◆現在は護衛艦いなづま、さざなみ、が護衛任務中
防衛省によれば5月9日、海上自衛隊佐世保基地へソマリア沖海賊対処任務より護衛艦が帰国するとのことです。
ソマリア沖海賊対処任務へ派遣されていたのは伊藤弘1佐指揮下の第7護衛隊、司令部要員30名、護衛艦きりさめ、護衛艦ゆうだち。きりさめ、は艦長水谷宗和2佐以下乗員180名、護衛艦ゆうだち、は艦長林田嘉信2佐以下乗員180名。東日本大震災災害派遣という史上最大の任務に当たりつつ、ハイチ復興人道援助任務、ソマリア沖海賊対処派遣任務、スーダン国際平和維持活動、ゴラン高原停戦監視任務等に自衛隊は部隊を派遣しています。
ソマリア沖では現在も派遣されている護衛艦いなづま、さみだれ、により海賊対処任務が継続されており、4月24日には第239回(海賊対処行動第198回)海上護衛任務が実施、わが国船舶運航事業者運航外国船2隻とタンカー1隻を含む外国船4隻の合計6隻を護衛しています。ハイチ大震災への復興人道支援任務は350名が派遣されていますが、これをみると東日本大震災からの復興に対応するべく一部の方面施設隊の施設団への再編も必要なのかな、と思ったりするのですが、これはまた別の話。続いて海賊対処任務は継続されており、日本での非常事態に並行して世界への防衛力による貢献は継続されているわけです。
HARUNA
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