北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

令和六年度十二月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2024.12.28-2024.12.29)

2024-12-27 20:24:16 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 いよいよ年末となりました、今週末は自衛隊関連行事は行われません。

 自衛隊関連行事の行われません終末はどうしたものか迷うところかもしれませんが、こういうときこそやはり自衛隊基地、特に海上自衛隊基地周辺を散策してみるというのはいかがでしょうか、基地は街とともに広がったのですから。

 横須賀基地ですとヴェルニー公園をちゅうしんとしました基地を一望する景色を散策するのもいいですが、三笠公園まで米軍基地に沿って散策を伸ばしてみるというのも良いかもしれません、猿島の奥に艦艇の出入港もみえたりするのですから。

 観音崎、灯台と東京湾海上交通センターがある一角は、横須賀の基地が見えるところからは遠いのですけれども、横須賀駅からバスで行くことも出来ますし、京浜急行から防衛大学校前をバスで通り行くことも出来る、ここの眺望は素晴らしい。

 空母入港、横須賀に航空母艦が入港する際にはわたしは観音崎から撮影するようにしていまして、同じ条件で撮影しますと大きさやかたちの比較がやりやすいという事情もありますが、灯台とともに散策するにもお薦めできる場所なのです。

 やり過ぎは良くないのですが、平時だからこそ散策をお薦めしたいのは横須賀基地を一望する高台の市道公道です、私道と坑道には立ち入ってはいけませんよ?。しかし、一般に通行できる公道から、かなり基地を見ることが出来るのですね。

 公園などは、高台にいくつか基地を一望できるところがあるのですが、こういうところは航空母艦などが入港する際にはものすごい混雑と言いますか、場所取りなどでトラブルがありますので、こういうところは敢えて避けたいところですが。

 横須賀散策、私有地がありますので、入る際には時間を掛けてでも地権者の方を探しまして交渉しなければなりません、ただ、そこまでしなくとも、普段から色々歩いていますと、こんな写真が撮れるのかという場所、みつけられるのですね。

 散策していますと、おもわぬところに喫茶店があったり、歴史ある鎌倉の裏街道にでましたり、いや驚いた場所に街中華屋さんがあったりしまして、基地を一望してきました街並みの歴史の奥を見ることも出来るかもしれません。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・行事予定:特になし

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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ウクライナ情勢-ウクライナ軍は無人地上車両とFPVドローンのみを使用した初の攻撃部隊による攻勢

2024-12-27 07:01:19 | 先端軍事テクノロジー
■防衛情報-ウクライナ戦争
 自衛隊も参考とすべき戦訓が多いのですが本日の話題はふたつ。

 クルスク戦線に関してイギリス国防省は12月21日付ウクライナ戦況報告に最新戦況を発表しました。これによれば、クルスク州ウクライナ占領地域へのロシアの反攻は継続中で、特に10日以降にも戦術的な進捗があった事をイギリス国防省は分析しています。その最大の接触は占領地の北西部となっていて、ロシア軍が南東へ4㎞前進したという。

 ロシア軍は北西部での戦闘でクルグレンコエ村を再掌握したとされ、またウクライナ占領地の南東部において、ロシア軍はプレホヴォの西へ2㎞にわたり前進するとともに、その北にあるマフノフカの郊外に駐留しているとのこと。ウクライナ軍は現在のところ、クルスク戦線における新しい占領地確保の計画は無く、攻勢限界にあるもよう。

 ウクライナ軍は、2024年8月には最大900平方㎞ものロシア領土を占領していましたが、この占領地は12月15日にはの510平方kmであり、これが21日までに占領地が480平方㎞となっています。この背景としてロシア海軍歩兵部隊及びロシア空挺軍に加え、北朝鮮軍が加わったロシア軍反攻作戦が大きく影響していると考えられています。

 ウクライナ軍は無人地上車両とFPVドローンのみを使用した初の攻撃部隊による攻勢を実施した模様、これはISWアメリカ世創研究所12月20日付ウクライナ戦況報告によるもので、地上作戦に技術革新を組み込んだウクライナの継続的な新技術開発の姿勢を端的に示すものとなりました。この運用は人的損耗を抜本的に提言するものです。

 無人地上車両とFPVドローンのみを使用した初の攻撃部隊による攻勢は、ハリコフ方面のウクライナ軍旅団報道官が20日に実施したもので、ハリコフ市の北リプシ近郊において、機銃装備のUGV無人戦闘車両数十両で攻撃を実施、同時にUGVを用い地雷敷設や地雷除去も実施、UGVだけによる世界初の地上攻撃で複数のロシア軍陣地を破壊したという。

 UGV無人戦闘車両は、世界では多種多様な装備が開発されていますが、従来のものはMUMチーミングという、有人車両の支援用に用いられるものが多く、無人車両だけの独立した攻勢は過去の戦史に例がありません。この種の殺人装備に否定的な意見もあることは確かですが、人的損耗をこれ以上重ねられないウクライナの事情も大きいのです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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