■制式化一年、恐るべき新装備の威力
先ほど富士総合火力演習予行を見学して参りました。取り急ぎ御殿場市内からの速報です。
今年度の富士総合火力演習は10式戦車や中距離多目的誘導弾が初めて射撃展示を行う陸上自衛隊近代化の目玉を展示する演習ですが、併せて個人的には2002年に初めて富士総合火力演習を見学して以来、十年目という節目の年でもあり、撮影機材など装備品も大きく変わった、と感じるところ。
そしてこの迫力、新装備の恐るべき威力というものです。制式化から一年、昨年八月に導入したCanon Power Shot G-12ですが、速報記事用にEOS-7DやEOS-50Dの補完として、いわば小銃と拳銃の関係で活躍してきたのですが、何とこの新装備は戦車の砲焔を撮影することに成功したのでした。
やった、凄い!、G-12,性能としては毎秒二枚が撮影できるのみで、Weblog北大路機関開設後最初に導入したEOS-KissNの毎秒2.5枚よりも連写性能は劣るのですが、なんとEOS-50DやEOS-7Dに伍して発砲焔3枚の撮影に成功、なかなか写らないと一部で嘆かれる発砲焔、G-12はコンデジにして期待以上といえるもの。
そして10式戦車、機動性とともに行進間射撃の能力の高さを展示しまして、打撃力に機動力と防御力の向上とともにデータリンク能力の一端を展示する展示。展示想定も実のところ毎年変わらず行われる富士総合火力演習という印象からもうすこしすすめたないよう、というものでした。
G-12の導入はコンパクトデジタルカメラの進歩を痛感しましたが防衛装備の進歩も物凄く、富士総合火力演習、あまり詳しいことはここでは避けます、というのもちょっとバッテリーの容量が怪しくなってきましたので。しかし、今年の富士総合火力演習は一味違います、本番はインターネット中継も行われます。
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