者113名に対し診療等支援を実施
10時50分 「おうみ」が渡波小学校の被災者に対し缶飯312食、乾パン192食、飲料水240本、その他日用品等を提供
10時52分 「さわゆき」が泊浜地区の被災者に対しおにぎり60個、飲料水120L、カップ麺84個、インスタントスープ1000個を提供
11時56分 「ひらしま」が小泉湾石浜地区石浜集会所等の被災者に対し米75kgを提供
11時57分 「たかなみ」搭載回転翼機が女川第3中学校の被災者に対しおむすび225個、飲料水432本を提供
12時03分 「とね」が南三陸町泊浜センターの被災者に対しガソリン10Lを提供
12時13分 「さわぎり」搭載回転翼機が田代島から陸自霞目駐屯地へ被災民3名を移送
12時16分 「おおすみ」が仙台塩釜港の被災者に対しアルファ米4800食、飲料水304箱、サバイバルフーズ6600食、毛布1700枚、灯油(ドラム缶70)を提供
12時32分 「あぶくま」が田代島の被災者に対し米200kg、飲料水1880L、ガソリン20L、軽油54L、その他日用品等を提供
12時46分 YS-11Tにより徳島から松島へ救援物資(6.4t)を空輸
12時46分 「あぶくま」が田代島の被災者に、ガソリン20L,水ポリタンク10個分(180L)、トイレットペーパー4箱(384ロール)、米200Kg,軽油54Lなどを提供
13時11分 「ひゅうが」搭載回転翼が原地区の被災者に対し缶飯336食、乾パン192個、毛布40枚、軽油(ポリタンク10×10)を提供
13時38分 「くらま」搭載回転翼機が網地島、田代島、桂島及び寒風沢島へ灯油ドラム缶10本を提供
13時44分 「くらま」が網地島の被災者に対し灯油(ドラム缶3缶)、給油ポンプ1台、ポリタンク5個を提供
「くらま」が寒風沢島の被災者に対し灯油(ドラム缶1缶)、給油ポンプ1台、ポリタンク2個を提供
13時55分 「くらま」が田代島の被災者に対し灯油(ドラム缶1缶)、給油ポンプ1台、ポリタンク3個を提供
14時00分 「とよしま」が雄勝クリーンセンターの被災者に対しガソリン18Lを提供
14時20分 「くらま」が柱島の被災者に対し灯油(ドラム缶2缶)、給油ポンプ1台、ポリタンク2個を提供
14時31分 「さわゆき」搭載HS-60K 76号機が名足小学校の被災者に対し、菓子パン550個、うどん(箱入り)4箱、カップ麺420個、水(520mlペットボトル)864本、シャツ60枚、解熱剤(箱入り)100箱、おむつ(セット)2セット、生理用品(セット)12セット、簡易トイレ3個などを提供
14時45分 「とね」が馬場・中山地区、名足地区、石浜地区の被災者に対し米133kg、缶飯104食、おにぎり150個を提供
14時55分 「ひゅうが」搭載回転翼機が平成の森キャンプ場の被災者に対し缶飯408色、おにぎり400個、ジュース510本、その他食料等を提供
15時02分 YS-11Mにより、岩国から八戸へ物資(毛布等)を空輸
15時10分 「たかなみ」搭載回転翼機が県立自然の家の被災者に対しパン100個、レトルトカレー200個を提供
15時19分 「くらま」が宮戸島の被災者に対し灯油(ドラム缶1缶)、給油ポンプ1台、ポリタンク2個を提供
15時45分 「ひゅうが」搭載回転翼機が県立自然の家の被災者に対し軽油(ポリタンク×2)を提供
15時58分 「ひゅうが」搭載回転翼機が志津川小学校の被災者に対し軽油(ポリタンク×4)を提供
16時04分 SH-60Kにより厚木から郡山へ救援物資を空輸
16時19分 「ひゅうが」搭載回転翼機が志津川高校の被災者に対し軽油(ポリタンク×1)、灯油(ポリタンク×4)を提供
16時21分 「たかなみ」搭載回転翼機が女川第3中学校の被災者に対しこめ00kg、パン400個を提供
16時38分 「さわゆき」搭載回転翼機が名足小学校の被災者に対し飲料水864本、菓子パン550個、即席麺420食、その他生活用品等を提供
17時03分 「ひゅうが」搭載回転翼機が大渡島中学校の被災者に対し軽油(ポリタンク×10)を提供
17時24分 「とね」が馬場・中山地区、名足地区、石浜地区の被災者に対し軽油190Lを提供
17時31分 「ひゅうが」搭載回転翼機が燦さん館の被災者に対し軽油(ポリタンク×5)を提供
17時35分 「おうみ」が渡波小学校の被災者に対し飲料水240本、毛布10枚を提供
17時38分 「さわゆき」搭載HS-60K 76号機が水浜保育所跡地の被災者に対し、カップ麺324個、シャツ60枚、簡易トイレ2個、などを提供
17時48分 「さわゆき」搭載回転翼機が水浜保育所跡地の被災者に対し即席麺324食、漬物4箱、その他日用品を提供
18時15分 「たかなみ」搭載回転翼機が志津川ベイサイドアリーナの被災者に対し飲料水432本、缶ジュース300本、即席麺2280食、味噌2樽を提供
20時37分 第111空航空隊が気仙沼の被災者に対し生活用品等1.5tを提供
(20日) 08時20分 「ゆら」が荻浜地区の被災者に対し、米40kg、ガソリン20L、乾パン640個、その他食料品等を提供
08時39分 「さわゆき」搭載回転翼機が名足小学校の被災者に対し米10kg、紙コップ160個を提供
09時12分 「とわだ」から「しらね」に粘着テープ20個、ゴム手袋31個、タオル200個、洗剤等、ポリタンク21個、給油ポンプ9個を搬送
09時19分 「はなま」から「きりさめ」に主食缶詰496食、乾パン408食を搬送
09時22分 「ちょうかい」が網地島及び小網倉の被災者に対し、缶飯200食、乾パン256食、牛乳800パック、軍手188枚、タオル50枚、その他生活用品等を提供
09時38分 「おおよど」が小原木中学校の被災者に対し軽油40L、ガソリン40L、乾電池40本、粉石けん8個、手袋24組、サランラップ50本、ライト5個、フレキシブルライト5個を提供
10時08分 「はまな」から「はるさめ」に主食缶詰496食を搬送
10時20分 「ひらしま」が追波湾荒地区の被災者に対しガソリン20Lを提供
10時30分 「たかしま」が伊勢畑、上・下雄勝地区の被災者に対し毛布20枚、乾電池100個、懐中電灯

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平成23 年(2011 年)東北地方太平洋沖地震 消防庁災害対策本部201103241930

2011-03-25 02:52:16 | 防災・災害派遣

◆東北地方太平洋沖地震

 消防庁発表のPDF文書をそのまま添付します。本日0900時に作成されたものですがPDF文書をそのまま添付したため、若干見辛い点がありますが予めご了承ください。

出典:tp://www.fdma.go.jp/bn/data/%E5%B9%B3%E6%88%9023%E5%B9%B4%EF%BC%882011%E5%B9%B4%EF%BC%89%E6%9D%B1%E5%8C%97%E5%9C%B0%E6%96%B9%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%B2%96%E5%9C%B0%E9%9C%87%EF%BC%88%E7%AC%AC78%E5%A0%B1%29.pdf

◆消防庁発表

1
平成23 年(2011 年)東北地方太平洋沖地震(第78 報)
平成2 3 年3 月2 4 日(木)19時30分
消防庁災害対策本部
1 地震の概要
(1) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月11日 14時46分頃
② 震 央 地 名 三陸沖(北緯38.1度、東経142.9度)
③ 震源の深さ 24㎞
④ 規 模 マグニチュード9.0
⑤ 各地の震度(最大震度6弱以上)
震度7 宮城県:栗原市
震度6強 宮城県:涌谷町、登米市、大崎市、名取市、蔵王町、山元町、仙台市、
塩竈市、東松島市、大衡村
福島県:白河市、須賀川市、二本松市、鏡石町、楢葉町、富岡町、大熊
町、双葉町、浪江町、新地町
茨城県:日立市、笠間市、筑西市、鉾田市
栃木県:大田原市、宇都宮市、真岡市、高根沢町
震度6弱 宮城県:気仙沼市、南三陸町、白石市、角田市、岩沼市、大河原町、川
崎町、亘理町、石巻市、松島町、利府町、大和町、富谷町
福島県:郡山市、桑折町、国見町、川俣町、西郷村、中島村、矢吹町、
棚倉町、玉川村、浅川町、小野町、田村市、福島伊達市、いわ
き市、相馬市、広野町、川内村、飯舘村、南相馬市、猪苗代町
茨城県:水戸市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、ひたちなか市、茨城
町、東海村、常陸大宮市、城里町、小美玉市、土浦市、石岡市、
取手市、つくば市、鹿嶋市、潮来市、坂東市、稲敷市、かすみ
がうら市、行方市、桜川市、つくばみらい市
栃木県:那須町、那須塩原市、芳賀町、那須烏山市、那珂川町
岩手県:大船渡市、釜石市、滝沢村、矢巾町、花巻市、一関市、奥州市
群馬県:桐生市
埼玉県:宮代町
千葉県:成田市、印西市
⑥ 津 波
11日14時49分 大津波警報・津波警報発表
→13日7時38分現在、津波注意報を発表している地域
:北海道太平洋沿岸東部、北海道太平洋沿岸中部、北海道太平
洋沿岸西部、青森県太平洋沿岸、岩手県、宮城県、福島県、
茨城県、千葉県九十九里・外房、伊豆諸島、小笠原諸島、三
重県南部、和歌山県、高知県、宮崎県
→13日17時58分現在、全ての津波注意報が解除された。
(2) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月11日 15時15分頃
② 震 央 地 名 茨城県沖(北緯36.1度、東経141.3度)
③ 震源の深さ 43㎞
④ 規 模 マグニチュード7.7
⑤ 各地の震度(最大震度5弱以上)
震度6弱 茨城県:鉾田市
震度5強 茨城県:鹿嶋市、筑西市
栃木県:真岡市
千葉県:銚子市、旭市、多古町、匝瑳市、香取市、成田市
震度5弱 福島県:白河市、須賀川市、二本松市、鏡石町
茨城県:石岡市、利根町
栃木県:大田原市、那須町、茂木町、芳賀町、高根沢町、那須烏山市、
下野市
埼玉県:加須市、春日部市、草加市、八潮市、吉川市、宮代町
2
千葉県:東金市、神埼町、東庄町、大網白里町、九十九里町、芝山町、
一宮町、長生村、白子町、横芝光町、山武市、千葉市、佐倉市、
浦安市、八街市、印西市、栄町、富里市、いすみ市
東京都:江戸川区
神奈川県:二宮町
⑥ 津 波 津波警報等発表→13日17時58分現在解除
(3) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月11日 16時29分頃
② 震 央 地 名 岩手県沖(北緯39.0度、東経142.3度)
③ 震源の深さ 36km
④ 規 模 マグニチュード6.5
⑤ 各地の震度(最大震度5弱以上)
震度5強 宮城県:大崎市
震度5弱 岩手県:一関市、色麻町、涌谷町
宮城県:栗原市
福島県:二本松市、富岡町、大熊町、双葉町、浪江町、南相馬市
⑥ 津 波 津波警報等発表→13日17時58分現在解除
(4) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月11日 17時41分頃
② 震 央 地 名 福島県沖(北緯37.4度、東経141.3度)
③ 震源の深さ 27㎞
④ 規 模 マグニチュード6.1
⑤ 各地の震度(最大震度5弱以上)
震度5強 福島県:富岡町
震度5弱 福島県:田村市、南相馬市、楢葉町、浪江町
⑥ 津 波 津波警報等発表→13日17時58分現在解除
(5) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月12日 3時59分頃
② 震 央 地 名 長野県北部(北緯37.0度、東経138.6度)
③ 震源の深さ 8㎞
④ 規 模 マグニチュード6.7
⑤ 各地の震度(最大震度5強以上)
震度6強 長野県:栄村
震度6弱 新潟県:十日町市、津南町
震度5強 群馬県:中之条町
新潟県:上越市
⑥ 津 波 この地震による津波の心配はなし
(6) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月12日 4時32分頃
② 震 央 地 名 長野県北部(北緯37.0度、東経138.6度)
③ 震源の深さ 1㎞
④ 規 模 マグニチュード5.9
⑤ 各地の震度(最大震度5弱以上)
震度6弱 長野県:栄村
震度5弱 長野県:野沢温泉村
⑥ 津 波 この地震による津波の心配はなし
(7) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月12日 5時42分頃
② 震 央 地 名 長野県北部(北緯37.0度、東経138.6度)
③ 震源の深さ 4km
④ 規 模 マグニチュード5.3
⑤ 各地の震度(最大震度6弱以上)
3
震度6弱 長野県:栄村
⑥ 津 波 この地震による津波の心配はなし
(8) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月15日 22時31分頃
② 震 央 地 名 静岡県東部(北緯35.3度、東経138.7度)
③ 震源の深さ 14㎞
④ 規 模 マグニチュード6.4
⑤ 各地の震度(最大震度5弱以上)
震度6強 静岡県:富士宮市
震度5強 山梨県:忍野村、山中湖村、富士河口湖町
震度5弱 神奈川県:小田原市、山北町
山梨県:身延町、南アルプス市、市川三郷町、富士吉田市
静岡県:富士市、御殿場市、小山町
⑥ 津 波 この地震により、日本の沿岸では若干の海面変動があるかもしれないが、
被害の心配はなし
(9) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月19日 18時56分頃
② 震 央 地 名 茨城県北部(北緯36.8度、東経140.6度)
③ 震源の深さ 5㎞
④ 規 模 マグニチュード6.1
⑤ 各地の震度(最大震度5弱以上)
震度5強 茨城県:日立市
震度5弱 茨城県:土浦市、常陸太田市、高萩市、笠間市、ひたちなか市、常陸大
宮市、那珂市、鉾田市、城里町、五霞町
⑥ 津 波 この地震により、日本の沿岸では若干の海面変動があるかもしれないが、
被害の心配はなし
(10) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月23日 7時12分頃
② 震 央 地 名 福島県浜通り(北緯37.1度、東経140.8度)
③ 震源の深さ 8km
④ 規 模 マグニチュード6.0
⑤ 各地の震度(震度5弱以上)
震度5強 福島県:いわき市
⑥ 津 波 この地震による津波の心配はなし
(11) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発生日時 平成23年3月23日 7時36分頃
② 震央地名 福島県浜通り(北緯37.1度、東経140.8度)
③ 震源の深さ 7km
④ 規 模 マグニチュード5.8
⑤ 各地の震度(震度5弱以上)
震度5強 福島県:いわき市
震度5弱 茨城県:鉾田市
⑥ 津 波 この地震による津波の心配はなし
(12) 地震の概要(気象庁調べ:暫定値)
① 発 生 日 時 平成23年3月23日 18時55分頃
② 震 央 地 名 福島県浜通り(北緯37.1度、東経140.8度)
③ 震源の深さ 9㎞
④ 規 模 マグニチュード4.7
⑤ 各地の震度(震度5弱以上)
震度5強 福島県:いわき市
⑥ 津 波 この地震による津波の心配はなし
4
2 被害の状況
(1) 人的被害(死者9,454人、行方不明者13,188人、負傷者3,104人)
※人的被害については都道府県で確認している数のみである。
詳細は別紙のとおり
その他、次のとおり(孤立状況含む)
【対応中・確認中】
福島県 :須賀川市において藤沼貯水池の堤防が決壊し、長沼地区及び滝地区に流出→長
沼地区において要救助者4人のうち3人の死亡を確認。残り1人は検索活動継
続中(22 日15 時20 分時点)
滝地区において要救助者4人のうち3人の死亡を確認。残り1人は検索活動継
続中(22 日15 時20 分時点)
【対応完了・救助完了事案】
岩手県 :陸前高田市ショッピングモールの屋上から15人
長円寺で8人(13 日23 時30 分時点)
:釜石市大平中学校にて2人(13 日23 時30 分時点)
やまざき機能訓練デイサービスホームにおいて約200人(13 日23 時30 分時
点)
:山田町船越半島小鳥谷地区において200人(14 日12 時20 分時点)
:大船渡市のマイヤ本店屋上の53人、プラザホテルの15人~30人、丸五ビ
ルの3人(1人歩行不能)、只野旅館の6人(13 日23 時30 分時点)
:宮古市の温泉施設マースの10人(14 日12 時20 分時点)
:大槌町において大阪府隊により92時間ぶりに70歳の女性(15 日18 時22 分
時点)
:山田町船越半島大浦地区において約300人→継続的な物資支援活動中(23 日
12 時00 分時点)
:山田町船越小学校における200人の孤立解消(16 日15 時00 分時点)
:大槌町赤浜地内の無線中継所で数十人(12 日23 時00 分時点)
:大槌町蓮乗寺において50人(16 日15 時00 分時点)
赤浜小学校において150人の孤立解消(15 日14 時55 分時点)
浪板観光ホテルにおいて40人の孤立確認できず(14 日12 時20 分時点)
:大槌町役場及び大槌消防署における孤立者80人(16 日17 時00 分時点)
:山田町において消防職員2人を含む行方不明者多数(12 日12 時00 分時点)→
このうち58人は秋田県隊が救出したが、全員死亡を確認(17 日3 時17 分時点)
→他地域へ転戦(17 日19 時00 分時点)
宮城県 :名取市仙台空港の1,300人(13 日23 時30 分時点)
:仙台市中野中学校屋上の約500人(12 日15 時16 分)
荒浜小学校の約240人(12 日18 時06 分)
:塩釜市いけの産婦人科・小児科医院の約20人(14 日19 時00 分時点)
:石巻市において新潟県隊により96時間ぶりに25歳の男性(15 日20 時25 分
時点)
:多賀城市の堤防決壊で取り残された多数の者(15 日)
:石巻市において新潟県隊と地元消防本部が警察と協力して80歳の女性と16
歳の男性(20 日21 時00 分確認)
茨城県 :東海村常陸那珂火力発電所の9人(うち4人は死亡を確認)(13 日23 時30 分
時点)
神奈川県:横浜市ボーリング場の9人(12 日15 時00 分時点)
(2) 物的被害(全壊6,442棟、半壊4,522棟、一部破損118,072棟)
詳細は別紙のとおり
(3) 火災の発生状況(324件うち322件鎮火)詳細は別紙のとおり
(主な火災の発生状況)
【延焼中の火災】
20日12時30分時点において延焼中の火災はなし
5
【鎮圧済みの火災】
宮城県:気仙沼市内の脇地区のその他火災(18 日7 時50 分時点)→建物のガレキ等が油
分を含んでいるため鎮火まで時間を要する状態(23 日7 時00 分時点)
:気仙沼市鹿折地区のその他火災→建物のガレキ等が油分を含んでいるため鎮火
まで時間を要する状態(23 日7 時00 分時点)
【鎮火した火災】
岩手県:野田村の大規模火災1件、宮古市内火災5件、山田町火災1件(15 日10 時00
分時点)
:大槌町城山体育館及び古廟坂トンネル周辺での林野火災(16 日7 時45 分時点)
:山田町及び宮古市田老町の2地域における大規模火災(16 日7 時30 分時点)
宮城県:仙台市宮城野区の民家数棟の住宅火災(12 日自然鎮火)
:仙台市泉区明通工業地帯印刷工場火災(12 日0 時20 分自然鎮火)
:石巻市広範囲での建物火災
:多賀城市(石油コンビナート)JX日鉱日石エネルギー(株)仙台製油所の火
災(15 日14 時30 分)
:石巻市東北電力女川発電所タービンビルの火災(13 日23 時30 分時点)
:石巻市蛇田地区の住宅火災1件4棟(13 日13 時00 分時点)
:気仙沼市大島地区(離島)の山林火災(18 日7 時50 分時点)
:気仙沼市大浦地区山林火災(18 日7 時50 分時点)
:石巻市門脇地区における広範囲な建物火災(18 日12 時47 分時点)
:気仙沼市鹿折地区の街区の建物火災(18 日12 時47 分時点)
:多賀城市(石油コンビナート)JX日鉱日石エネルギー(株)仙台製油所防油
堤内の配管火災が21日9時30分頃発見され10時55分鎮火(21 日11 時5
0 分時点)
:仙台市(石油コンビナート)JFE条鋼(株)において山積みの鉄屑から火災(1
3 日14 時10 分時点)→鎮火(20 日11 時40 分時点)
福島県:南相馬市東京電力原町火力発電所敷地内のオイル棟の火災(14 日20 時00 分現
在)
千葉県:市原市(石油コンビナート)コスモ石油(株)千葉製油所の高圧ガスタンク火
災。負傷者6人うち重傷者1人(11 日15 時50 分時点)→チッソ石油化学(株)
五井製造所へ飛び火しポリプロピレンペレット火災が発生(11 日17 時30 分時
点)→チッソ石油化学鎮火(12 日1 時30 分時点)→コスモ石油鎮火(21 日10
時10 分時点)
:市川市(石油コンビナート)(株)杉田製線の危険物施設火災。負傷者1人(軽
傷)(14 日6 時30 分時点)
神奈川県:川崎市(石油コンビナート)JFEスチール(株)東日本のケーブル火災(11 日
17 時30 分時点)
(4) 津波被害
【対応中・確認中】
青森県:津波で車が流され1人が行方不明→調査中(22 日17 時40 分時点)
【対応完了・救助完了】
青森県:八戸市において広範囲にわたる津波による浸水被害。建物上の要救助者(13 日
10 時00 分時点)→八戸消防により避難誘導済、51人全員無事(13 日11 時4
3 分時点)
:三沢市三沢漁港内において、屋外タンク3基(重油220キロリットル×2基
軽油50キロリットル×1基)が津波により倒壊し、重油110キロリットル
が流出(12 日12 時00 分時点)→重油110キロリットルの流出は誤報で流出
の痕跡なし。軽油50キロリットルタンクの所在は不明であるが、流出した模
様(18 日21 時10 分時点)→捜索終了(22 日15 時30 分時点)
岩手県:宮古市宮古地区の浸水家屋の6人(12 日12 時00 分時点)
:陸前高田市の県立高田病院の入院患者等100人(13 日10 時00 分時点)
:陸前高田市役所屋上に避難した100人(13 日10 時00 分時点)
:陸前高田市の建物屋上への避難者(13 日16 時00 分時点)
:陸前高田市内(株)シェリールの約30人(15 日15 時45 分時点)
6
:久慈広域消防管内における浸水家屋の1人(消防団が実施)、浸水家屋の屋根
から7人(12 日12 時00 分時点)
:釜石市海上保安庁釜石海上保安部の22人(14 日8 時30 分時点)
:陸前高田市気仙町長谷堂裏に7~8人の孤立者あり(14 日8 時30 分時点)
→救助完了(16 日15 時00 分時点)
:釜石市SMC株式会社釜石工場の駐車場に孤立者あり。人数不明(14 日8 時30
分時点)→現場確認するも該当者なし(16 日15 時00 分時点)
:大槌町高森団地で孤立情報3人(14 日8 時30 分時点)→孤立解消(16 日15 時
00 分時点)
:陸前高田市広田半島で孤立情報4人(14 日8 時30 分時点)→孤立解消(16 日1
5 時45 分時点)
:釜石市において、箱崎小学校、尾崎小学校及び浜町において孤立者多数(15 日
14 時55 分時点)→道路開通により孤立解消(16 日16 時00 分時点)
宮城県:名取市内各所の屋根の上の多数(13 日時点)→孤立解消(16 日17 時00 分時点)
:南三陸町役場が冠水し電話も通じない状況(12 日23 時00 分時点)→仮設の町
役場を設置し、消防防災無線を確保して役場機能を回復(13 日12 時00 分時点)
:女川町役場冠水し機能せず(12 日8 時30 分時点)→仮設の町役場を設置し、消
防防災無線を確保して役場機能を回復(13 日12 時00 分時点)
:仙台市仙台港南防波堤において住民20人、警察官2人取り残されたほか津波
による死者・行方不明者については相当数の可能性があるものの現在不明→孤
立している要救助者の救出を自衛隊ヘリ2機において実施している模様(12 日
14 時00 分時点)→要救助者の救助完了(16 日6 時50 分時点)
:南三陸町において老人福祉施設慈恵園入所者の半数が孤立→京都府隊にて4人
病院搬送(13 日10 時00 分時点)→入所者68人のうち生存者20人の救出完
了(死亡31人、不明者17人)(16 日14 時10 分時点)
:女川町の女川第三小学校、保福寺、指ヶ浜地区、塚浜小屋取集会所及び江島の
5地区において、約630人の孤立者あり(15 日7 時00 分時点)→孤立解消
(16 日17 時00 分時点)
:気仙沼市の鶴ヶ浦高台、大浦高台及び浦島小学校の3地区において、約600
人の孤立者あり(15 日7 時00 分時点)→大浦高台から3人搬送し、浦島小学校
から児童約10人をヘリで避難所へ搬送(16 日6 時00 分時点)→孤立解消(1
6 日17 時00 分時点)
:名取市閖上地区屋上の避難者はボートにて救出完了(17 日6 時40 分)
:石巻市の雄勝地区、牡鹿地区、網地島、田代島及び荻浜地区の5地区において、
孤立者あり(16 日6 時00 分時点)→孤立解消(16 日22 時53 分時点)
:石巻市において住宅10棟流出、市街地水没→救出活動困難(12 日10 時00 分
時点)→屋根の上の避難者は救助完了(16 日6 時00 分時点)
福島県:相馬地方広域において津波により海岸に数人取り残された(16 日5 時40 分時点)
→誤報と判明(19 日13 時00 分時点)
:いわき市平豊間地区において救出活動中→6人の行方不明者あり(17 日21 時
25 分時点)→6人の死亡を確認(19 日)
(5) その他の被害
【対応中・確認中】
宮城県:仙台市(石油コンビナート)全農エネルギー(株)仙台石油基地においてガソリ
ンタンクの配管からガソリンが防油堤内に漏えい→バルブを閉止し配管からの
噴出を止めた(17 日12 時40 分時点)→漏えいした危険物を回収中(24 日8 時
30 分時点)
千葉県:市原市(石油コンビナート)コスモ石油(株)千葉製油所においてアスファルト
タンク側板がガスタンク火災の影響で開口しアスファルトが海上に流出→事業
所により回収作業中(24 日8 時30 分時点)
神奈川県:川崎市(石油コンビナート)東亜石油(株)扇町工場扇町地区において浮き屋
根式タンク(重油)の浮き屋根が沈没(14 日12 時00 分時点)→タンク内の残
油を移送処理中。(24 日8 時30 分時点)
:川崎市(石油コンビナート)エム・シー・ターミナル(株)川崎事業所におい
て屋外タンクの内部浮き蓋上にキシレン(危険物第4類第2石油類)約600
リットルが溢れた→タンク内に窒素を充填中(24 日8 時30 分時点)
7
【対応完了】
岩手県:遠野市本庁舎使用不可で屋外テントにおいて災害対策本部運営中(12 日6 時00
分時点)→3月18日屋外テントを撤去し、本庁舎内に災害対策本部設置(22
日19 時35 分時点)
:住田町及び岩泉町とは連絡がとれるが、通信が不安定な状態(12 日20 時00 分
時点)→不安定な状態は解消(22 日19 時35 分時点)
:九戸村役場において庁舎停電及び電話不通(12 日23 時00 分時点)→電気復旧
し、通信可能(16 日18 時00 分時点)
:14日7時59分(消防覚知)盛岡市内のデパートの地下において爆発があり、
1階フロアが崩落、負傷者12人が発生→消防隊対応完了(15 日9 時55 分時点)
:久慈市(石油コンビナート)久慈国家石油備蓄基地において、排水タンク3基
が流され、スロップタンク1基が傾いた。スロップタンクから漏洩したが、バ
ルブを閉止し漏えいは停止(15 日22 時30 分現在)
:花巻市葛丸ダムにおいて岩盤崩落し川をせき止め→土砂撤去済(12 日20 時00
分時点)
:二戸市において2棟地滑りで移動(12 日23 時00 分時点)→電気復旧し、通信
可能(14 日21 時00 分時点)
:陸前高田市広田地区の情報が全くない状況で陸路からの確認不可(12 日23 時
00 分時点)→15日埼玉県隊及び千葉県隊により7人救出(すべて死亡)→引
き続き市内において検索活動を継続中(23 日15 時00 分時点)
宮城県:多賀城市(石油コンビナート)JX日鉱日石エネルギー(株)仙台製油所におい
て津波により配管が破損し油が海上等に漏えい→漏えいの拡大及び火災危険な
し(24 日8 時30 分時点)
山形県:酒田市(石油コンビナート)東西オイルターミナル(株)において屋外タンクの
浮き屋根上にガソリンが被さり火災危険あり→巡回強化し対応中→タンク内の
ガソリンの抜き取り作業実施中(22 日8 時30 分時点)→作業完了(22 日19 時
30 分時点)
茨城県:行方市と鉾田市を結ぶ鹿行大橋が倒壊(11 日18 時30 分時点)
:東海村日本原子力発電(株)東海第二発電所において残留熱除去系ポンプが停止
したが、高圧炉心スプレイポンプが自動起動し、運転継続中(14 日6 時30 分時
点)
千葉県:市原市(石油コンビナート)古河電気工業(株)千葉事業所において絶縁油が
流出→回収済み(12 日10 時00 分時点)
:袖ヶ浦市(石油コンビナート)東京ガス(株)袖ヶ浦工場においてLNG が漏えい
→応急処置を実施し復旧済み(12 日10 時00 分時点)
:船橋市(石油コンビナート)JX 日鉱日石エネルギー(株)船橋油槽所においてガ
ソリン漏えい→措置済み(12 日10 時00 分時点)
:市原市(石油コンビナート)コスモ石油(株)千葉製油所の浮き屋根式タンクの
屋根上にナフサが溢れた。(12 日23 時00 分時点)→タンク内の残油移送完了
(17 日1 時15 分時点)
神奈川県:川崎市(石油コンビナート)東燃ゼネラル石油(株)川崎工場の浮き屋根式屋
外タンク(原油)が地震によるスロッシングにより浮き屋根上に原油が溢流
(15 日18 時00 分時点)→タンク内の残油を移送完了(19 日10 時00 分時点)
:川崎市(石油コンビナート)エム・シー・ターミナル(株)川崎事業所におい
て浮き屋根式タンクの屋根上に灯油が溢れた→タンク内の残油移送完了(23 日
3 時00 分時点)
新潟県:聖籠町(石油コンビナート)東北電力(株)東新潟火力発電所において原油微量
漏えい1件→火災危険なし(12 日10 時00 分時点)
:聖籠町(石油コンビナート)新潟石油共同備蓄(株)東基地及び西基地におい
て特定屋外タンク2基、液面飛散による原油微量漏えい→火災危険なし
3 避難の状況(24 日19 時30 分時点)
確認されている避難者数合計 223,483人
北海道【道内避難者 なし】
避難指示 22市町村 対象41,009世帯 91,430人
→解除済み(12 日21 時00 分時点)
8
避難勧告 19市町村 対象32,838世帯 72,561人
→解除済み(12 日21 時00 分時点)
青森県【県内避難者数 327人】
3月13日9時00分現在、4市町村に避難指示、2町に避難勧告発令
→13日18時02分 避難指示・勧告ともにすべて解除
3月14日10時46分から沿岸22市町村が避難指示・避難勧告を発令
→14日13時08分 避難指示・勧告ともにすべて解除
岩手県【県内避難者数 44,239人】
宮古市6,792人、大船渡市6,474人、陸前高田市11,813人、
釜石市7,482人、大槌町5,614人、山田町5,156人、ほか
宮城県【県内避難者数 91,126人】
:仙台市 宮城野区中野小学校の240人、若林区荒浜小学校の520人の避難者
は12日に救助完了
:南三陸町 気仙沼ベイサイドアリーナに1,000人、志津川高校に500人、
志津川小学校に2,000人、気仙沼向洋高校に50人避難中
:石巻市 石巻湊中学校に40人避難中
山形県【県内避難者数 2人】
県及び35市町村において避難所87箇所設置
福島県【県内避難完了者数 85,085人】
(県内の避難所入所者数 34,366人)
:双葉町 約1,100人はさいたまスーパーアリーナ(埼玉県)に避難完了
:大熊町 2,919人は県内20ヶ所の避難所に避難完了
茨城県【県内避難者数 1,295人】
避難指示2市、避難勧告4市町村、34市町村において避難所140箇所設置
栃木県【県内避難者数 112人】
千葉県【県内避難者数 414人】
:市原市 16時45分 五井地区36,367世帯85,024人に避難勧告
→12日 7時00分解除
:県内7市町村13ヶ所の避難所に592人が避難中
新潟県【県内避難者数 43人】
:新潟市自主避難者16人、見附市24人→全員帰宅
:津南町の一部地域に避難勧告発令中、十日町市において68人が避難中(自主避
難者を含む)(17 日15 時30 分現在)
長野県【県内避難者数 840人】
:栄村において3月12日11時00分避難指示発令
→21日 9時00分 森中条(6世帯、18人)を除き、避難指示解除
→22日 19時30分 青倉区10世帯25人に避難勧告発令
静岡県【県内避難者数 なし】
避難指示 富士市
避難勧告 海岸のある全市町(吉田町を除く)
→12日 13時50分~ 解除対象全市町村避難指示・避難勧告すべて解除
三重県【県内避難者 なし】
5市町において避難指示、5市町において避難勧告発令中→12日21時45分
解除(18時現在50人が避難中、ピーク時避難者数2,247人→13日10時
00分全員帰宅)
宮崎県【県内避難者 なし】
11市町において、41,637世帯、96,306人に対し避難指示・勧告を
発令→12日21時までにすべて解除済み
4 地方公共団体における災害対策本部等の設置状況
11日
北海道 15時30分 災害対策本部設置
青森県 14時46分 災害対策本部設置
岩手県 14時46分 災害対策本部設置
宮城県 14時46分 災害対策本部設置
秋田県 14時46分 災害対策部設置 → 15時34分災害対策本部に移行
→ 18日 16時28分災害警戒部に移行
9
山形県 14時46分 災害対策連絡会議
→ 13日 18時00分 災害対策本部に移行
福島県 14時46分 災害対策本部設置
茨城県 14時46分 災害対策本部設置
栃木県 14時46分 災害対策本部設置
群馬県 14時55分 災害対策本部設置
→ 12日17時25分災害警戒本部に移行
埼玉県 14時46分 災害対策本部設置
千葉県 14時46分 災害対策本部設置
東京都 16時30分 災害対策本部設置
神奈川県 15時10分 災害対策本部設置
新潟県 15時00分 災害対策本部設置
静岡県 16時10分 警戒本部設置 → 12日13時50分 警戒本部廃止
愛知県 15時30分 災害対策本部設置 → 16日 9時30分廃止
三重県 15時30分 災害対策本部設置 → 14日 8時40分廃止
兵庫県 15時14分 災害警戒本部設置 → 12日20時20分廃止
徳島県 15時30分 災害対策本部設置
佐賀県 15時30分 災害情報連絡室設置
→ 21時35分 災害警戒本部に移行 → 12日13時50分廃止
12日
長野県 3時59分 災害対策本部設置
5 消防機関の活動
(1)緊急消防援助隊
① 派遣出動隊数の状況(24 日時点)
派遣人員総数 約19,000人
派遣部隊総数 約4,600隊(うちヘリ53機)
(注)交替分を含む派遣された人員・部隊の総数である。
② 派遣状況(最大時:18 日11 時00 分時点)
派遣人員 6,099人、派遣隊数 1,558隊
③ 派遣状況(24 日19 時30 分時点)
※詳細「緊急消防援助隊の派遣・活動状況」のとおり
派遣人員合計 2,938人
派遣部隊数合計 750隊(うち陸上部隊 712隊、航空部隊 38隊)
岩手県へ陸上部隊156隊、航空部隊12隊が出動
宮城県へ陸上部隊383隊、航空部隊14隊が出動
福島県へ陸上部隊173隊、航空部隊12隊が出動
茨城県へ陸上部隊60隊、航空部隊1隊が出動 → 全隊が他県へ部隊移動
千葉県へ陸上部隊12隊、海上部隊2隊が出動 → 全隊引揚
新潟県へ陸上部隊1隊、航空部隊1隊が出動 → 全隊が他県へ部隊移動
長野県へ航空部隊2隊が出動 → 全隊が他県へ部隊移動
静岡県へ航空部隊1隊が出動 → 全隊が他県へ部隊移動
④ 活動実績(速報値)
ア 航空部隊は情報収集、人命救助及び空中消火等に、陸上部隊は消火・救助活動等に
従事し、24日18時までに把握している救助者数は4,580人(地元消防本部等
と協力し救出したものを含む。うち、1,302人は警察と共同。)。
なお、福岡市ヘリコプター及び福井県ヘリコプターが福島県内での活動終了後放射
線線量の測定を行ったところ、人体に影響のないレベルの数値を検値したため、除染
を実施
イ 海上部隊は、11日からコンビナート火災の消火活動に従事
(2)地元消防本部等
① 被災地では、消防機関の人員(消防吏員、消防団員)が県内の広域応援も含め、消火、
救助、救急等の対応を行っている。
特に被害の大きい岩手県、宮城県、福島県における県内応援における出場隊数は、岩
手県20隊77人、宮城県12隊39人、福島県6隊18人となっている。(3 月19 日
時点)
10
なお、消防吏員等の数は下記のとおり。
岩手県 合計25,346人(吏員1,926人、団員23,420人)
宮城県 合計24,644人(吏員2,963人、団員21,681人)
福島県 合計37,764人(吏員2,424人、団員35,340人)
(平成22年4月1日現在)
② 救助者数については全体を把握していないが、仙台市消防局(職員数1,068 人)では、
24日15時00分現在までに2,994人の救助を行っている。
(3)原子力発電所対応
① 発電所対応
・原子力保安院からの要望を受けて、福島県原子力災害対策センターにいわき市消防本
部及び双葉地方広域市町村圏組合消防本部が参画(12 日)
・原子力安全・保安院から施設を冷却するための装備を持った部隊を派遣してほしいと
の要請があり、消防庁長官から、東京消防庁のハイパーレスキュー隊及び仙台市消防
局の特殊装備部隊の緊急消防援助隊(海水放水能力毎分約5,000 ? 2 台)としての派
遣を要請→原子力安全・保安院の要請取り消しにより、中止(12 日)
・「官房長官指示」により、消防庁から下記の消防本部に協力要請し、合計4台の消防
ポンプ自動車を東京電力に貸与。
○郡山地方広域消防組合消防本部(2台)13日20時45分到着
○いわき市消防本部(1台) 14日 0時45分到着
○須賀川地方広域消防本部(1台) 14日 0時45分到着
・「官房長官指示」により、消防庁から下記の消防本部に協力依頼し、合計8台(総計
12台)の消防ポンプ自動車を東京電力に貸与。
○米沢市消防本部(1台) 14日21時45分到着
○会津若松地方広域市町村圏整備組合消防本部(1台) 14日19時10分到着
○宇都宮市消防本部(2台) 14日21時50分到着
○さいたま市消防局(2台) 15日 1時15分到着
○新潟市消防局(2台) 14日23時45分到着
・福島第一原子力発電所から4号機において火災が発生した旨の通報があり、双葉地方
広域市町村圏組合消防本部から6隊21人が消火のため順次出動→自然鎮火した模様
(16 日)
・総理大臣から東京都知事に対し、福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請
があり、都知事がそれを受諾(17 日夜)。それを受けて消防庁長官から、東京消防庁
のハイパーレスキュー隊等の緊急消防援助隊としての派遣を要請(18 日0 時50 分)
→東京消防庁から特殊災害対策車等30隊139人が出場(18 日3 時20 分)
・消防庁からも福島第一原子力発電所対応のため、職員1人を派遣(18 日3 時10 分)
・総務大臣から大阪市長に対し、福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請が
あり、大阪市長がそれを受諾(18 日20 時10 分)。それを受けて消防庁長官から、大
阪市消防局の特殊車両部隊の緊急消防援助隊としての派遣を要請(18 日20 時10 分)
→遠距離対応送水システム及び消防車等17隊53人が出場(19 日17 時24 分)→い
わき市立総合体育館に全隊集結(20 日10 時50 分)
・東京消防庁ハイパーレスキュー隊が福島第一原子力発電所3号機に対し放水実施(19
日0 時30 分頃から約20 分間、放水実績約60t)
・福島第一原子力発電所に対応中の部隊の交代要員として東京消防庁の14隊102人
が常磐自動車道(下り)守谷サービスエリア駐車場に集結(19 日8 時20 分時点)
・東京消防庁ハイパーレスキュー隊が福島第一原子力発電所3号機に対し2回目の放水
実施(19 日14 時05 分から20 日3 時40 分:当初予定7 時間のところ実績14 時間、放
水実績約2,430t)
・総務大臣から横浜市長に対し、福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請が
あり、横浜市長がそれを受諾。それを受けて消防庁長官から、横浜市消防局の特殊車
両部隊の緊急消防援助隊としての派遣を要請(19 日15 時30 分)。
・総務大臣から川崎市長に対し、福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請が
あり、川崎市長がそれを受諾。それを受けて消防庁長官から、川崎市消防局の特殊車
両部隊の緊急消防援助隊としての派遣を要請(19 日16 時30 分)。
・東京消防庁や消防庁が福島第一原子力発電所で活動する消防職員の健康チェックを行
うため、救急専門医を交替で派遣中(19 日~)。消防庁派遣の専門医には、消防庁職
員が同行(21 日~)。
11
・福島第一原子力発電所での対応に伴う除染活動を支援するため、消防庁長官から、新
潟市消防局及び浜松市消防局の大型除染システム部隊の緊急消防援助隊としての派遣
を要請(20 日16 時00 分)
・東京消防庁ハイパーレスキュー隊が福島第一原子力発電所3号機に対し3 回目の放水
実施(20 日21 時30 分から21 日3 時58 分まで約6 時間30 分、放水実績約1,137t)
・緊急消防援助隊(東京消防庁及び大阪市消防局)が3号機への放水活動のため、発電
所まで出動したが、2、3号機の発煙により活動中止(21 日。以降の福島第一原発で
の緊急消防援助隊の活動(除染を除く)の調整については、東京消防庁が担当)
・浜松市消防局(1 隊5 人、21 日20 時00 分)、新潟市消防局(1 隊4 人、22 日4 時00
分)、横浜市消防局(9 隊67 人、22 日8 時00 分)がそれぞれ出場→浜松市消防局(2
2 日6 時55 分)、新潟市消防局(22 日8 時38 分)がそれぞれJビレッジに到着。横
浜市消防局(22 日12 時40 分)がJビレッジに到着。
・川崎市消防局(10 隊36 人)が24日8時出発。
・総務大臣から名古屋市長に対し、福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請
があり、名古屋市長がそれを受諾。それを受けて消防庁長官から、名古屋市消防局の
特殊車両部隊の緊急消防援助隊としての派遣を要請(22 日13 時40 分)。現在準備中。
・総務大臣から京都市長に対し、福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請が
あり、京都市長がそれを受諾。それを受けて消防庁長官から、京都市消防局の特殊車
両部隊の緊急消防援助隊としての派遣を要請(22 日13 時50 分)。現在準備中。
・総務大臣から神戸市長に対し、福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請が
あり、神戸市長がそれを受諾。それを受けて消防庁長官から、神戸市消防局の特殊車
両部隊の緊急消防援助隊としての派遣を要請(22 日14 時00 分)。現在準備中。
・緊急消防援助隊(東京消防庁及び大阪市消防局)が福島第一原子力発電所3号機に対
し4 回目の放水実施(22 日15 時10 分から22 日16 時00 分:放水実績約150t)。
・浜松市消防局及び新潟市消防局が、大型除染システムの東京電力による設営作業を支
援中(22 日11 時00 分)→東京電力による除染設備、除染体制が整ったため業務を終
了。(23 日17 時10 分時点)。
・東京消防庁から第三陣7隊32人が、いわき市立総合体育館に到着(22 日13 時10 分
時点)
・内閣官房の依頼により、消防庁から東京消防庁に協力要請し、消防ポンプ自動車1台
を東京電力に貸与(22 日20 時27 分)
・緊急消防援助隊(横浜市消防局(東京消防庁が支援))が福島第一原子力発電所3号
機に対する5回目の放水のためJビレッジを出発(23 日15 時15 分時点)→福島第一
原子力発電所3号機から黒煙を確認したため作業中止(23 日16 時35 分時点)
② 搬送対応
・福島第一原子力発電所(1号機)において爆発が発生、負傷者4人
・福島第二原子力発電所3km圏内の住民を消防により要援護者等の搬送支援を実施
(12 日)
・福島第一原子力発電所から10km 圏内の病院の入院患者(自力避難困難者21人)と
病院関係者の避難を自衛隊とともに実施。関係者のスクリーニングを行った結果、3
人について除染後も高い値が検出されたため、第2次被ばく医療機関に搬送。(12 日)
・14日11時1分頃、福島第一原子力発電所(3号機)において白煙が発生
双葉地方広域市町村圏組合消防本部の救急隊2隊、救助隊1隊が出動し、負傷者6人
を搬送(14 日14 時50 分時点)
・福島県災害対策本部から屋内退避区域(20~30㎞)にある病院からの一部患者の
搬送について緊急消防援助隊に支援要請。→緊急消防援助隊を福島県に派遣する消防
本部のうち、静岡市消防局及び岐阜市消防本部に消防庁長官から屋内退避区域内での
活動について協力要請(17 日)
・福島第一原子力発電所から20~30㎞圏内の渡辺病院等27人を県内応援隊及び自
衛隊に

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福島第一原発(東北地方太平洋沖地震)に関する事実関係(2011.03.24.2115)

2011-03-25 02:44:11 | 防災・災害派遣

◆記事は全てNHK情報

 日本史上最悪の原子力事故に対し多くの情報が飛び交っていますが一部には信頼性に欠ける情報も流されています、このため流言飛語を防止する観点から本記事は全てNHKHPからの転載です。

◆出典:NHK

3号機のプール温度 31度に
24日朝行われた自衛隊のヘリコプターによる福島第一原子力発電所の表面温度の調査によりますと、3号機の使用済み燃料を保管するプールの温度が、31度まで下がったほか、1号機から4号機の建屋の表面温度は、いずれも23日の調査を下回っていたことが分かりました。
防衛省は、今月19日から、自衛隊のヘリコプターを使って、上空から赤外線で福島第一原子力発電所の表面温度を測定しており、24日は、23日に引き続き午前7時ごろから30分間、4回目の調査を行いました。
その結果、調査を行った1号機から4号機の建屋の表面温度は、それぞれ、1号機が17度、2号機が13度、3号機が11度、4号機が17度となり、いずれも20度未満で、23日に行った調査結果を下回っていたことが分かりました。
また、自衛隊や消防などが放水を行っている3号機の使用済み燃料を保管するプールの表面温度は、23日に計測された57度から26度下がって、31度でした。

3月24日 21:15更新

▲ページトップへ福島第一原発 作業員の安全が課題
深刻な状態が続いている福島第一原子力発電所では、23日、一時中断した外部電源の復旧作業が再開し、3号機に続いて1号機でも中央制御室の照明が点灯し、作業環境が改善に向かっています。
一方、3号機で作業をしていた3人が被ばくし、このうち2人が放射線で皮膚が損傷する「ベータ線熱傷」の疑いがあることが分かり、高い放射線量の下で、作業員の安全を確保しながらどう事態の収拾に当たるか、課題になってきています。
外部電源の復旧作業が続く福島第一原発では、23日夕方、3号機の原子炉建屋から黒い煙が上がったため、作業員を退避させ、すべての作業を中断させました。
作業は、煙が収まったことが確認された24日午前8時前から再開され、このうち1号機では、午前11時半に外部の電源によって中央制御室の照明が点灯しました。
中央制御室に照明が点灯したのは、22日の3号機に続いて2番目で、作業環境が改善に向かっているということです。
一方、3号機では外部電源を使って、原子炉に真水を送り込むポンプの試運転に向けた作業が続けられました。
しかし、水をためているタンクの水位が分からないため、今もポンプを動かすことができていません。
こうしたなかで、同じ3号機のタービンが入った建屋の中で作業をしていた東京電力の協力会社の3人が173ミリシーベルトから180ミリシーベルトの被ばくをしたということです。
このうち2人はくるぶしぐらいまでの靴を履いて深さ30センチの水につかって作業をしていたということで、作業が終わったあと、体に付着した放射性物質の汚染状況を調べたところ、両足の皮膚に「ベータ線」と呼ばれる放射線が高い値で検出されたということです。
東京電力では、放射線で皮膚が損傷する「ベータ線熱傷」の疑いがあるとみており、原子力安全・保安院によりますと、2人は、福島市内の病院で手当てを受けたあと、千葉市にある専門の医療機関「放射線医学総合研究所」に移される予定だということです。
作業員の被ばくを受けて、3号機の1階と地下1階での作業を中断しています。
24日は、ほかの2号機と4号機でも原子炉に水を送り込むポンプの点検作業を進めましたが、このうちの2号機は現場の放射線量が高く、作業が難航しているということです。
経済産業省の原子力安全・保安院の西山英彦審議官は午後3時すぎの記者会見で「放射線量が高いところが散見され、作業は放射線との戦いになっている。緊急の作業でもあり、作業員の安全を確保しながらやっていくしかない」と話し、高い放射線量の下で、作業員の安全を確保しながらどう事態の収拾に当たるか、課題になってきています。
一方、23日、ポンプにトラブルが発生して原子炉の冷却機能が再び失われている5号機では、炉内の温度が午前11時の時点で86.8度と徐々に上がっていましたが、東京電力によりますと、午後4時すぎに別のポンプを動かして冷却を始めたということです。

3月24日 19:25更新

▲ページトップへ搬送の作業員 放射線で熱傷か
24日昼すぎ、福島第一原子力発電所の3号機でケーブルを引く作業をしていた東京電力の協力会社の作業員3人が被ばくし、このうち2人は放射線で皮膚が損傷する「ベータ線熱傷」の疑いがあるとして、病院に運ばれました。
24日午後0時10分ごろ、福島第一原発の3号機のタービンがある建物の地下1階でケーブルを敷く作業をしていた東京電力の協力会社の20代から30代の男性作業員3人が被ばくしました。
東京電力によりますと、3人が浴びた放射線量は、173ミリシーベルトから180ミリシーベルト余りで、このうちの2人はくるぶしぐらいまでの靴を履いて、深さ30センチの水につかって作業をしていましたが、靴の中に水が入ったと言うことで、両足に付着した放射性物質の汚染状況を調べたところ、「ベータ線」と呼ばれる放射線が高い値で検出されたということです。
東京電力は、放射線で皮膚が損傷する「ベータ線熱傷」の疑いがあるとみており、2人は、福島市内の病院で手当てを受けたあと、千葉市にある専門の医療機関「放射線医学総合研究所」に移されるということです。
原発や医療機関などで働く人たちの放射線量は、緊急の場合は100ミリシーベルトを限度としていますが、福島第一原発の事故を受けて、厚生労働省は、これまでの基準では復旧に向けた作業時間を十分に確保できないとして、上限を250ミリシーベルトまで引き上げています。
東京電力によりますと、福島第一原発の事故後の作業で、100ミリシーベルトを超える放射線を浴びた作業員は、17人に上るということです。
東京電力は、作業員の被ばくを受けて、3号機の1階と地下1階での作業を中断しています。
作業員が被ばくしたことについて東京電力の武藤栄副社長は「心配をかけて大変申し訳なく思っている。安全確保ができるよう努めていきたい」と話しています。
「ベータ線熱傷」と呼ばれる放射線による皮膚の損傷は、やけどと似ているものの、症状が現れるのは早くて被ばくから2週間以上たってからとされています。
被ばくして数時間後から放射線を受けた部分が赤くなり、その後、数週間で脱毛や水ぶくれなどに進みます。
大量に被ばくするほど症状が早く現れ、症状の重さは被ばくした面積や放射線の量などによって異なります。
通常のやけどと異なり、放射線を受けた場所は、生き残った細胞でも障害を受けているため、長期にわたって炎症が続き、皮膚移植などが必要になることもあるということです。

3月24日 18:42更新

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作業員被ばく 2人が病院搬送
経済産業省の原子力安全・保安院によりますと、24日昼すぎ、福島第一原子力発電所の3号機のタービン建屋で作業していた作業員3人が被ばくし、このうち2人が病院に運ばれて手当てを受けているということです。
浴びた放射線量は170ミリシーベルトから180ミリシーベルトで、2人は足の皮膚に放射性物質が付着しているということです。
けがの程度など詳しいことは分かっていません。
原子力安全・保安院によりますと、2人は東京電力の協力会社の社員で、原子炉が入った原子炉建屋の隣のタービン建屋の地下1階で、水につかった状態で、ケーブルを引く作業をしていたということです。
2人は福島市内の病院に運ばれたあと、千葉市にある専門の医療機関「放射線医学総合研究所」に移動するということです。

3月24日 15:50更新

▲ページトップへ1号機 機能回復へ照明点灯
23日、3号機から黒い煙が上がったため作業が中断していた福島第一原子力発電所では、煙が収まったことから、24日朝から外部電源の復旧作業を再開した結果、午前11時半に1号機の中央制御室の照明が点灯したということです。
福島第一原発では23日、3号機のポンプに外部からの電源をつないで冷却水を送り込む機能を復旧させる作業などを予定にしていましたが、夕方、3号機の原子炉建屋から黒い煙が上がったため、作業員を退避させ、すべての作業を中断しました。
24日朝、煙の発生が収まったことから東京電力は、作業員への退避命令を解除し、外部電源の復旧作業を再開しました。
そして1、2号機の中央制御室に電源を復旧させる作業を進めた結果、午前11時半に1号機の中央制御室の照明が点灯したということです。
中央制御室に照明が点灯したのは、22日の3号機に続いて2番目です。
東京電力は、23日に予定していた、3号機のポンプに外部からの電源をつないで冷却水を送り込む機能を復旧させる作業などを進めることにしています。
一方、5号機では、23日夕方、ポンプにトラブルが発生し、冷却機能が再び失われましたが、使用済み燃料プールの温度は24日午前5時の時点で45.1度と安全な状態になっているということで、東京電力は、冷却機能を復旧させたいとしています。

3月24日 13:20更新

▲ページトップへ1号機 炉内注水で圧力高まる
原子炉の圧力などが高い状態が続いている福島第一原子力発電所1号機について、炉内に水を入れる量を増やした結果、原子炉を覆う格納容器の圧力が高まったとして、東京電力は、水の注入量を減らすなどの対策を取っています。
経済産業省の原子力安全・保安院は「現時点では落ち着いた状態だが、楽観はできず、監視を続けていく」と話しています。
福島第一原発1号機では、原子炉の表面で測った温度が高い状態が続き、設計段階で想定されていた最高温度の302度を超え、およそ400度に達したため、東京電力は23日から原子炉への給水を強化しています。
原子力安全・保安院によりますと、原子炉に入れる水の量を増やした結果、原子炉を覆う格納容器の圧力が上昇する傾向になったということです。
このため、24日午前2時半すぎから水の注入量を若干減らしたところ、午前5時の時点で、容器の圧力は0.385メガパスカルと設計段階で想定された最高圧力の0.528メガパスカルを下回り、圧力の上昇が抑えられてきているということです。
また、一時、400度にまで達した原子炉の表面の温度は、24日午前5時の時点で243度に下がっているということです。
原子力安全・保安院は「現時点では落ち着いた状態だが、楽観はできず監視を続けていく」と話しています。
これについて枝野官房長官は、24日午前11時すぎの記者会見で「1号機の原子炉の温度は下がったが、圧力が上昇しており、冷却を進めながら圧力をいかに下げるかということで対応していて、努力と注視が必要だという認識だ」と話しました。

3月24日 11:30更新

▲ページトップへ福島第一原発3号機 注水作業再開
深刻な状態が続いている福島第一原子力発電所では23日、3号機から黒い煙が上がったため、1号機から4号機でのすべての作業が中断していましたが、黒い煙が収まったことから、東京電力は、24日午前5時30分すぎに3号機の使用済み燃料プールへの注水作業を再開しました。
福島第一原発では23日、3号機のポンプに外部からの電源をつないで冷却水を送り込む機能を復旧させる作業などを予定にしていましたが、午後4時20分ごろに3号機の原子炉が納められた建物から黒い煙が上がったため、東京電力は、作業員を退避させ、1号機から4号機でのすべての作業を中断しました。
東京電力福島事務所によりますと、3号機から上がっていた黒い煙は、23日午後11時30分の時点と、24日午前4時50分の時点で、発生が止まっていたことが確認されたということです。
このため東京電力は、作業員への退避命令を解除し、午前5時30分すぎに3号機の使用済み燃料プールへの注水作業を再開したということです。
東京電力はこのあと、23日に予定していた、3号機のポンプに外部からの電源をつないで冷却水を送り込む機能を復旧させる作業などを再開することにしています。
また、1、2号機の中央制御室に電源を復旧させる作業も再開する予定で、作業が順調に進めば、24日中に1号機の中央制御室の照明が点灯するということです。
一方、5号機では23日夕方、ポンプにトラブルが発生し、冷却機能が再び失われましたが、使用済み燃料プールの温度は24日午前5時の時点で45.1度と安全な状態になっているということで、東京電力は、午前中には冷却機能を復旧させたいとしています。

3月24日 10:06更新

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4基から水蒸気のようなもの
24日午前7時前、NHKのヘリコプターから、福島第一原子力発電所の1号機、2号機、3号機、4号機の4基の原発から、いずれも水蒸気のようなものが上がっているのが確認されました。
福島第一原子力発電所ではこれまでも2号機、3号機、4号機からは水蒸気のようなものが上がっているのが確認されていましたが、1号機から上がっているのが確認されたのは初めてです。
NHKのヘリコプターは、原子力発電所から30キロ以上離れた上空から撮影しています。

3月24日 9:30更新

▲ページトップへ福島第一原発 外部電源作業再開目指す
深刻な状態が続いている福島第一原子力発電所では、23日、3号機から黒い煙が上がったため、外部からの電源をつないで冷却機能を復旧させる作業などが中断しています。
このため、東京電力は24日、煙や発電所内の放射線の状態を見たうえで、復旧作業を再開することにしています。
福島第一原発では23日、3号機のポンプに外部からの電源をつないで冷却水を送り込む機能を復旧させる作業などを予定していましたが、午後4時20分ごろに、3号機の原子炉が納められた建物から黒い煙が上がったため、1号機から4号機でのすべての作業が中断されています。
このため、東京電力では24日、3号機の煙や発電所内の放射線の状態を慎重に見極めたうえで、冷却機能の復旧作業などを再開することにしています。一方、一足先に冷却用のポンプの電源を非常用の発電機から外部からの電源に切り替えた5号機では、23日午後5時20分ごろ、ポンプにトラブルが発生し、冷却機能が再び失われたということです。
5号機では、原子炉の中も使用済み燃料プールも、23日の午後5時の時点で温度が50度以下の安全な状態になっているということですが、東京電力は、24日の午前中には冷却機能を復旧させる計画です。

3月24日 7:15更新

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tp://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/

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